JP3058547U - 避雷針雷導線 - Google Patents

避雷針雷導線

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JP3058547U
JP3058547U JP1998008217U JP821798U JP3058547U JP 3058547 U JP3058547 U JP 3058547U JP 1998008217 U JP1998008217 U JP 1998008217U JP 821798 U JP821798 U JP 821798U JP 3058547 U JP3058547 U JP 3058547U
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Japan
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conductor
lightning
insulating layer
main conductor
lightning rod
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JP1998008217U
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リチャード ガムリー ジョン
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Shoden Corp
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Shoden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮効果を利用して導体量を減らし、製造コ
ストの低減、ケーブル全体の軽量化を図る。 【解決手段】 ほぼ円柱状の中心絶縁体11を中核と
し、その外側に主導体12と、応力制御層13と、中間
絶縁層14と、応力制御層15と、シールド導体16
と、外被17とを順次、同心状に配置して避雷針雷導線
10を形成し、主導体12の一端を避雷針に接続し、他
端を接地する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、避雷針に接続されて雷撃電流を大地に導くための避雷針雷導線に関 するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
避雷針に接続されて雷撃電流を大地に放流させる撚電線としては、銅線を撚り 合わせた中実の撚電線が一般的である。ここで、雷撃電流(雷サージ電流)は立 ち上がりの急峻な高周波電流であり、その多くは表皮効果によって撚電線内の銅 線の外周部の銅線に大部分の雷電流が流れて大地へ放流される。 しかしながら、前述のように、従来では断面のほぼ全域に銅線が配置された中 実の電線を使用しており、実際には電流密度が少ない中心部分の導体(銅線)が コスト面で無駄であると共に、電線の重量増加によって特に近年の階数の多いビ ルではその敷設作業や運搬に大きな障害となっていた。
【0003】 そこで本考案は、製造コストの低減を図り、しかも軽量化により敷設作業等を 容易にすることができる避雷針雷導線を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の考案は、中心絶縁体と、この中心絶 縁体の外側に同心状に配置された主導体と、この主導体の外側に同心状に配置さ れた少なくとも一つ以上の絶縁層とを有し、前記主導体の一端が避雷針に接続さ れ、他端が接地されることを特徴とする。
【0005】 また、この避雷針雷導線は、請求項2に記載するように、前記絶縁層の外側に 同心状に順次、配置されたシールド導体と外被とを有するものである。
【0006】 更に、請求項3に記載するごとく、前記主導体と絶縁層との間、及び、絶縁層 とシールド導体との間には、応力制御及び電圧分布を低くするための層をそれぞ れ設けることが望ましい。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図に沿って本考案の実施形態を説明する。 図1はこの実施形態の内部構造を示す斜視図である。図において、11は避雷 針雷導線10の中心を貫通する円柱状の中心絶縁体であり、後述する主導体12 の実効径を増大させるために十分な直径を有している。この中心絶縁体11は、 プラスチックにより形成されている。
【0008】 主導体12は、低抵抗の多数の銅線から形成され、中心絶縁体11の外側に同 心状に配置されている。 主導体12の外側には、テープ状で半導電性の応力制御層13が設けられてい るとともに、その外側には、ポリエチレン等からなる中間絶縁層14が配置され ている。また、この中間絶縁層14の外側には前記同様の応力制御層15が形成 されている。 ここで、応力制御層13,15は、中心絶縁体11や主導体12、中間絶縁層 14に加わる外力を吸収し、かつ電圧分布を低下させてこれらの損傷を防止する ように働く。
【0009】 応力制御層15の外側には、銅製のシールド導体16が同心状に配置されてい る。このシールド導体16は、雷撃電流が主導体12を流れた際に発生する電磁 波を吸収して周囲に対するノイズ等の影響を遮断するためのものである。 ちなみに、主導体12とシールド導体16との間は、高電圧(例えば200k V)の耐電圧を持つように設定されている。
【0010】 更に、シールド導体16の外周面には絶縁材料を主体とした外被17が配置さ れている。ここで、外被17の材料として導電性を有するプラスチック等を用い れば、同軸ケーブルとほぼ同様の原理によって外部との電磁結合や静電結合を防 止することが可能である。 なお、18は避雷針雷導線10を建造物の壁面に固定するための保持金具であ る。
【0011】 本実施形態の避雷針雷導線10の断面積や主導体12の素線の直径について特 に制約や限定条件はないが、主導体12の全体の断面積が大きくなるほど抵抗値 が減少するのは言うまでもない。
【0012】 図2は、この実施形態の使用状態を示すものであり、ビルや工場等の建造物7 0の屋上に立てられたマスト50の上端部に支柱30が取り付けられ、その先端 に避雷針20が固定される。この避雷針20としては、例えば特許第27045 14号の避雷針を用いると好適である。
【0013】 上記避雷針20には、結線金具40を介して本考案の避雷針雷導線10の上端 部が接続されており、この避雷針雷導線10は建造物70の外壁に沿って延び、 その下端部では主導体12が接地極材に接続(あるいは地中に直接、埋設)され ている。また、必要に応じてサージカウンタ60を避雷針雷導線10の近傍に取 り付け、一定値以上の雷撃電流の発生回数から雷撃回数をカウントするように構 成しても良い。
【0014】 図2に示した避雷針20に落雷すると、前述した構造の避雷針雷導線10の主 導体12に雷撃電流が流れて大地へと放流される。その際、図1における中心絶 縁体11の部分は導体ではないが、立ち上がりの急峻な雷撃電流はもっぱら表皮 効果によって周囲の主導体12のみに流れるので、何ら支障はない。 すなわち、従来技術に比べて中心絶縁体11の部分の導体が不要になるので、 製造コストの低減やケーブル全体の軽量化が可能になる。従って、ケーブル敷設 作業やその運搬も容易になる。
【0015】
【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、中心絶縁体の外側に主導体を配置し、その 外側に少なくとも多層の絶縁層を配置した構造であるから、雷サージ電流が流れ 易い特性を持っており、しかも従来の中実のケーブルに比べて導体量が少なくて 済み、製造コストを低減することができる。 同時に、ケーブル全体の軽量化によって敷設時や運搬時の作業員の負担も減る ので、作業性の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施形態の使用状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 避雷針雷導線 11 中心絶縁体 12 主導体 13 応力制御層 14 中間絶縁層 15 応力制御層 16 シールド導体 17 外被 18 保持金具 20 避雷針 30 支柱 40 結線金具 50 マスト 60 サージカウンタ 70 建造物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心絶縁体と、この中心絶縁体の外側に
    同心状に配置された主導体と、この主導体の外側に同心
    状に配置された少なくとも一つの絶縁層とを有し、 前記主導体の一端が避雷針に接続され、他端を接地して
    雷撃電流を流れ易くすることを特徴とする避雷針雷導
    線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の避雷針雷導線において、 前記絶縁層の外側に同心状に順次、配置されたシールド
    導体と外被とを有することを特徴とする避雷針雷導線。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の避雷針雷導線において、 前記主導体と絶縁層との間、及び、絶縁層とシールド導
    体との間に、応力制御層をそれぞれ設けたことを特徴と
    する避雷針雷導線。
JP1998008217U 1998-10-19 1998-10-19 避雷針雷導線 Expired - Lifetime JP3058547U (ja)

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