JPH0525157Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525157Y2 JPH0525157Y2 JP1988073859U JP7385988U JPH0525157Y2 JP H0525157 Y2 JPH0525157 Y2 JP H0525157Y2 JP 1988073859 U JP1988073859 U JP 1988073859U JP 7385988 U JP7385988 U JP 7385988U JP H0525157 Y2 JPH0525157 Y2 JP H0525157Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- insulating cover
- protrusion
- main body
- insulator tube
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Insulators (AREA)
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
円筒形カツトアウトの上部端子用絶縁カバーの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
柱上用変圧器の１次側保護用として使用する円
筒形カツトアウトの上部端子には、充電部となる
同端子が露出しないようにその外側に碍管が被せ
られ、さらにその外側にはキヤツプ状の絶縁カバ
ーが被ぶせられている。
筒形カツトアウトの上部端子には、充電部となる
同端子が露出しないようにその外側に碍管が被せ
られ、さらにその外側にはキヤツプ状の絶縁カバ
ーが被ぶせられている。
この絶縁カバーは一般には、絶縁性と耐候性と
に優れた例えばポリエチレン等の合成樹脂で作ら
れており、その内周面を碍管の外周面に対し密着
させて保持固定している。
に優れた例えばポリエチレン等の合成樹脂で作ら
れており、その内周面を碍管の外周面に対し密着
させて保持固定している。
降雨時、雨水は絶縁カバーの外面に伝つて流
れ、漏洩電流はその雨水の流れに乗つて流れる
が、絶縁カバーの下端と本体が接触している例え
ば実開昭53−139527号公報に示されるようなカバ
ーは雨水が、カバー外面から本体の外面を経て取
付金具より大地に連続的に流れ、そのため漏洩電
流も上記経路を流れ、それにより合成樹脂製のカ
バーが焼損したりする。また実開昭54−169238号
公報に示されるような絶縁カバーはその全長にわ
たつてスリ割り（欠落部）が形成されていて、カ
バーを装着した状態でも充電部である端子並びに
ビスが側面に露出して完全に隠蔽できない問題が
ある。
れ、漏洩電流はその雨水の流れに乗つて流れる
が、絶縁カバーの下端と本体が接触している例え
ば実開昭53−139527号公報に示されるようなカバ
ーは雨水が、カバー外面から本体の外面を経て取
付金具より大地に連続的に流れ、そのため漏洩電
流も上記経路を流れ、それにより合成樹脂製のカ
バーが焼損したりする。また実開昭54−169238号
公報に示されるような絶縁カバーはその全長にわ
たつてスリ割り（欠落部）が形成されていて、カ
バーを装着した状態でも充電部である端子並びに
ビスが側面に露出して完全に隠蔽できない問題が
ある。
本考案はこのような課題を解決する絶縁カバー
を提案することを目的とするものである。
を提案することを目的とするものである。
本考案は前記の課題を解決するために、円筒形
カツトアウト本体５の上部に設置した一部に欠落
部２ｄを有する碍管２の外周面と、該碍管内の上
部端子４に接続された電線外周面とに嵌合されて
これらの間を被覆する大径の被着部１ａと小径の
電線保持部１ｂとを有する絶縁カバーにおいて、
上記電線保持部１ｂの先端内面には、内方に突出
し、その上下が拡開する突起１ｃを形成するとと
もに、該突起部の下端拡開部より先端開口部に亘
る部分のみに複数のスリ割り１ｄを設け、且つ前
記大径の被着部１ａは、被着状態においてその下
端面１ｇが前記本体の上端面５ａに接することな
く該上端面より離間して上方に位置する長さとし
たことを特徴とするものである。
カツトアウト本体５の上部に設置した一部に欠落
部２ｄを有する碍管２の外周面と、該碍管内の上
部端子４に接続された電線外周面とに嵌合されて
これらの間を被覆する大径の被着部１ａと小径の
電線保持部１ｂとを有する絶縁カバーにおいて、
上記電線保持部１ｂの先端内面には、内方に突出
し、その上下が拡開する突起１ｃを形成するとと
もに、該突起部の下端拡開部より先端開口部に亘
る部分のみに複数のスリ割り１ｄを設け、且つ前
記大径の被着部１ａは、被着状態においてその下
端面１ｇが前記本体の上端面５ａに接することな
く該上端面より離間して上方に位置する長さとし
たことを特徴とするものである。
次に、本考案の実施例を第１図乃至第４図に基
づき説明する。
づき説明する。
第１図及び第２図は絶縁カバーの縦断面図と平
面図とを示すもので、同カバー１は全体が略キヤ
ツプ状に形成されており、例えばポリエチレン等
の絶縁性と耐候性に優れた合成樹脂によつて成型
されている。１ａは下方にいく従つて徐々に拡大
する被着部であり、該部において第３図の如く碍
管２の外周面２ａに被せられる。１ｂは被着部１
ａの中心に位置して上方に突出形成した筒状の電
線保持部であり、同保持部１ｂの上部には突起１
ｃが、その上下辺を内方へテーパ状に突出させて
形成されている。同突起１ｃ部には、上部開口端
１ｅから突起１ｃの下端に亘つて、内外方向に貫
通形成したスリ割り１ｄが形成されている。上記
のスリ割り１ｄは、突起１ｃの内外方向への移動
を可能にして、電線３の被覆部材の外周面３ａに
対して突起１ｃが弾力的に密着することを目的に
形成したもので、同スリ割り１ｄは、周方向に対
して３等分の位置に夫々形成されている。なお、
電線保持部１ｂにおける下部の内径(g)は、その電
線保持部１ｂ内に電線３が自在に挿入できるよう
に電線の被覆部材の外径より若干大径に形成され
ている。１ｆは電線挿入側に形成した拡開部を示
す。
面図とを示すもので、同カバー１は全体が略キヤ
ツプ状に形成されており、例えばポリエチレン等
の絶縁性と耐候性に優れた合成樹脂によつて成型
されている。１ａは下方にいく従つて徐々に拡大
する被着部であり、該部において第３図の如く碍
管２の外周面２ａに被せられる。１ｂは被着部１
ａの中心に位置して上方に突出形成した筒状の電
線保持部であり、同保持部１ｂの上部には突起１
ｃが、その上下辺を内方へテーパ状に突出させて
形成されている。同突起１ｃ部には、上部開口端
１ｅから突起１ｃの下端に亘つて、内外方向に貫
通形成したスリ割り１ｄが形成されている。上記
のスリ割り１ｄは、突起１ｃの内外方向への移動
を可能にして、電線３の被覆部材の外周面３ａに
対して突起１ｃが弾力的に密着することを目的に
形成したもので、同スリ割り１ｄは、周方向に対
して３等分の位置に夫々形成されている。なお、
電線保持部１ｂにおける下部の内径(g)は、その電
線保持部１ｂ内に電線３が自在に挿入できるよう
に電線の被覆部材の外径より若干大径に形成され
ている。１ｆは電線挿入側に形成した拡開部を示
す。
第３図及び第４図は前記本考案の絶縁カバー１
を円筒形カツトアウトＡの上部端子４、さらには
碍管２の外周に被せた状態を示す。該図におい
て、５は磁器からなる円筒形本体、４はその上端
に突出固定した筒状の上部端子であり、同端子４
には上端が開口し、また下端が閉鎖する電線孔４
ａと、側面に備えた締付ネジ６と、Ｌ形の電線押
さえ金具７とを備えている。なお、上部端子４は
特に図示てないがその下部が本体５内の上部電極
と電気的に接続されている。２はその内段部２ｂ
が上部端子４に係止された係止板８に係止された
磁器性の碍管であり、上部端子４の外周を覆うよ
うにして被せたもので、同碍管２の上部には電線
挿入穴２ｃを形成し、さらに外周面２ａの一部に
は上記のビス６に位置して欠落部２ｄが形成され
ている。
を円筒形カツトアウトＡの上部端子４、さらには
碍管２の外周に被せた状態を示す。該図におい
て、５は磁器からなる円筒形本体、４はその上端
に突出固定した筒状の上部端子であり、同端子４
には上端が開口し、また下端が閉鎖する電線孔４
ａと、側面に備えた締付ネジ６と、Ｌ形の電線押
さえ金具７とを備えている。なお、上部端子４は
特に図示てないがその下部が本体５内の上部電極
と電気的に接続されている。２はその内段部２ｂ
が上部端子４に係止された係止板８に係止された
磁器性の碍管であり、上部端子４の外周を覆うよ
うにして被せたもので、同碍管２の上部には電線
挿入穴２ｃを形成し、さらに外周面２ａの一部に
は上記のビス６に位置して欠落部２ｄが形成され
ている。
なお、絶縁カバー１は碍管２に対して装着（被
着）した場合にその下端１ｇが本体の上端面５ａ
に対して数ミリ離間させて被せるように形成され
ており、同カバーの外面を伝わつて落下する雨水
等の水滴をこの部分で遮断して漏洩電流が流れに
くくしている。５ｂは本体５の上部に形成した通
穴からなる電線引留部を示す。
着）した場合にその下端１ｇが本体の上端面５ａ
に対して数ミリ離間させて被せるように形成され
ており、同カバーの外面を伝わつて落下する雨水
等の水滴をこの部分で遮断して漏洩電流が流れに
くくしている。５ｂは本体５の上部に形成した通
穴からなる電線引留部を示す。
本考案の絶縁カバーは以上の構成からなり、絶
縁カバーの下端と本体の上端面が僅かの間隔で離
間して雨水が連続的に流れないようにしてあるた
め、漏洩電流の経路が遮断され上記の漏洩電流に
よるカバーの焼損が防止できるし、降雨時、電線
を伝つてカバー内に流れ込んだ雨水は、碍管の欠
落部を経てカバー下端よりカバー外へ速やかに排
出され同端子近傍の乾燥を促進させ、接続端子な
どの腐食を防止する利点がある。
縁カバーの下端と本体の上端面が僅かの間隔で離
間して雨水が連続的に流れないようにしてあるた
め、漏洩電流の経路が遮断され上記の漏洩電流に
よるカバーの焼損が防止できるし、降雨時、電線
を伝つてカバー内に流れ込んだ雨水は、碍管の欠
落部を経てカバー下端よりカバー外へ速やかに排
出され同端子近傍の乾燥を促進させ、接続端子な
どの腐食を防止する利点がある。
また本案では電線保持部の先端内面に、内方に
突出しその上下が拡開する突起を形成するととも
に、該突起部の下端拡開部より先端開口部に亘る
部分のみに複数のすり割りを設けたので弾性を有
する上に、一部充電部が露出することもなく感電
などに対する完全性が高い実益がある。
突出しその上下が拡開する突起を形成するととも
に、該突起部の下端拡開部より先端開口部に亘る
部分のみに複数のすり割りを設けたので弾性を有
する上に、一部充電部が露出することもなく感電
などに対する完全性が高い実益がある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図及
び第２図は絶縁カバーの縦断面図と平面図、第３
図と第４図は絶縁カバーの取付状態を示す要部破
断図と平面図を示す。 Ａ……円筒形カツトアウト、１……絶縁カバ
ー、１ｂ……電線保持部、１ｃ……突起、１ｄ…
…スリ割り、２……碍管、２ａ……外周面、３…
…電線、３ａ……被覆外周面、４……上部端子。
び第２図は絶縁カバーの縦断面図と平面図、第３
図と第４図は絶縁カバーの取付状態を示す要部破
断図と平面図を示す。 Ａ……円筒形カツトアウト、１……絶縁カバ
ー、１ｂ……電線保持部、１ｃ……突起、１ｄ…
…スリ割り、２……碍管、２ａ……外周面、３…
…電線、３ａ……被覆外周面、４……上部端子。
Claims (1)
- 円筒形カツトアウト本体５の上部に設置した一
部に欠落部２ｄを有する碍管２の外周面と、該碍
管内の上部端子４に接続された電線外周面とに嵌
合されてこれらの間を被覆する大径の被着部１ａ
と小径の電線保持部１ｂとを有する絶縁カバーに
おいて、上記電線保持部１ｂの先端内面には、内
方に突出し、その上下が拡開する突起１ｃを形成
するとともに、該突起部の下端拡開部より先端開
口部に亘る部分のみに複数のスリ割り１ｄを設
け、且つ前記大径の被着部１ａは、被着状態にお
いてその下端面１ｇが前記本体の上端面５ａに接
することなく該上端面より離間して上方に位置す
る長さとしたことを特徴とする円筒形カツトアウ
トの上部端子用絶縁カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988073859U JPH0525157Y2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988073859U JPH0525157Y2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176349U JPH01176349U (ja) | 1989-12-15 |
| JPH0525157Y2 true JPH0525157Y2 (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=31298989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988073859U Expired - Lifetime JPH0525157Y2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525157Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5295167B2 (ja) * | 2010-04-19 | 2013-09-18 | 中国電力株式会社 | 電力量計 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5734669Y2 (ja) * | 1977-04-12 | 1982-07-30 | ||
| JPS5838987Y2 (ja) * | 1978-05-19 | 1983-09-02 | 株式会社高松電気製作所 | 円筒形カットアウトにおける上部リ−ド線保護カバ− |
-
1988
- 1988-06-01 JP JP1988073859U patent/JPH0525157Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176349U (ja) | 1989-12-15 |
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