JPH0127394Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0127394Y2 JPH0127394Y2 JP2932483U JP2932483U JPH0127394Y2 JP H0127394 Y2 JPH0127394 Y2 JP H0127394Y2 JP 2932483 U JP2932483 U JP 2932483U JP 2932483 U JP2932483 U JP 2932483U JP H0127394 Y2 JPH0127394 Y2 JP H0127394Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hard insulator
- electrode
- internal electrode
- mantle
- hard
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 24
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えばスリツプオン式のケーブル終
端箱を構成する硬質絶縁体の耐閃絡特性を向上さ
せる場合に好適するケーブル終端箱に関するもの
である。
端箱を構成する硬質絶縁体の耐閃絡特性を向上さ
せる場合に好適するケーブル終端箱に関するもの
である。
一般に、スリツプオン式の気中終端箱として
は、例えば第１図に示すように、下端にレセプタ
クル１を有する導体引出棒２と、この引出棒の外
周に設けられ、下端を環状底板３に固着した硬質
絶縁体４と、この硬質絶縁体を所要の間隙を有し
て包被し、内部に絶縁性流体５を充填した套管６
とで構成されて成るものが知られている。
は、例えば第１図に示すように、下端にレセプタ
クル１を有する導体引出棒２と、この引出棒の外
周に設けられ、下端を環状底板３に固着した硬質
絶縁体４と、この硬質絶縁体を所要の間隙を有し
て包被し、内部に絶縁性流体５を充填した套管６
とで構成されて成るものが知られている。
ところで、かかる構成のケーブル終端箱におい
ては、導体接続部が套管下方の硬質絶縁体４中に
存在する関係上、硬質絶縁体内周に内部電極７が
設けられ、更に、この内部電極の中心部には導体
引出棒２が貫通配設されている。
ては、導体接続部が套管下方の硬質絶縁体４中に
存在する関係上、硬質絶縁体内周に内部電極７が
設けられ、更に、この内部電極の中心部には導体
引出棒２が貫通配設されている。
従つてこのような終端箱においては、例えば第
１図〜第３図に示す如く、硬質絶縁体の上端部位
置に套管内の絶縁性流体５の漏出を防止するパツ
キング８ａ，８ｂ，８ｃおよび導体引出棒２を内
部電極７に固定するための固定金具９，９′，
９″が種々の態様で配設されている。
１図〜第３図に示す如く、硬質絶縁体の上端部位
置に套管内の絶縁性流体５の漏出を防止するパツ
キング８ａ，８ｂ，８ｃおよび導体引出棒２を内
部電極７に固定するための固定金具９，９′，
９″が種々の態様で配設されている。
しかしながら、従来においては、上記のパンキ
ングを締付けあるいは押える金具１０ａ，１０ｂ
および固定金具９としてはその端面にＲ取りが施
される程度で、電界集中を防ぐための特別な配慮
がなされていなかつた。従つてこのような終端箱
においては、課電電圧が高くなると上記金具近傍
に局部的な電界集中が生じ、各図中点線で示した
経路で表面閃絡が発生し、ひいては套管６が割れ
る恐れがあり危険であつた。
ングを締付けあるいは押える金具１０ａ，１０ｂ
および固定金具９としてはその端面にＲ取りが施
される程度で、電界集中を防ぐための特別な配慮
がなされていなかつた。従つてこのような終端箱
においては、課電電圧が高くなると上記金具近傍
に局部的な電界集中が生じ、各図中点線で示した
経路で表面閃絡が発生し、ひいては套管６が割れ
る恐れがあり危険であつた。
本考案はこのような点に着目してなされたもの
で導体引出棒を内部電極に固定する固定金具を、
それ自身が硬質絶縁体中に埋入されたシールド電
極で包含することにより前述の欠点を解消せんと
するものである。
で導体引出棒を内部電極に固定する固定金具を、
それ自身が硬質絶縁体中に埋入されたシールド電
極で包含することにより前述の欠点を解消せんと
するものである。
以下、本考案を一実施例の図面に基づいて説明
する。第１図〜第３図と同一部分に同一番号を付
した第４図および第５図において、套管６と、こ
の套管内に同軸的に収納した硬質絶縁体４′との
間隙には絶縁性流体５が充填され、硬質絶縁体
４′内周に固着された内部電極７′の中心部には下
方にレセプタクル１を有する導体引出棒２が貫挿
されている。
する。第１図〜第３図と同一部分に同一番号を付
した第４図および第５図において、套管６と、こ
の套管内に同軸的に収納した硬質絶縁体４′との
間隙には絶縁性流体５が充填され、硬質絶縁体
４′内周に固着された内部電極７′の中心部には下
方にレセプタクル１を有する導体引出棒２が貫挿
されている。
導体引出棒２はストツパー１１をレセプタクル
の収納孔１２の奥壁１３に係止し、予め導体引出
棒２に嵌挿しておいたダブルナツト等の固定金具
９を内部電極７′上端まで螺進させることにより
内部電極７′に堅固に固定される。
の収納孔１２の奥壁１３に係止し、予め導体引出
棒２に嵌挿しておいたダブルナツト等の固定金具
９を内部電極７′上端まで螺進させることにより
内部電極７′に堅固に固定される。
内部電極７′の上部には硬質絶縁体４′中に埋入
される筒状のシールド電極１４が同軸的に連接さ
れており、かつ固定金具は、シールド電極を覆う
硬質絶縁体の内壁に対して所要の間〓を形成する
如くして配設されている。
される筒状のシールド電極１４が同軸的に連接さ
れており、かつ固定金具は、シールド電極を覆う
硬質絶縁体の内壁に対して所要の間〓を形成する
如くして配設されている。
上記シールド電極１４は、硬質絶縁体上部に配
設される固定金具や絶縁混和物シール用金具等部
分の電位分布の乱れを抑制するいわばコロナシー
ルドの機能を有するものであり、従つて、上記金
具類はシールド電極１４の凹陥部１５内に包含さ
れるごとく配設される。
設される固定金具や絶縁混和物シール用金具等部
分の電位分布の乱れを抑制するいわばコロナシー
ルドの機能を有するものであり、従つて、上記金
具類はシールド電極１４の凹陥部１５内に包含さ
れるごとく配設される。
また、その意味でシールド電極の上端には丸味
が施されている。
が施されている。
なお、シールド電極を硬質絶縁体中に埋入させ
たのは、電極を絶縁すると共に閃絡長を長くし、
更に硬質絶縁体の沿面方向電位を小さくするため
である。
たのは、電極を絶縁すると共に閃絡長を長くし、
更に硬質絶縁体の沿面方向電位を小さくするため
である。
以上述べたように本考案においては、内部電極
の上部には硬質絶縁体中に埋入される筒状のシー
ルド電極が同軸的に連接されており、かつ固定金
具が、筒状のシールド電極を覆う硬質絶縁体の内
壁に対して所要の間〓を形成する如くして配設さ
れているので、硬質絶縁体上部の電界緩和を行な
うことができ、硬質絶縁体表面での閃絡（套管内
部閃絡）が抑制される。従つて本考案において
は、ケーブル終端部の信頼性を著るしく向上させ
ることができる。
の上部には硬質絶縁体中に埋入される筒状のシー
ルド電極が同軸的に連接されており、かつ固定金
具が、筒状のシールド電極を覆う硬質絶縁体の内
壁に対して所要の間〓を形成する如くして配設さ
れているので、硬質絶縁体上部の電界緩和を行な
うことができ、硬質絶縁体表面での閃絡（套管内
部閃絡）が抑制される。従つて本考案において
は、ケーブル終端部の信頼性を著るしく向上させ
ることができる。
また、本考案は、硬質絶縁体上部に独立のシー
ルドリングを配設する方式に比し、その構成が単
純でかつ電界緩和効果も大きく更に、経済的にも
有利である。
ルドリングを配設する方式に比し、その構成が単
純でかつ電界緩和効果も大きく更に、経済的にも
有利である。
なお、前述の実施例においては、主として
66KVのクラスのスリツプオン式気中終端部に適
用する場合について述べてあるが、使用電圧が高
くなるに従つて、例えば、その使用電圧が
154KVクラス以上の場合、本考案のシールド電
極が不可欠になつてくるものと思料される。
66KVのクラスのスリツプオン式気中終端部に適
用する場合について述べてあるが、使用電圧が高
くなるに従つて、例えば、その使用電圧が
154KVクラス以上の場合、本考案のシールド電
極が不可欠になつてくるものと思料される。
なお、前述の実施例においては、内部電極とシ
ールド電極とを一体に形成した場合について述べ
てあるが本考案はこれに限定されず、両者が分離
可能に構成されていてもよい。
ールド電極とを一体に形成した場合について述べ
てあるが本考案はこれに限定されず、両者が分離
可能に構成されていてもよい。
第１図は従来のケーブル終端箱の縦断面図、第
２図〜第３図は従来の他の実施例を示すケーブル
終端箱の要部縦断面図、第４図は本考案における
ケーブル終端箱の縦断面図、第５図は本考案の要
部拡大断面図である。 １……レセプタクル、２……導体引出棒、３…
…環状底板、４，４′……硬質絶縁体、５……絶
縁性流体、６……套管、７，７′……内部電極、
９，９′，９″……固定金具、１４……シールド電
極。
２図〜第３図は従来の他の実施例を示すケーブル
終端箱の要部縦断面図、第４図は本考案における
ケーブル終端箱の縦断面図、第５図は本考案の要
部拡大断面図である。 １……レセプタクル、２……導体引出棒、３…
…環状底板、４，４′……硬質絶縁体、５……絶
縁性流体、６……套管、７，７′……内部電極、
９，９′，９″……固定金具、１４……シールド電
極。
Claims (1)
- 套管と、この套管内に同軸的に収納した硬質絶
縁体との間隙に絶縁性流体を充填し、前記硬質絶
縁体内周に固着した内部電極の中心を貫通する導
体引出棒を固定金具により前記内部電極に固定し
てなるケーブル終端箱において、前記内部電極の
上部には前記硬質絶縁体中に埋入される筒状のシ
ールド電極が同軸的に連接されており、かつ前記
固定金具が、シールド電極を覆う前記硬質絶縁体
の内壁に対して所要の間隙を形成する如く配設さ
れていることを特徴とするケーブル終端箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2932483U JPS59135027U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ケ−ブル終端箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2932483U JPS59135027U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ケ−ブル終端箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59135027U JPS59135027U (ja) | 1984-09-10 |
| JPH0127394Y2 true JPH0127394Y2 (ja) | 1989-08-16 |
Family
ID=30160182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2932483U Granted JPS59135027U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ケ−ブル終端箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59135027U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5308833B2 (ja) * | 2009-01-13 | 2013-10-09 | 株式会社ビスキャス | 套管、套管の製造方法及び電力ケーブルの終端接続部 |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP2932483U patent/JPS59135027U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59135027U (ja) | 1984-09-10 |
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