JP2554532Y2 - 配電用変電設備 - Google Patents

配電用変電設備

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JP2554532Y2
JP2554532Y2 JP1991057508U JP5750891U JP2554532Y2 JP 2554532 Y2 JP2554532 Y2 JP 2554532Y2 JP 1991057508 U JP1991057508 U JP 1991057508U JP 5750891 U JP5750891 U JP 5750891U JP 2554532 Y2 JP2554532 Y2 JP 2554532Y2
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JP
Japan
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transformer
branch
cutout
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primary
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JP1991057508U
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一人 池田
康夫 藤井
昭 馬場
宏光 峯松
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Kansai Electric Power Co Inc
Daihen Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Daihen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、配電系統において高圧
幹線と低圧幹線との間に設置される配電用変圧器設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電系統においては、高圧幹線の途中に
設定した分岐点に所定の分岐回路と配電用変圧器とを備
えた変電設備を設けて、該変電設備を介して高圧幹線に
低圧幹線を接続している。
【0003】例えば図4は、環状低圧バンキング方式を
採用した地下設置配電系統の構成例を示したもので、こ
の配電系統では、高圧幹線1の分岐点に変電設備Aまた
はBを設けて、これらの変電設備を介して環状の低圧幹
線2A,2B,…を高圧幹線1に接続している。
【0004】図示の変電設備Aは、図5(A)に示した
ように、高圧幹線の一部を構成する幹線導体1a1,1a2
と、幹線導体1a1, 1a2の間に設けられて高圧幹線を区
分する区分用開閉器SWと、開閉器SWと幹線導体1a2
との接続点に一端が接続された分岐導体3とをケース内
に収容した分岐ユニットU1 と、変圧器ユニットU2と
をキュービクル容器内に収容したものからなっており、
幹線導体1a1,1a2と分岐導体3と開閉器SWとにより
分岐回路が構成されている。
【0005】また変電設備Bは、図5(B)に示したよ
うに、高圧幹線の一部を構成する幹線導体1aと幹線導
体1aに一端が接続された分岐導体3とをケース内に収
容した分岐ユニットU1 ´と、変圧器ユニットU2 とを
キュービクル容器内に収容したものからなっており、こ
の変電設備では、幹線導体1aと分岐導体3とにより分
岐回路が構成されている。変圧器ユニットU2 は、図6
に示したように、容器5内に絶縁油6と共に収納された
配電用単相変圧器Tr と、容器5の側壁を貫通させて取
り付けられたプライマリカットアウト(以下単にカット
アウトともいう。)C及びブッシングBSとからなって
いる。カットアウトCの一端は電線7を介してブッシン
グBSの貫通導体の一端に接続され、カットアウトCの
他端は電線8を介して変圧器Tr の1次側に接続されて
いる。ブッシングBSの貫通導体の他端はケーブル9を
通して分岐ユニットU1 またはU1 ´の分岐導体3の他
端に接続されている。
【0006】カットアウトCは、過電流が流れたときに
溶断するヒューズを筒体内に収容して、該ヒューズによ
り筒体内に設けられた対の固定接点間を橋絡するように
したたもので、ヒューズを引き抜くことにより、負荷電
流が流れているときにも、変圧器の1次側の回路を切る
ことができるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来の配電用変電設備
では、カットアウトCを変圧器ユニットU2 の上部に貫
通孔を設けて取り付けていたため、変圧器ユニットU2
内で、カットアウトCよりも電源側の回路、例えば図5
(A),(B)及び図6のP点で地絡事故が生じると、
カットアウトCが溶断しないため、変圧器ユニット内で
アークが発生し、変圧器が損傷する恐れがあった。特に
図6に示したように油入変圧器が用いられている場合に
は、絶縁油が燃焼して火災が生じる恐れがあった。
【0008】また変圧器ユニット内は高温になるため、
上記のように変圧器ユニット内にカットアウトを配置す
る場合には、カットアウトに用いる絶縁物として、耐熱
温度が高い高価なものを用いる必要があり、カットアウ
トのコストが高くなり、かつカットアウトの許容温度に
より変圧器の過負荷運転容量が制約されるという問題が
あった。
【0009】本考案の目的は、変圧器を損傷したり、火
災を生じさせたりする恐れがなく、またカットアウトの
絶縁物として耐熱温度が低いものを用いることができる
ようにした配電用変電設備を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の変電設備は、図
1(A)または(B)に示したように、配電用変圧器T
r を容器内に収納してなる変圧器ユニットU2 と、高圧
幹線と配電用変圧器との間に設けられる分岐回路の構成
機器をケース内に収容してなる分岐ユニットU1 または
U1 ´とを備え、配電用変圧器の1次側をプライマリカ
ットアウトCを介して分岐回路に接続してなる配電用変
電設備であって、プライマリカットアウトを分岐ユニッ
トU1 またはU1 ´内に設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記のように構成すると、分岐ユニット内は温
度が低いため、プライマリカットアウトの絶縁物として
耐熱温度が低い安価なものを用いることができる。また
変圧器ユニット内にプライマリカットアウトにより保護
されない部分が生じないため、変圧器ユニット内で地絡
事故が生じたときに変圧器が損傷したり、火災が生じた
りする恐れを無くすことができる。
【0012】
【実施例】図1(A)は、図4に示した配電系統に設け
られる配電用変電設備Aに本考案を適用した実施例の構
成を概略的に示したもので、同図において、1a1,1a2
は高圧幹線の一部を構成する幹線導体、SWは幹線導体
1a1及び1a2の間に設けられた区分用開閉器である。開
閉器SWと幹線導体1a2との接続点に分岐導体3の一端
が接続され、分岐導体3の他端はカットアウトCを介し
て配電用変圧器Trの1次側に接続されている。この変
電設備の回路構成は図4に示したものと同様であるが、
本考案においては、プライマリカットアウトCが分岐ユ
ニットU1 内に設けられている。
【0013】図2及び図3は、分岐ユニットU1 の具体
的構成例を示したもので、これらの図において10は分
岐ユニットのケース、11u〜11w及び12u〜12
wはケース10の前面側の側壁を貫通させて取り付けら
れたU,V,W3相のコネクタ、Cは2個設けられてそ
れぞれがケース1の前面の側壁の上部を貫通させて取り
付けられたプライマリカットアウトである。3相のコネ
クタ11u〜11wは、3相の幹線導体1a1の一端に接
続され、3相のコネクタ12u〜12wは、3相の幹線
導体1a2の一端に接続されている。各相の幹線導体1a1
の他端は開閉器SWを介して各相の幹線導体1a2の他端
に接続され、U相及びV相の幹線導体1a2とそれぞれの
相の開閉器SWとの接続点にそれぞれ分岐導体3の一端
が接続されている。これらの分岐導体3の他端はそれぞ
れプライマリカットアウトCの一端に接続され、各プラ
イマリカットアウトCの他端はケーブル13を介して変
圧器ユニットU2 の単相変圧器の1次側に接続されてい
る。ケース10の側壁には開閉器SWを操作するための
操作軸15が導出され、この操作軸15に操作レバー1
6が取り付けられている。コネクタ11u〜11w及び
12u〜12wには高圧幹線1を構成するケーブルが接
続されている。
【0014】変圧器ユニットU2 は、図6に示したユニ
ットからカットアウトCを取り除いてブッシングBSの
貫通導体を直接電線を介して配電用変圧器Tr の1次側
に接続したものからなっている。
【0015】図1(B)は分岐回路に開閉器を有しない
配電用変電設備Bの構成を示したもので、同図において
1aは高圧幹線の一部を構成する幹線導体、3は幹線導
体1aに一端が接続された分岐導体であり、分岐導体3
の他端はプライマリカットアウトCを介して配電用変圧
器Tr の1次側に接続されている。この変電設備Bにお
いても、プライマリカットアウトCが分岐ユニットU1
´内に設けられている。
【0016】上記分岐ユニットU1 またはU1 ´と変圧
器ユニットU2 とは図示しないキュービクル内に配置さ
れる。
【0017】上記のように、プライマリカットアウトC
を変圧器ユニットの前段に設置される分岐ユニット内に
設けると、変圧器ユニット内にカットアウトにより保護
されない領域が生じることがなく、変圧器ユニット内で
地絡事故が生じた際に、カットアウトを溶断させて保護
を図ることができる。従って、変圧器Tr が損傷した
り、絶縁油が燃焼して火災が発生したりする恐れを無く
すことができる。
【0018】また分岐ユニット内は変圧器ユニット内に
比べて温度が低いため、カットアウトに使用する絶縁物
として耐熱温度が低いものを用いることができ、カット
アウトのコストの低減を図ることができる。
【0019】尚上記の説明では、図4に示した環状低圧
バンキング方式の配電回路に用いる配電用変電設備を例
にとったが、本考案はこれに限定されるものではなく、
他の配電方式に用いる変電設備にも本考案を適用するこ
とができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、変圧器
ユニットの前段に配置される分岐ユニット内にプライマ
リカットアウトを設けたので、変圧器ユニット内にプラ
イマリカットアウトにより保護されない部分が生じな
い。従って変圧器ユニット内で地絡事故が生じたときに
変圧器が損傷したり、火災が生じたりする恐れを無くす
ことができる。
【0021】また本考案によれば、温度が低い分岐ユニ
ット内にプライマリカットアウトを設けたため、プライ
マリカットアウトの絶縁物として耐熱温度が低い安価な
ものを用いることができ、カットアウトのコストの低減
を図ることができ、かつ変圧器は単独で過負荷運転容量
を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ本考案の異なる実
施例の構成を概略的に示した構成図である。
【図2】本考案の実施例で用いる分岐ユニットの外観を
示す側面図である。
【図3】図2の分岐ユニットの正面図である。
【図4】本考案の変電設備を用いる配電系統の一例を示
した単線結線図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ従来の変電設備の
異なる例の構成を概略的に示した構成図である。
【図6】従来の変電設備で用いられていた変圧器ユニッ
トの構成を示した断面図である。
【符号の説明】
1…高圧幹線、1a1,1a2,1a…幹線導体、3…分岐
導体、10…分岐ユニットのケース、U1 ,U1 ´…分
岐ユニット、U2 …変圧器ユニット、SW…区分用開閉
器、C…プライマリカットアウト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 馬場 昭 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)考案者 峯松 宏光 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (56)参考文献 実開 昭56−174905(JP,U) 実開 昭59−103503(JP,U) 実開 昭61−201245(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電用変圧器を容器内に収納してなる変
    圧器ユニットと、高圧幹線と配電用変圧器との間に設け
    られる分岐回路の構成機器をケース内に収容してなる分
    岐ユニットとを備え、前記配電用変圧器の1次側をプラ
    イマリカットアウトを介して前記分岐回路に接続してな
    る配電用変電設備において、 前記プライマリカットアウトを前記分岐ユニット内に設
    けたことを特徴とする配電用変電設備。
JP1991057508U 1991-07-23 1991-07-23 配電用変電設備 Expired - Lifetime JP2554532Y2 (ja)

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JP1991057508U JP2554532Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 配電用変電設備

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JPH0511707U JPH0511707U (ja) 1993-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5574338A (en) * 1978-11-25 1980-06-04 Toshiba Corp Totally-enclosed-fan-cooled rotary machine
JPS57200134A (en) * 1981-05-30 1982-12-08 Shimadzu Corp Computer tomograph photographing apparatus
JPS6084875A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 Sharp Corp ラテラルpνpトランジスタ

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