JPS5913620B2 - 天井パネルの取付装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下面略中央が開口した天井レール１の両開口
端縁片２，２の先端部にそれぞれ係止片１０．１０を上
方へ折曲して形成すると共に各係止片１０の上端縁に鋸
歯１１を天井レール１の全長に亘って形成し、断面路下
字状の吊具３の上横片４を上記天井レール１の係止片１
０の上面に載置すると共に吊具３の下横片５を天井パネ
ル６側面の取付穴７に嵌太し、天井パネル６上面と前記
開口端縁片２下面との隙間に楔８を打入して成ることを
特徴とする天井パネルの取付装置に係るものであって、
その目的とするところは使用部品が少く簡単に天井パネ
ルを固定でき、従来のように天井パネル孔面に釘などが
露出することなく美しい状態で配設できる天井パネルの
取付装置を提供するにある。

本発明を以下図に示す実施例に基いて詳述する。

天井レール１は下面の略中央が開口する角筒状に成形し
てあり、天井に複数本適宜の間隔を於いて吊りボルト９
により取付けである。

天井レール１下面略中夫の開口によって左右に分割され
た両開目端縁片２，２の先端部は内上方へ略直角に折り
曲げられて係止片１０が形成してあり、この係止片１０
の上面に鋸歯１１が天井レール１の長手方向全長に亘っ
て形成されている。

吊具３は断面路工学状成形され、吊具３の縦片１２を天
井レール１の開口に嵌め込むと共に上横片４を前記係止
片１０の上面に載置して天井レール１の適宜の位置に引
掛けるわけである。

一方天井パネル６上面の前後両端には内方に向けて開口
するコ字状部１３が形成してあり、このコ字状部１３で
囲まれた部分を天井パネル６の取付穴７としている。

楔８は第３図に示すように金属片１４の後半部の中央を
片側に後方へいくにつれて突出度を大きくなるように膨
出させて形成してあって、この膨出部１５が楔の働きを
するわけである。

天井パネル６を配設するに当っては、天井レール１に前
述の如くして取付けた吊具３を任意の位置に移動させ、
この吊具３の下横片５を前記天井パネル６の取付孔７へ
側方より嵌め込み、しかる後天井レール１下面、即ち開
口端縁片２下面と天井パネル６上面、即ちコ字状部１３
の上面との間でできる隙間に楔８を打ち込み、楔８の働
きによって天井パネル６全体を下方に押下げ、吊具３の
下横片５をコ字状部１３の上片１６内面に圧接すると共
に上横片４を係止片１０の上面に強圧して天井パネル６
を天井レール１に固定するのである。

ここで係止片１０の上面は鋸歯状に成形しているため、
楔８を打ち込む時吊具３の上横片４が鋸歯１１の１つに
係止され、楔８を打ち込む力によって吊具３が天井レー
ル１上でずれるのを防止できるものである。

第４図には天井パネル６の取付手順を示す概略図が示し
てあり、一枚の天井パネル６を上記のようにして固定し
た後、次々に天井パネル６を連続させるようになってい
る。

ここで各天井パネル６のコ字状部１３の上面には山部２
０がコ字状部１３上面より外方に突出し、谷部２′１が
コ字状部１３上面に位置するようになった接続プレート
２２が取着してあり、一方の天井パネル６の接続プレー
ト２２の山部２０を他方の天井パネル６の接続プレート
２２の谷部２１に噛合することにより隣接する天井パネ
ル６．６同志の連結を行うものである。

図中１８は天井レール１の側面に穿孔した窓であり、こ
の窓１８より前記吊りボルト９を調整するものである。

本発明は叙述のように、下面略中央が開口した天井レー
ルの開口端縁片の上面に断面路下字状の吊具の上横片を
載置すると共に吊具の下横片を天井パネル側面の取付穴
に嵌入し、天井パネル上面と前記開口端縁片下面との隙
間に楔を打入しているので、楔の作用によって天井パネ
ル全体を押下げ、上横片を天井レールの開口端縁片上面
に強圧させることができ、その結果天井パネル吊具を介
して天井レールへ強固に固定することができるものであ
り、従来のように釘や接着材を使用せずとも楔の打ち込
みといった高所でもできる簡単な作業に上って天井パネ
ルを取付けることができるという利点があり、また釘を
使って天井パネルを取付ける場合のように室内に面する
天井パネルに下面に釘が露出することが無く、天井パネ
ル表面が汚れるのを防ぎ、外観を美しく仕上げるこさが
できるものである。

さらに断面路下字状の吊具の上横片を天井レールの開口
端縁片上面に載置すると共に吊具の下横片を天井パネル
側面の取付穴に嵌入し、天井パネル上面と開口端縁片下
面との間に楔を打入したので、吊具の上横片を天井レー
ルの開口端縁片上面に載置すると共に吊具の下横片を天
井パネルの取付穴に嵌入して天井パネルを天井レールに
仮止めし、次いで楔を打入することによって天井パネル
を天井レールに取付けることができ、施工性良く天井パ
ネルを取付けることができるものであり、しかる吊具と
楔を用いるだけで天井パネルの取付けが行なえて使用部
品が少なく簡単に天井パネルを固定することができるも
のである。

また、天井レールの両開口端縁片の先端部にそれぞれ係
止片を上方へ折曲して形成し、各係止片の上端縁に鋸歯
を形成したので、楔を天井パネル上面と開口端縁片面と
の間にｎ人した際には吊具の上横片が鋸歯に圧着させる
ことになって吊具が天井レール上でずれるのを防止する
ことができ、天井パネルの取付位置がずれるのを防いて
天井パネル間に隙間が生じて外観を損なうのを防ぐこと
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第２図は
同上の要部拡大斜視図、第３図ａ、ｂは同上に使用する
楔を示す斜視図及び側面図、第４図ａ、ｂ、ｃ、ｄは同
上の天井パネルの施工手順を示す概略説明図であり、１
は天井レール、２は開口端縁片、３は吊具、４は上横片
、５は下横片、６は天井パネル、７は堆付孔、８は楔、
１０は係止片、１１は鋸歯である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 下面略中央が開口した天井レールの両開口端縁片の
   先端部にそれぞれ係止片を上方へ折曲して形成すると共
   に各係止片の上端縁に鋸歯を天井レールの全長に亘って
   形成し、断面路下字状の吊具の上横片を上記天井レール
   の係止片の上面に載置すると共に吊具の下横片を天井パ
   ネル側面の取付穴に嵌太し、天井パネル上面と前記開口
   端縁片下面との隙間に楔を打入して成ることを特徴とす
   る天井パネルの取付装置。