JP2918060B2 - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

ガス絶縁電気機器

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JP2918060B2 JP2330704A JP33070490A JP2918060B2 JP 2918060 B2 JP2918060 B2 JP 2918060B2 JP 2330704 A JP2330704 A JP 2330704A JP 33070490 A JP33070490 A JP 33070490A JP 2918060 B2 JP2918060 B2 JP 2918060B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はガス絶縁電気機器に係り、特に高周波サージ
を抑制する磁性体を有したガス絶縁電気機器に関する。
[従来の技術] 一般に、変電所に構成されるガス絶縁電気機器におい
ては、サージ電圧、例えば断路器の開閉時に発生するサ
ージ電圧を抑制することによつて信頼性の向上や機器の
小型化が図られている。
従来、この種のサージ電圧の抑制として、例えば実開
昭55−40918号公報に示されているように断路器の開閉
時に線路に抵抗を挿入することが行なわれているが、こ
れを実現するために断路器の可動電極の動作距離を大き
くしなければならず機器を大型化させてしまう。
これに対して実開昭58−22808号公報、実開昭56−278
08号公報および特開昭61−66510号公報等に示されるよ
うに、断路器の接点近傍の外周部にリング状の磁性体を
装着することが提案され、これによつて小型な構成で高
周波サージを吸収しようとしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来のリング状の磁性体を用いたガス絶
縁電気機器においては、磁性体によるサージ抑制効果が
期待できない場合があつた。この点について、ガス絶縁
電気機器の回路図を示す第5図および第6図を用いて説
明する。
ガス絶縁電気機器の一端は引込みブツシング51を介し
て送電線50に接続され、また他端は変圧器等の変電設備
55に接続され、避雷器52、断路器53および遮断器54等を
有して構成されている。断路器53の遮断器54側にリング
状の磁性体1が設けられている。第5図は洒脱器54が開
路している状態で断路器53を開閉する場合を示してい
る。この状態では遮断器54によつて通電が断たれている
が、断路器53の開閉を行なうとガス絶縁電気機器内には
高周波のサージ電圧が発生する。しかし、図示のように
断路器53の遮断器54側に磁性体1を配置し、この磁性体
1で高周波サージを吸収することにより遮断器54側への
サージの侵入を防止できる。
一方、第6図に示すように遮断器54の閉路状態で送電
線50を介して雷等の高周波サージ60が侵入した場合につ
いて考えると、遮断器54が閉路されているために通電電
流iaが流れており、磁性体1の特性によつては通電電流
iaによつて飽和状態になり、十分なサージ抑制効果を期
待することができない。
本発明の目的は大電流通電状態でも十分なサージ抑制
効果を有するガス絶縁電気機器を供給するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の第一番目の発明は上記目的を達成するため
に、電気的に並列な電流通路を複数形成し、それぞれの
電流通路を形成する課電部導体の周囲に磁性体をそれぞ
れ設けたことを特徴とする。
また本発明の第二番目の発明は上記目的を達成するた
めに、三相一括形のガス絶縁電気機器において、三相の
課電部導体の周囲に三相一括形磁性体を配置したことを
特徴とする。
更に本発明の第三番目の発明は上記目的を達成するた
めに、電流通路を形成する課電部導体の周囲に設けた磁
性体の周方向にギヤツプを形成したことを特徴とする。
[作用] 本発明の第一番目の発明は上述の如き構成であるか
ら、電気的並列な複数の電流通路によつて1本当りの課
電部導体を流れる通電電流を従来の場合よりも少なくす
ることができ、これによつて磁性体の通電電流による飽
和を防止してサージ抑制効果を高めることができる。
また本発明の第二番目の発明は上述のように三相の課
電部導体の周囲に三相一括形磁性体を配置したため、三
相交流の全電流値が零になり、これによつて磁性体の通
電電流による飽和を防止してサージ抑制効果を高めるこ
とができる。
更に本発明の第三番目の発明は上述のように磁性体の
周方向を分断するギヤツプを形成したため飽和状態とな
る通電電流の大きさを増大したサージ抑制効果を高める
ことができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明の一実施例によるガス絶縁電気機器の
部分断面斜視図である。
絶縁性ガスを封入した接地タンク10内には1対の直列
課電部導体20A,20Bが配置され、これら両直列課電部導
体20A,20Bの対向部にはそれぞれ径大の接続導体21A,21B
が接続されている。この接続導体21A,21B間には三本の
並列課電部導体22a,22,b,22cが電気的並列に接続されて
おり、これら並列課電部導体によつて接続導体21A,21B
間の電流通路が形成されている。また各並列課電部導体
22a,22b,22cにはそれぞれリング状の磁性対1a,1b,1cが
挿入されている。
このような構成のガス絶縁電気機器によれば、直列課
電部導体21A,21Bを流れる通電電流iaは、並列課電部導
体22a,22b,22cにおいてそれぞれ分散された分散電流i1,
i2,i3として流れる。このため、例えばi1=i2=i3=ia/
3であるならば、磁性対1a,1b,1cが飽和する通電電流は
従来の3倍にすることができる。従つて、第6図の場合
と同じ磁性対を用いると共に、遮断器54の閉路状態にお
いて送電線50から雷等の高周波サージ60が侵入したとし
ても、磁性対の通電電流iaによる飽和は防止されてお
り、サージ抑制効果を十分に発揮することができる。
第2図は本発明の他の実施例によるガス絶縁電気機器
の部分断面斜視図である。
この実施例におけるガス絶縁電気機器は三相一括形で
あり、接地タンク内に三相の課電部導体20a,20b,20cが
配置されている。これら三相の課電部導体20a,20b,20c
の外周にはリング状の三相一括形の磁性体1が配置さ
れ、この磁性体1は絶縁支持物30a,30bによつて接地タ
ンク10の内壁に電気的に絶縁された状態で支持固定され
ている。
通常、三相交流の全電流値は零であるから、磁性体1
を貫通する電流の和(i1+i2+i3)は零であり、従つて
磁性体1の通電電流による飽和は防止され、課電部導体
20a,20b,20cを伝播してくるサージは磁性体1によつて
十分に抑制される。一般に磁性体1の製作は径が大きく
なる程困難になるので、本実施例の電圧階級の低いガス
絶縁電気機器、すなわち径を小さく構成できるガス絶縁
電気機器に適用するのが好ましい。
第3図および第4図は本発明の更に異なる実施例によ
るガス絶縁電気機器の部分断面斜視図および縦断面図で
ある。
この実施例における磁性体1は先の実施例と同様に通
電電流iaが流れる課電分導体20の周囲に配置されている
が、その周方向を分断するギヤツプ40を有している点で
相違している。この磁性体1は第2の図の場合と同様に
複数の絶縁支持物30a,30b,30cによつて接地タンク10へ
電気的に絶縁した状態で支持固定されている。
このようにリング状の磁性体1にギヤツプ40を形成す
ると、通電電流iaが比較的大きくなつても飽和すること
はなく、従つて第6図に示すように遮断器54が閉路して
いる状態で送電線50に高周波サージが侵入してもこの際
時電圧を十分に抑制することができる。
尚、上述した各実施例の特徴を併用してガス絶縁電気
機器に適用することができる。例えば第1図および第2
図に示す磁性体1に周方向を分断するギヤツプを形成し
ても良い。
第5図および第6図は前述したようにガス絶縁電気機
器の回路図を示している。第5図の如き遮断器54が開路
している状態において磁性体1を配置した部分の課電分
導体には通電電流が流れないので、磁性体1は通電電流
によつて飽和状態となることはない。一方、第6図の如
く遮断器54の閉路状態において送電線50に侵入したサー
ジは磁性体1を配置した部分の課電分導体を流れ、通電
電流による磁性体1の飽和が問題となる。
前者の状態で遮断器53を開閉したとき、回路構成条件
によつても異なるが1〜10MHzの程度の高周波サージが
発生する。このようなサージの抑制として用いる磁性体
1はフエライトが有効である。また後者の状態で送電線
50からサージが侵入する場合は、上述の断路器53の開閉
時のサージに比べて低い周波数、つまり250〜500kHz程
度の高周波サージが発生するので、断路器の開閉時のサ
ージに対する材質よりも低い周波数抑制用の材質で磁性
体1を構成すれば良い。
また上述の説明から分かるように、遮断器54が閉路状
態で通電電流iaが流れている場合に磁性体1の飽和が問
題となるから、第1図〜第4図に示した磁性体1は、第
6図における断路器53よりも送電線側、望ましくはガス
絶縁電気機器の送電線側ゐ設けるのが良く、断路器53よ
りも遮断器54側に設ける磁性体については本発明を適用
しなくても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の第一番目の発明は電気的
並列な複数の電流通路によつて一本当りの課電部導体を
流れる通電電流を従来の場合よりも少なくし各課電部導
体にそれぞれ磁性体を設けたため、磁性体の通電電流に
よる飽和を防止してサージ抑制効果を高めることができ
る。
また本発明の第二番目の発明は、三相の課電部導体の
周囲に三相一括径磁性体を配置したため、三相交流の全
電流値が零になり、これによつて磁性体の通電電流によ
る飽和を防止してサージ抑制効果を高めることができ
る。
更に本発明の第三番目の発明は、磁性体の周方向を分
断するギヤツプを形成したため、飽和状態となる通電電
流の大きさを増大し、これによつて、通電電流による飽
和状態を防止してサージ抑制効果を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図および第3図は本発明のそれぞれ異なる
実施例によるガス絶縁電気機器の部分断面斜視図、第4
図は第3図の縦断面図、第5図および第6図はそれぞれ
異なる状態のガス絶縁電気機器の回路図である。 1,1a,1b,1c……磁性体、20A,20B……直列課電部導体、2
0a,20b,20c……課電部導体、22a,22b,22c……並列課電
部導体、40……ギヤツプ、50……送電線、53……断路
器、54……遮断器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−43012(JP,A) 特開 昭62−60407(JP,A) 特開 平3−284113(JP,A) 実開 昭60−82915(JP,U) 実開 昭63−182612(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 13/00 - 13/075 H02H 7/00 H02H 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性ガスを封入した接地タンク内に課電
    部導体を配置し、この課電部導体の周囲に磁性体を配置
    して成るガス絶縁電気機器において、上記課電部導体
    は、電気的に並列に接続した複数の並列課電部導体を有
    し、この各並列課電部導体の周囲にそれぞれ上記磁性体
    を配置したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  2. 【請求項2】絶縁性ガスを封入した接地タンク内に課電
    部導体を配置し、この課電部導体の周囲に磁性体を配置
    して成るガス絶縁電気において、上記課電部導体は上記
    接地タンク内に三相分設けられ、これら三相分の課電部
    導体の周囲に三相一括形の上記磁性体を設けたことを特
    徴とするガス絶縁電気機器。
  3. 【請求項3】絶縁性ガスを封入した接地タンク内に課電
    部導体を配置し、この課電部導体の周囲に磁性体を配置
    して成るガス絶縁電気機器において、上記磁性体は、周
    方向に分断したギヤツプを有することを特徴とするガス
    絶縁電気機器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載のものにおいて、上記ガ
    ス絶縁電気機器は、更に断路器を有すると共に、その一
    端を送電線に接続して成り、上記断路器よりも上記送電
    線側に上記磁性体を設けたことを特徴とするガス絶縁電
    気機器。
  5. 【請求項5】請求項4記載のものにおいて、上記磁性体
    は、250〜500kHzの高周波サージに対して抑制効果を持
    つ材質で形成したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
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