JPS59145187A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPS59145187A
JPS59145187A JP58019148A JP1914883A JPS59145187A JP S59145187 A JPS59145187 A JP S59145187A JP 58019148 A JP58019148 A JP 58019148A JP 1914883 A JP1914883 A JP 1914883A JP S59145187 A JPS59145187 A JP S59145187A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はロイコ染料と顕色剤との間の発色反゛応を利用
した感熱記録材料に関するものである。
〔従来技術〕
通常無色ないし、淡色の発色性ロイコ染料と有機酸性物
質とが熱時、溶融反応して発色する事は古くから知られ
ており、この発色反応を記録紙に応用した例は、特公昭
−43−4160号公報、特公昭45−14039号公
報等に開示されており公知である。これらの感熱記録シ
ートは計測用、レコーダー、コンピューター等の端末プ
リンター、ファクシミリ、自動券売機、ノぐ−コーード
ラペルなど広範囲の分野に応用されているが、最近はこ
れら記録装置の多様化、高性能化が進められるに従って
、感熱記録シートに対する要求品質もより高度なものと
なっている。例えば、サーマルヘッドの高速化に伴い微
小な熱エネルギーでも高濃度で鮮明な画像を記録でき、
かつスティッキング、ヘッドカス等のヘッドマツチング
性が良好な感熱記録シートが要求されている。
しかしながら、近年は特にサーマルファクシミリ分野で
の高速化が進み、t−マルヘッビを高速駆動させること
が一般化しつつあり、ヘッドやプラテンロールとのマサ
ッ接触により静電気が発生し、紙づまり等の紙トラブル
が目立つようになってきている。従って、この種技術分
野では動的発色感度の向上とともに静電気対策が強く要
望されている。
静電気の発生を防止するために導電剤を使用することは
知られているが、このものを単に感熱発色層に添加して
も所期の目的を達成することができず、この場合には、
耐湿保存時に画像が消失する等の不都合を生じる他、感
熱塗布液に導電剤を添加した時に、感熱塗布液がショッ
クを起したシする等の問題を生じる。
〔目的〕
本発明は前記のような難点を伴うことなく、静電気の発
生を防止し、静電気による紙トラブルの問題の克服され
た感熱記録材料を提供することを目的とする。
〔構成〕
本発明者らは、このような目的を達成すべく鋭意研究を
重ねた結果、支持体上に充填剤、結合剤及び導電剤を主
成分とするアンダーコート%を設け、その上にロイコ染
料及び顕色剤を主成分とする感熱発色層を設けることに
よシ、静電気の発生が低減され、しかも動的発色感度及
び耐湿保存性の良好な感熱記録材料が得られることを見
出し、本発明を完成するに到った。
本発明における感熱記録材料は、感熱発色層とアンダー
コート層を有するものであるが、以下にそれらについて
説明する。
先ず、アンダーコート層に関して説明すると、従来の感
熱記録材料は30〜60g/m2の上質紙上に3〜10
g/m2位の感熱発色層を設けているが、紙の表面は1
〜10μ位の凹凸がちシ、かつ水性の塗布液は紙の中に
浸透しやすいために、感熱発色層表面とサーマルヘッド
との接触が均一にならず、又、紙の深さ方向への熱伝導
が少ない為、サーマルヘッドから供給される熱エネルギ
ーを有効に発色反応に寄与できない。
しかし本発明によれば、アンダーコート層ヲ紙表面の凹
凸をつぶし、かつ上から塗布する感熱発色層の紙への浸
透を適度に抑制する層として形成することによって、サ
ーマルヘッドから供給される熱エネルギーを発色層が有
効に利用しうるようになる。しかも導電剤が添加されて
いるため静電、気の発生蓄積も防げる。つまり本発明の
アンダーコート層は上層の感熱発色層の感度の向上と静
電気防止の層として機能する。このようなアンダーコー
ト層は充填剤の塗布量が2.0g/m2以上で、アンダ
ーコート層中の導電剤が1.0〜20重量%、結合剤が
10〜500〜50重量%とが特に好ましい。この場合
、充填剤の塗布量が2.0 g 7m2以下になると紙
表面の凹凸をつぶしにくくなるため効果が低くなる。又
、結合剤の量は10重量係未満であると感熱発色層が浸
透しすきたり、又充填剤の結着性が弱くなる。又、50
重量係を越えると発色感度向上の効果が少なくなる。な
お、導電剤が10重量%未満であると静電気防止の効果
が少なく、20重量係以上では発色感度が低くなったり
、耐湿保存性が悪くなったりするので、導電剤量は1〜
20重量%の範囲にするのがよい。
又、本発明でいうところの充填剤とは、通常製紙、コー
ティング等に用いられる無機及び有機のフィラーのこと
で、炭酸カルシウム、クレー、タルク、ノリ力やポリス
チレン微粒子、尿素−ホルマリン樹脂微粒子等がある。
又、アンダーコート層に用いられる。結合剤としては、
通常のポリビニルアルコール、セルロースエーテル、テ
ンプン、ポリカルボン酸アンモニウム、インブチレン−
無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子
やスチレン−ブタジェンラテックス、スチレン−アクリ
ル酸エステル、酢酸ビニル等の水性工1マルノヨンが用
いられるが、望ましくは、乾燥後耐水性のよい結合剤系
を選択するのが望ましい。
導電剤としては、(1)無機塩(たとえば、食塩、塩化
亜鉛、アルミン酸ソーダ、リン酸ナトリウム、酢酸亜鉛
、臭化亜鉛、塩化アルミニウム、リン酸亜鉛等)、(2
)有機酸塩(たとえば、ギ酸カリウム、シュウ酸ナトリ
ウム等)、(3)高分子アニオン塩(たとえば、ポリア
クリル酸塩、ポリメタクリ、ル酸塩、ポリスチレンスル
ホン酸塩等)、(4)高分子カチオン塩(たとえば、4
級アンモニウム塩、メチルぎりジニウム塩等)が挙げら
れる。
次に感熱発色層に関して説明すると、感熱発色層は加熱
によって発色する層として機能するが、従来の一層の感
熱発色層として積層される。感熱発色層はロイコ染料、
酸性物質、充填剤、結合剤からなり、必要に応じて熱可
融性物質も添加される。
本発明に使用される無色又は、やや単色の発色性ロイコ
染料としては、トリフェニルメタン系、フルオラン系、
フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系のロ
イコ体が好ましく、以下にこれらの具体例を示す。
tz (式中、Rχ+ Ryおよび凡2は水素、水酸基、ハロ
ゲン、アルキル基、ニトロ基、アミン基、ジアルキルア
ミン基、モノアルキル基、アリル基である。) 上記ロイコ化合物の具体例は次の通りである。
313  e ス(p −)メチルアミンフェニル)−
フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル
)−6−ツメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイ
オレットラクトン)、3.3−ビス(p−ツメチルアミ
ノフェニル)6−)エチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロルフタリ
ド、3.3−ヒス(p)−7チルアミノフエ= ル) 
7タリド 九Z 式中、RX、RYおよびRZは上記(イ)の場合と同じ
である。
上記化合物の具体例は次の通りである。
3−ンクロへギシルアミノ−6−りaルンルオラン、3
− (N、N−ジエチルアミン)−5−メチル−7−(
N、N−ジベンジルアミノ)フルオラン、3−ジメチル
アミン−5,7−ツメチルフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
,8−ベンズフルオラン (ハ) フルオラン系染料のロイコ化合物。
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオラ
ン、3−ピovシノー6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、2−(N−(3−)’Jクロルルメチルフェニル
)アミン)  e  )エチルアミノフルオラン、’2
− (3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(0−ク
ロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム) に) 下記一般式で表わされるラクトン化合物(X4)
式中、g、および梅は水素、低級アルキル基、置換また
は非置換アルアルキル基、置換まだは非置換のフェニル
基、シアンエチル基、またはβ−ハロゲン化エチル基を
表わすか、または■′L1とR2が結合して、 +CH2+−4、÷OH2’−);  まだは子CH2
+20千〇 R2−j  を表わし、融およびR4は水
素、低級アルキル基、アルキル基、アミン基またはフェ
ニル基を表わし、廃とFL4のいずれか1つは水素であ
り、X、 、 X2およびX3は水素、低級アルキル基
、低級アルコキシル基、ハロゲン原子、ハロゲン化メチ
ル基、ニトロ基、アミン基、まだは置換されたアミン基
を表わし、X4I″i、水素、ハロゲン、低級アルキル
基または低級アルコキシル基を表わし、nはOまだは1
〜4の整数を表わす。
上記化合物の具体例は次の通りである。
3−(2′−ヒドロキシ−41−・ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2r−メトキシ−5′−クロルフェニル
)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4′〜ジメチル
アミンフエニル) −3−(2′−メトキシ−5r−ニ
トロフェニル)フタリド、3−(2′−ヒドロキシ−4
1’、 、:、yエチルアミノフエニル)−3−(21
−メトキシ−51−メチルフェニル)フタリド、3−(
21−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニル)−3
−(2’−’ヒドロキシー4’−10ルー5′−メチル
フェニル)フタリド等。
前記ロイコ体と熱時反応して発色させうる顕色剤として
は、フェノール性酸性物質、有機酸−1有機カルゼン酸
の多価金属塩等が挙げられ、具体的には以下のようなも
のが例示される。
α−ナフトール、β−ナフトール、4−1−ブチルフェ
ノール、4−フェニルフェノール、2.2’−ヒス(p
−ヒドロキシフェニル)プロノξン、2 、21  h
*ス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、4.4′−シ
クロヘキシリデンジフェノール、4.4’−インゾロビ
リデンビス(2−t−ブチルフェノール)、安息香酸、
サリチル酸、3 + 5−、:)t−ブ・チルサリチル
酸亜鉛、3,5−ジーt−ブチルサリチル酸銀、ヒドロ
キシ安息香酸ゾロピル、ヒドロキシ安息香酸ベンジル等
又、熱可融性物質は、必須成分である必要は々いが、発
色成分の溶融特性が高い場合に、それを70〜120℃
に低下せしめる目的で添加することができる。たとえば
、3−ジエチルアミノ−0−フロロアニリノフルオラン
をロイコ染料として用いた場合、酸性物質としてp−オ
キシ安息香酸ベンジル(m、p、109℃)を用いると
、DSOで溶融特性を測定すると、84〜95℃で溶融
することがわかシ、この系の場合には熱可融性物質の添
加は必須ではない。しかし、酸性物質としてビスフェノ
ールA(m、p、155℃)を用いると、溶融特性は、
D s、cで130〜155℃に現れる。このような場
合には、例えば、熱可融性物質としてステアリン酸アミ
ドを加えて、70〜80℃に溶融特性を低下させる事が
必要となる。このような構成にしないと、感熱発色層の
動的発色感度は十分なものとならない。
かかる熱可融性物質としては、高級脂肪酸アミド、その
誘導体、高級脂肪酸金属塩、動植物性ワックス、ポリエ
チレン、ノミラフイン、マイクロクリスタリン等の石油
系ワックス等が挙げられる。
本発明の感熱記録シートを作るには、一般に知られてい
る方法を用いる。ことができる。第1層のアンダーコー
ト層は、充填剤、導電剤、結合剤溶液あるいはエマルジ
ョンを混合し、必要によっては分散してアンダーコート
塗布液を調製する。又、感熱発色層塗布液は、ますロイ
コ染料、顕色剤は少なくとも別々にして、ポリビニルア
ルコール、ヒドロキシlチルセルロース、メチルセルロ
ース、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩
、デンプン等の水溶性高分子の水溶液を加えて、ダール
ミル、アトライター、サンドミル等の分散機によシ分散
粒径が1〜3μになるまで粉砕分散した後、必要に応じ
て充填剤、熱可融性物質分散液、消泡剤等によシ一定処
方に配合して感熱発色層塗布液を調製する。
次にこれらの塗布液を、紙、合成紙等の支持体上に順次
塗布積層することによって本発明の感熱記録材料を作成
する。
以下に本発明を実施例ならび−に比較例により詳細に説
明する。
実施例1 次の組成物をアジティターで攪拌してアンダーコート層
塗布液を調製し、市販の上質紙(50g/m2>に乾燥
後の重量が4 g/m2になるよう塗布乾燥を行いアン
ダーコート層を設ける。
〔アンダーコート組成物〕
炭酸カルシウム          30重量部塩化亜
鉛            10 〃20係デンプン水
溶液           2o 〃スチレンーシタジ
エンラテックス(48%)     ’10/7水  
                      3o 
〃次の配合からなる混合物をそれぞれヂールミル、アト
ライタにて体積平均粒径が約1.5μになるまで粉砕分
散して〔A〕液、〔B〕液を調製した。
〔Aコ液組成 10%ポリビニルアルコニル水溶液         
16 〃水                    
     64  〃(l液組成 − p−オキシ安息香酸ベンジル        10重量
部炭酸カルシウム              10 
〃10%ポリビニルアルコール水溶液       1
6 〃水                     
   54 〃ついで[A)液:〔B〕液−1:4の重
量比で混合攪拌して感熱発色層塗布液とし、これを前記
アンダーコート層の上に乾燥後の重量が3. g 7m
2になるよう塗布乾燥し、本発明の感熱記録シートを得
る。
比較例1 実施例1において、アンダーコート層塗布液より塩化亜
鉛を除く以外は実施例1と同様にしての感熱記9シート
を得る。
実施例2 実施例1において、アンダーコート層塗液中の塩化亜鉛
のかわりに酢酸亜鉛を使用した以外は実施例1と同様に
し、本発明の急熱記録シートを得た。
比較例2 〔C〕液組成 p−オキシ安息香酸ペンノル         10重
量部炭酸カルシウム              10
 〃塩化亜鉛             2 〃10%
ポリビニルコルコール水溶液、   20  /7水 
  ゛                    58
 ・前記組成物をアトライターにて体積平均粒径が15
μになるまで粉砕分散して、C液を調製し、A液とC液
をA液:C液−1゛4の重量比で混合攪拌し、感熱発色
層塗液とし、市販の上質紙(50g/m2)に乾燥後の
重量が3 g 7m2になるよう塗布乾燥し、感熱記録
シートを得る。
次に、上記の実施例、比較例の感熱記録シートをスーパ
ーギヤレンダーにて、光沢度(J I 5−P8142
に準拠して測定)が10〜13係になるようにギヤレン
ダーがけしだ後、o’−1[[FAXテスト機にて動的
発色感度のテストを行なった。テスト機は、松下電子部
品■の8ドツト/露のサーマルヘッドを有し、発熱抵抗
体は約300Ω/ドツトであり、これを主走査記録速度
2Qms/1ine、副走査3.851/mu、プラテ
ン押圧1.’4に9、ヘッド電圧13vの条件で通電時
間188 m5ecと2.19 m’secの2条件で
テストを行なった。又、219m5eCの条件で印字し
たサンプルを、40℃、90%RHに24時間放置し、
画像部の濃度減少率を測定すると共に、さらに表面電位
を測定した。
次にこれらのテスト結果を表にまとめて示す。
この表かられかるように、本発明の感熱記録シートは動
的発色感度が高く、更に画像の保存性も良く、静電気の
発生もないものである。
表  −1 (注−1) 動的発色感度濃度測定ニー、・クペスRD
514フィルターW−10(注−2) 耐湿保存性地肌
部:保存後の濃度゛ (注−3) 表面電位はベーノξ
−アナライザーにて測定。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  支持体上に充填剤、結合剤及び導電剤を主成
    分とするアンダーコート層を設け、その上にロイコ染料
    及び顕色剤を主成分とする感熱発色層を設けたことを特
    徴とする感熱記録材料。
JP58019148A 1983-02-08 1983-02-08 感熱記録材料 Granted JPS59145187A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58019148A JPS59145187A (ja) 1983-02-08 1983-02-08 感熱記録材料

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JPS59145187A true JPS59145187A (ja) 1984-08-20
JPH0475142B2 JPH0475142B2 (ja) 1992-11-30

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