JPS5914293B2 - 鋳造用金型 - Google Patents
鋳造用金型Info
- Publication number
- JPS5914293B2 JPS5914293B2 JP7760481A JP7760481A JPS5914293B2 JP S5914293 B2 JPS5914293 B2 JP S5914293B2 JP 7760481 A JP7760481 A JP 7760481A JP 7760481 A JP7760481 A JP 7760481A JP S5914293 B2 JPS5914293 B2 JP S5914293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- mold body
- insert
- fixed
- thermal strain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/06—Permanent moulds for shaped castings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高温の溶湯を取扱う鋳造用金型に関するもの
である。
である。
従来のこの種の鋳造用金型は、たとえば、第1図に示す
ように、可動型ダイベース1、可動金型本体2、固定金
型本体3、固定型ダイベース4などからなっているが、
金型本体2および3に加わる熱が不均一なため、温度差
による熱歪が出ていた。
ように、可動型ダイベース1、可動金型本体2、固定金
型本体3、固定型ダイベース4などからなっているが、
金型本体2および3に加わる熱が不均一なため、温度差
による熱歪が出ていた。
このため、金型本体2と3の合せ面に隙間が出て製品に
寸法不良やパリ発生等の問題が生じ、極端な場合はその
隙間から材料が漏れて金型から出てしまうこともあった
。
寸法不良やパリ発生等の問題が生じ、極端な場合はその
隙間から材料が漏れて金型から出てしまうこともあった
。
また熱の加わる金型本体に取付けられた従来の入子の場
合も、ボルト等で金型本体に固定されているが、やはり
熱による歪力が大きいため、長時間にわたって使用して
いると、入子に歪を生じ、金型本体から浮き上ってくる
。
合も、ボルト等で金型本体に固定されているが、やはり
熱による歪力が大きいため、長時間にわたって使用して
いると、入子に歪を生じ、金型本体から浮き上ってくる
。
とくに、金型本体の肉厚が薄い時は、この入子の歪力で
金型本体をも変形させることがある。
金型本体をも変形させることがある。
このため、前述と同様に金型本体および製品の寸法精度
が悪くなり、製品寸法不良や型合せ不良およびパリ発生
等の問題が出ていた。
が悪くなり、製品寸法不良や型合せ不良およびパリ発生
等の問題が出ていた。
本発明&気鋳造用金型における金型本体や入子の熱によ
る変形を極力小さくし、製品の寸法不良やパリ発生およ
び材料漏れ等を防止するとともに、金型本体や入子の鋳
金延長を図ることを目的とするものである。
る変形を極力小さくし、製品の寸法不良やパリ発生およ
び材料漏れ等を防止するとともに、金型本体や入子の鋳
金延長を図ることを目的とするものである。
このため、本発明においては、鋳造用金型の金型本体と
、金型本体に固定される入子との、すくなくとも一方の
外面に、熱歪吸収用のスリット溝を設け、かつ、金型本
体および入子を機械的手段で固定したことを特徴とする
ものである。
、金型本体に固定される入子との、すくなくとも一方の
外面に、熱歪吸収用のスリット溝を設け、かつ、金型本
体および入子を機械的手段で固定したことを特徴とする
ものである。
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第2図ないし第4図は本発明の第1実施例を示したもの
である。
である。
第2図において、1は可動型ダイベース、2は可動金型
本体、3は固定金型本体、4は固定型ダイベースである
。
本体、3は固定金型本体、4は固定型ダイベースである
。
そして、可動金型本体2の外面には適数個の熱歪吸収用
のスリット溝5が設けられ、かつ、固定金型本体3の外
面にも適数個の熱歪吸収用のスリット溝6が設けられて
いる。
のスリット溝5が設けられ、かつ、固定金型本体3の外
面にも適数個の熱歪吸収用のスリット溝6が設けられて
いる。
また固定金型本体3と固定型ダイベース4は、第3図に
みられるように、キー7により位置決めされて、第4図
に拡大してみられるように、カラー8を介してボルト9
によって締結されている。
みられるように、キー7により位置決めされて、第4図
に拡大してみられるように、カラー8を介してボルト9
によって締結されている。
すなわち、固定金型本体3と固定型ダイベース4はカラ
ー8の厚みをへだててボルト9によつて締着されている
。
ー8の厚みをへだててボルト9によつて締着されている
。
なお可動型ダイベース1と可動金型本体2の関係も、同
様なキーによって位置決めされ、同様にカラーの厚みを
へだててボルトによって締着されている。
様なキーによって位置決めされ、同様にカラーの厚みを
へだててボルトによって締着されている。
第2図ないし第4図に示すように構成された鋳造用金型
においては、金型本体2と3の外面にそれぞれスリット
溝5と6を設けたことと、該溝5および60部分の金型
本体2および3の肉厚部を曲げる力に打ち勝つだけのボ
ルト9でそれぞれのダイベース1および4に該金型本体
2および3を締結したことにより、ダイベース1および
4が歪まない限り、金型本体2および3も歪まない。
においては、金型本体2と3の外面にそれぞれスリット
溝5と6を設けたことと、該溝5および60部分の金型
本体2および3の肉厚部を曲げる力に打ち勝つだけのボ
ルト9でそれぞれのダイベース1および4に該金型本体
2および3を締結したことにより、ダイベース1および
4が歪まない限り、金型本体2および3も歪まない。
しかも、カラー8を介在させたことによる空間によって
、可動金型本体2から可動型ダイベース1への、また固
定金型本体3かも固定型ダイベース4への熱伝導はすく
なくなり、両ダイベース1と4は、はとんど歪まない。
、可動金型本体2から可動型ダイベース1への、また固
定金型本体3かも固定型ダイベース4への熱伝導はすく
なくなり、両ダイベース1と4は、はとんど歪まない。
第5図は本発明の第2実施例を示したもので、同図にお
いて、10は上型入子、11は下型入子、12は上金型
本体、13は下金型本体、14は上型入子取付ボルト、
15は下型入子取付ボルトである。
いて、10は上型入子、11は下型入子、12は上金型
本体、13は下金型本体、14は上型入子取付ボルト、
15は下型入子取付ボルトである。
また16は前記上型入子10の外面に設けられた熱歪吸
収用のスリット溝、つまり、該入子10の歪防止溝であ
り、同様に、17は前記下型入子11の外面に設けられ
た熱歪吸収用のスリット溝、つまり、該入子11の歪防
止溝である。
収用のスリット溝、つまり、該入子10の歪防止溝であ
り、同様に、17は前記下型入子11の外面に設けられ
た熱歪吸収用のスリット溝、つまり、該入子11の歪防
止溝である。
第5図に示すように構成された鋳造用金型においては、
上型入子10および下型入子11の外面にそれぞれ熱歪
吸収用のスリット溝16および17を設けたことにより
、各入子10および11の全体の熱変形が減少され、入
子の熱変形による前述の諸問題を巧みに解決したもので
ある。
上型入子10および下型入子11の外面にそれぞれ熱歪
吸収用のスリット溝16および17を設けたことにより
、各入子10および11の全体の熱変形が減少され、入
子の熱変形による前述の諸問題を巧みに解決したもので
ある。
第6図は熱歪防止溝を入れる前の入子変形状Aを示し、
第7図は前記溝17を入れた後の該入子11の変形状B
を示す。
第7図は前記溝17を入れた後の該入子11の変形状B
を示す。
これらの図から、A>Bであることが明らかである。
なお上型入子10についても、同様なことがいえる。
第8図は熱歪吸収用のスリット溝、つまり、歪防止溝と
入子変形量の関係を示したもので、同図において、Cは
歪防止溝がないときの変形量を示し、Dは歪防止溝17
が1か所の場合の変形量を示し、Eは歪防止溝17のほ
かに歪防止溝18を2か所に設けた場合の変形量を示す
。
入子変形量の関係を示したもので、同図において、Cは
歪防止溝がないときの変形量を示し、Dは歪防止溝17
が1か所の場合の変形量を示し、Eは歪防止溝17のほ
かに歪防止溝18を2か所に設けた場合の変形量を示す
。
第9図は本発明の第3実施例を示したもので、同図にお
いて、19は押出板、20は可動型取付足、21は可動
金型本体、22は固定金型本体、23は固定型取付足、
24は湯口、25は金型合せ面である。
いて、19は押出板、20は可動型取付足、21は可動
金型本体、22は固定金型本体、23は固定型取付足、
24は湯口、25は金型合せ面である。
そして26は前記可動金型本体21の外面に設けられた
熱歪吸収用のスリット溝、27は前記固定金型本体の外
面に設けられた熱歪吸収用のスリット溝である。
熱歪吸収用のスリット溝、27は前記固定金型本体の外
面に設けられた熱歪吸収用のスリット溝である。
またGは該溝26および27がない場合の金型合せ面2
5の熱歪を示す。
5の熱歪を示す。
すなわち、該溝26および27がない場合には、金型合
せ面25は二点鎖線で示すように、型使用時に湯口24
から溶湯を鋳込むことにより、熱歪Gを生じていたが、
本発明では該溝26および27を設け、鋳造機の型締力
Fにより、該溝26および27のところで熱歪量分の逆
の方向に変形を起こさせ、前記合せ面25の密着を行な
わせることができるようにしたものである。
せ面25は二点鎖線で示すように、型使用時に湯口24
から溶湯を鋳込むことにより、熱歪Gを生じていたが、
本発明では該溝26および27を設け、鋳造機の型締力
Fにより、該溝26および27のところで熱歪量分の逆
の方向に変形を起こさせ、前記合せ面25の密着を行な
わせることができるようにしたものである。
上述のように、本発明の鋳造用金型は、金型本体と入子
との、すくなくとも一方の外面に熱歪吸収用のスリット
溝を備え、かつ、金型本体および入子を機械的手段で固
定しているから、該溝および機械的手段によって熱変形
が防止され、金型本体の合せ面に隙間の発生がなくなり
、したがって、製品に寸法不良やパリ発生がなくなる。
との、すくなくとも一方の外面に熱歪吸収用のスリット
溝を備え、かつ、金型本体および入子を機械的手段で固
定しているから、該溝および機械的手段によって熱変形
が防止され、金型本体の合せ面に隙間の発生がなくなり
、したがって、製品に寸法不良やパリ発生がなくなる。
また金型本体の外面に前記溝を備えているとともに、該
金型本体がカラーを介してダイベースに螺着されている
場合は、そのカラーを介在させたことによる空間によっ
て、金型本体からダイベースへの熱伝導がすくなくなり
、ダイベースの熱変形がきわめて小さなものとなる。
金型本体がカラーを介してダイベースに螺着されている
場合は、そのカラーを介在させたことによる空間によっ
て、金型本体からダイベースへの熱伝導がすくなくなり
、ダイベースの熱変形がきわめて小さなものとなる。
このように、本発明は、金型本体や入子の熱による変形
を極力小さくし、製品の寸法不良やパリ発生および材料
漏れ等が巧みに防止され、金型本体や入子の寿命を長く
し、しかも、構成が簡単であるなど、本発明の奏する効
果は、きわめて犬である。
を極力小さくし、製品の寸法不良やパリ発生および材料
漏れ等が巧みに防止され、金型本体や入子の寿命を長く
し、しかも、構成が簡単であるなど、本発明の奏する効
果は、きわめて犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋳造用金型の一例を示した説明図、第2
図は本発明の第1実施例を示した斜視図、第3図は第2
図の固定金型本体と固定型ダイベースの締結状態を示し
た断面図、第4図は第3図のカラーおよび締結ボルトの
部分を拡大して示した一部切欠断面図、第5図は本発明
の第2実施例を示した断面図、第6図は熱歪防止溝を入
れる前の入子の変形状態を示した断面図、第7図は熱歪
防止溝を入れた後の入子の変形状態を示した断面図、第
8図は熱歪防止溝と入子の変形量の関係を示した説明図
、第9図は本発明の第3実施例を示した斜視図である。 1・・・・・・可動型ダイベース、2・・・・・・可動
金型本体、3・・・・・・固定金型本体、4・・・・・
・固定型ダイベース、5.6・・・・・・熱歪吸収用の
スリット溝、7・・・・・・キー、8・・・・・・カラ
ー、9・・・・・・締結ボルト、10,11・・・・・
・入子、12,13・・・・・・金型本体、14,15
・・・・・・入子取付ボルト、16,17,1B・・・
・・・熱歪吸収用のスリット溝、21 、22・・・・
・・金型本体、26.27・・・・・・熱歪吸収用のス
リット溝。
図は本発明の第1実施例を示した斜視図、第3図は第2
図の固定金型本体と固定型ダイベースの締結状態を示し
た断面図、第4図は第3図のカラーおよび締結ボルトの
部分を拡大して示した一部切欠断面図、第5図は本発明
の第2実施例を示した断面図、第6図は熱歪防止溝を入
れる前の入子の変形状態を示した断面図、第7図は熱歪
防止溝を入れた後の入子の変形状態を示した断面図、第
8図は熱歪防止溝と入子の変形量の関係を示した説明図
、第9図は本発明の第3実施例を示した斜視図である。 1・・・・・・可動型ダイベース、2・・・・・・可動
金型本体、3・・・・・・固定金型本体、4・・・・・
・固定型ダイベース、5.6・・・・・・熱歪吸収用の
スリット溝、7・・・・・・キー、8・・・・・・カラ
ー、9・・・・・・締結ボルト、10,11・・・・・
・入子、12,13・・・・・・金型本体、14,15
・・・・・・入子取付ボルト、16,17,1B・・・
・・・熱歪吸収用のスリット溝、21 、22・・・・
・・金型本体、26.27・・・・・・熱歪吸収用のス
リット溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金型本体と、金型本体に固定される入子との、すく
な(とも一方の外面に、熱歪吸収用のスリット溝を備え
、かつ、金型本体および入子を機械的手段で固定したこ
とを特徴とする鋳造用金型。 2 金型本体の外面に熱歪吸収用のスリット溝を備え、
かつ、該金型本体がカラーを介してダイベースに螺着さ
れていることを特徴とする鋳造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7760481A JPS5914293B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 鋳造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7760481A JPS5914293B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 鋳造用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193264A JPS57193264A (en) | 1982-11-27 |
JPS5914293B2 true JPS5914293B2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=13638529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7760481A Expired JPS5914293B2 (ja) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | 鋳造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914293B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61288391A (ja) * | 1985-06-17 | 1986-12-18 | 株式会社 らいふ | 加熱装置 |
US4824175A (en) * | 1987-03-03 | 1989-04-25 | Nippon Seiko Kabushiki Kaisha | Anchorage for webbing of vehicle seat belt system |
-
1981
- 1981-05-22 JP JP7760481A patent/JPS5914293B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61288391A (ja) * | 1985-06-17 | 1986-12-18 | 株式会社 らいふ | 加熱装置 |
US4824175A (en) * | 1987-03-03 | 1989-04-25 | Nippon Seiko Kabushiki Kaisha | Anchorage for webbing of vehicle seat belt system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193264A (en) | 1982-11-27 |
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