JPS6118579Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6118579Y2 JPS6118579Y2 JP10994381U JP10994381U JPS6118579Y2 JP S6118579 Y2 JPS6118579 Y2 JP S6118579Y2 JP 10994381 U JP10994381 U JP 10994381U JP 10994381 U JP10994381 U JP 10994381U JP S6118579 Y2 JPS6118579 Y2 JP S6118579Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal fitting
- lower metal
- discharge
- cable
- discharge electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 19
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Insulators (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、非接地側のケーブル終端部の下部金
具と接地架台間に発生するサージ電圧を低電圧領
域で放電させる場合に有用なケーブル終端部の支
持部に関する。
具と接地架台間に発生するサージ電圧を低電圧領
域で放電させる場合に有用なケーブル終端部の支
持部に関する。
単心ケーブルの布設においては、ケーブルの遮
蔽層に流れる循環電流による損失をなくすために
ケーブルの片端のみを接地する場合がある。
蔽層に流れる循環電流による損失をなくすために
ケーブルの片端のみを接地する場合がある。
ところで、このような片端接地のケーブル線路
においては、負荷投入、遮断時にケーブル遮蔽層
とアース間に約15kV程度のサージ電圧が発生
し、このサージ電圧により、非接地側のケーブル
終端部に放電が生じる場合がある。すなわち、第
1図に示すように、非接地側のケーブル終端部に
おいては、ケーブル端末部を覆う套管の下端に設
けた下部金具1が、絶縁ワツシヤー2および絶縁
ブツシユ3を介しボルト4、ナツト5により接地
架台6に連結されているので、この下部金具1と
接地架台6間で放電が生じる。しかして、この放
電現象は、絶縁ワツシヤー2を破損させたり、場
合によつては、套管7を締付固定するボルト8と
接地架台6間で放電が生じたりするので、放電位
置が一定せず作業者に不安を与える難点がある。
また、放電が発生しない場合においては、ケーブ
ル遮蔽層に15kV程度の電圧が発生したままの状
態のため極めて危険である。
においては、負荷投入、遮断時にケーブル遮蔽層
とアース間に約15kV程度のサージ電圧が発生
し、このサージ電圧により、非接地側のケーブル
終端部に放電が生じる場合がある。すなわち、第
1図に示すように、非接地側のケーブル終端部に
おいては、ケーブル端末部を覆う套管の下端に設
けた下部金具1が、絶縁ワツシヤー2および絶縁
ブツシユ3を介しボルト4、ナツト5により接地
架台6に連結されているので、この下部金具1と
接地架台6間で放電が生じる。しかして、この放
電現象は、絶縁ワツシヤー2を破損させたり、場
合によつては、套管7を締付固定するボルト8と
接地架台6間で放電が生じたりするので、放電位
置が一定せず作業者に不安を与える難点がある。
また、放電が発生しない場合においては、ケーブ
ル遮蔽層に15kV程度の電圧が発生したままの状
態のため極めて危険である。
このため、(a)絶縁ワツシヤー2の絶縁強度を上
げ、あるいはこれに代えて支持碍子を用いたり、
(b)放電を低電圧で発生させたりする方法が試みら
れているが、これらの方法には以下に述べる難点
がある。すなわち、(a)の方法においては、放電が
生じなくなるために前記15kV程度のサージ電圧
がケーブルシースにかかることになる。ところ
が、シースの耐圧がシース厚が3.5mm程度で14〜
18kV程度であるので、サージ電圧の発生回数が
多くなれば耐圧特性上問題が生じる。また支持碍
子による方法においては経済的に不利である。一
方、(b)の方法においては、下部金具と接地架台間
にアレスター等のサージ抑制素子を配設すればよ
いことになるが、この設置条件に好適するアレス
ターがなく、仮りにアレスターを特別にあつらえ
たにしても価格が上昇する難点がある。
げ、あるいはこれに代えて支持碍子を用いたり、
(b)放電を低電圧で発生させたりする方法が試みら
れているが、これらの方法には以下に述べる難点
がある。すなわち、(a)の方法においては、放電が
生じなくなるために前記15kV程度のサージ電圧
がケーブルシースにかかることになる。ところ
が、シースの耐圧がシース厚が3.5mm程度で14〜
18kV程度であるので、サージ電圧の発生回数が
多くなれば耐圧特性上問題が生じる。また支持碍
子による方法においては経済的に不利である。一
方、(b)の方法においては、下部金具と接地架台間
にアレスター等のサージ抑制素子を配設すればよ
いことになるが、この設置条件に好適するアレス
ターがなく、仮りにアレスターを特別にあつらえ
たにしても価格が上昇する難点がある。
本考案は上記事情に基づいてなされたもので、
放電位置を特定しかつその放電を低電圧領域で行
ない得るようにしたケーブル終端部の支持部を提
供しようとするものである。
放電位置を特定しかつその放電を低電圧領域で行
ない得るようにしたケーブル終端部の支持部を提
供しようとするものである。
以下、図面に基づいて本考案の詳細を説明す
る。第1図と同一部分に同一番号を付した第2図
において、図示しないゴム、プラスチツク絶縁ケ
ーブルの端末部を覆う套管の下端部には、下部金
具1が固着され、その外縁部近傍には挿通孔9a
が形成されている。
る。第1図と同一部分に同一番号を付した第2図
において、図示しないゴム、プラスチツク絶縁ケ
ーブルの端末部を覆う套管の下端部には、下部金
具1が固着され、その外縁部近傍には挿通孔9a
が形成されている。
接地された架台6の所定個所には挿通孔9bが
形成され、この挿通孔と下部金具1の挿通孔9a
間にはボルト4が挿通されている。このボルト4
は、接地架台6に対しては同電位とされ、下部金
具1に対しては電気的絶縁を維持した状態とされ
ている。下部金具1を、ボルト4および接地架台
6の両者に対して絶縁するには、例えば下部金具
1と架台6間にリング状の絶縁ワツシヤー2を配
設し、かつ上端にフランジ10を有する絶縁性筒
体3′をボルト4外周に装着すればよい。なお、
絶縁性筒体3′は、筒体とこの上端に固着させた
リング状の絶縁ワツシヤーとで形成しててもよ
い。
形成され、この挿通孔と下部金具1の挿通孔9a
間にはボルト4が挿通されている。このボルト4
は、接地架台6に対しては同電位とされ、下部金
具1に対しては電気的絶縁を維持した状態とされ
ている。下部金具1を、ボルト4および接地架台
6の両者に対して絶縁するには、例えば下部金具
1と架台6間にリング状の絶縁ワツシヤー2を配
設し、かつ上端にフランジ10を有する絶縁性筒
体3′をボルト4外周に装着すればよい。なお、
絶縁性筒体3′は、筒体とこの上端に固着させた
リング状の絶縁ワツシヤーとで形成しててもよ
い。
ボルト4の頭部下端と絶縁性筒体3′のフラン
ジ10上面間には外周に垂下リング11を備える
リング状の放電電極12が配設され、下部金具1
上面とフランジ10下面間には、放電電極12に
対向するごとくされたワツシヤー状の対向電極1
3が配設されている。
ジ10上面間には外周に垂下リング11を備える
リング状の放電電極12が配設され、下部金具1
上面とフランジ10下面間には、放電電極12に
対向するごとくされたワツシヤー状の対向電極1
3が配設されている。
これらの両電極12,13は両者間でサージ電
圧を放電させるためのものであるが第2図の実施
例に限定されず、例えば第3図に示すように両電
極を平板状となした一対のワツシヤーでもよく、
あるいは第4図に示すようにいずれか一方のワツ
シヤー12″の外周の任意位置に少なくとも1個
の垂下片11′を形成してもよい。また、これら
の両電極は、第5図に示すように三角状の平板と
なし、いずれか一方の平板の頂点部分を下方に折
曲げ該部からそれぞれ垂下片11″を形成したも
のを用いてもよい。
圧を放電させるためのものであるが第2図の実施
例に限定されず、例えば第3図に示すように両電
極を平板状となした一対のワツシヤーでもよく、
あるいは第4図に示すようにいずれか一方のワツ
シヤー12″の外周の任意位置に少なくとも1個
の垂下片11′を形成してもよい。また、これら
の両電極は、第5図に示すように三角状の平板と
なし、いずれか一方の平板の頂点部分を下方に折
曲げ該部からそれぞれ垂下片11″を形成したも
のを用いてもよい。
なお、対向電極13は、下部金具1上面を研磨
するなどして放電し易くすればあえて設けなくと
もよい。
するなどして放電し易くすればあえて設けなくと
もよい。
ケーブル終端部を屋外で使用する場合には、第
2図中鎖線で示すような絶縁キヤツプ14をボル
ト頭部に被せることが望ましい。。
2図中鎖線で示すような絶縁キヤツプ14をボル
ト頭部に被せることが望ましい。。
しかして、ボルト下端にナツト5を螺合させれ
ば本考案のケーブル終端部の支持部が完成する。
なお、本考案においては、このボルト、ナツトに
より締付具を構成している。
ば本考案のケーブル終端部の支持部が完成する。
なお、本考案においては、このボルト、ナツトに
より締付具を構成している。
上述したように本考案においては、アース電位
とされたボルトに接触保持された放電電極と、下
部金具上面に当接された対向電極でサージ電圧を
放電させるようにしているので、両電極間のギヤ
ツプ長さを調整することにより、放電電圧をより
一層低下させることができる。また、本考案にお
いては、従来のケーブル終端部の支持部を構成す
る絶縁ワツシヤーを放電電極および対向電極に代
えることにより本考案を達成し得るので、ギヤツ
プレスアレスタ等のサージ抑制素子を特別にあつ
らえるものに比し安価である。更に本考案におい
ては、リード線を使用せずに放電を行ない得るの
で、例えば球ギヤツプ等を新設して放電を行なう
ようにしたものと比しても利点がある。すなわ
ち、球ギヤツプ式により放電を行なうようにする
ものにおいては、一対の球間にそれぞれリード線
を接続する必要があるが、このリード線にはイン
ダクタンス成分があり、これによつて放電電圧が
上昇する。この点、本考案はインダクタンス分を
考慮しなくてよいので、その分だけ放電電圧を低
下させることができる。
とされたボルトに接触保持された放電電極と、下
部金具上面に当接された対向電極でサージ電圧を
放電させるようにしているので、両電極間のギヤ
ツプ長さを調整することにより、放電電圧をより
一層低下させることができる。また、本考案にお
いては、従来のケーブル終端部の支持部を構成す
る絶縁ワツシヤーを放電電極および対向電極に代
えることにより本考案を達成し得るので、ギヤツ
プレスアレスタ等のサージ抑制素子を特別にあつ
らえるものに比し安価である。更に本考案におい
ては、リード線を使用せずに放電を行ない得るの
で、例えば球ギヤツプ等を新設して放電を行なう
ようにしたものと比しても利点がある。すなわ
ち、球ギヤツプ式により放電を行なうようにする
ものにおいては、一対の球間にそれぞれリード線
を接続する必要があるが、このリード線にはイン
ダクタンス成分があり、これによつて放電電圧が
上昇する。この点、本考案はインダクタンス分を
考慮しなくてよいので、その分だけ放電電圧を低
下させることができる。
第1図は従来におけるケーブル終端部の支持部
の要部断面図、第2図は本考案におけるケーブル
終端部の支持部の要部断面図、第3図および第4
図は、放電電極および対向電極の他の実施例を示
す断面図、第5図は放電電極および対向電極の他
の実施例を示す正面図である。 1……下部金具、4……ボルト、5……ナツ
ト、9a,9b……挿通孔、12,12′,1
2″,12……放電電極、13,13′……対向
電極、14……絶縁キヤツプ。
の要部断面図、第2図は本考案におけるケーブル
終端部の支持部の要部断面図、第3図および第4
図は、放電電極および対向電極の他の実施例を示
す断面図、第5図は放電電極および対向電極の他
の実施例を示す正面図である。 1……下部金具、4……ボルト、5……ナツ
ト、9a,9b……挿通孔、12,12′,1
2″,12……放電電極、13,13′……対向
電極、14……絶縁キヤツプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーブル端末を覆う套管の下端部に結合され
た下部金具と、この下部金具を支持する接地架
台と、この接地架台と前記下部金具に形成され
た挿通孔関に電気的絶縁を維持して挿嵌され、
両者を堅固に連結する締結具と、この締結具
に、前記下部金具に対し所要長離間されて固定
された放電電極とを具備することを特徴とする
ケーブル終端部の支持部。 (2) 放電電極の下部金具に対向する側の面に、突
起が形成されている実用新案登録請求の範囲第
1項記載のケーブル終端部の支持部。 (3) 下部金具の放電電極に対向する側の面に、こ
の下部金具に電気的に接続した状態で対向電極
が配置され、この対向電極と放電電極間で放電
が生じるようにされている実用新案登録請求の
範囲第1項または第2項記載のケーブル終端部
の支持部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10994381U JPS5815427U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | ケ−ブル終端部の支持部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10994381U JPS5815427U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | ケ−ブル終端部の支持部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5815427U JPS5815427U (ja) | 1983-01-31 |
JPS6118579Y2 true JPS6118579Y2 (ja) | 1986-06-05 |
Family
ID=29904304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10994381U Granted JPS5815427U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | ケ−ブル終端部の支持部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815427U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7102069B2 (ja) * | 2018-08-22 | 2022-07-19 | 株式会社関電工 | 機器直結型端末の雷保護装置 |
-
1981
- 1981-07-24 JP JP10994381U patent/JPS5815427U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5815427U (ja) | 1983-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2235398C2 (ru) | Высоковольтный ввод | |
US20030022556A1 (en) | Cable terminal | |
JPS6118579Y2 (ja) | ||
US4477692A (en) | High voltage terminal bushing for electrical apparatus | |
JP3232175B2 (ja) | 避雷ユニットを備えた避雷碍子装置及び避雷碍子装置の製造方法 | |
US4991053A (en) | Surge arrester with draining insulative bracket | |
JPH0132652Y2 (ja) | ||
JPH0231939Y2 (ja) | ||
JPH0231940Y2 (ja) | ||
JPH0210767Y2 (ja) | ||
JPS6131454Y2 (ja) | ||
JPH051957Y2 (ja) | ||
JPH0338794Y2 (ja) | ||
JPH021834Y2 (ja) | ||
JPS6031381Y2 (ja) | ケ−ブル終端部の支持部 | |
JP3135342B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPS6228039Y2 (ja) | ||
JPS6131456Y2 (ja) | ||
JPH0416596Y2 (ja) | ||
JPH0231941Y2 (ja) | ||
JPH0722074Y2 (ja) | 配電線路用機器の保護装置 | |
JP3259036B2 (ja) | ケーブル接続用ブッシング | |
JPH0242022Y2 (ja) | ||
JPS6010250Y2 (ja) | 避雷器内蔵形碍子 | |
JPH0722075Y2 (ja) | 避雷碍子 |