JPS6223207Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6223207Y2 JPS6223207Y2 JP1980021476U JP2147680U JPS6223207Y2 JP S6223207 Y2 JPS6223207 Y2 JP S6223207Y2 JP 1980021476 U JP1980021476 U JP 1980021476U JP 2147680 U JP2147680 U JP 2147680U JP S6223207 Y2 JPS6223207 Y2 JP S6223207Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grounding wire
- grounding
- tank
- main conductor
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 20
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ガス絶縁母線、特に、その接地網の
構成に関するものである。
構成に関するものである。
従来のガス絶縁母線は、その代表的なものの一
例として、添付図面第1図及び第2図に示すよう
な構成を有するものが使用されていた。
例として、添付図面第1図及び第2図に示すよう
な構成を有するものが使用されていた。
すなわち、図において、符号1は絶縁ガスが封
入されると共にその中に主導体2が収納されてい
るタンク、3はタンク1を支持するための架台、
4は場合によつて設けられる短絡バーであつて、
各相のタンク1を短絡し、シース電流を流すため
のものである。また、5及び6は接地網を構成す
る接地線であつて、架台3又はタンク1に接続さ
れ、地中に埋設されている。なお、接地線5は各
相のタンク1間又は架台3間を接続するように構
成されており、サージに対する保護のために、接
地線5及び6は多点において接地されており、ま
た、地中において網状に構成されている。
入されると共にその中に主導体2が収納されてい
るタンク、3はタンク1を支持するための架台、
4は場合によつて設けられる短絡バーであつて、
各相のタンク1を短絡し、シース電流を流すため
のものである。また、5及び6は接地網を構成す
る接地線であつて、架台3又はタンク1に接続さ
れ、地中に埋設されている。なお、接地線5は各
相のタンク1間又は架台3間を接続するように構
成されており、サージに対する保護のために、接
地線5及び6は多点において接地されており、ま
た、地中において網状に構成されている。
なお、符号7は地面を、また、8はブツシング
を示す。
を示す。
従来装置はこのように構成されているので、主
導体2に電流が流れると、短絡バー4が設けられ
ていない場合には、主導体2に流れる電流によつ
て発生する磁束が、接地線5及び6並びにタンク
1によつて形成される閉回路と鎖交し、その結
果、接地線5,6やタンク1に誘導電流を発生さ
せる。この誘導電流は、タンク1a(a相母線用
タンク)内の主導体2aにながれるa相電流、タ
ンク1b(b相母線用タンク)内の主導体2bに
流れるb相電流、タンク1c(c相母線用タン
ク)内の主導体2cに流れるc相電流に影響さ
れ、また、複雑な回路であるので正確な式を簡単
に表現することはできないが、概略下式で表現す
ることができる。
導体2に電流が流れると、短絡バー4が設けられ
ていない場合には、主導体2に流れる電流によつ
て発生する磁束が、接地線5及び6並びにタンク
1によつて形成される閉回路と鎖交し、その結
果、接地線5,6やタンク1に誘導電流を発生さ
せる。この誘導電流は、タンク1a(a相母線用
タンク)内の主導体2aにながれるa相電流、タ
ンク1b(b相母線用タンク)内の主導体2bに
流れるb相電流、タンク1c(c相母線用タン
ク)内の主導体2cに流れるc相電流に影響さ
れ、また、複雑な回路であるので正確な式を簡単
に表現することはできないが、概略下式で表現す
ることができる。
Ii=2πfKa・φa+Kb・φb+Kc・φc/Z
i…(1) ここで、iは自己インダクタンスl又は総合
インダクタンスm f は周波数 Ilは接地線5lに、Imは接地線5mに流れる誘
導電流、φaはタンク1a−接地線5lタンク1
b−接地線5lからなる回路に全直交する磁束
量、φbはタンク1b−接地線5l−タンク1a
−接地線5lからなる回路に全直交する磁束量、
φcはタンク1c−接地線5m−タンク1c−接
地線5mからなる回路に全直交する磁束量であ
る。また、Ka,Kb、Kcは回路形状に関する比例
定数である。更に、Zl,Zmはタンク1a,1
b、接地線5l,5m、タンク1b,1aからな
るインピーダンスであり、単位長さ当りインピー
ダンスの小さいタンク1a,1bが回路の多くを
しめているためインピーダンスが低くなり、誘導
電流が多く流れる。
i…(1) ここで、iは自己インダクタンスl又は総合
インダクタンスm f は周波数 Ilは接地線5lに、Imは接地線5mに流れる誘
導電流、φaはタンク1a−接地線5lタンク1
b−接地線5lからなる回路に全直交する磁束
量、φbはタンク1b−接地線5l−タンク1a
−接地線5lからなる回路に全直交する磁束量、
φcはタンク1c−接地線5m−タンク1c−接
地線5mからなる回路に全直交する磁束量であ
る。また、Ka,Kb、Kcは回路形状に関する比例
定数である。更に、Zl,Zmはタンク1a,1
b、接地線5l,5m、タンク1b,1aからな
るインピーダンスであり、単位長さ当りインピー
ダンスの小さいタンク1a,1bが回路の多くを
しめているためインピーダンスが低くなり、誘導
電流が多く流れる。
また、短絡バー4が設けられている場合におい
ては、(1)式のZiは断面積の大きな短絡バーと、径
の大きいタンクのインピーダンスとなるため、小
さくなり、タンク及び短絡バーに大きなシース電
流が流れる。このため、短絡バーと並列に接続し
ている接地線5l,5mにはシース電流が分流
し、大きな誘導電流が流れる。その結果、従来
は、この発生した誘導電流によつて、接地線の焼
損や溶断等の障害を発生させる危険があつた。
ては、(1)式のZiは断面積の大きな短絡バーと、径
の大きいタンクのインピーダンスとなるため、小
さくなり、タンク及び短絡バーに大きなシース電
流が流れる。このため、短絡バーと並列に接続し
ている接地線5l,5mにはシース電流が分流
し、大きな誘導電流が流れる。その結果、従来
は、この発生した誘導電流によつて、接地線の焼
損や溶断等の障害を発生させる危険があつた。
本考案は、このような従来の欠点を除去したガ
ス絶縁母線を得ることを、その目的とするもので
あつて、配設されている母線がそれぞれ異なる相
の複数個の母線であり、かつ、接地網が、母線の
主導体に平行な接地線と、この接地線に斜めに交
わる接地線とから構成され、主導体に平行な接地
線の一端をガス絶縁母線の接地箇所近傍に設けて
接続し、他相の主導体に平行な接地線の一端もガ
ス絶縁母線の接地箇所近傍に設けて接続し、上記
接地線に斜めに交わる接地線によつて、上記主導
体に平行な接地線の一端と、他相の主導体に平行
な接地線の中央部又は他端とを接続したことを特
徴とするものである。
ス絶縁母線を得ることを、その目的とするもので
あつて、配設されている母線がそれぞれ異なる相
の複数個の母線であり、かつ、接地網が、母線の
主導体に平行な接地線と、この接地線に斜めに交
わる接地線とから構成され、主導体に平行な接地
線の一端をガス絶縁母線の接地箇所近傍に設けて
接続し、他相の主導体に平行な接地線の一端もガ
ス絶縁母線の接地箇所近傍に設けて接続し、上記
接地線に斜めに交わる接地線によつて、上記主導
体に平行な接地線の一端と、他相の主導体に平行
な接地線の中央部又は他端とを接続したことを特
徴とするものである。
以下、本考案をその一実施例を示す添付図面第
3図及び第4図に基づいて説明する。
3図及び第4図に基づいて説明する。
図において、各相のタンク1内に収納されてい
る主導体2に平行に設けられた接地線6間を接続
する接地線10、特に、接地線6の両端において
接地線6に接続する接地線10-1は、地中におい
て、接地線6に対して斜めに配置されている。す
なわち、接地線10-1は、その一端を接地線6の
端部において、また、他端を他相の接地線6の中
央部において、それぞれ、接続されている。
る主導体2に平行に設けられた接地線6間を接続
する接地線10、特に、接地線6の両端において
接地線6に接続する接地線10-1は、地中におい
て、接地線6に対して斜めに配置されている。す
なわち、接地線10-1は、その一端を接地線6の
端部において、また、他端を他相の接地線6の中
央部において、それぞれ、接続されている。
また、各主導体に平行に設けられている接地線
6は、その一端がガス絶縁母線であるタンク1の
接地箇所近傍に設けられて接続されている。
6は、その一端がガス絶縁母線であるタンク1の
接地箇所近傍に設けられて接続されている。
なお、上記以外の部分については、従来装置と
同様である。
同様である。
本考案はこのように構成されるので、接地線1
0aに流れる誘導電流を考える場合、タンク1a
−接地線10a−接地線10aからなる回路の面
積が、従来よりも少なくなり、この回路に全直交
する磁束量φa,φb,φcが減少する。また、
回路のインピーダンスもタンク1aよりも単位長
さ当りのインピーダンスの大きい接地線が回路長
さの半分以上を占め、従来と比べて大きなインピ
ーダンスとなる。従つて、平行な接地線と斜めの
接地線とを接続したことによつて、誘導電流は低
減する。又、接地線10b,10cに流れる誘導
電流も同様に低減となる。
0aに流れる誘導電流を考える場合、タンク1a
−接地線10a−接地線10aからなる回路の面
積が、従来よりも少なくなり、この回路に全直交
する磁束量φa,φb,φcが減少する。また、
回路のインピーダンスもタンク1aよりも単位長
さ当りのインピーダンスの大きい接地線が回路長
さの半分以上を占め、従来と比べて大きなインピ
ーダンスとなる。従つて、平行な接地線と斜めの
接地線とを接続したことによつて、誘導電流は低
減する。又、接地線10b,10cに流れる誘導
電流も同様に低減となる。
このように、本願考案では、他相のタンクのイ
ンピーダンス、他相のタンクとつながつている接
地線のインピーダンスを利用しているために、必
ず他相の母線タンクや接地線を必要とし、その故
に、三相構成の母線に適用されるものであつて、
従つて、この考案による接地線とタンクとの接続
によつて、接地網の誘導電流を低減することがで
きる。
ンピーダンス、他相のタンクとつながつている接
地線のインピーダンスを利用しているために、必
ず他相の母線タンクや接地線を必要とし、その故
に、三相構成の母線に適用されるものであつて、
従つて、この考案による接地線とタンクとの接続
によつて、接地網の誘導電流を低減することがで
きる。
その結果、接地線の焼損や溶断といつた事故の
発生を防止することができる効果を有している。
発生を防止することができる効果を有している。
なお、本実施例においては、タンク中央位置に
おいて、相間を接続する接地線10-2を従来どお
り存置しているが、これには誘導電流がほとんど
発生しないために残したものであつて、このこと
は、本考案を、タンク1の端部で相間を接続する
接地線5に適用した場合に、最も有効であること
を意味するものである。
おいて、相間を接続する接地線10-2を従来どお
り存置しているが、これには誘導電流がほとんど
発生しないために残したものであつて、このこと
は、本考案を、タンク1の端部で相間を接続する
接地線5に適用した場合に、最も有効であること
を意味するものである。
また、本実施例は、相間を接続する接地線10
−1を、接地線6の端部と他相の接地線6の中央
部とで接続したが、第5図及び第6図に示すよう
に、接地線10-1を、接地線6の一端と他相の接
地線6の他端とを接続しても何ら差し支えなく、
その効果は、上記第1の実施例と何ら変るもので
はない。
−1を、接地線6の端部と他相の接地線6の中央
部とで接続したが、第5図及び第6図に示すよう
に、接地線10-1を、接地線6の一端と他相の接
地線6の他端とを接続しても何ら差し支えなく、
その効果は、上記第1の実施例と何ら変るもので
はない。
なお、タンク1の中央部で相間を接続する接地
線10-2は上記第1の実施例において述べたよう
に、特に斜行させなくても差し支えなく、また、
タンク中央で斜めに交さする接地線10-1は、第
5図に示すように、相互に接続してもよく、ある
いは又、接続しなくてもよい。
線10-2は上記第1の実施例において述べたよう
に、特に斜行させなくても差し支えなく、また、
タンク中央で斜めに交さする接地線10-1は、第
5図に示すように、相互に接続してもよく、ある
いは又、接続しなくてもよい。
更に、本考案はガス絶縁母線に関するものであ
るが、これをガス絶縁開閉装置に適用することも
可能である。
るが、これをガス絶縁開閉装置に適用することも
可能である。
第1図は従来のガス絶縁母線の概略構成平面
図、第2図はその正面図、第3図は本考案の一実
施例の概略構成平面図、第4図はその正面図、第
5図は他の実施例の概略構成平面図、第6図はそ
の正面図である。 1……タンク、2……主導体、3……架台、4
……短絡バー、5,6,10,10-1,10-2…
…接地線、7……地面、8……ブツシング。
図、第2図はその正面図、第3図は本考案の一実
施例の概略構成平面図、第4図はその正面図、第
5図は他の実施例の概略構成平面図、第6図はそ
の正面図である。 1……タンク、2……主導体、3……架台、4
……短絡バー、5,6,10,10-1,10-2…
…接地線、7……地面、8……ブツシング。
Claims (1)
- 配設されている母線がそれぞれ異なる相の複数
個の母線であり、かつ、接地網が、母線の主導体
に平行な接地線と、この接地線に斜めに交わる接
地線とから構成され、主導体に平行な接地線の一
端をガス絶縁母線の接地箇所近傍に設けて接続
し、他相の主導体に平行な接地線の一端もガス絶
縁母線の接地箇所近傍に設けて接続し、上記接地
線に斜めに交わる接地線によつて、上記主導体に
平行な接地線の一端と、他相の主導体に平行な接
地線の中央部又は他端とを接続したことを特徴と
するガス絶縁母線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980021476U JPS6223207Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980021476U JPS6223207Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56123721U JPS56123721U (ja) | 1981-09-21 |
JPS6223207Y2 true JPS6223207Y2 (ja) | 1987-06-13 |
Family
ID=29617636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980021476U Expired JPS6223207Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6223207Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557558B2 (ja) * | 1971-09-20 | 1980-02-26 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6134807Y2 (ja) * | 1978-06-30 | 1986-10-09 |
-
1980
- 1980-02-20 JP JP1980021476U patent/JPS6223207Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557558B2 (ja) * | 1971-09-20 | 1980-02-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56123721U (ja) | 1981-09-21 |
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