JPH0715947U - 建物の突出部の補修用具 - Google Patents

建物の突出部の補修用具

Info

Publication number
JPH0715947U
JPH0715947U JP5016293U JP5016293U JPH0715947U JP H0715947 U JPH0715947 U JP H0715947U JP 5016293 U JP5016293 U JP 5016293U JP 5016293 U JP5016293 U JP 5016293U JP H0715947 U JPH0715947 U JP H0715947U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
tool
eaves
building
edge plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5016293U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2604136Y2 (ja
Inventor
順成 江本
Original Assignee
順成 江本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 順成 江本 filed Critical 順成 江本
Priority to JP1993050162U priority Critical patent/JP2604136Y2/ja
Publication of JPH0715947U publication Critical patent/JPH0715947U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604136Y2 publication Critical patent/JP2604136Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の庇等の突出部の補修を良好な作業性及
び安全性をもって容易に実施することを可能にする補修
用具を提供する。 【構成】 建物の庇12にあてがって該庇を補修するの
に用いられる用具1であって、中央板部2と該中央板部
に接続された2つの縁板部4,6とを有し、全体として
断面略コ字形状をなしており、下側の縁板部6には内面
に板バネ8が付設されており、上記中央板部2及び縁板
部4,6で形成される凹部内に上記庇12を収容し板バ
ネ8により庇12の側面を押圧して係止する。しかる後
に、庇12に対して用具1を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は 建物の突出部の補修用具に関し、特に補修時の作業性及び安全性の 向上を目指した補修用具に関する。本考案の補修用具は、例えば建物のモルタル 仕上の庇の補修に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、建物の屋根や窓上部のモルタル仕上の庇が経時劣化した場合には、当該 劣化部分のモルタルが剥離落下する危険性が生ずるので、旧モルタルを除去して 新たにモルタルを塗布する補修が行われている。
【0003】 この補修作業では、旧モルタル剥離除去の際に該モルタルが落下する危険性が あり、これを避けるためには十分な対策を講じなければならないという難点があ った。また、旧モルタル剥離除去作業は極めて面倒であり作業性が良好とはいえ ず、その搬出のため頑丈な足場組立てが必要であるという難点もあった。
【0004】 そこで、本考案は、以上の如き従来技術の問題点に鑑み、建物の庇等の突出部 の補修を良好な作業性及び安全性をもって容易に実施することを可能にする補修 用具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、上記目的を達成するものとして、 建物の突出部にあてがって該突出部を補修するのに用いられる用具であって、 中央板部と該中央板部に接続された縁板部とを有し、全体として断面略コ字形状 をなしており、上記縁板部のうちの少なくとも一部には内面にバネ性部材が付設 されており、上記中央板部及び縁板部で形成される凹部内に上記建物の突出部を 収容し該バネ性部材により該突出部の側面を押圧する様にしてなることを特徴と する、建物の突出部の補修用具、 が提供される。
【0006】 本考案の一態様においては、上記バネ性部材が板バネからなり、該板バネは縁 板部の先端縁の方から中央板部の方へと次第に該縁板部内面から離隔せる部分を 有する。
【0007】 また、本考案の他の態様においては、上記縁板部が対向配置された互いに平行 な2つの平面板状体からなる。ここで、上記2つの平面板状体の間隔を可変とす べく、上記中央板部の幅を可変とすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案の具体的実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案による補修用具の一実施例を示す断面図であり、図2はその一部 切欠斜視図である。
【0010】 これらの図において、2は中央板部であり、一定の幅で長手方向に延びている 長方形の板状体からなる。4,6は該中央板部の幅方向両端縁に接続されている 縁板部であり、それぞれ一定の幅で長手方向に延びている長方形の板状体からな る。これら板部2,4,6は一体物からなり、その材料は例えば金属あるいは塩 化ビニル等のプラスチックである。
【0011】 下側の縁板部6の内面側には、板バネ8が取付けられている。該板バネ8は、 縁板部6の先端縁に近い位置に一方の縁が溶接等により取付けられていて、中央 板部2の方へと次第に縁板部6の内面から離隔する傾斜部分を有しており、他方 の縁は縁板部6に対しほぼ水平になっている。該板バネ8は縁板部6の全長にわ たって延びており、その材料は例えば金属、GRC等の繊維補強コンクリートあ るいは塩化ビニル等のプラスチックである。
【0012】 上側の縁板部4には、ボルト挿通のための複数の穴10が該縁板部4の長手方 向に沿って適宜の間隔をおいて形成されている。そして、板部2,4,6で形成 される凹部の内側に建物の庇12を収容し、穴10に縁板部4の外側からボルト を挿通して、用具を庇12に対し固定することができる。尚、庇12は例えばコ ンクリートからなるが、その表面にはモルタルが塗布されている。
【0013】 以上の如くにして、本実施例の補修用具1が構成されている。
【0014】 図3は、本実施例用具の使用状態を示す断面図であり、図4はその斜視図であ る。
【0015】 先ず、図1に示されている様にして、本実施例の用具1を庇12に対し位置合 わせして、板部2,4,6で形成される凹部の内側に建物の庇12を相対的に矢 印の向きに移動させる。これにより、やがて庇12の下面が板バネ8の傾斜部分 に接触し、該板バネ8を下方へと押し下げて変形させる。そして、ついには図3 に示されている様に、用具1が所望位置において板バネ8による庇12の押圧に 基づき係止された状態となる。図4に示されている様に、用具1を所望数長手方 向に配列することにより、用具を係止した状態で、庇12の所望長さ部分を覆う ことができる。
【0016】 この様にして、庇12に対し用具1をバネ力に基づき係止するので、風や振動 等の外力が多少加わっても、用具1が位置ずれしたり脱落したりすることがない 。また、万一モルタルが剥離しても、用具1の凹部内に保留されるので、外部に 落下することがない。更に、庇12の厚みに多少のバラツキがあっても、板バネ 8による押圧であるので、係止効果は発揮される。
【0017】 しかる後に、図3に示されている様に、上側の縁板部4の穴10に対応する庇 12の上面位置にアンカーを打ち込み、ここに穴10を介してボルト12を挿入 し、用具1を庇12に対し固定する。その後、必要に応じ、庇12ならびに用具 1の上側の縁板部4及び中央板部2の外面上にモルタルや防水性塗材16を塗布 することができる。
【0018】 以上の様な本実施例の用具を用いた補修においては、旧モルタルを剥離除去し て搬出する必要がないので、モルタル落下の危険性が実質上ないという利点があ るとともに、足場はそれほど頑丈なものでなくともよいという利点もある。
【0019】 図5は、上記図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図である。本例では、板 バネ8の形状が図1〜図4の実施例と異なり、また中央板部2と下側の縁板部6 との接続部分には下方へと突出せる水きり部7が付設されている。
【0020】 図6は、上記図5の例の変形例を示す断面図である。本例では、板バネ8の形 状が図5の例と異なる。水きり部は下側の縁板部6の先端縁に7’として付設さ れていてもよい。本変形例では、中央板部2が2つの部材を結合したものからな る。即ち、中央板部2は、上側の縁板部4と一体的に形成された第1の部分2a と下側の縁板部6と一体的に形成された第2の部分2bとからなり、第1の部分 2aに形成された複数の貫通孔とこれに対応して第2の部分2bに形成された複 数の上下方向貫通長孔3とにボルト5を挿通して互いに固定することにより、構 成されている。本変形例によれば、種々の厚さの庇に対し良好に対応することが できる。
【0021】 上記実施例では、板バネ8が下側の縁板部の全長にわたって延びている一体物 で形成されているが、必ずしもこれに限られることはない。図7は、上記図1〜 図4の実施例の変形例を示す断面図である。ここでは、板バネ8は幅の狭い短冊 状のものとされており、縁板部6の長手方向に沿って複数(図では4つ)配列さ れている。これによっても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0022】 また、上記実施例では、用具が水平方向に突出せる庇の補修に用いられている が、本考案の用具は、その他、下方へと突出せる梁や、斜め下方、斜め上方ある いは上方へと突出せる突出部を補修する際にも同様に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上の様に、本考案によれば、バネ性部材を建物の突出部に押圧して係止する ので、風や振動等の外力がかかっても容易には位置ずれしたり脱落したりするこ とがなく、安全で作業性が良好である。また、万一建物の突出部の表面が剥離し ても、用具の凹部内に保留されるので落下することがなく、安全である。更に、 建物の突出部の厚みに多少のバラツキがあっても、バネ性部材による押圧である ので、係止効果は発揮される。加えて、本考案によれば、建物の突出部の表面を 剥離除去して搬出する必要がないので、突出部表面の落下の危険性がないととも に、足場はそれほど頑丈なものでなくともよいという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による補修用具の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本考案による補修用具の一実施例を示す一部切
欠斜視図である。
【図3】本考案による補修用具の一実施例の使用状態を
示す断面図である。
【図4】本考案による補修用具の一実施例の使用状態を
示す斜視図である。
【図5】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図6】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図7】図1〜図4の実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 補修用具 2 中央板部 4,6 縁板部 8 板バネ 10 穴 12 建物の庇 14 ボルト 16 防水性塗材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の突出部にあてがって該突出部を補
    修するのに用いられる用具であって、中央板部と該中央
    板部に接続された縁板部とを有し、全体として断面略コ
    字形状をなしており、上記縁板部のうちの少なくとも一
    部には内面にバネ性部材が付設されており、上記中央板
    部及び縁板部で形成される凹部内に上記建物の突出部を
    収容し該バネ性部材により該突出部の側面を押圧する様
    にしてなることを特徴とする、建物の突出部の補修用
    具。
  2. 【請求項2】 上記バネ性部材が板バネからなり、該板
    バネは縁板部の先端縁の方から中央板部の方へと次第に
    該縁板部内面から離隔せる部分を有する、請求項1に記
    載の補修用具。
  3. 【請求項3】 上記縁板部が対向配置された互いに平行
    な2つの平面板状体からなる、請求項1または請求項2
    に記載の補修用具。
  4. 【請求項4】 上記2つの平面板状体の間隔を可変とす
    べく、上記中央板部の幅が可変である、請求項3に記載
    の補修用具。
JP1993050162U 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具 Expired - Fee Related JP2604136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050162U JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050162U JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0715947U true JPH0715947U (ja) 1995-03-17
JP2604136Y2 JP2604136Y2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=12851509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993050162U Expired - Fee Related JP2604136Y2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 建物の突出部の補修用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604136Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4896014U (ja) * 1972-02-18 1973-11-15
JPS49103613U (ja) * 1972-12-25 1974-09-05

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4896014U (ja) * 1972-02-18 1973-11-15
JPS49103613U (ja) * 1972-12-25 1974-09-05

Also Published As

Publication number Publication date
JP2604136Y2 (ja) 2000-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4617770A (en) Nailerless roof edge, framing structure and building panel mounting assembly
US5148890A (en) Portable utility platform unit
US6088986A (en) Wallboard repair clip, method of repairing wallboard, kit for repairing wallboard, and method of accessing the interior of hollow walls
CA1285797C (en) Fastening means
JPH0715947U (ja) 建物の突出部の補修用具
GB2084628A (en) Roof edge fascia
US7607272B1 (en) Drywall expansion joint
JP2021188414A (ja) 壁パネルの連結構造
JP2538130Y2 (ja) 屋根材の固定構造
JPH0320540B2 (ja)
CN220790441U (zh) 一种地板连接件
JPH0615093Y2 (ja) 受金具
JPS642895Y2 (ja)
JPH0615097Y2 (ja) 下地具
JPS6025447Y2 (ja) 複数木材の取付装置
JP2752412B2 (ja) 硬質壁材の取付構造
JPS597446Y2 (ja) 片面パネル用間隙防止金物
GB2282159A (en) Wall tie for joining to existing vertical surface
JPS6113636Y2 (ja)
JP3038674U (ja) 際根太支持具
JP2000038775A (ja) 垂木止め金具
JPH047447A (ja) 壁パネル及びその壁体
JPH06220958A (ja) 屋根材の補修構造
JPH05248025A (ja) 屋根下地材の取り付け構造
JPH07103660B2 (ja) 土台部構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees