JPS6031373Y2 - 導電性コンクリ−トトラフ - Google Patents

導電性コンクリ−トトラフ

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Publication number
JPS6031373Y2
JPS6031373Y2 JP9446280U JP9446280U JPS6031373Y2 JP S6031373 Y2 JPS6031373 Y2 JP S6031373Y2 JP 9446280 U JP9446280 U JP 9446280U JP 9446280 U JP9446280 U JP 9446280U JP S6031373 Y2 JPS6031373 Y2 JP S6031373Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trough
concrete
conductive
casing
ground
Prior art date
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Expired
Application number
JP9446280U
Other languages
English (en)
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JPS5718834U (ja
Inventor
大三 重森
省悟 前田
Original Assignee
株式会社山光社
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社山光社 filed Critical 株式会社山光社
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Publication of JPS5718834U publication Critical patent/JPS5718834U/ja
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地中または地表に布設する各種ケーブル、電線
類を防護するために使用するコンクリートトラフの改良
に係り、特に各種ケーブル、電線類を機械的な損傷から
保護すると共に、落雷事故やノイズ等から防護し得るよ
うにした導電性コンクリートトラフに関する。
一般に各種ケーブル、電線類を布設する手段として架空
式とか埋設とかが知られており、その中で各種ケーブル
、電線類を地中または地表に布設する場合に前記ケーブ
ル等を機械的な損傷から保護すると共に、人蓄の接触通
電事故を防止するためにこれらのケーブル類等をコンク
リートトラフに収容して布設することが知られている。
しかしながら、これらのケーブル類の布設は、たとえは
水道や農業用水等のテレメータの信号線路や、高速道路
の表示器用の線路、空港内の電力用および信号用線路、
その他鉄道の信号線路等の如く長距離に亘って布設され
ることが多い。
従つて落雷事故やノイズ発生等の障害を受は易いもので
あるが、従来はこれらの障害に対する対策が講じられて
いないため、。
例えばトラフ付近に落雷事故が発生するとこれらのトラ
フは普通大地に対して高抵抗となっているのでトラフ自
体の電位が上昇し、これによりトラフに収容配設されて
いるケーブル類が絶縁破壊を起し損傷を受けたり、又は
ノイズ等が発生したりする欠点があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、各種
ケーブル、電線類を機械的な損傷や感電事故はら保護す
ると共に、落雷事故やノイズ発生等から防護し得るるよ
うになされた導電性コンクリートトラフを提供すること
を目的とするものである。
本考案によれば上記目的を達するために、前記コンクリ
ート製筐体の原材料に炭素粒を混合してこのコンクリー
ト製筐体に導電性を附与すると共に、これらのコンクリ
ート製筐体相互間を導電的に連接してなることを特徴と
するものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本考案の一実施例における一室式の導電性コン
クリートトラフの一筐体の一部切欠斜視図を示す。
第1図において導電性コンクリートトラフの筐体1はケ
ーブル、電線類を収容配設するU字状の本体2と、その
本体2の上部開口部3を被覆する平板状の蓋6とからな
り、これらの本体2および蓋6はセメントまたはセメン
トの砂利に炭素粒を混合して底形してなる導電性コンク
リート4.4′中に鋼材等の鉄筋5.5′を一体に埋設
固化してなるものである。
前記導電性コンクリートトラフの筐体は例えば容量比で
炭素粒2部、砂利2部およびセメント1部と水をセメン
ト比に対し0.6〜O0踵量加えて混練し、これを適当
な型わくの中に鉄筋を入れて注入し、コンクリートが十
分に押し広がり、緻密度及び表面の仕上りをよくするた
め振動を加えて成形される。
このようにして得られた導電性コンクリートの導電率は
1〜10Ω/c7FKであった。
この導電性コンクリートに混入させる炭素粒の混合比率
を変えることにより、種々の導電率を附与させることが
できる。
例えば炭素粒2部に対しセメント1部の比率のものを8
唾量%と、砂利をセメント1部に対し2.5部の比率の
ものを2唾量%とを混合して成形した導電性コンクリー
トは30〜100Ω/crftの導電率であった。
第2図は本考案の他の実施例における2室式の導電性コ
ンクリートトラフの1筐体の斜視図を示すもので、この
筐体旦は第1図々示の筐体を2個長手方向に合せて略中
夫に隔壁17を設けたものに等しくケーブル、電線類を
収容配設するU字状の2室の本体12とその本体12の
上部開口部13を被覆する平板状の蓋16とからなり、
これらの本体12と蓋16は第1図のものと全く同一方
法によって鉄筋を一体に埋設固化してなる導電性コンク
リートにて成形されている。
この第2図に示す筐体からなるトラフは二室式トラフと
して電力線等と信号線路相互の干渉を避けるための区分
のある形式のトラフとして用いられる。
第3図は本考案のさらに他の実施例における多室式の導
電性コンクリートトラフの一筐体の斜視図を示すもので
、この筐体21は筒状の本体22の長手方向にケーブル
等を収納する多数の連通孔23を設けたもので、これら
のものは前記第1図について説明したものと同一方法に
より鉄筋を一体に埋設固化した導電性コンクリートにて
成形されている。
この第3図に示す筐体からなるトラフは多室式トラフと
して多種類の線路を収納する形式のトラフとして用いら
れる。
第4図は本考案の一実施例のトラフの布設状況を説明す
るための説明図である。
第4図に示すものはトラフを地表に布設する場合の例で
あり、前記第1図乃至第3図について説明したものと同
−構成からなる導電性コンクリート製筐体31を大地4
0上に多数連接してトラフを構成している。
36は各筐体31を被覆する平板状の蓋であり、38は
トラフ中に収容されているケーブル、電線類を示す。
前記導電性の筐体31はその相互間を導電的に連接する
ために例えば炭素粒を混入してなる導電性モルタル39
を用いて相互間を導電的に連接するようになされている
本考案は以上のように構成されているので、導電性コン
クリートトラフの各筐体の外表面部は大地に対し導電体
と同様に接触しているので各筐体は電気的に接地されて
いること)なる。
しかもこのトラフは大地に対し長距離に亘って配設され
ているので長大なアース線を布設したと同等となり、そ
の接地抵抗が極めて低い抵抗となる。
従って本考案によるトラフを用いて各種ケーブル、電線
類を地中または地面に布設する場合には、このトラフが
導電性を有し、且つ大地に電気的に接続されているので
雷やノイズは導電性トラフにより速やかに大地に放出さ
れることとなる。
さらにトラフと大地との接地抵抗は極めて低い抵抗であ
るので、大地に対する放出電流による電位上昇をも極め
て小さく抑止することができるので、これによるトラフ
中に収容配設されたケーブル、電線類の損傷を未然に防
止することができる効果がある。
このトラフは低抵抗のアースと同一の作用効果があるの
で、これをアース体として利用すれば他の接地工事を必
要としない効果もある。
さらに電力等の配電線の場合などにおいては万一の液絡
事故に対し送配電線路に設置されているグランドワイヤ
と同様にトラフを帰線として利用することもできる。
さらに本考案によるトラフは導電性材料として炭素粒を
使用しているので、腐食や電蝕の心配がなく且つ永久性
がある等の効果もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例におけるトラフの一筐体の一
部切欠斜視図、第2図および第3図はそれぞれ本考案の
他の実施例におけるトラフの一筐体に斜視図、第4図は
本考案の一実施例のトラフの布設状況の説明用図である
。 1.11,21.31・・・・・・トラフの筐体、2゜
12゜ 22・・・・・・本体、 3゜ 13・・・・・・上部開口部、 4゜ 4′・・・・・・導電性コンクリート、 5゜ 5′・・・・・・鉄 筋、 6゜ 16゜ 36・・・・・・蓋、 17・・・・・・隔壁、 3 ・・・・・・連通孔、 38・・・・・・ケーブル、電線類、 39・・・ ・・・導電性モルタル、 40・・・・・・大地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中または地表に布設する各種ケーブル、電線類を防護
    するために使用するコンクリート製筐体を多数ダクト状
    に連接してなるコンクリートトラフにおいて、前記コン
    クリート製筐体の原材料に炭素粒を混合してこのコンク
    リート製筐体に導電性を附与すると共に、これらのコン
    クリート製筐体相互間を導電的に連接してなることを特
    徴とする導電性コンクリートトラフ。
JP9446280U 1980-07-04 1980-07-04 導電性コンクリ−トトラフ Expired JPS6031373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9446280U JPS6031373Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 導電性コンクリ−トトラフ

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JP9446280U JPS6031373Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 導電性コンクリ−トトラフ

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Publication Number Publication Date
JPS5718834U JPS5718834U (ja) 1982-01-30
JPS6031373Y2 true JPS6031373Y2 (ja) 1985-09-19

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ID=29456392

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JP9446280U Expired JPS6031373Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 導電性コンクリ−トトラフ

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