JPH019290Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019290Y2 JPH019290Y2 JP1983010578U JP1057883U JPH019290Y2 JP H019290 Y2 JPH019290 Y2 JP H019290Y2 JP 1983010578 U JP1983010578 U JP 1983010578U JP 1057883 U JP1057883 U JP 1057883U JP H019290 Y2 JPH019290 Y2 JP H019290Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deep groove
- case
- bushing
- center conductor
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 17
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 claims description 7
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical group [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は柱上用開閉器あるいは変圧器等高圧配電
線路において使用されるケース入り柱上用電気機
器の口出線の改良に係り、特にケースに対し貫装
してなる深溝形のブツシングが絶縁低下を招かな
いように工夫した口出線構造に関するものであ
る。
線路において使用されるケース入り柱上用電気機
器の口出線の改良に係り、特にケースに対し貫装
してなる深溝形のブツシングが絶縁低下を招かな
いように工夫した口出線構造に関するものであ
る。
高圧配電線路に使用する例えばケース入り柱上
用開閉器は、特に塩害、塵埃地区等汚損が著ちぢ
るしい場所で使用する場合にはその口出線に深溝
形ブツシングがケースに貫装して使用されてい
る、このブツシングは周知の如く中央の貫通孔に
挿通した中心導体に対しその外側に位置して同導
体と同心的に深溝を形成し、ブツシングにおける
絶縁沿面距離をできるだけ大きくすると同時にこ
の深溝内の汚損を抑制して充電部一大地（ケー
ス）間の絶縁が低下しないようにしたものであ
る。しかし、上記のブツシングはケースの側面に
対し水平方向に貫装すると深溝も水平に位置する
ため降雨時溝内に侵入した雨水が同溝内の下部側
に集まり、ここに停滞するため同部分の絶縁が著
ちぢるしく低下して漏洩電流の増大さらには閃絡
へと発展させることがあつた。
用開閉器は、特に塩害、塵埃地区等汚損が著ちぢ
るしい場所で使用する場合にはその口出線に深溝
形ブツシングがケースに貫装して使用されてい
る、このブツシングは周知の如く中央の貫通孔に
挿通した中心導体に対しその外側に位置して同導
体と同心的に深溝を形成し、ブツシングにおける
絶縁沿面距離をできるだけ大きくすると同時にこ
の深溝内の汚損を抑制して充電部一大地（ケー
ス）間の絶縁が低下しないようにしたものであ
る。しかし、上記のブツシングはケースの側面に
対し水平方向に貫装すると深溝も水平に位置する
ため降雨時溝内に侵入した雨水が同溝内の下部側
に集まり、ここに停滞するため同部分の絶縁が著
ちぢるしく低下して漏洩電流の増大さらには閃絡
へと発展させることがあつた。
本案はかゝる点を比較的簡単な手段で解決しよ
うとするもので、中央の貫通孔に中心導体を挿通
して固定しさらにこの中心導体に対しその外側に
同心的に形成してなる深溝を備えたブツシングを
ケースの側面に対し上記深溝の開口端がケースと
反対側に位置するように水平方向に突出して貫装
したものにおいて、上記深溝の下部側のみを磁器
成形上必要な抜きテーパーよりさらに前端が下方
に傾斜する大きなテーパーに形成したことを特徴
とするケース入り柱上用電気機器における口出線
構造を提案するものである。
うとするもので、中央の貫通孔に中心導体を挿通
して固定しさらにこの中心導体に対しその外側に
同心的に形成してなる深溝を備えたブツシングを
ケースの側面に対し上記深溝の開口端がケースと
反対側に位置するように水平方向に突出して貫装
したものにおいて、上記深溝の下部側のみを磁器
成形上必要な抜きテーパーよりさらに前端が下方
に傾斜する大きなテーパーに形成したことを特徴
とするケース入り柱上用電気機器における口出線
構造を提案するものである。
以下、本案の実施例に付き説明する。
１は鉄製のケースであり、その側面１ａには取
付穴１ｂが形成されておりこの穴に対し磁器製の
深溝形ブツシング２がボルト３およびナツト４に
よつてその深溝２ａ，２ｂの開口端２a1，２b1が
ケースと反対側に位置するように水平方向に突出
して貫装している。５はパツキン、６はブツシン
グ２の鍔部２ｃに接着材７によつて固着した取付
用のフランジ、８はパツキンを示す。
付穴１ｂが形成されておりこの穴に対し磁器製の
深溝形ブツシング２がボルト３およびナツト４に
よつてその深溝２ａ，２ｂの開口端２a1，２b1が
ケースと反対側に位置するように水平方向に突出
して貫装している。５はパツキン、６はブツシン
グ２の鍔部２ｃに接着材７によつて固着した取付
用のフランジ、８はパツキンを示す。
９はブツシングの中央の貫通孔２ｄに挿通した
ボルト状の中心導体でありケース内に位置する内
方端、９ａはブツシングの内方段部２ｅに接着材
１０によつて固着した固定金具１１に対し接続金
具１２、導電金具１３、接触用ブツシユ１４、平
ワツシヤー１５、を介してナツト１６によつて締
付固定されるもので同中心導体は固定されると同
時に一端を固定電極（特に図示しない）に接続す
る導電金具１３と電気的に接続される、また２
ａ，２ｂは上記貫通孔２ｄに挿通して固定した中
心導体９に対しその外側に位置しかつ同心的に形
成した深溝であり、本実施例では深く形成した外
側に位置する深溝２ａと、中心導体（（詳わしく
は廻り止め金具１７））と前方に突出する中央突
出部２ｆの内壁面２f1とで形成する上記溝より浅
い内側に位置する深溝２ｂとの２重溝を形成して
絶縁沿面距離ｌをできるだけ大きくするようにし
ているほか、深溝２ａ，２ｂはいずれもその下部
側２a2，２b2のみが磁器成形上に必要な抜きテー
パー（一般に磁器を成形する場合、成形型の離形
を考えて1/100前後のテーパーがつけられる）よ
りさらにそれぞれの前端２a3，２b3が下方に傾斜
する大きなテーパー（10／100〜15／100に形成されてい て降雨時同溝内に侵入した雨水が開口端より速み
やかに流出されるようにしている。
ボルト状の中心導体でありケース内に位置する内
方端、９ａはブツシングの内方段部２ｅに接着材
１０によつて固着した固定金具１１に対し接続金
具１２、導電金具１３、接触用ブツシユ１４、平
ワツシヤー１５、を介してナツト１６によつて締
付固定されるもので同中心導体は固定されると同
時に一端を固定電極（特に図示しない）に接続す
る導電金具１３と電気的に接続される、また２
ａ，２ｂは上記貫通孔２ｄに挿通して固定した中
心導体９に対しその外側に位置しかつ同心的に形
成した深溝であり、本実施例では深く形成した外
側に位置する深溝２ａと、中心導体（（詳わしく
は廻り止め金具１７））と前方に突出する中央突
出部２ｆの内壁面２f1とで形成する上記溝より浅
い内側に位置する深溝２ｂとの２重溝を形成して
絶縁沿面距離ｌをできるだけ大きくするようにし
ているほか、深溝２ａ，２ｂはいずれもその下部
側２a2，２b2のみが磁器成形上に必要な抜きテー
パー（一般に磁器を成形する場合、成形型の離形
を考えて1/100前後のテーパーがつけられる）よ
りさらにそれぞれの前端２a3，２b3が下方に傾斜
する大きなテーパー（10／100〜15／100に形成されてい て降雨時同溝内に侵入した雨水が開口端より速み
やかに流出されるようにしている。
１７は中心導体の中間に位置して螺装されかつ
接着した両端に小判形の係合部１７ａ，１７ｂを
それぞれ形成してなる廻り止め金具であり一方の
係合部１７ａはブツシングの外段部２ｇに形成し
た小判形の係合穴２ｈに嵌合して中心導体をブツ
シングに対し回転しないようにし、さらに他方の
係合部１７ｂは鍔状の遮蔽体１８の係合穴１８ａ
と嵌合して同遮蔽体が中心導体に対し回転しない
ようにしている。
接着した両端に小判形の係合部１７ａ，１７ｂを
それぞれ形成してなる廻り止め金具であり一方の
係合部１７ａはブツシングの外段部２ｇに形成し
た小判形の係合穴２ｈに嵌合して中心導体をブツ
シングに対し回転しないようにし、さらに他方の
係合部１７ｂは鍔状の遮蔽体１８の係合穴１８ａ
と嵌合して同遮蔽体が中心導体に対し回転しない
ようにしている。
１９，２０はパツキン各々を示す。
また、上記遮蔽体１８は磁器製であり上記ブツ
シングの中央突出部２ｆに対し若干の距離ａを形
成して中心導体に取付たもので深溝の開口端２
a1，２b1を遮蔽して同溝内の汚損を抑制すると同
時に中心導体の先端９ｂに圧着して接続した電線
接続端子２１の周囲を覆う絶縁カバー２２の取付
部１８ｂを形成して取付座をも兼用している。２
３は遮蔽体取付用ナツト、２４はワツシヤー、２
５は電線接続端子に接続した先端に圧着端子２６
を接続した接続電線、２７は必要に応じて中心導
体と貫通孔間とで形成する間隙ｇに入した充填材
を示す。
シングの中央突出部２ｆに対し若干の距離ａを形
成して中心導体に取付たもので深溝の開口端２
a1，２b1を遮蔽して同溝内の汚損を抑制すると同
時に中心導体の先端９ｂに圧着して接続した電線
接続端子２１の周囲を覆う絶縁カバー２２の取付
部１８ｂを形成して取付座をも兼用している。２
３は遮蔽体取付用ナツト、２４はワツシヤー、２
５は電線接続端子に接続した先端に圧着端子２６
を接続した接続電線、２７は必要に応じて中心導
体と貫通孔間とで形成する間隙ｇに入した充填材
を示す。
なお、本案の実施例においては深溝を２重に設
けたものについて説明したが深溝が１つの場合で
も同様に実施できるのは勿論、深溝の下部側を特
に下方に傾斜させるテーパーの形成についても成
形型を一部変更する程度で簡単に具現化できるも
のである。
けたものについて説明したが深溝が１つの場合で
も同様に実施できるのは勿論、深溝の下部側を特
に下方に傾斜させるテーパーの形成についても成
形型を一部変更する程度で簡単に具現化できるも
のである。
本案は以上のようにブツシングの中央の貫通孔
に挿通する中心導体に対し同心的に形成した深溝
の特に下部側のみを磁器成形時に必要な抜きテー
パーよりさらに前端が下方に傾斜する大きなテー
パーに形成した結果、降雨時、雨水が溝内に侵入
しても雨水は溝内を雨洗するようにして下部側に
廻り込みすみやかに開口端より溝外へ流出される
ため、かゝる箇所の乾燥が促進され、従来みられ
たような雨水の停滞による絶縁低下を招くことが
ない。また、ブツシングをケース側面に対し横方
向（水平方向）に複数並設して貫装した場合も上
記の如く深溝の下部側のみを傾斜させるだけで大
形にならないため、相間ピツチ（隣接するブツシ
ング間の距離）をひろげることなく従来の３相用
電気機器の口出線にそのまゝ使用できる特長があ
る。さらにまた深溝の形成についても成形型の一
部を変更する程度で簡単に実施できるためコスト
アツプにつながらない等すぐれた特長を有するも
ので実用性が高いものである。
に挿通する中心導体に対し同心的に形成した深溝
の特に下部側のみを磁器成形時に必要な抜きテー
パーよりさらに前端が下方に傾斜する大きなテー
パーに形成した結果、降雨時、雨水が溝内に侵入
しても雨水は溝内を雨洗するようにして下部側に
廻り込みすみやかに開口端より溝外へ流出される
ため、かゝる箇所の乾燥が促進され、従来みられ
たような雨水の停滞による絶縁低下を招くことが
ない。また、ブツシングをケース側面に対し横方
向（水平方向）に複数並設して貫装した場合も上
記の如く深溝の下部側のみを傾斜させるだけで大
形にならないため、相間ピツチ（隣接するブツシ
ング間の距離）をひろげることなく従来の３相用
電気機器の口出線にそのまゝ使用できる特長があ
る。さらにまた深溝の形成についても成形型の一
部を変更する程度で簡単に実施できるためコスト
アツプにつながらない等すぐれた特長を有するも
ので実用性が高いものである。
第１図は本考案の実施例を示すものでケースに
対し水平方向に貫装してなる口出線の要部を示す
縦断面図、第２図は一部を省略した第１図におけ
るＡ−Ａ断面図である。 １……ケース、１ａ……ケース側面、２……深
溝形ブツシング、２ａ……深溝、２a1……開口
端、２a2……下部側、２a3……前端、２ｂ……深
溝、２b1……開口端、２b2……下部側、２b3……
前端。
対し水平方向に貫装してなる口出線の要部を示す
縦断面図、第２図は一部を省略した第１図におけ
るＡ−Ａ断面図である。 １……ケース、１ａ……ケース側面、２……深
溝形ブツシング、２ａ……深溝、２a1……開口
端、２a2……下部側、２a3……前端、２ｂ……深
溝、２b1……開口端、２b2……下部側、２b3……
前端。
Claims (1)
- 中央の貫通孔に中心導体を挿通して固定しさら
にこの中心導体に対しその外側に同心的に形成し
てなる深溝を備えた深溝形ブツシングをケースの
側面に対し上記深溝の開口端がケースと反対側に
位置するように水平方向に突出して貫装したもの
において、上記深溝の下部側のみを磁器成形上必
要な抜きテーパーよりさらに前端が下方に傾斜す
る大きなテーパーに形成したことを特徴とするケ
ース入り柱上用電気機器における口出線構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1057883U JPS59117023U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | ケ−ス入り柱上用電気機器における口出線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1057883U JPS59117023U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | ケ−ス入り柱上用電気機器における口出線構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59117023U JPS59117023U (ja) | 1984-08-07 |
| JPH019290Y2 true JPH019290Y2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=30142016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1057883U Granted JPS59117023U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | ケ−ス入り柱上用電気機器における口出線構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59117023U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4700820B2 (ja) * | 2001-02-21 | 2011-06-15 | 日本高圧電気株式会社 | 開閉器等におけるリードレス型ブッシング |
| JP4700357B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2011-06-15 | 中部電力株式会社 | 開閉器用ブッシングにおける端子カバー支持部材の固定構造体 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS447141Y1 (ja) * | 1967-01-24 | 1969-03-18 | ||
| JPS5019679U (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-05 | ||
| JPS565802U (ja) * | 1974-02-04 | 1981-01-19 | ||
| JPS5760727A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Comparator circuit |
-
1983
- 1983-01-26 JP JP1057883U patent/JPS59117023U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS447141Y1 (ja) * | 1967-01-24 | 1969-03-18 | ||
| JPS5019679U (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-05 | ||
| JPS565802U (ja) * | 1974-02-04 | 1981-01-19 | ||
| JPS5760727A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Comparator circuit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59117023U (ja) | 1984-08-07 |
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