JPS59138247A - 食品用包装材 - Google Patents
食品用包装材Info
- Publication number
- JPS59138247A JPS59138247A JP1141683A JP1141683A JPS59138247A JP S59138247 A JPS59138247 A JP S59138247A JP 1141683 A JP1141683 A JP 1141683A JP 1141683 A JP1141683 A JP 1141683A JP S59138247 A JPS59138247 A JP S59138247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ester
- packaging material
- tetracarboxylic acid
- general formula
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Wrappers (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
10発明の背景
技 術 分 野
本発明は、特に食品用の包装材に関するものである。詳
しく述べると、可塑剤の溶出しない壌素含有樹脂食品用
包装材に関するものである。
しく述べると、可塑剤の溶出しない壌素含有樹脂食品用
包装材に関するものである。
先 行 技 術
肉類、魚類、野菜類、べんとう類等の食品は、フィルム
相互の密着性が良好であるために包装が極めて容易であ
る点からポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素
含有樹脂フィルムがラップフィルムとして広く使用され
ている。このようなランプフィルムは、従来、ジー2−
エチルへキシルフタレート等のフタル酸ジエステル類、
ジオクチルアジペート等の脂肪族二塩基酸エステル類、
アセチルトリブチルシトレート等のクエン酸エステル類
等を可塑剤として配合したポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等であった。
相互の密着性が良好であるために包装が極めて容易であ
る点からポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素
含有樹脂フィルムがラップフィルムとして広く使用され
ている。このようなランプフィルムは、従来、ジー2−
エチルへキシルフタレート等のフタル酸ジエステル類、
ジオクチルアジペート等の脂肪族二塩基酸エステル類、
アセチルトリブチルシトレート等のクエン酸エステル類
等を可塑剤として配合したポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等であった。
しかしながら、上記ラップフィルムにおいては、このよ
うな可塑剤は、その移行性のために前記食品を包装して
使用する間にフィルムより溶出し、これが該フィルムと
接触している食品を汚損するという問題を生じている。
うな可塑剤は、その移行性のために前記食品を包装して
使用する間にフィルムより溶出し、これが該フィルムと
接触している食品を汚損するという問題を生じている。
一方、可塑剤溶出の問題がなし・フィルムとして、ポリ
エチレン等のポリオレフィン系フィルムがあるが、これ
らは品物を包装した状態でのフィルム相互の密着性が劣
るために包装が開きやすいという欠点が指摘されている
。
エチレン等のポリオレフィン系フィルムがあるが、これ
らは品物を包装した状態でのフィルム相互の密着性が劣
るために包装が開きやすいという欠点が指摘されている
。
■。発明の目的
したがって、本発明の目的は、新規な食品用包装材を提
供することにある。本発明の他の目的は、可塑剤の移行
性ならびに蒲発性がない新規な塩素含有樹脂食品用包装
材を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
可塑剤の移行性ならびに揮発性に基因する臭気がなく、
安全性の高い新規な塩素含有樹脂食品用包装材を提供す
ることにある。
供することにある。本発明の他の目的は、可塑剤の移行
性ならびに蒲発性がない新規な塩素含有樹脂食品用包装
材を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
可塑剤の移行性ならびに揮発性に基因する臭気がなく、
安全性の高い新規な塩素含有樹脂食品用包装材を提供す
ることにある。
これらの諸口的は、塩素含有樹脂および一般式%式%
(ただし、式中、Xは一〇−または−CH2−1nはO
または1であり、またRは炭素原子数4〜12のアルキ
ル基である。)で示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルよりなる樹脂組成物で作られた食品用包装材により
達成される。
または1であり、またRは炭素原子数4〜12のアルキ
ル基である。)で示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルよりなる樹脂組成物で作られた食品用包装材により
達成される。
また、本発明は、塩素含有樹脂100重量部に対する一
般式■で示されるテトラカルボン酸テトラエステルの配
合量が20〜120:mff1部である食品用包装材で
ある。さらに、本発明は、塩素含有樹脂100重量部に
対する一般式Iで示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルの配合量が30〜100である食品用包装材である
。また、本発明は、Rが炭素原子数8〜12のアルキル
基である食品用包装材である。さらに、本発明は、一般
式Iにおけるnが0である食品用包装材である。
般式■で示されるテトラカルボン酸テトラエステルの配
合量が20〜120:mff1部である食品用包装材で
ある。さらに、本発明は、塩素含有樹脂100重量部に
対する一般式Iで示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルの配合量が30〜100である食品用包装材である
。また、本発明は、Rが炭素原子数8〜12のアルキル
基である食品用包装材である。さらに、本発明は、一般
式Iにおけるnが0である食品用包装材である。
また、本発明は、一般式におけるnが1であり、かつX
が一〇−または一〇H2−である食品用包装材である。
が一〇−または一〇H2−である食品用包装材である。
さらに、本発明は、フィルム状物である食品用包装材で
ある。
ある。
■8発明の詳細な説明
本発明による食品用包装材とは、肉類、魚類、野菜類、
料理品等の食品をと直接または間接に接触して包装する
ための材料であって、例えばフィルム状、袋状、びん状
等の形状を呈している。
料理品等の食品をと直接または間接に接触して包装する
ための材料であって、例えばフィルム状、袋状、びん状
等の形状を呈している。
本発明による食品用包装材を構成する樹脂組成物に使用
される塩素含有樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体
の他にポリ塩化ビ= IJデン、塩化ビニルを50重量
%以上、好ましくは60重量%以上、最も好ましくは9
0重量%以上含有する他の共重合し得る単量体との共重
合体等があり、その平均重合度は700〜3.000
、好ましくは1、000〜2.700である。塩化ビニ
ルに対する共単重体としては、塩化ビニリデン、エチレ
ン。
される塩素含有樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体
の他にポリ塩化ビ= IJデン、塩化ビニルを50重量
%以上、好ましくは60重量%以上、最も好ましくは9
0重量%以上含有する他の共重合し得る単量体との共重
合体等があり、その平均重合度は700〜3.000
、好ましくは1、000〜2.700である。塩化ビニ
ルに対する共単重体としては、塩化ビニリデン、エチレ
ン。
プロピレン、酢酸ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、
スチレン、ビニルトルエン、ビニルピリジン、アクリル
酸、アルキルアクリレート(例えば、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート。
スチレン、ビニルトルエン、ビニルピリジン、アクリル
酸、アルキルアクリレート(例えば、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート。
2−エチルへキシルアクリレート等)、メタクリル酸、
アルキルメタクリレート(例えば、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタク
リレート等)、アクリロニトリル、メタクリレートリル
等がある。また、塩化ビニル樹脂には、スチレン−アク
リ四ニトリル共重合体、スチレンーメタクリロニトリル
共重合体を配合することができる。
アルキルメタクリレート(例えば、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタク
リレート等)、アクリロニトリル、メタクリレートリル
等がある。また、塩化ビニル樹脂には、スチレン−アク
リ四ニトリル共重合体、スチレンーメタクリロニトリル
共重合体を配合することができる。
可塑剤として使用されるビフェニルテトラカルボン酸テ
トラエステルは、一般式Iで示されるもので、塩素含有
樹脂100重量部に対し20〜120重量部、好ましく
は30〜100重量部使用される。一般式IにおけるR
は炭素原子数4〜12、好ましくは8〜12のアルキル
基である。
トラエステルは、一般式Iで示されるもので、塩素含有
樹脂100重量部に対し20〜120重量部、好ましく
は30〜100重量部使用される。一般式IにおけるR
は炭素原子数4〜12、好ましくは8〜12のアルキル
基である。
このアルキル基は、直鎖状および分岐鎖状のいずれでも
よい。
よい。
前記一般式Iの化合物としては、nが0の場合には一般
式■〜■、nが1の場合には一般式■〜■で示されるテ
トラエステルがある。
式■〜■、nが1の場合には一般式■〜■で示されるテ
トラエステルがある。
u 0な
お、上記一般式■〜■において、XおよびRは前記のと
おりである。
お、上記一般式■〜■において、XおよびRは前記のと
おりである。
一般式■で示される5、 5’、 4.4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸テトラエステルとしては、例えば3
、3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸テト
ラ(n−オクチル)エステル。3.3’、 4.4’−
ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシ
/L/)エステル、3.3’、 4.4’−ビフェニル
テトラカルボン酸テトラ(2−メチルヘプチル)エステ
ル、3、3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン
酸テトラ(n−/ニル)エステル、3.3’、 4.4
’−ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(n−デシル)
エステル、 3.3’、 4.4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸テトラ(n−ウンデシル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸テ
トラ(n−ドデシル)エステル等がある。
ルテトラカルボン酸テトラエステルとしては、例えば3
、3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸テト
ラ(n−オクチル)エステル。3.3’、 4.4’−
ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシ
/L/)エステル、3.3’、 4.4’−ビフェニル
テトラカルボン酸テトラ(2−メチルヘプチル)エステ
ル、3、3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン
酸テトラ(n−/ニル)エステル、3.3’、 4.4
’−ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(n−デシル)
エステル、 3.3’、 4.4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸テトラ(n−ウンデシル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸テ
トラ(n−ドデシル)エステル等がある。
一般式■で示される2、 5.3’、 4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸テトラエステルとしては、例えば2
、3.3’、 4’−ビフェニルテトラカルボン酸テト
ラ(n−オクチル)エステル、 2. !l、 3’、
4’−ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(2−エチ
ルヘキシル)エステル、 2.3.3’、 4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸テトラ(2−メチルヘプチル
)エステル、 2.3.3’、 4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸テトラ(n−/ニル)エステル、 2
.3.3’。
ルテトラカルボン酸テトラエステルとしては、例えば2
、3.3’、 4’−ビフェニルテトラカルボン酸テト
ラ(n−オクチル)エステル、 2. !l、 3’、
4’−ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(2−エチ
ルヘキシル)エステル、 2.3.3’、 4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸テトラ(2−メチルヘプチル
)エステル、 2.3.3’、 4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸テトラ(n−/ニル)エステル、 2
.3.3’。
4′−ビフェニルテトラカルボン酸テトラ(n−デシル
)エステル、 2.3.3’、 4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸テトラ(n−ウンデシル)エステル。
)エステル、 2.3.3’、 4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸テトラ(n−ウンデシル)エステル。
2、3.3’、 4’−ビフェニルテトラカルボン酸テ
トラ(n−ドデシル)エステル等がある。
トラ(n−ドデシル)エステル等がある。
一般式■で示されるテトラカルボン酸エトラエステルと
しては、例えば3.3’、 4.4’−ビフェニルエー
テルテトラカルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル
、 3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテト
ラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテトラ
カルボン酸テトラ(2−メチルへブチル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸テトラ(n−ノニル)エステル、3゜3’、
4.4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸テトラ
(n−ドデシル)エステル、 3.3’、4.4’−ヒ
フェニルエーテルテトラカルボン酸テ) 5 (n−ヘ
キシル)エステル、 3.3’、 4.4’−ビフェ
ニルエーテルテトラカルボン酸テトラ(n−ブチル)エ
ステル、 5.3’、 4.4’−ビフェニルメタン
テトラカルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル。
しては、例えば3.3’、 4.4’−ビフェニルエー
テルテトラカルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル
、 3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテト
ラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテトラ
カルボン酸テトラ(2−メチルへブチル)エステル、
3.3’、 4.4’−ビフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸テトラ(n−ノニル)エステル、3゜3’、
4.4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸テトラ
(n−ドデシル)エステル、 3.3’、4.4’−ヒ
フェニルエーテルテトラカルボン酸テ) 5 (n−ヘ
キシル)エステル、 3.3’、 4.4’−ビフェ
ニルエーテルテトラカルボン酸テトラ(n−ブチル)エ
ステル、 5.3’、 4.4’−ビフェニルメタン
テトラカルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル。
3、3’、 4.4’−ビフェニルメタンテトラカルボ
ン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル+ 3+
3’+4.4′−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テ
トラ(2−メチルヘプチル)エステル、 3.3’、
4.4−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(
n−ノニル)エステル、 5.3’、 4.4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸テトラ(n−ノニル)エステ
ル。
ン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル+ 3+
3’+4.4′−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テ
トラ(2−メチルヘプチル)エステル、 3.3’、
4.4−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(
n−ノニル)エステル、 5.3’、 4.4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸テトラ(n−ノニル)エステ
ル。
5、3’、 4.4’−ビフェニルメタンテトラカルボ
ン酸テトラ(n−ドデシル)エステル等がある。
ン酸テトラ(n−ドデシル)エステル等がある。
一般式■で示されるテトラカルボン酸テトラエステルと
しては、ビフェニルエーテル−2,4,2’。
しては、ビフェニルエーテル−2,4,2’。
4′−テトラカルボン酸テトラ(n−オクチル)エステ
ル、ビフェニルエーテル−2,4,2’、 4’−テト
ラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、
ビフェニルエーテル−2,4,2’、 4’−テトラカ
ルボン酸テトラ(n−ドデシル)エステル。
ル、ビフェニルエーテル−2,4,2’、 4’−テト
ラカルボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、
ビフェニルエーテル−2,4,2’、 4’−テトラカ
ルボン酸テトラ(n−ドデシル)エステル。
2、4.2’、 4’−ビフェニルメタンテトラカルボ
ン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、 2,4
゜2′、4′−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テト
ラ(n−デシル)エステル等がある。
ン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、 2,4
゜2′、4′−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テト
ラ(n−デシル)エステル等がある。
一般式■で示されるテトラカルボン酸エステルとしては
、2.2’、 3.3’−ビフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル。
、2.2’、 3.3’−ビフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸テトラ(n−オクチル)エステル。
2、2’、 3.3’−ビフェニルエーテルテトラカル
ボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、2゜2
、3.5’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸テト
ラ(n−ドデシル)エステル、 2.2’、 3.3
’−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(2−エ
チルヘキシル)エステル、 2.2’、 3.3’−ビ
フェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(n−ノニル)
エステル等力アル。
ボン酸テトラ(2−エチルヘキシル)エステル、2゜2
、3.5’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸テト
ラ(n−ドデシル)エステル、 2.2’、 3.3
’−ビフェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(2−エ
チルヘキシル)エステル、 2.2’、 3.3’−ビ
フェニルメタンテトラカルボン酸テトラ(n−ノニル)
エステル等力アル。
前記一般式Iで示されるテトラエステル類を製造するに
は例えばビフェニルテトラカルボン酸または、その二無
水物と、相当する脂肪族アルコールとを、有機溶媒(例
えば、p−キシレン、o −キシレン、混合キシレン、
ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、n−へブタン等
)の中または有機溶媒の不存在下に、エステル化触媒、
例えばチタンテトラブトキシド、p−トルエンスルホン
酸等の有機スルホン酸、硫酸、リン酸、リン酸エステル
等の存在下に170〜220°Cの反応温度で5〜10
0時間反応させることによる方法がある。
は例えばビフェニルテトラカルボン酸または、その二無
水物と、相当する脂肪族アルコールとを、有機溶媒(例
えば、p−キシレン、o −キシレン、混合キシレン、
ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、n−へブタン等
)の中または有機溶媒の不存在下に、エステル化触媒、
例えばチタンテトラブトキシド、p−トルエンスルホン
酸等の有機スルホン酸、硫酸、リン酸、リン酸エステル
等の存在下に170〜220°Cの反応温度で5〜10
0時間反応させることによる方法がある。
前記塩化ビニル樹脂と可塑剤とよりなる樹脂組成物には
、カルシウム、亜鉛等の金属とステアリン酸、ラウリン
酸、リシノール酸、ナフテン酸等との金属せつけん類が
配合される。
、カルシウム、亜鉛等の金属とステアリン酸、ラウリン
酸、リシノール酸、ナフテン酸等との金属せつけん類が
配合される。
また、必要によりエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ
油等のエポキシ化動植物油や滑剤、その他の酸化防止剤
が配合される。
油等のエポキシ化動植物油や滑剤、その他の酸化防止剤
が配合される。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
。
。
実施例1〜2および比較例1
平均重合度約1.000のポリ塩化ビニル100重量部
に対して、第1表に示す可塑剤50重量部、エポキシ化
大豆油6重量部、Ca−Zn系安定剤05重量部および
滑剤0.5重量部を配合し、ヘンシェルミキサーにより
120℃の温度でよく混練しインフレーション成形によ
り厚さsopmのフィルム状に成形した。
に対して、第1表に示す可塑剤50重量部、エポキシ化
大豆油6重量部、Ca−Zn系安定剤05重量部および
滑剤0.5重量部を配合し、ヘンシェルミキサーにより
120℃の温度でよく混練しインフレーション成形によ
り厚さsopmのフィルム状に成形した。
このフィルムを約1fを精秤し、100%エタノール中
に室温で12時間浸漬したのち、60°Cの温度で 3
時間乾燥したときの、該試験片の浸漬前と浸漬後の重量
変化量から求めたフィルムの減量率は、第1表のとおり
であった。また、このフィルムを100℃で120時間
乾燥したときの揮発減量は、第1表のとおりであった。
に室温で12時間浸漬したのち、60°Cの温度で 3
時間乾燥したときの、該試験片の浸漬前と浸漬後の重量
変化量から求めたフィルムの減量率は、第1表のとおり
であった。また、このフィルムを100℃で120時間
乾燥したときの揮発減量は、第1表のとおりであった。
また、日本薬局方第10改正一般試験法42「輸液用プ
ラスチック容器試験法」による試験結果は、第2表のと
おりであった。
ラスチック容器試験法」による試験結果は、第2表のと
おりであった。
実施例3〜l
実施例1と同様な方法において、ポリ塩化ビニルの代り
に平均重合度約1000のポリ塩化ビニリデンおよび第
1表に示す可塑剤を用いた以外は同様な方法でフィルム
を製造した。ついで、実施例1と同様な方法でエタノー
ル浸漬による減量率および揮発減量について試験したと
ころ、第1表のとおりであった。
に平均重合度約1000のポリ塩化ビニリデンおよび第
1表に示す可塑剤を用いた以外は同様な方法でフィルム
を製造した。ついで、実施例1と同様な方法でエタノー
ル浸漬による減量率および揮発減量について試験したと
ころ、第1表のとおりであった。
比較例2
実施例1と同様な方法においてポリ塩化ビニルの代りに
平均重合度約1.000のポリ塩化ビニリデンおよび可
塑剤としてジイソノニルフタレートを用いた以外は同様
な方法でフィルムを製造した。
平均重合度約1.000のポリ塩化ビニリデンおよび可
塑剤としてジイソノニルフタレートを用いた以外は同様
な方法でフィルムを製造した。
ついで、実施例1と同様な方法でエタノール浸漬による
減量率および揮発減量について試験したところ、第1表
のとおりであった。また、日本桑局方第10改正一般試
験法42「輸液用プラスチック容器試験法」による試験
結果は、第2表のとおりであった。
減量率および揮発減量について試験したところ、第1表
のとおりであった。また、日本桑局方第10改正一般試
験法42「輸液用プラスチック容器試験法」による試験
結果は、第2表のとおりであった。
第2表
実施例1 冥施例2 比較例2性 状
無色透明 無色透明 無色透明泡立ち 1分以
内消失 1分以内消失 1分以内消失p H0,30,
40,7 過マンガン酸カリウム 還元性物質(rnl) 0.40 0.48
0.62塩化物 (rnl) 0.7以下
07以下 07以下硫酸塩 (ゴ) 20以下
20以下 2.0以下リン酸塩 (d)
0.3以下 03以下 06以下アンモニウム
(tnl) 0.5以下 05以下 05以
下蒸発残留物(■) 0.1 0.1
0.8紫外線吸収スペクトル 220〜241 nm O,040,050,122
41〜350nm O,020,U 2 Q
、06IV、発明の具体的効果 以上述べたよう(−1本発明による食品用包装材は、塩
素含有樹脂および一般式Iで示されるテトラカルボン酸
テトラエステルよりなる樹脂組成物で作られてなるもの
であるから、可塑剤の抽出量が従来使用されてきたジー
2−エチルへキシルフタレート、ジイソ/ニルフタl、
)等iニルして1/20程度と極めて低く、かつ揮
発減量が著しく低くなり、さらに表面への移行性が低い
。このため、前記包装材が食品と接触しても、該可塑剤
の食品中への溶出による汚損、臭気等の問題は大幅に改
善される。さらに、包装材相互の密着性にも優れ、包装
が経時的に開いてしまうようなことがない。また、局方
試験の結果も、従来品より優れているのである。
無色透明 無色透明 無色透明泡立ち 1分以
内消失 1分以内消失 1分以内消失p H0,30,
40,7 過マンガン酸カリウム 還元性物質(rnl) 0.40 0.48
0.62塩化物 (rnl) 0.7以下
07以下 07以下硫酸塩 (ゴ) 20以下
20以下 2.0以下リン酸塩 (d)
0.3以下 03以下 06以下アンモニウム
(tnl) 0.5以下 05以下 05以
下蒸発残留物(■) 0.1 0.1
0.8紫外線吸収スペクトル 220〜241 nm O,040,050,122
41〜350nm O,020,U 2 Q
、06IV、発明の具体的効果 以上述べたよう(−1本発明による食品用包装材は、塩
素含有樹脂および一般式Iで示されるテトラカルボン酸
テトラエステルよりなる樹脂組成物で作られてなるもの
であるから、可塑剤の抽出量が従来使用されてきたジー
2−エチルへキシルフタレート、ジイソ/ニルフタl、
)等iニルして1/20程度と極めて低く、かつ揮
発減量が著しく低くなり、さらに表面への移行性が低い
。このため、前記包装材が食品と接触しても、該可塑剤
の食品中への溶出による汚損、臭気等の問題は大幅に改
善される。さらに、包装材相互の密着性にも優れ、包装
が経時的に開いてしまうようなことがない。また、局方
試験の結果も、従来品より優れているのである。
また、塩素含有樹脂100重世部に対する一般式■で表
わされるビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルの
配合量を20〜120重量部、特に30〜100重量部
とすれば前記のごとき利点を損うことなく、種々の物性
を発揮することができる。また、特に、Rが炭素原子数
8〜12のアルキル基である場合には優れた効果を特徴
する特許出願人 チル七株式会社
わされるビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルの
配合量を20〜120重量部、特に30〜100重量部
とすれば前記のごとき利点を損うことなく、種々の物性
を発揮することができる。また、特に、Rが炭素原子数
8〜12のアルキル基である場合には優れた効果を特徴
する特許出願人 チル七株式会社
Claims (7)
- (1) 塩素含有樹脂および一般式I0
0 (ただし、式中、Xは一〇−または−CH2−1nは0
または1であり、またRは炭素原子数4〜12のアルキ
ル基である。)で示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルよりなる樹脂組成物で作られた食品用包装材。 - (2)塩素含有樹脂iop重量部に対する一般式Iで示
されるテトラカルボン酸テトラエステルの配合量が20
〜120重量部である特許請求の範囲第1項に記載の食
品用包装材。 - (3)塩素含有樹脂100重景足し対する一般式Iで示
されるテトラカルボン酸テトラエステルの配合量が30
〜100重量部である特許請求の範囲第2項に記載の食
品用包装材。 - (4)Rは炭素原子数8〜12のアルキル基である特許
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一つに記載の
包装祠。 - (5)一般式■におけるnは0である特許請求の範囲第
1項ないし第4項のいずれか一つに記載の食品用包装材
。 - (6)一般式Iにおけるnは1であり、かつXは−0−
または−CH2−である特許請求の範囲第1項ないし第
4項のいずれか一つに記載の包装材。 - (7)食品包装材がフィルム状である特許請求の範囲第
1項ないし第6項のいずれか一つに記載の食品用包装材
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1141683A JPS59138247A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 食品用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1141683A JPS59138247A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 食品用包装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59138247A true JPS59138247A (ja) | 1984-08-08 |
JPS6244780B2 JPS6244780B2 (ja) | 1987-09-22 |
Family
ID=11777436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1141683A Granted JPS59138247A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 食品用包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59138247A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61195145A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-29 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | 電線被覆材 |
JPS6354458A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-08 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974144A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | Terumo Corp | 塩化ビニル樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP1141683A patent/JPS59138247A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974144A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | Terumo Corp | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61195145A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-29 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | 電線被覆材 |
WO1988001429A1 (en) * | 1985-02-25 | 1988-02-25 | Mitsubishi Kasei Vinyl Company | Wire-coating vinyl chloride resin composition |
JPH0228619B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1990-06-25 | Mitsubishi Kasei Vinyl | |
JPS6354458A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-08 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | 塩化ビニル樹脂組成物 |
JPH0516461B2 (ja) * | 1986-08-22 | 1993-03-04 | Mitsubishi Kasei Vinyl |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6244780B2 (ja) | 1987-09-22 |
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