JP2604136Y2 - 建物の突出部の補修用具 - Google Patents

建物の突出部の補修用具

Info

Publication number
JP2604136Y2
JP2604136Y2 JP1993050162U JP5016293U JP2604136Y2 JP 2604136 Y2 JP2604136 Y2 JP 2604136Y2 JP 1993050162 U JP1993050162 U JP 1993050162U JP 5016293 U JP5016293 U JP 5016293U JP 2604136 Y2 JP2604136 Y2 JP 2604136Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
building
edge plate
tool
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993050162U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715947U (ja
Inventor
順成 江本
Original Assignee
順成 江本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 順成 江本 filed Critical 順成 江本
Priority to JP1993050162U priority Critical patent/JP2604136Y2/ja
Publication of JPH0715947U publication Critical patent/JPH0715947U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604136Y2 publication Critical patent/JP2604136Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は 建物の突出部の補修用
具に関し、特に補修時の作業性及び安全性の向上を目指
した補修用具に関する。本考案の補修用具は、例えば建
物のモルタル仕上の庇の補修に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来、
建物の屋根や窓上部のモルタル仕上の庇が経時劣化した
場合には、当該劣化部分のモルタルが剥離落下する危険
性が生ずるので、旧モルタルを除去して新たにモルタル
を塗布する補修が行われている。
【0003】この補修作業では、旧モルタル剥離除去の
際に該モルタルが落下する危険性があり、これを避ける
ためには十分な対策を講じなければならないという難点
があった。また、旧モルタル剥離除去作業は極めて面倒
であり作業性が良好とはいえず、その搬出のため頑丈な
足場組立てが必要であるという難点もあった。
【0004】そこで、本考案は、以上の如き従来技術の
問題点に鑑み、建物の庇等の突出部の補修を良好な作業
性及び安全性をもって容易に実施することを可能にする
補修用具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するためになされたものである。
【0006】即ち、本考案によれば、建物の突出部にあ
てがって該突出部を補修するのに用いられる用具であっ
て、中央板部と該中央板部に接続された縁板部とを有
し、全体として断面略コ字形状をなしており、上記縁板
部のうちの少なくとも一部には内面にバネ性部材が付設
されており、上記中央板部及び縁板部で形成される凹部
内に上記建物の突出部を収容し該バネ性部材により該突
出部の側面を押圧する様にしており、上記縁板部が対向
配置された互いに平行な2つの平面板状体からなり、該
2つの平面板状体の間隔を可変とすべく上記中央板部の
幅が可変であることを特徴とする、建物の突出部の補修
用具、が提供される。
【0007】本考案の一態様においては、上記バネ性部
材が板バネからなり、該板バネは縁板部の先端縁の方か
ら中央板部の方へと次第に該縁板部内面から離隔せる部
分を有する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の具体的実
施例を説明する。
【0009】図1は本考案による補修用具の一実施例を
示す断面図であり、図2はその一部切欠斜視図である。
【0010】これらの図において、2は中央板部であ
り、一定の幅で長手方向に延びている長方形の板状体か
らなる。4,6は該中央板部の幅方向両端縁に接続され
ている縁板部であり、それぞれ一定の幅で長手方向に延
びている長方形の板状体からなる。これら板部2,4,
6は一体物からなり、その材料は例えば金属あるいは塩
化ビニル等のプラスチックである。
【0011】下側の縁板部6の内面側には、板バネ8が
取付けられている。該板バネ8は、縁板部6の先端縁に
近い位置に一方の縁が溶接等により取付けられていて、
中央板部2の方へと次第に縁板部6の内面から離隔する
傾斜部分を有しており、他方の縁は縁板部6に対しほぼ
水平になっている。該板バネ8は縁板部6の全長にわた
って延びており、その材料は例えば金属、GRC等の繊
維補強コンクリートあるいは塩化ビニル等のプラスチッ
クである。
【0012】上側の縁板部4には、ボルト挿通のための
複数の穴10が該縁板部4の長手方向に沿って適宜の間
隔をおいて形成されている。そして、板部2,4,6で
形成される凹部の内側に建物の庇12を収容し、穴10
に縁板部4の外側からボルトを挿通して、用具を庇12
に対し固定することができる。尚、庇12は例えばコン
クリートからなるが、その表面にはモルタルが塗布され
ている。
【0013】以上の如くにして、本実施例の補修用具1
が構成されている。
【0014】図3は、本実施例用具の使用状態を示す断
面図であり、図4はその斜視図である。
【0015】先ず、図1に示されている様にして、本実
施例の用具1を庇12に対し位置合わせして、板部2,
4,6で形成される凹部の内側に建物の庇12を相対的
に矢印の向きに移動させる。これにより、やがて庇12
の下面が板バネ8の傾斜部分に接触し、該板バネ8を下
方へと押し下げて変形させる。そして、ついには図3に
示されている様に、用具1が所望位置において板バネ8
による庇12の押圧に基づき係止された状態となる。図
4に示されている様に、用具1を所望数長手方向に配列
することにより、用具を係止した状態で、庇12の所望
長さ部分を覆うことができる。
【0016】この様にして、庇12に対し用具1をバネ
力に基づき係止するので、風や振動等の外力が多少加わ
っても、用具1が位置ずれしたり脱落したりすることが
ない。また、万一モルタルが剥離しても、用具1の凹部
内に保留されるので、外部に落下することがない。更
に、庇12の厚みに多少のバラツキがあっても、板バネ
8による押圧であるので、係止効果は発揮される。
【0017】しかる後に、図3に示されている様に、上
側の縁板部4の穴10に対応する庇12の上面位置にア
ンカーを打ち込み、ここに穴10を介してボルト12を
挿入し、用具1を庇12に対し固定する。その後、必要
に応じ、庇12ならびに用具1の上側の縁板部4及び中
央板部2の外面上にモルタルや防水性塗材16を塗布す
ることができる。
【0018】以上の様な本実施例の用具を用いた補修に
おいては、旧モルタルを剥離除去して搬出する必要がな
いので、モルタル落下の危険性が実質上ないという利点
があるとともに、足場はそれほど頑丈なものでなくとも
よいという利点もある。
【0019】図5は、上記図1〜図4の実施例の変形例
を示す断面図である。本例では、板バネ8の形状が図1
〜図4の実施例と異なり、また中央板部2と下側の縁板
部6との接続部分には下方へと突出せる水きり部7が付
設されている。
【0020】図6は、上記図5の例の変形例を示す断面
図である。本例では、板バネ8の形状が図5の例と異な
る。水きり部は下側の縁板部6の先端縁に7’として付
設されていてもよい。本変形例では、中央板部2が2つ
の部材を結合したものからなる。即ち、中央板部2は、
上側の縁板部4と一体的に形成された第1の部分2aと
下側の縁板部6と一体的に形成された第2の部分2bと
からなり、第1の部分2aに形成された複数の貫通孔と
これに対応して第2の部分2bに形成された複数の上下
方向貫通長孔3とにボルト5を挿通して互いに固定する
ことにより、構成されている。本変形例によれば、種々
の厚さの庇に対し良好に対応することができる。
【0021】上記実施例では、板バネ8が下側の縁板部
の全長にわたって延びている一体物で形成されている
が、必ずしもこれに限られることはない。図7は、上記
図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図である。ここ
では、板バネ8は幅の狭い短冊状のものとされており、
縁板部6の長手方向に沿って複数(図では4つ)配列さ
れている。これによっても、上記実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0022】また、上記実施例では、用具が水平方向に
突出せる庇の補修に用いられているが、本考案の用具
は、その他、下方へと突出せる梁や、斜め下方、斜め上
方あるいは上方へと突出せる突出部を補修する際にも同
様に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】以上の様に、本考案によれば、バネ性部
材を建物の突出部に押圧して係止するので、風や振動等
の外力がかかっても容易には位置ずれしたり脱落したり
することがなく、安全で作業性が良好である。また、万
一建物の突出部の表面が剥離しても、用具の凹部内に保
留されるので落下することがなく、安全である。更に、
建物の突出部の厚みに多少のバラツキがあっても、バネ
性部材による押圧であるので、係止効果は発揮される。
加えて、本考案によれば、建物の突出部の表面を剥離除
去して搬出する必要がないので、突出部表面の落下の危
険性がないとともに、足場はそれほど頑丈なものでなく
ともよいという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による補修用具の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本考案による補修用具の一実施例を示す一部切
欠斜視図である。
【図3】本考案による補修用具の一実施例の使用状態を
示す断面図である。
【図4】本考案による補修用具の一実施例の使用状態を
示す斜視図である。
【図5】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図6】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図7】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 補修用具 2 中央板部 4,6 縁板部 8 板バネ 10 穴 12 建物の庇 14 ボルト 16 防水性塗材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の突出部にあてがって該突出部を補
    修するのに用いられる用具であって、中央板部と該中央
    板部に接続された縁板部とを有し、全体として断面略コ
    字形状をなしており、上記縁板部のうちの少なくとも一
    部には内面にバネ性部材が付設されており、上記中央板
    部及び縁板部で形成される凹部内に上記建物の突出部を
    収容し該バネ性部材により該突出部の側面を押圧する様
    にしており、上記縁板部が対向配置された互いに平行な
    2つの平面板状体からなり、該2つの平面板状体の間隔
    を可変とすべく上記中央板部の幅が可変であることを特
    徴とする、建物の突出部の補修用具。
  2. 【請求項2】 上記バネ性部材が板バネからなり、該板
    バネは縁板部の先端縁の方から中央板部の方へと次第に
    該縁板部内面から離隔せる部分を有する、請求項1に記
    載の補修用具。
JP1993050162U 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具 Expired - Fee Related JP2604136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050162U JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050162U JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0715947U JPH0715947U (ja) 1995-03-17
JP2604136Y2 true JP2604136Y2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=12851509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993050162U Expired - Fee Related JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604136Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4896014U (ja) * 1972-02-18 1973-11-15
JPS5336488Y2 (ja) * 1972-12-25 1978-09-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0715947U (ja) 1995-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0952272A1 (en) Seam clamp
US6088986A (en) Wallboard repair clip, method of repairing wallboard, kit for repairing wallboard, and method of accessing the interior of hollow walls
US4111096A (en) Fastening device
JP2604136Y2 (ja) 建物の突出部の補修用具
JP3068799B2 (ja) 足場つなぎ構造
JP2002112425A (ja) ケーブルラックジョイント方法及びケーブルラック並びに継ぎ金具
KR200186899Y1 (ko) 거푸집
JP4014301B2 (ja) 垂木止め金具
JP3420933B2 (ja) パネル状材の取付金具
JP3377384B2 (ja) 改修屋根及びその改修方法
JP2538130Y2 (ja) 屋根材の固定構造
JPH0542183Y2 (ja)
JP3001457U (ja) 接合金具
JP2907987B2 (ja) 不燃板の連結構造
JP3403388B2 (ja) 板材取付構造
KR200317492Y1 (ko) 펜스구조물 조립체
JPH06229077A (ja) 折板屋根用取付具
JP3457096B2 (ja) 屋根板の固定方法
JPH0334417Y2 (ja)
JPS642895Y2 (ja)
JPH0421946Y2 (ja)
JPS6219829Y2 (ja)
JPH0443527Y2 (ja)
JPS60184160A (ja) コンクリ−ト壁と木枠の組合せ工法及び組合せ建造物
JPH08291595A (ja) 長尺横段葺屋根板

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees