JPS5843771Y2 - 変成器 - Google Patents
変成器Info
- Publication number
- JPS5843771Y2 JPS5843771Y2 JP14663878U JP14663878U JPS5843771Y2 JP S5843771 Y2 JPS5843771 Y2 JP S5843771Y2 JP 14663878 U JP14663878 U JP 14663878U JP 14663878 U JP14663878 U JP 14663878U JP S5843771 Y2 JPS5843771 Y2 JP S5843771Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- transformer
- electric field
- core
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高気圧絶縁ガスを封入した密閉形開閉装置に具
備される変成器の電界緩和用シールドに設けられる短絡
防止用分割部の空隙ズレを防止するための構造に関する
。
備される変成器の電界緩和用シールドに設けられる短絡
防止用分割部の空隙ズレを防止するための構造に関する
。
従来より高気圧で使用される密閉形開閉装置に具備され
る変成器は、開閉装置全体の小形化と充電部分を外部に
直接さらさないという安全上の観点から、変成器全体を
高気圧に耐える圧力容器として作られた外箱に収納し、
外箱内には高気圧絶縁ガス、例えばSF6ガスを密封す
る構造が用いられている。
る変成器は、開閉装置全体の小形化と充電部分を外部に
直接さらさないという安全上の観点から、変成器全体を
高気圧に耐える圧力容器として作られた外箱に収納し、
外箱内には高気圧絶縁ガス、例えばSF6ガスを密封す
る構造が用いられている。
このように高気圧絶縁ガスを使用し、小形化を計った変
成器においては、高圧充電部と、それに対向する接地部
との絶縁距離が極端に小さいため、電気的に凸凹な失点
を形成する個所を無くし、電界が集中しないような構造
にすることが絶縁設計上重要な問題となる。
成器においては、高圧充電部と、それに対向する接地部
との絶縁距離が極端に小さいため、電気的に凸凹な失点
を形成する個所を無くし、電界が集中しないような構造
にすることが絶縁設計上重要な問題となる。
従って密閉形開閉装置に具備される従来の変成器におい
ては、第1図及び第2図に示す如く接地部分、例えば鉄
心1や鉄心締付部材2等は電界緩和用シールドとしての
側シールド3及び下部シールド4で完全に覆ってしまい
、高圧充電部に対して電界が集中しない様な構造にする
事が必要となる。
ては、第1図及び第2図に示す如く接地部分、例えば鉄
心1や鉄心締付部材2等は電界緩和用シールドとしての
側シールド3及び下部シールド4で完全に覆ってしまい
、高圧充電部に対して電界が集中しない様な構造にする
事が必要となる。
なお、鉄心1の周囲に巻回された高圧巻線には高圧シー
ルド5が外周に設けられ、一次導体6に接続されている
。
ルド5が外周に設けられ、一次導体6に接続されている
。
しかし変成器の鉄心脚がシールドを貫通する場合には、
シールド自身が貫通部において1ターンのコイルと同様
な機能を有するため、電磁誘導作用によりシールド自身
に電位差が誘起され多大な電流が流れて変成器の事故を
発生するおそれが生じる。
シールド自身が貫通部において1ターンのコイルと同様
な機能を有するため、電磁誘導作用によりシールド自身
に電位差が誘起され多大な電流が流れて変成器の事故を
発生するおそれが生じる。
この1ターン短絡事故を防止するため、鉄心脚が貫通す
る穴から外側に向ってシールドの任意の1ケ所を切断し
て分割部7を形成し、数ミリメートルの間隙を設けるこ
とにより電気的に絶縁を施し1ターンとなるのを防いで
いる。
る穴から外側に向ってシールドの任意の1ケ所を切断し
て分割部7を形成し、数ミリメートルの間隙を設けるこ
とにより電気的に絶縁を施し1ターンとなるのを防いで
いる。
しかし従来より接地部のシールドは薄い平板状の部材が
使用され、尚かつ分割部は機械的に固定されていないた
め、運転中の振動や組立時の誤差等で分割部の対向面間
にズレが生しやすく、ズした部分に電界が集中し電界緩
和というシールド本来の機能を失するという欠点を有し
ていた。
使用され、尚かつ分割部は機械的に固定されていないた
め、運転中の振動や組立時の誤差等で分割部の対向面間
にズレが生しやすく、ズした部分に電界が集中し電界緩
和というシールド本来の機能を失するという欠点を有し
ていた。
本考案は、上記従来の欠点を解消するためになされたも
ので、シールドを短絡防止のために設けられた分割部で
、鉄心締付部材に絶縁材を介して固着することにより、
分割部の対向面間に生しるズレを防止し、電界緩和の目
的を充分に果し得るシールドを備えた変成器を提供する
ものである。
ので、シールドを短絡防止のために設けられた分割部で
、鉄心締付部材に絶縁材を介して固着することにより、
分割部の対向面間に生しるズレを防止し、電界緩和の目
的を充分に果し得るシールドを備えた変成器を提供する
ものである。
以下、本案における変成器の一実施例を第3図ないし第
6図に基づいて説明する。
6図に基づいて説明する。
図において、1は鉄心、2はこの鉄心1を両側より締付
ける鉄心締付部材、4は下部シールド、5は鉄心1に巻
回される高圧巻線の外周に設けられる高圧シールド、6
は一次導体、8は鉄心1および鉄心締付部材2を覆い鉄
心脚が貫通する位置に設けられる電界緩和用のシールド
、7はこのシールド8に設けられる短絡防止のための分
割部で締付部材2と対向する位置に配置されている。
ける鉄心締付部材、4は下部シールド、5は鉄心1に巻
回される高圧巻線の外周に設けられる高圧シールド、6
は一次導体、8は鉄心1および鉄心締付部材2を覆い鉄
心脚が貫通する位置に設けられる電界緩和用のシールド
、7はこのシールド8に設けられる短絡防止のための分
割部で締付部材2と対向する位置に配置されている。
9はこのシールド8と締付部材2との間に介挿される絶
縁材、10はシールド8を絶縁材9を介して鉄心締付部
材2に固定するためのボルト・ナツトである。
縁材、10はシールド8を絶縁材9を介して鉄心締付部
材2に固定するためのボルト・ナツトである。
上記のように構成された実施例によれば、シルト8の鉄
心締付部材2への固定をボルト・ナツト10により分割
部7の位置で行なったことにより、シールド8の固定と
分割部の対向面間のズレの防止とを同時に達成すること
が可能となる。
心締付部材2への固定をボルト・ナツト10により分割
部7の位置で行なったことにより、シールド8の固定と
分割部の対向面間のズレの防止とを同時に達成すること
が可能となる。
なお、第7図及び第8図に示すように、絶縁物の当板1
1を介挿して固定すればさらにその効果は向上する。
1を介挿して固定すればさらにその効果は向上する。
以上のように、本考案によれば電界緩和用シールドを分
割部で鉄心締付部材に絶縁材を介して固着したことによ
り、上記シールドの固定並びに上記分割部の対向面間ズ
レを防止し、電界緩和のすぐれたシールドを有する変成
器の提供を可能とした。
割部で鉄心締付部材に絶縁材を介して固着したことによ
り、上記シールドの固定並びに上記分割部の対向面間ズ
レを防止し、電界緩和のすぐれたシールドを有する変成
器の提供を可能とした。
第1図および第2図は従来の変成器の構成をそれぞれ示
す正面図および側面図、第3図および第4図は本考案に
おける変成器の一実施例の構成をそれぞれ示す正面図お
よび側面図、第5図および第6図は第3図および第4図
における変成器のシールド分割部の構成をそれぞれ示す
正面図および側面図、第7図および第8図は本考案の他
の実施例における変成器のシールド分割部の構成をそれ
ぞれ示す正面図および側面図である。 図において、1は鉄心、2は鉄心締付部材、7は分割部
、8はシールド、9は絶縁材である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
す正面図および側面図、第3図および第4図は本考案に
おける変成器の一実施例の構成をそれぞれ示す正面図お
よび側面図、第5図および第6図は第3図および第4図
における変成器のシールド分割部の構成をそれぞれ示す
正面図および側面図、第7図および第8図は本考案の他
の実施例における変成器のシールド分割部の構成をそれ
ぞれ示す正面図および側面図である。 図において、1は鉄心、2は鉄心締付部材、7は分割部
、8はシールド、9は絶縁材である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
Claims (1)
- 鉄心および鉄心締付部材などの接地部材を覆い鉄心脚が
その一部を貫通する電界緩和用シールドに短絡防止のた
めの分割部を備えたものにおいて、上記電界緩和用シー
ルドの分割部を上記鉄心締付部材の側面位置に配置する
とともに、上記分割部と鉄心締付部材との間に絶縁材を
挾んだ状態でこの分割部両側をボルトにて固定したこと
を特徴とする変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14663878U JPS5843771Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14663878U JPS5843771Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5563139U JPS5563139U (ja) | 1980-04-30 |
JPS5843771Y2 true JPS5843771Y2 (ja) | 1983-10-04 |
Family
ID=29127334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14663878U Expired JPS5843771Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843771Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-24 JP JP14663878U patent/JPS5843771Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5563139U (ja) | 1980-04-30 |
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