JP5308833B2 - 套管、套管の製造方法及び電力ケーブルの終端接続部 - Google Patents
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Description
従来の電力ケーブル終端用套管としては、磁器製のもの(例えば、特許文献1参照)やゴム製のもの(例えば、特許文献2参照)がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、長期間にわたって防水性能を維持することができるようにすることである。
また、上記課題を解決するために、套管が、段剥ぎ処理された電力ケーブルが挿入される挿入孔を有し、モールド成型されたゴム製の套管本体と、前記電力ケーブルの導体の先端に取り付けられる導体引出棒が貫通して収められる金属管と、を備え、前記套管本体のモールド成型の際に前記金属管を前記挿入孔の一端部に嵌めるようにして、前記套管本体を前記金属管と一体成型することとした。
この金属管と導体引出棒は金属同士であるから、これらの間を止水性のある構造にすることは容易である。
よって、この套管及びその製造方法によれば、電力ケーブルの終端接続部の端部の止水性を向上でき、その止水性を長期間にわたって維持することができる。
さらに、この電力ケーブルの終端部金属管をかしめられることによって、導体引出棒が金属管によって締めつけられるので、容易に導体引出棒と金属管との間の容易に、金属管と導体引出棒との間を電気的に接続できる。
また、締結部材によって導体引出棒と金属管が締結されているから、導体引出棒が堅固に金属管に固定される。更に、導体引出棒と金属管の蓋を締結することで、導体引出棒と金属管の蓋の間に水が浸入することも防止することができる。
図1は、差込型の套管30の半分を断面にした状態で示した正面図である。
套管30は、套管本体31、金属管32及び電界緩和部33が一体化された、概略中空円筒状のものである。
套管本体31がモールド成型される際に、套管本体31、金属管32及び電界緩和部33が一体化される。
この金属管32の孔と、套管本体31の挿入孔31eと電界緩和部33の挿入孔33cは連続しており、套管30は全体として概略中空円筒状に形成されている。
まず、予め製造しておいた電界緩和部33及び金属管32を金型にセッティングする。次に、その金型に流体状のシリコンゴムを注入し、そのシリコンゴムを硬化させると、套管本体31が成型される。このように金属管32を套管本体31の挿入孔31eの一端部に嵌めるようにして、また、電界緩和部33を套管本体31の他端部に包み込むようにして、套管本体31をインサート成型法によって成型することによって、電界緩和部33及び金属管32が套管本体31に固着される。このようにインサート成形すると、套管本体31が金属管32の外面に細部まで密着して剥離しにくくなるので、套管本体31と金属管32の間の止水性さらには気密性が向上する。
加えて、前述したように、この終端接続部10では、導体引出棒20の基端部22の径が金属管32の内径よりも大きく、その基端部22が金属管32の端に当接しているから、この部分でも止水性・気密性が高まっている。
終端接続部10は、電力ケーブル1の終端部(主に、気中終端部)の設置箇所において製造される。
金属管32及び電界緩和部33が予め套管本体31に一体となった套管30を準備するとともに、導体引出棒20を準備する。そして、電力ケーブル1の終端部を段剥ぎし、先端に向かってシース7、波付き金属管6、外部半導体層4、絶縁体層3、導体2の順に露出させる。
本発明の第2の実施形態について図4を参照して説明する。ここで、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。
終端接続部10を製造するに際しては、導体引出棒20を金属管32に差し込む前に、シール41を導体引出棒20に嵌め込む。その後、第1実施形態の場合と同様に、導体引出棒20をシール41とともに金属管32に差し込み、金属管32をかしめることになる。なお、シール41を金属管32内に配置してから、導体引出棒20を金属管32に差し込んでもよい。
本発明の他の実施形態について図5を参照して説明する。第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。
ここで、締結ボルト42が止められるねじ穴は、導体引出棒20を金属管32に挿入する前に、導体引出棒20の先端部24の端面に予め形成されている。勿論、導体引出棒20を金属管32に挿入した後に、小孔32eを通じて導体引出棒20の先端部24の端面にタップを立てることで、その端面にねじ穴を形成してもよい。
例えば、図5又は図6の場合において、小孔32eが形成されていなくてもよい。小孔32eが形成されていないと、金属管32の端部が完全に閉塞されるから、小孔32eが有る場合よりも防水性が高い。
また、図6、図7の場合において、シール41によって十分に止水性・気密性を確保することができるのであれば、金属管32をかしめなくてもよい。
また、図7の場合において、導体引出棒20の先端部24と金属管32の蓋32dを締め付けるものは、ボルトに限らず、リベット、ねじその他の締結部材であってもよい。例えば、リベットの場合、導体引出棒20の先端部24の端面にリベット軸が予め立てられた状態に設けられ、導体引出棒20を金属管32に挿入すると、リベット軸が小孔32eに通され、その後リベット軸を潰す。こうすることで、導体引出棒20の先端部24と金属管32の蓋32dが締結される。
2 導体
10 終端接続部
20 導体引出棒
30 套管
31 套管本体
31e 挿入孔
33c 挿入孔
32 金属管
32d 蓋
32e 小孔
33 電界緩和部
41 シール
42 締結ボルト
Claims (7)
- 電力ケーブルの終端接続部に用いられる套管の製造方法であって、
段剥ぎ処理された電力ケーブルが挿入される挿入孔を有するゴム製の套管本体をモールド成型する際に、前記電力ケーブルの導体の先端に取り付けられる導体引出棒が貫通して収められる金属管を、前記挿入孔の一端部に嵌めるようにして、前記套管本体を前記金属管と一体成型することを特徴とする套管の製造方法。 - 電力ケーブルの終端接続部に用いられる套管の製造方法であって、
段剥ぎ処理された電力ケーブルが挿入される挿入孔を有するゴム製の套管本体をモールド成型する際に、前記電力ケーブルの導体の先端に取り付けられる導体引出棒が収められるとともに蓋を有する金属管を、前記挿入孔の一端部に嵌めるようにして、前記套管本体を前記金属管と一体成型することを特徴とする套管の製造方法。 - 前記金属管の蓋に小孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の套管の製造方法。
- 請求項1から3の何れか一項に記載の製造方法で製造された套管と、
前記套管本体の前記挿入孔に挿入された電力ケーブルの導体の先端に取り付けられ、前記金属管内に収められた導体引出棒と、を備え、
前記金属管がその中心にむけてかしめられ、前記導体引出棒が前記金属管によって締めつけられていることを特徴とする電力ケーブルの終端接続部。 - 請求項1から3の何れか一項に記載の製造方法で製造された套管と、
前記套管本体の前記挿入孔に挿入された電力ケーブルの導体の先端に取り付けられ、前記金属管内に収められた導体引出棒と、
前記導体引出棒と前記金属管との間に設けられたシールと、を備えることを特徴とする電力ケーブルの終端接続部。 - 請求項3に記載の製造方法で製造された套管と、
前記套管本体の前記挿入孔に挿入された電力ケーブルの導体の先端に取り付けられ、前記金属管内に収められた導体引出棒と、
前記小孔に挿入され、前記導体引出棒を前記金属管の蓋に締結する締結部材と、を備えることを特徴とする電力ケーブルの終端接続部。 - 段剥ぎ処理された電力ケーブルが挿入される挿入孔を有し、モールド成型されたゴム製の套管本体と、
前記電力ケーブルの導体の先端に取り付けられる導体引出棒が貫通して収められる金属管と、を備える套管であって、
前記套管本体のモールド成型の際に前記金属管が前記挿入孔の一端部に嵌められるようにして、前記套管本体が前記金属管と一体成型されることを特徴とする套管。
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