JPS591375Y2 - 導電性コンクリ−ト柱 - Google Patents

導電性コンクリ−ト柱

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Publication number
JPS591375Y2
JPS591375Y2 JP13798079U JP13798079U JPS591375Y2 JP S591375 Y2 JPS591375 Y2 JP S591375Y2 JP 13798079 U JP13798079 U JP 13798079U JP 13798079 U JP13798079 U JP 13798079U JP S591375 Y2 JPS591375 Y2 JP S591375Y2
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JP
Japan
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conductive concrete
concrete
conductive
column
ground
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JP13798079U
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JPS5654833U (ja
Inventor
貞夫 高橋
利夫 尾形
Original Assignee
株式会社山光社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は導電性コンクリート柱に係り特に配電用等のコ
ンクリート柱における感電事故等を未然に防止するため
の導電性コンクリート柱に関する。
一般に配電用等の電柱としてコンクリート柱が広く使用
されている。
しかしながらコンクリートの電気室導度はそのコンクリ
ート体に含まれる水分の量等によって大きく変化する。
例えば水分が多いときには1〜2に87cmのものが乾
燥状態のときには1〜3に87cmとなる。
従ってこの電柱に雷サージ又は碍子の絶縁劣化等により
漏電が生じた場合に降雨等により電柱に含まれる水分が
多くなるとその表面を漏洩電流が流れて感電事故を起す
原因となる。
そのため従来の電柱においては特にその電柱に変圧器や
アレスタ等を架設する場合に別個にアース線を配設して
異常時におけるサージ電流や漏洩電流をこのアース線を
通して大地に逃がしている。
しかしながらこの従来の装置では次のような欠点がある
(1)アース線を電柱に固着させるためにバンド掛けが
必要である。
(2)地上から所定の高さまでアース線にカバーを設け
てアース線を保護しなければならない。
(3)アース線が電柱の表面に設けられた外部に露出し
ているので断線する可能性が大きい。
(4)1本のアース線でアース抵抗値が規定値に達しな
い場合には複数のアース線を並設する必要が生ずる。
(5)漏洩電流による感電事故を起す可能性がある。
本考案は上記の欠点を除去するためになされたものであ
る。
そのため本考案はコンクリート柱と、コークスとセメン
トを主要構成材料とし前記柱の内部と底部にそれぞれ一
体に形成された導電性コンクリートからなり、前記導電
性コンクリートはその下部が大地と電気的に接触し、且
つその上部が接地部と電気的に接続されるようにしてな
る導電性コンクリート柱を提供するものである。
次に本考案の一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
図は本考案の一実施例の導電性コンクリート柱の一部の
縦断面図を示す。
1は中空のコンクリート柱で一般的なコンクリート柱の
製造方法(遠心力を応用)により鉄筋等(図示せず)を
一体に埋設して製造される。
2および3はそれぞれコースタとセメントを主要構成材
料とし前記柱1の内壁と底部にそれぞれ一体に形成され
た導電性コンクリートである。
この導電性コンクリートは例えば粒度範囲が0.15〜
2.5 mm(平均粒度0.6 mm) ノコ−クスに
ポルトランドセメントを重量比で2対1に混合し、これ
に水をセメント比にて0.6の割合で加えた生コンクリ
ートを柱1内に注入し遠心力を応用して柱1の内壁に一
体に形成して得られる。
その後、内壁の下部に前記生コンクリートを用いて栓を
形成する。
この栓は予め前記生コンクリートを用いて成形した栓を
前記生コンクリートを用いて内壁と一体になるように接
着してもよい。
このようにして得られた導電性コンクリートは例えば内
壁の直径が200 mmのものに13mmの厚さに形成
した場合その柱の長さ方向(650mm)に対し1.7
947の電気導電性が得られた。
4は大地で柱1が大地4に埋設される時に大地4と柱1
の下部に形成された栓状の導電性コンクリート3とが電
気的に接触するようになされる。
勿論この場合に大地4と柱1および導電性コンクリート
3との間に前記の生コンクリートを介在させて埋設する
ようにすれば柱1が大地4により強固に固定される他に
導電性コンクリート3の大地4との接触面が増大してそ
の接触抵抗を減少させるのに役立つ。
5は内壁を形成する導電性コンクリート2の上部に設け
られた電気的接続部であり、例えば柱1の上部に架設さ
れる配電線7.7’、7″の絶縁碍子6゜6′、6“を
支持する金属製の支持腕8(接地部)と導電性コンクリ
ート2とを5により電気的に接続するものである。
勿論この5は例えば変圧器やアレスタ等が柱1に架設さ
れる場合にはそれらの接地線と導電性コンクリート2と
を電気的に接続するものである。
本考案は以上の如く構成されているのでこれを配電用等
の柱として用いた場合、導電性コンクリートが柱上に架
設される絶縁碍子を支持する支持腕や変圧器やアレスタ
等の接地部と電気的に接続され、且つ導電性コンクリー
トの下部が大地と電気的に接触されているので、雷サー
ジや漏電は導電性コンクリートの電路によって大地に放
流されることとなり、従って柱表面の電位は非常に小さ
くなり感電事故等を未然に防止できる効果がある。
以上により本考案による導電性コンクリート柱を配電線
用等の電柱に使用すれば従来のアース線が不要となり、
従ってアース線を使用する場合の前記の種々な欠点が除
去できるばかりでなく、電柱としての美観上にもよく且
つ安全性も高い。
さらに接地工事が簡略され工事費用が低減される。
さらに一本の電柱にて規定の接地抵抗値が得られない場
合には隣接する複数本の電柱を架空地線等を用いて並列
に接続することによって容易に規定の接地抵抗値が得ら
れるので本考案は産業上の実益を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の導電性コンクリート柱の一部縦
断面図である。 1・・・・・・コンクリート柱、2,3・・・・・・導
電性コンクリート、4・・・・・・大地、5・・・・・
・電気的接続部、6,6′、6″・・・・・・絶縁碍子
、7,7t、7n、・・・・・配電線、8・・・・・・
支持腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート柱と、コークスと/セメントを主要構成材
    料とし前記柱の内部と底輪にそれぞれ一体に形成された
    導電性コンクリートとからなり、前記導電性コンクリー
    トはその下部が大地と電気的に接触し且つその上部が接
    地部と電気的に接続されるようにしてなる導電性コンク
    リート柱。
JP13798079U 1979-10-05 1979-10-05 導電性コンクリ−ト柱 Expired JPS591375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13798079U JPS591375Y2 (ja) 1979-10-05 1979-10-05 導電性コンクリ−ト柱

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JP13798079U JPS591375Y2 (ja) 1979-10-05 1979-10-05 導電性コンクリ−ト柱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5654833U JPS5654833U (ja) 1981-05-13
JPS591375Y2 true JPS591375Y2 (ja) 1984-01-14

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ID=29369368

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JP13798079U Expired JPS591375Y2 (ja) 1979-10-05 1979-10-05 導電性コンクリ−ト柱

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JPS5654833U (ja) 1981-05-13

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