JPS591311B2 - キンゾクフタロシアニンルイノ セイゾウホウホウ - Google Patents

キンゾクフタロシアニンルイノ セイゾウホウホウ

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JPS591311B2
JPS591311B2 JP49137659A JP13765974A JPS591311B2 JP S591311 B2 JPS591311 B2 JP S591311B2 JP 49137659 A JP49137659 A JP 49137659A JP 13765974 A JP13765974 A JP 13765974A JP S591311 B2 JPS591311 B2 JP S591311B2
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phthalonitrile
copper
acid
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JP49137659A
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ピユギン アンドレ
フオン デル クローネ ヨスト
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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Priority claimed from CH1663373A external-priority patent/CH581603A5/de
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Publication of JPS591311B2 publication Critical patent/JPS591311B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C323/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/101,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes
    • C07D319/141,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D319/24[b,e]-condensed with two six-membered rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B47/06Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide
    • C09B47/067Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide from phthalodinitriles naphthalenedinitriles, aromatic dinitriles prepared in situ, hydrogenated phthalodinitrile
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、銅フタロシアニン類の製造方法に関する。
本発明者は、場合により他のフタロニトリル類とともに
混合した次式(■):(式中、Rはアルキル基、アルコ
キシアルキル基、ナフチル基または未置換もしくは塩素
原子、アルキル基、アルコキシ基、フエニル基またはニ
トロ基で置換されたフエニル基を表わし、Yは酸素原子
または硫黄原子を表わすが、二つのRYはそれらが結合
する式Iのベンゼン環中の二つの炭素原子と一緒になつ
て、次式:で表わされるべンゾジオキシン残基を表わす
こともでき、nは0ないし3の数を表わし、 mは1ないし4の数を表わすが、但し、m+ nの合計
は4でなければならない。
)で表わされるフタロニトリルを、フタロシアニン核の
中心を形づくる銅もしくは銅化合物と反応さ※せると、
次式(I):(式中、R、Y、mおよびnは前記式■で
与えられた意味を表わし、Mはフタロシアニン核の中心
を形成する銅原子を表わす。
)で表わされる新規の銅フタロシアニン類が得られるこ
とを見出した。
上記の式中、好ましいアルキル基もしくはアルコキシ=
アルキル基としてのRは炭素原子数1ないし10のもの
である。
フクロシアニン類のうち、次式(■):(式中、R1
は炭素原子数1ないし10のアルキル基もしくはアルコ
キシアルキル基、特に未置換のフエニル基、または塩素
原子、アルキル基もしくはアルコキシ基で置換されたフ
エニル基を表わし、Yは酸素原子またはイオウ原子を表
わし、Y1は塩素原子または基R1 O 〜を表わす。
)で表わされる銅フタロシアニン類が特に好ましく、式
中、Y1が塩素原子を表わす化合物が特に好ましい。次
式(V):(式中、R1及びYは前記の意味を有する)
で表わされる化合物も好ましい。
次式: 及び特に次式: で表わされるフタロニトリルを出発物質として使用する
ことが有利である。
上記の式中、R1、Y及びY1は前記の意味を表わす。
次式: (式中、R1及びYは前記の意味を有する)で表わされ
るフタロニトリル類も、特に有利である。
以下に、適当なフタロシアニン類を例示する:3・4・
6−トリクロル−5−フエノキシーフタロニトリル、3
・4・6−トリクロル−5−(p−クロルフエノキシ)
−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル−5−(0
−メチルフエノキシ)−フタロニトリル、3・4・6−
トリクロル−5−(m−メチルフエノキシ)−フタロニ
トリル、3・4・6−トリクロル−5−(p−メチルフ
エノキシ)−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル
−5−(p−ジフエニリルオキシ)−フタロニトリル、
3・4・6−トリクロル−5−(グ・4′−ジ第三ブチ
ルーフエニル)−フタロニトリル、3・4・6−トリク
ロル−5−(p−ニトロフエノキシ)−フタロニトリル
、3・4・6−トリクロル−5−(2′−ナフチルオキ
シ)−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル−5−
(m−トリフルオルメチルフエノキシ)−フタロニトリ
ル、3・4・6−トリクロル−5−(Z・4′−ジメチ
ルフエノキシ)−フタロニトリル、3・4・6−トリク
ロル−5−(m−メトキシフエノキシ)−フタロニトリ
ル、3・4・6−トリクロル−5−(p−メチルメルカ
プトフエノキシ)−フタロニトリル、3・4・6−トリ
クロル−5−(3′−メチル4′−クロルフエノキシ)
−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル−5−(2
!・4′−ジクロルフエノキシ)−フタロニトリル、3
・4・6−トリブロム−5−フエノキシーフタロニトリ
ル、ジプロムージフエノキシーフタロニトリル、ジクロ
ルージフエノキシーフタロニトリル、ジクロルージ(0
−メチルフエノキシ)−フタロニトリル、テトラフエノ
キシーフタロニトリル、 テトラ一(m−メチルフエノキシ)−フタロニトリル、
テトラ−(p−ジフエニリルオキシ)−フタロニトリル
、3・4・6−トリクロル−5−フエニルメルカプトー
フタロニトリル、3・4・6−トリクロル−5−メチル
メルカプト−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル
−5−n−ドデシルメルカプト−フタロニトリル、3・
4・6−トリクロル−5−(p−クロルフエニルメルカ
プト)−フタロニトリル、3・4・6−トリクロル−5
−(m−メチルフエニルメルカプト)−フタロニトリル
、3・4・6−トリクロル−5−(p−メチルフエニル
メルカプト)−フタロニトリル。
式()で表わされる出発物質は親規化合物である。
式()で表わされる化合物は、次式:(式中、m及びn
は前記の意味を有し、両方のXはカルボン酸エステル基
を表わすかまたは、好ましくは、両方のXはニトリル基
を表わす)で表わされる・・ロゲノフタル酸誘導体を、
親水性有機溶媒中で次式:(式中、Meはアルカリ金属
を表わし、R及びYは前記の意味を有する)で表わされ
る化合物と反応させることによつて得られる。
テトラクロルフタロニトリルは、出発物質として使用す
るのに好ましく、また以下に記す化合物も好ましい:す
なわち、3・6−ジクロル−フタロニトリル及び3・4
・5・6−テトラブロム}つ フタロニトリル、3・6−ジクロルフタル酸ジメチルエ
ステル、3・4・5・6−テトラクロルフタル酸ジメチ
ルエステル、3・4・5・6−テトラクロルフタル酸ジ
エチルエステル及び3・4・5・6−テトラクロルフタ
ル酸ジフエニルエステノレ。
前記のハロゲノフタロニトリル及びハロゲノフタル酸エ
ステルは公知化合物である。
式RYMeで表わされる可能な化合物のうち、脂肪族ア
ルコールのアルカリ金属塩が好ましく、アルキル基部分
が炭素原子数1ないし10個を有し、さらにその部分に
置換基を有してもよく、例えば下記のアルコール塩が特
に好ましい。
すなわち、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソフロパノール、ブタノール、イソブタノール、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、β−メトキシエタノ
ール、β一エトキシエタノール、β−フエノキシエタノ
ール、r−フエノキシプロパノール、ベンジルアルコー
ル、フエニルエチルアルコール、β−シクロヘキシルプ
ロパノール、グリコール酸メチルエステル、フルフリル
アルコールままはテトラヒドロフルフリルアルコール。
芳香族列における、適当な以下のフエノール類のアルカ
リ金属塩が挙げられる:例えば、フエノール、2−、3
−もしくは4−クロルフエノール、2・4−ジクロルフ
エノール、2・4・5−トリクロルフエノール、4〜プ
ロムフエノール、2一3−もしくは4−メチルフエノー
ル、4一第三ブチルフエノール、4一第三アミルフエノ
ール、2・4−ジメチルフエノール、2・6−ジメチル
フエノール、2−、3−もしくは4−メトキシフエノー
ル、2−もしくは4−ニトロフエノール、3ートリフル
オルメチルフエノール、3−もしくは4ーアセトアミノ
フエノール、3−もしくは4−ヒドロキシベンゾニトリ
ル、3−もしくは4−オキシ安息香酸エステル、3−も
しくは4−ヒドロキシアセトフエノン、4−フエニルフ
エノール、2ナフトールもしくは5・6・7・8−テト
ラヒトロー2−ナフトール、3−ヒドロキシピリジン、
8−ヒドロキシキノリン、または5−もしくは6−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール。
上記の式RYMeで表わされる含硫化合物の例としては
、硫化水素のアルカリ金属塩及び特に炭素原子数1な(
・し12のアルキルメルカプタン類である。
例えば、メチルメルカプタン、エチルメルカプタン、イ
ソプロピルメルカプタン、ブチルメルカプタンまたはチ
オグリコール酸メチルエステルであり、好ましくはフエ
ニルメルカプタンのアルカリ金属塩及びフエニル基部分
がハロゲン原子、または炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基もしくはアルコキシ基で置換されたフエニルメルカ
プタン誘導体、及びナフチルメルカプタン誘導体、例え
ば、フエニルメルカプタン、2− 3−もしくは4−ク
ロルフエニルメルカプタン、2・4−ジクロルフエニル
メルカプタン、2−、3−もしくは4−メチルフエニル
メルカプタン、2・4−ジメチルフエニルメルカプタン
または2−ナフチルメルカプタン 2−メルカプトベン
ゾチアゾール、2−メルカプトベンゾキサゾールまたは
2−メルカプトベンゾイミダゾールである。以下のよう
な、親水性、好ましくは極性有機溶媒中で反応が行なわ
れる。
適当な溶媒は、アルコール、例えば、メタノール、エタ
ノール、イソフロパノール、β−メトキシエタノールま
たはβエトキシエタノールなど;ケトン、例えば、アセ
トンまたはメチルエチルケトンなど;エーテル、例えば
、テトラヒドロフランまたはジオキサンなど;アミド、
例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、N−メチルピロリドンまたはテトラメチル尿素など:
スルホン、例えば、テトラメチレンスルホンなど;スル
ホキシド、例えば、ジメチルスルホキシドなど;第三級
塩基、例えば、ピリジンなど。上記の溶媒の混合溶媒を
使用することもできる。
ハロゲノフタロニトリル1重量部に対して少なくとも1
容量部の溶媒を使用するのが有利である。新規の置換さ
れたフタル酸誘導体、特にフタロニトリルは、有用な着
色剤中間生成物である。該化合物は、さらに広い範囲で
応用可能であることによつて、置換された。−シアノ安
息香酸エステルとは区別されることがドイツ特許公開公
報第2301863号明細書に開示されている。置換さ
れたo−シアノ安息香酸エステルがイミノイソイントリ
ノン類の製造用としてのみ使用することができる場合、
本発明による置換されたフタロニトリルは、さらに置換
されたフタロシアニン類及びイミノイソインドリン類の
製造用としても適当である。新規の生成物は耐炎剤とし
て使用することも適当であるっ単一なフタロニトリル類
の代りに、式()で表わされる異種のフタロニトリル類
の混合物を使用するか、または式()で表わされるフタ
ロニトリル類と他のフタロニトリル類、例えば、非置換
のフタロニトリル、モノ一、ジ一もしくはテトラ−クロ
ルフタロニトリルとの混合物を使用することもできる。
不均一に置換されるベンゼン環を有するフタロシアニン
類がその後得られる。金属供与体とフタロニトリル類の
反応は、公知の方法で、不活性な有機溶媒中、酸結合剤
の存在下で150ないし25『Cの温度で成分を加熱す
ることによつて行なわれる。金属供与体としては、コバ
ルトもしくはニツケル、特に銅の塩、例えば酢酸塩もし
くは硫酸塩、しかし特に塩化物を使用するのが好ましい
。不活性有機溶媒としてはo−ジクロルベンゼン、トリ
クロルベンゼン、特にニトロベンゼンが挙げられる。
低い温度で、メタノール、エタノール、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルもしくはジメチルホルムアミド
のような親水性有機溶媒中、水酸化ナトリウムのような
塩基の存在下で反応を行なうこともできる。
新規のフタロシアニンは、反応混合物から沢取し、そし
て沢過残渣をメタノール、エタノール、イソプロパノー
ルもしくはブタノールのような低級アルコール、薄い鉱
酸及びアルカリ水溶液で洗浄することによつて常法で製
造される。
フタロシアニンの置換基の性質及び数によつて、新規の
フタロシアニン類は顔料もしくはバルク染色用高分子有
機化合物に、基質に溶解する着色剤として使用するのに
適当である。
高分子有機化合物としては、例えばセルロースエーテル
類、及びセルロースエステル類、例えばエチルセルロー
ス、アセチルセルロース及びニトロセルロース、ポリア
ミド、ポリウレタン及びポリエステル、天然及び合成樹
脂、例えばアミノ樹脂、特に、尿素−ホルムアルデヒド
樹脂及びメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹
脂、フエノール樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィ
ン、例えばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアク
リル酸エステル、熱可塑性もしくは硬化可能なアクリル
酸樹脂、ゴム、カゼイン、シリコーン及び珪素樹脂の単
独又は混合物である。これらの高分子化合物が可塑性混
合物又は融液の形であつても、又は紡糸溶液の形であつ
ても、ラツカ一または印刷インキの形であつても問題は
ない。使用目的に応じて、新規の染料をトナーとして、
または顔料調合物の形で使用するのが有利である。得ら
れた着色物は、高い着色性、着色色調の高い純度並びに
良好な耐オーバーラツカリング性、耐光性及び耐候性を
有することによつて区別される。
新規のフタロシアニン類は、例えば、特にα一もしくは
β一銅フタロシアニンのような公知のフタロシアニン類
の凝集及び結晶に対する抵抗を増 J加するために添加
することもできる。
新規のフタロシアニン類は、電子写真用トーナ一として
も使用することができる。
新規のフタロシアニン類ぱ、例えば、水及び有機溶媒に
溶解するフタロシアニン類のような、他 Cのフタロシ
アニン染料の製造用出発物質としても適当である。
上記の目的のために、新規のフタロシアニン類を、クロ
ルスルホン酸で処理することによつてスルホクロリドに
転換し、脂肪族アミン類もしくは芳香族アミン類と反応
させることによつて、スルホクロリドから有機溶媒に溶
解する染料が得られる。スルホクロリド基は、完全にも
しくは部分的に加水分解することもでき、及び(または
)水に難溶性のアミン類と反応させて、水溶性着色剤を
得る。新規のフタロシアニン類はスルホン化することも
できる。また、スルホゾ酸基を含有する、生成する着色
剤を、金属塩、特に塩化カルシウム、塩化バリウムもし
くは塩化ストロンチウムと反応させると、不溶性着色レ
ーキを得る。以下に本発明を、実施例を用いて詳述する
が、本発明はこれに限定されるものではない。また、次
の実施例において、特に記載がなければ[部]は[重量
部」を表わし、そして[%」は「重量覧を表わす。実施
例 1 テトラクロルフタロニトリル26.67とフエノール9
.47とをアセトン100m1中に導入する。
50%強度KOH水溶液11.27を、よく攪拌し、か
つO〜10℃まで冷却しながら、滴下する。
添加完了後、温度を20〜25℃まで上昇させ、そして
更に2時間攪拌を続ける。次に反応混合物を水500m
2中に注入し、そして塩化メチレンで抽出する。上記洗
浄及び乾燥塩化メチレン抽出物を蒸発させる。溶剤を留
出した後、固体残留物をブタノール100m1から再結
晶させる。次式:で表わされる3・5・6−トリクロル
−4−フエノキシフタロニトリル16.8yを得る。融
点:140℃。繰返しメタノールから再結晶させると、
融点146〜7℃を有する純粋な化合物が得られる。C
l4H5Cl3N2O(323.5ノに対する分析:実
施例 2〜8実施例1におけるフエノールの代りに次表
の縦行に記載の置換フエノールROHの等モル量を使用
すると、次の一般式:で表わされる化合物が得られる。
実施例 11 テトラクロルフタロニトリル57,27と炭酸カリウム
55.2Vとを、ジメチルスルホキシド200m1中に
撹拌しながら導入する。
次にフエノール37.6t及びジメチルスルホキシド5
0m1から成る溶液を、滴下し、そして温度は冷却して
20′C以下に保持する。添加完了後、室温で更に1時
間攪拌を続け、そして次に混合物を50℃で2時間加熱
する。反応混合物を水11中に注入し、そして塩化メチ
レンで抽出して精製する。塩化メチレン抽出物を水洗し
、乾燥し、そして蒸発させる。残留物は、メタノールを
添加すると結晶する油である。結晶性生成物25yが得
られる。分析的に純粋な4・6−ジクロル−3・5−ジ
フエノキシーフタロニトリル(融点138〜9℃)は繰
返し再結晶させると得られる。C2OHlOCl2N2
O2(381)に対する分析:実施例 12実施例11
のフエノールの代りにビロカテコール227を使用する
と、反応生成物は、混合物を水中に注入すると沈殿とし
て分離する。
沢過及び乾燥すると、融点216〜7゜Cを有する粗製
生成物59,27が得られる。エチルセロソルブから再
結晶後、分析は実験式の化合物と一致する。C,4H4
Cl2N2O2に対する分析:生成物はジクロル−0−
ジシアノジベンゾ−pジオキシンである。
実施例 13〜16 テトラクロルフタロニトリル26.6y1フエノール5
6.4V及び炭酸カリウム55.2Vをジメチルホルム
アミド100m1中に導入し、そして混合物を撹拌する
反応は直ちに開始し、そして温度は急激に上昇する。水
で冷却して温度を70℃以下にあることを確実にする。
温度が50℃になるまで更に2時間攪拌を続け、そして
次に反応混合物を水中に注入する。精製は実施例1にお
けるように実施する。それにより結晶性生成物22,5
7が得られ、該生成物はブタノールから繰返し再結晶さ
せて精製する。融点154〜5℃o分析はテトラフエノ
キシフタロニトリルと一致する。C32H2ON2O4
(496)に対する分析:次表の縦行に記載のフエノー
ルを、フエノールの代りに使用すると、対応するテトラ
一置換フエノールが得られ、そして縦行に示された融点
を有する。実施例 17 メチルメルカプタン60.57、ナトリウムメチレート
687及びメタノール200m1から成る溶液を、テト
ラクロルフタロニトリル79.87の懸濁液に滴下する
その過程において、温度は62゜Cまで上昇する。上記
メルカプタン溶液を添加した後、オレンジ色反応混合物
を更に1時間80〜90℃まで加熱し、そして次に室温
まで冷却する。沈殿物を沢過し、そしてジメチルスルホ
キシド500m1から晶出させる。これにより融点16
5〜7℃のテトラメチルチオフタロニトリル70yを得
る。Cl2Hl2N2S4(312)に対する分析:実
施例 18テトラクロルフタル酸ジメチルエステル33
.27及び4−ヒドロキシジフエニル17,0yをジメ
チルスルホキシド100m1中に溶解する。
50%強度KOH水溶液11.27を、攪拌及びO〜1
0゜Cまで冷却しながら滴下する。
次に温度を室温まで上昇させ、攪拌を4時間続け、そし
て混合物を水500m1中に注入する。粗製反応生成物
は塩化メチレンで抽出すると油として沈殿し、そしてア
ルコールを添加すると晶出する。これにより3・5・6
−トリクロル−4−ジフエニルーオキシフタル酸ジメチ
ルエステル(融点116℃)を得る。C22H,5Cl
3O5(465.5)に対する分析:実施例 19実施
例18におけるテトラクロルフタル酸ジメチルエステル
の代りに、テトラブロムフタル酸ジエチルエステル51
1を使用すると、同様の方法で3・5・6−トリブロム
−4−ジフエノキシフタル酸ジメチルエステルが得られ
る。
実施例 20 第三・ブチルメルカプタン9.77、ナトリウムメチレ
ート5.77及びメタノール40m1から成る溶液を、
アセトン100m1中のテトラクロルフタル酸ジメチル
エステル33.27中に20〜25゜Cまで冷却しなが
ら滴下する。
2時間後に、反応混合物を水中に注入し、そして塩化メ
チレンで抽出する。
メタノールを添加すると、油状粗製生成物が晶出する。
これにより3・5・6−トリクロル−4一第三・ブチル
メルカプトフタル酸ジメチルエステル(融点63〜64
゜C)19.67を得る。Cl4Hl5Cl3O4S(
385.5)に対する分析:実施例 21〜22前例に
おける第三・ブチルメルカプタンの代りに、次表の縦行
に記載のチオ化合物RSHの同縦行に示された量を使用
すると、次式:で表わされる化合物が得られる。
実施例 23 3・5・6−トリクロル−4−フエノキシフタロニトリ
ル41.27、微細に粉砕された塩化銅5.16y、尿
素2.287及びニトロベンゼン160m1から成る混
合物をよく攪拌しながら180℃まで加熱し、そして上
記温度に2時間保持する。
上記混合物を120℃まで冷却し、そして沈殿顔料を沢
過し、そして先ずアルコールとアセトンで、次に10%
強度塩酸そして続いて10%強度アンモニア及び水で洗
浄した。乾燥すると、ドデカクロルーテトラフエノキシ
一銅フタロシアニン34.97が得られる。C56H2
OCll2N8O4Cu(1357.5)に対する分析
:上記顔料はこの形で直接プラスチツクス及びラツカ一
に配合してもよい。
純粋な、青味を帯びた緑色色合いを有し、そしてマイグ
レーシヨン、熱Σ×及び光に対する著しい堅ロウ性を有
する着色物が得られる。比較すると、ヘキサデカクロル
フタロシアニンの色合いは実質的により黄色を帯びてい
る。実施例 24〜32 方法は実施例1におけると同様であるが、次表の縦行に
記載のニトリルをフタロニトリルとして使用する。
縦行は生成されたフタロシアニンで着色されたラツカ一
の色合いを示す。上記銅フタロシアニンのうち、実施例
23、25、26、27、28、29、および30につ
いてツアィス(Zeiss)分光光度計でX.Yおよび
Z軸のカラーポイントを測定し、次表の値を得た。
実施例 33 混合合成 テトラクロルフタロニトリル8.517、トリクロルフ
エノキシフタロニトリル10.35y、塩化銅一2.5
8y及び尿素1.15yから成る混合物をニトロベンゼ
ン100m1中で2時間よく攪拌しながら180℃まで
加熱する。
得られた混合物を室温まで冷却し、そして顔料を沢過し
、そしてアルコール及びアセトンで洗浄する。フイルタ
一残留物を5%強度塩酸水溶液300m1中に導入し、
よく攪拌しながら80〜90℃まで加熱し、そして1時
間後にf過する。フイルタ一上の物質を洗つて酸を除き
、そして10%強度アンモニア水溶液300m1中に導
入し、よく撹拌し、そして1時間後に沢過し、中性にな
るまで洗浄し、そして乾燥する。これにより結晶性粗製
生成物13.47を得る。この形で生成物は直接または
粉砕助剤と一緒に粉砕した後、プラスチツクスまたはラ
ツカ一を緑色色合いに着色するため使用される。実施例
34 溶剤染料 実施例23により生成されたクロルフエノキシ銅フタロ
シアニンを、クロルスルホン酸100m1中に導入し、
そして得られた混合物を攪拌しながら4時間90゜Cま
で加熱する。
上記混合物を70℃まで冷却し、塩化チオニル10m1
を添加し、そして70℃で更に1時間攪拌を続ける。冷
却後、反応混合物を氷上に注ぐ。沈殿した染料を沢過し
、そしてサルフエートイオンがなくなるまで水洗する。
フイルタ一上で吸引一乾燥物質を氷水200m1中に懸
濁させ、3−イソプロポキシプロピルアミン20m1で
処理し、そして室温で1時間攪拌する。次に縮合生成物
を沢過し、水洗し、そして6『Cで乾燥する。二れによ
りアセトンまたはアルコールに容易に溶解する青味を帯
びた緑色染料15fを得る。ニトロラツカ一は上記染料
により、良好な光堅ロウ性を有する純粋な緑色色合(・
に着色される。実施例 35 スルホン化及びレーキに転換 実施例23により生成されたクロルフエノキシ銅フタロ
シアニン4yを26%強度オレウム50m1中に導入し
、そして40′Cで1時間加熱する。
得られた溶液を20%強度塩化ナトリウム溶液500m
1中に注入し、そして沈殿した染料スルホン酸を沢過し
、中性になるまで塩化ナトリウム溶液で洗浄し、そして
フイルタ一上で吸引乾燥する。フイルタ一上の物質を1
5%強度塩酸水溶液中に懸濁させ、沢過し、そして15
%強度塩酸で洗浄する。乾燥試料の分析: イオウ含量−9.3% 湿つたスルホン化銅フタロシアニンを少量の炭酸ナトリ
ウム溶液を添加して溶解する。
塩化バリウム水溶液を添加して、なお弱酸性染料溶液か
らバリウム塩を沈殿させる。沈殿物を沢過し、水洗し、
そして乾燥する。これにより、ラツカ一が緑色色合いに
着色される顔料が得られる。実施例 36 応用 二酸化チタン10V及び実施例23により生成されたフ
タロシアニン27を、ココナツトアルキド樹脂26,4
f1メラミン−ホルムアルデヒド樹脂(50%固体含量
)24.0y、エチレングリコールモノメチルエーテル
8.87及びキシレン28.87から成る混合物887
と一緒にボール・ミルで48時間摩砕する。
得られたラツカ一を、室温で30分間予め乾燥したアル
ミニウム箔上に噴霧し、そして次に120℃で30分間
ストーピングすると、オーバーラツカリング、光及び風
化に対する極めて良好な堅ロウ性を特色とする青味を帯
びた緑色ラツカーリングが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中、R
    はアルキル基、アルコキシアルキル基、ナフチル基また
    は未置換もしくは塩素原子、アルキル基、アルコキシ基
    、フェニル基またはニトロ基で置換されたフェニル基を
    表わし、Yは酸素原子または硫黄原子を表わすが、二つ
    のRYはそれらが結合する式 I のベンゼン環中の二つ
    の炭素原子と一緒になつて、次式:▲数式、化学式、表
    等があります▼ で表わされるベンゾジオキシン残基を表わすこともでき
    、Mはフタロシアニン核の中心を形成する銅原子を表わ
    し、nは0ないし3の数を表わし、 mは1ないし4の数を表わすが、但し、m+nの合計は
    4でなければならない。 )で表わされる銅フタロシアニンを製造するために、次
    式II:▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中
    、R、Y、mおよびnは前記式 I で与えられた意味を
    表わす。 )で表わされるフタロニトリルを銅化合物と反応させる
    ことを特徴とする銅フタロシアニンの製造方法。
JP49137659A 1973-11-27 1974-11-27 キンゾクフタロシアニンルイノ セイゾウホウホウ Expired JPS591311B2 (ja)

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