JPS5913099B2 - 情報信号再生素子の再生針駆動装置 - Google Patents

情報信号再生素子の再生針駆動装置

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JPS5913099B2
JPS5913099B2 JP3550277A JP3550277A JPS5913099B2 JP S5913099 B2 JPS5913099 B2 JP S5913099B2 JP 3550277 A JP3550277 A JP 3550277A JP 3550277 A JP3550277 A JP 3550277A JP S5913099 B2 JPS5913099 B2 JP S5913099B2
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coil
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国雄 後藤
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【発明の詳細な説明】 近来、各種の情報信号の高密度記録及びその再生を情報
記録媒体円盤(以下、ディスクと略称することがある)
によつて行なうようにするための10開発研究が盛んに
なり、これまでにディスクによる情報信号の高密度記録
ならびに再生に関する多くの提案がなされて来ているこ
とは周知のことであり、本出願入会社でも従来から各種
形式のディスクによる情報信号の高密度記録再生方式に
つい15ての研究を進めて来ている。
そして、本出願入会社では従来からの研究成果に検討を
加えた結果、再生時に再生モードが自由に変更できるよ
うなディスクとしては無溝形式のものでなければならな
いこと、及びディスクから20の情報信号の読出し(検
出)手段としては静電容量変化の検出形式のものが最も
優れていること、その他の諸条件を勘案して、無溝形式
のディスク(以下、無溝ディスクという)による情報信
号の高密度記録再生方式に関する実用化研究を推進し、
25先に、特願昭51−38809号(特開昭52−1
23205号公報参照)においてその原形を提案してい
る。
上記した本出願入会社の既提案の情報信号記録、再生方
式では、その一実施態様のものとして、主30要な情報
信号と対応するピットを、平坦な面に渦巻状あるい(ま
同心円状に配列することにより、平坦な面に渦巻状ある
いは同心円状の記録跡(トラック)が、所定の記録跡間
隔(トラックピッチ)を隔てているように、かつ、前記
した主要な情報35信号と対応するピットの配列によつ
て形成されたトラック(以下、主要な情報信号トラック
と略称することもある)の相隣り合うもの同士の間に、
前記主要な情報信号と対応するピツトが存在しない領域
(スペース)が形成されるようにすると共に、前記した
各相隣るトラツクの間に形成された渦巻状あるいは同心
円状のスペースに、トラツキング制御用信号と対応する
ピツトを間欠的に配列して、スペース中に前記したトラ
ツキング制御用信号と対応するピツトの配列による渦巻
状あるいは同心円状のトラツク(以下、トラツキング制
御用信号トラツクと略称することもある)を形成させ、
また、前記した主要な情報信号と対応するピツトと、ト
ラツキング制御用信号と対応するピツトとが、ピツトの
巾方向において互に幾分か重畳するようになされている
ような記録パターンを示すように、かつ、トラツキング
制御用信号として、互に周波数値を異にする2つの信号
を用い、デイスクの1回転毎に前記2つの信号を交互に
切換えて、前記2つの信号の内の一方の信号により、ス
ペース中へ間欠的に他の情報信号と対応するピツトの配
列によるトラツクが形成されているデイスクを構成し、
また、前記したデイスクからの主要な情報信号の再生は
、デイスク中における主要な情報信号と対応するピツト
のピツト巾(主要な情報信号と対応するピツトによつて
形成されたトラツクのトラツク巾と同じ)と略々同じ電
極巾(再生巾)を有する電極を備えると共に、トラツク
の巾方向でトラツクピツチよりも広い接触巾でディスク
の面と接触しうるようになされた再生針(走査針)を用
いてデイスクに記録されている複数個の情報信号を、前
記した電極とデイスクに形成されている各情報信号と対
応するピツトとの間の静電容量値の変化の検出によつて
行なうようにし、また、前記の再生に当つては主要な情
報信号トラツクの両側のスペース中へ形成されているト
ラツキング制御用信号トラツクから得た信号をトラツキ
ング制御用信号として用い、トラツキングサーボ系の動
作により、再生針における電極の中心と主要な情報信号
トラツクの中心とが常に一致されるようにしたものが示
されている。
上記した無溝デイスクからの情報信号の再生に当つては
、再生針が再生の対象とする記録跡上を常に正確に追跡
している状態となるようにトラツキングサーボ系の動作
によつてトラツキング制御されていることが必要とされ
ることは勿論であつて、再生針はトラツキングサーボ系
におけるトラツキング制御駆動装置によつて駆動変位さ
れるようにされている。
また、デイスクは情報信号の再生に当つて所定の回転数
で正確に回転駆動されるようになされているものである
が、デイスクはその製造時、その他各種の原因によつて
どうしても機械的な変形(歪)を有するものとされてい
るから、それが再生時に一定の回転数で回転されていて
も、前記した機械的な変形の存在によつて記録跡と再生
針との相対速度に変化が生じ、それにより再生信号中に
いわゆる時間軸誤差(ジツタ)が含まれてしまつOこの
ため、従来から再生信号中の基準信号と標準の信号とを
比較して得た時間軸誤差の補正信号を、再生針の時間軸
誤差補正制御回路の駆動装置に与え、それにより再生針
を記録跡の延長方向に駆動変位させて、再生信号中に時
間軸誤差が発生しないようになされている。
したがつて、無溝デイスコからの情報信号の再生に当つ
ては、時間軸誤差の補正制御とトラツキング′11jI
脚との2つの制御によつて、再生針を記録跡の延長方向
とそれと直交する方向との双方へ2次元的に駆動変位さ
せることが必要とされる。
そこで、本出願人会社では、先に、無溝デイスクの再生
時に再生針を2次元的に駆動変位させることのできる再
生針駆動装置を提案した。第1図乃至第3図は上記した
本出願人会社の既提案の再生針駆動装置の構成原理及び
動作原理を説明するための再生針駆動装置の概略構成を
示す平面図であつて、この第1図乃至第3図において、
1は再生針、2はカンチレバ一を含む可動部材であつて
、この可動部材2は例えばゴム膜のような弾性支持体3
によつて支持されることにより、その先端部に固着され
ている再生針1が所要の針圧で無溝デイスクの盤面に押
圧された状態で変位自在となるようになされている。
そして、前記した可動部材2の端部には図中の符号N,
Sのように着磁された永久磁石4が固着されている。
なお、前記の可動部材2は、それを、再生針を固着した
カンチレバ一と、永久磁石4を固着した部分との2つの
部分で構成し、それら2つの部分を磁気的な結合手段(
マグネテイツク・カツプリング)で一体的に結合した状
態のものとして実施されることは望ましい実施の態様で
ある(この点は、後述する本発明の実施に際しても同様
である)。前記した永久磁石4は、磁路形成部材5に装
着された励磁コイルA,B(第1図と第2図の場合)、
励磁コイルAl,A2,Bl,B2(第3図の場合)、
によつて発生される磁界中におかれており、励磁コイル
A,B,Al,A2,Bl,B2などに流される電流の
大きさと方向とに応じて、永久磁石4は図中の左右方向
または上下方向に駆動変位され、それによつて可動部材
2に固着された再生針は、無溝デイスクの盤面上で記録
跡の延長する力向またはそれに直交する方向に駆動変位
される。
上記の点を第1図及び第2図を参照して具体的に説明す
ると、第1図及び第2図において各励磁コイルA,Bに
対してそれぞれ図示の符号で示されるような方向の電流
が流されたとした場合には、各励磁コイルA,Bに流さ
れる電流と永久磁石4との間に発生する電磁力によつて
、第1図示の場合には再生針1は図中の矢印X方向に変
位され、また、第2図示の場合には再生針1は図示のY
方向に変位されることは、いわゆるフレミングの左手指
の法則によつて明らかである。
このように、励磁コイルA,Bに対して流す電流の方向
が定められると、それに応じて再生針1が駆動変位され
る方向がX方向、Y方向のように変化し、また、前記の
再生針1の変位の大きさは各励磁コイルA,Bに流され
る電流の大きさと対応したものとなる。また、第1図及
び第2図において、各励磁コイルA,Bに流される電流
の方向を図示の状態と逆にすれば、再生針1は図中の矢
印とは反対の向きに駆動変位されることは明らかである
。今、励磁コイルA,Bに対して第1図に示すような方
向の電流が流された場合の励磁コイルA,B(7)接続
極性を正の接続極性と定め、また、励磁コイルA,Bに
対して第2図に示すような力向の電流が流される場合の
励磁コイルA,Bの接続極性を逆の接続極性と定めた場
合には、励磁コイルA,Bが正の接続極性で接続された
状態で励磁コイルA,Bに電流が流された時の再生針1
は、記録跡の延長方向Xに駆動変位され、また、励磁コ
イルA,Bが逆の接続極性で接続された状態で励磁コイ
ルA,Bに電流が流された時の再生針は記録跡の延長方
向Xと直交する力向Yに1駆動変位さノブ れるということができる。
したがつて、励磁コイルA,Bに対して流す電流の方向
及び大きさを定めることにより、再生針1を2次元的に
駆動変位することができるのである。
第3図は、励磁コイルA,Bをそれぞれ2組のコイルA
l,A2,Bl,B2で構成しておき、かつ、コイルA
1とB1とを正の接続極性で接続し、また、コイルA1
とB2とを逆の接続極性で接続してなるもので、この第
3図示の構成のものでは再生針1はコイルA1とコイル
B1とに流される電流によつてX力向に1駆動変位され
、また、再生針1はコイルA2とコイルB2とに流され
る電流によつてY方向に駆動変位される。
上記した既提案の再生針駆動装置は上記のような構成原
理及び動作原理に従がつて、再生針を2次元的に1駆動
変位させることを可能としたものであるが、この既提案
の再生針駆動装置では、再生針が固着されたカンチレバ
一を含む可動部材2に永久磁石4を取付けて構成されて
おり、その永久磁石4と励磁コイルA,Bに流される電
流との間で発生された電磁力によつて可動部材2が1駆
動されるようになされているので、可動部材2を1駆動
するための1駆動力の大きさは励磁コイルA,Bに流さ
れる電流の大きさが一定の場合は永久磁石4の磁力が大
きい程大きくなる。
一方、再生針1に対してトラツキング制御及び時間軸誤
差の補正制御などが良好に行なわれるためには、前記の
各制御を行なうためのサーボ系が良好な追従特性を有し
ていなければならないことから、再生針1を駆動する部
分の,駆動系は高い共振周波数を示すものとなされなけ
ればならないから、再生針1の1駆動系中で再生針1と
一体的に結合されている前記した永久磁石4も、極めて
小型軽量化されたものとされていなければならない。
ところが、永久磁石の磁力は周知のようにその形態や大
きさなどに応じて変わるものであり、前記のように極め
て小型軽量化された状態の永久磁石ではそれによつて大
きな磁力を発生し得ないものであるから、既提案の再生
針の1駆動装置においては、可動部材2を大きな駆動力
で1駆動することが困難であり、そのために、時として
所期の制御が行なわれなくなるというおそれもあるとい
うことが問題となつた。本発明は、情報記録媒体円盤に
おける記録跡から情報信号を読取る再生針を時間軸誤差
の補正信号に応じて記録跡の延長方向に駆動変位させる
と共に、トラツキング制御のための補正信号に応じて記
録跡の延長方向とは直交する方向に駆動変位させるよう
になされた情報信号再生素子の再生針駆動装置において
、再生針と一体的に変位自在となされるように支持体に
支持された可動部材と、それぞれ中空の筒状となるよう
に巻回された2個のコイルと、前記した2個のコイルが
並置された態様を以つて前記した支持体に固着された状
態において、前記した2個のコイルにおけるそれぞれの
コイルの一側方の部分が挿入されるべき第1の空間部と
、前記した2個のコイルにおけるそれぞれのコイルの他
側力の部分が挿入されるべき第2の窒間部とを有してい
る如き直流磁界の形成部材であつて、前記の第1の空間
部は直流磁界の形成部材における各一対の異なる極性の
磁極を対向配設することにより強い磁界が形成されてい
る如き空間部となされており、また、前記した第2の空
間部は直流磁界の形成部材における片方の極性だけの磁
極を対向配設して構成させたものとなされているような
直流磁界の形成部材とからなる情報信号再生素子の再生
針駆動装置を提供して、上記した既提案の再生針の駆動
装置における上述のような問題点を解消したものであり
、以下、添付図面を参照して本発明の情報信号再生素子
の再生針駆動装置の具体的な内容を詳細に説明する。
第4図は、本発明の情報信号再生素子の再生針駆動装置
の一実施態様のものの斜視図であつて、この第4図にお
いて、1は再生針、2はカンチレバ一を含む可動部材で
あつて、この図示の例では可動部材2はカンチレバ一と
して示されている。また、3は例えばゴム膜のような弾
性支持体であり、この弾性支持体3は基板6に植設され
た取付体7,8に張設されていて、前記したカンチレバ
一2を支持している。カンチレバ一2の一端先端部には
再生針1が固着されており、また、カンチレバ一2の他
端部には、それぞれコイルボビン11,12にコイル1
3,14が巻回されてなる2個の可動コイルMCl,M
C2が一体的に固着されている。9は再生針1の電極部
で読取つた情報信号の引出線であつて、この引出線9は
基板6に設けた端子10に接続されている。
上記した引出線9として弾性材料、例えば燐青銅の線を
用い、この引出線9に情報信号の引出し作用と、再生針
1を適当な針圧でデイスクの盤面に押圧させる作用とを
併わせ持たせるように構成することは望ましい実施の態
様の一つである。前記した可動コイルMClにおけるコ
イル13の両端部は基板6に設けた端子15,16に接
続され、また、可動コイルMC2におけるコイル14の
両端部は基板6に設けた端子17,18に接続されてい
る。
前記した2つの可動コイルMCl,MC2のコイルボビ
ン11,12は、前記した弾性支持体3にその一端部を
固着してもよい。
20は直流磁界の形成部材であつて、この直流磁界の形
成部材20は、前記した2つの可動コイルMCl,MC
2におけるそれぞれのコイル13,14の一側力部分1
3a,14a(第4図中では、コイル13の一側方部分
13aは図示できないので、図中では13aを点線にふ
つて示している)に対して特定な極性の磁極(第4図示
の例においては特定な極性の磁極がS極として示されて
いるが、特定な極性の磁極がN極とされても構わない)
が接近対向するように、また、前記した2個の可動コイ
ルMCl,MC2におけるそれぞれのコイル13,14
の他側方部分13b,14b(第4図中でコイル14の
他側方部分14bは図示できないので、図中では14b
を点線で示している)には強い磁界が形成されないよう
な構成のものとなされているもので、この直流磁界の形
成部材20は所望形状の永久磁石であつても、あるいは
所望形状のコアを第4図中の仮想線19a,19bで示
すような励磁コイル19a,19bで励磁して得た電磁
石であつてもよいが、構成の簡単化の点からみて、それ
を永久磁石で構成した力がよい。
なお、上記した直流磁界の形成部材20の具体的な構成
は、第6図A,b図の各図に示す断面図を参照すれば一
層明らかになるであろう。前記のように、直流磁界の形
成部材20は、以下の実施例の説明においてはそれが永
久磁石で作られているものとして説明され、直流磁界の
形成部材20を永久磁石20と記載することもある。
第4図において、永久磁石20は可動コイルMClのコ
イル13における一側方部分13aと対向する磁極の形
成部分20aと、可動コイルMC2のコイル14におけ
る一側方部分14aと対向する磁極の形成部分20bと
、中央磁極の形成部分20cとを備えている。そして、
前記した中央磁極の形成部分20cは、その先端部が2
つの部分20ca,20cbに分割されており、前記し
た2つの部分20caと20cbとの間には空隙21が
構成されている。
可動コイルMClは前記した中央磁極の形成部分20c
の一方の先端部20caに挿通され、また、可動コイル
MC2は前記した中央磁極の形成部分20cの他力の先
端部20cbに挿通されているから、可動コイルMCl
のコイル13における一側方部分13aは、前記した永
久磁石20の磁極の形成部分20aと中央磁極の形成部
分20cの一力の先端部20caとの間の第1の空間部
に形成された強い磁界中におかれ、また、可動コイルM
C2のコイル14における一側方部分14aは、前記し
た永久磁石20の磁極の形成部分20bと中央磁極の形
成部分20cの他方の先端部20cbとの間の第1の空
間部に形成された強い磁界中におかれ、さらに可動コイ
ルMClのコイル13と可動コイルMC2のコイル14
とにおけるそれぞれの他側方部分13b,14bは、前
記した永久磁石20の中央磁極の形成部分20cにおけ
る2つの先端部20caと20cbとの間に第2の空間
部として形成された空隙21中におかれる。そして、前
記した空隙21は、同一極性の磁極(第4図示の例では
N極)となされている中央磁極の形成部分20cにおけ
る2つの先端部20ca,20cb間に構成されている
ために、前記した2つの可動コイルMCl,MC2にお
けるそれぞれのコイル13,14の他側方部分13b,
14bには磁束が鎖交しない、すなわち、前記した2つ
の可動コイルMCl,MC2におけるそれぞれのコイル
13,14の他側方部分13b,14bは磁界が形成さ
れない部分におかれていることになる。
このように構成された第4図示の再生針駆動装置に対し
て、端子15,16を介して可動コイルMClのコイル
13に電流を供給し、また、端子17,18を介して可
動コイルMC2のコイル14に電流を供給すれば、前記
した2つの可動コイルMCl,MC2のコイル13,1
4に供給する電流の極性や大きさに応じて再生針1を記
録跡の延長方向、あるいは記録跡の延長方向と直交する
方向へ所要の量だけ1駆動変位させることができる。
第5図は、上記した第4図示の状態のものから永久磁石
20を除いた形態のものであり、再生針の交換などに際
しては、この第5図示のようにまとめられた部分が全部
一まとめに交換されるようにするとよい。
第6図a図及び第6図b図は、本発明の情報信号再生素
子の再生針の1駆動装置の一実施態様のものとして既述
した第4図示の再生針駆動装置の構成原理及び動作原理
を明確に理解できるように図示した平面図である。
この第6図A,b図において、2つの可動コイルMCl
とMC2とにおけるそれぞれのコイル13,14に対し
て、それぞれ図示のような向きの電流が流されると、第
6図a図示の場合には再生針1は図中の矢印Xの向き、
すなわち、記録跡の延長力向に1駆動変位され、また、
第6図b図示の場合には再生針1は図中の矢印Yの向き
、すなわち、記録跡の延長方向と直交する力向に駆動変
位される。この第6図A,b図から明らかなように、第
4図示のような構成を有する再生針,駆動装置は、2つ
の可動コイルMClとMC2とにおけるコイル13,1
4に対して、それぞれ第6図A,b図に示すような向き
の電流を流せば、再生針1は各図中のX,Yの矢印の向
きに1駆動変位され、また、2つの町動コイルMClと
MC2とにおけるコイル13,14に対して、それぞれ
第6図A,b図に示されているような向きとは反対の向
きの電流が流された場合には、再生針1は各図中のX,
Yの矢印の向きとは反対の向きに1駆動変位されること
になる。
したがつて、第4図示のような構成の再生針駆動装置に
おける2つの可動コイルMCl,MC2のコイル13,
14に対して、時間軸誤差の補正信号を第6図a図示の
ような向きの電流として流し、また、2つの可動コイル
MCl,MC2のコイル13,14に対して、トラツキ
ング制御のための補正信号を第6図b図示のような向き
の電流として流せば、第4図示の構成の再生針1駆動装
置は再生針を2次元的に駆動変位させて、時間軸誤差の
補正とトラツキング制御とを同時に行なうことができる
第7図は、トラツキング・サーボ系中で発生したトラツ
キング制御のための補正信号Eyと時間軸誤差の補正回
路中で発生した時間軸誤差の補正信号Exとを演算処理
して、2つの可動コイルMCl,MC2に与えることに
より、再生針駆動装置がトラツキング制御動作と時間軸
誤差の補正動作とを同時に行なうことができるようにす
るための信号を作る演算回路22の一例構成を示すもの
で、この第7図において22a,22bはレベル設定器
、22cは加算器、22dは減算器、22e及び22f
は駆動増幅器、22g,22hは出力端子である。
上記の演算回路22における演算は、可動コイルMCl
,MC2に流される電流の向きが第6図a図示のような
場合をプラスと定め可動コイルMCl,MC2にそれぞ
れ流れる電流をそれぞれ1,12とし、X方向での変位
量をX,Y方向での変位量をYとした場合に示される次
の(1),(2)式、すなわち、X:Kx(1+I2)
・・・・・・(1)Y::Ky(1−12)・・・・・
・(2)(ただし、Kx,Kyは定数である)のような
、変位量X,Yと電流11,12などの関係から、上記
の(3),(4)式に示されるような電流を作り出すよ
うに行なわれるのであり、その出力信号を端子22g,
22hから可動コイルMCl,MC2に与えて、再生針
駆動装置がトラツキング制御動作と時間軸誤差の補正動
作とを2次元的に同時に行なうことができるようにする
第8図は本発明の再生針駆動装置の他の実施態様のもの
の平断面図であつて、この第8図示のものは、既述した
第4図のものと比べて、直流磁界の形成部材の構成が第
4図示(第6図)のものと異なるだけであり、この第8
図示のような実施態様のものでも既述した第4図示の再
生針駆動装置の場合と同様に動作して、時間軸誤差の補
正動作とトラツキング制御動作とを2次元的に同時に行
なうことができることはいうまでもない。
以上、詳細に説明記載したところから明らかなように、
本発明の情報信号再生素子の再生針駆動装置においては
、再生針と一体的に変位自在となされるように支持され
た可動部材に2個のコイルMCl,MC2を固着すると
共に、前記した2個のコイルにおけるそれぞれのコイル
13,14の一側方部分13a,14aには特定な極性
の磁極が接近対向するように、また、前記した2個のコ
イルにおけるそれぞれの他側方部分13b,14bには
強い磁界が形成されないように構成した直流磁界の形成
部材20を、前記した2個のコイルMCl,MC2と組
合わせて用いたから、2個のコイルMCl,MC2に流
される電流と直流磁界の形成部材20で発生された充分
に強い磁界との間で生じさせた強力な電磁力によつて再
生針を強力に駆動変位させることができ、それにより再
生針の変位量を制御系での制御動作時に必要とされる変
位量を充分に満たしうるような値のものとすることは容
易であり、また、上記のように再生針1を含む駆動系が
充分に大きな駆動力によつて駆動されうるということか
ら、可動部材2を支持する弾性支持体3のステイフネス
や、その他の支持体のステイフネスを大きくしても、再
生針1の変位量を所望の値とすることができ、したがつ
て、再生針を含む駆動系の共振周波数を高くしてサーボ
系の追従特性を良行にすることができるなどの利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ既提案の情報信号再生素子
の再生針駆動装置の構成原理及び動作原理を説明するた
めの要部の平断面図、第4図は本発明の情報信号再生素
子の再生針駆動装置の一実施態様のものの斜視図、第5
図は同上一部の斜視図、第6図A,b図は本発明の情報
信号再生素子の再生針駆動装置の構成原理及び動作原理
を説明するための装置の平断面図、第7図は演算回路の
一例のもののプロツク図、第8図は他の実施態様のもの
の要部の構成を示す平断面図である。 1・・・・・・再生針、2・・・・・・可動部材、3・
・・・・・弾性支持体、4・・・・・・永久磁石、5・
・・・・・磁路形成部材、6・・・・・・基板、11,
12・・・・・・コイルボビン、10,15〜18・・
・・・・端子、13,14・・・・・・コイル、13a
,14a・・・・・・コイルの一側方の部分、13b,
14b・・・・・・コイルの他側方の部分、20・・・
・・・直流磁界の形成部材、21・・・・・・空師、2
2・・・・・・演算回路、22a,22b・・・・・ル
ベル設定器、22c・・・・・・加算器、22d・・・
・・・減算器、22e,22f・・・・・・1駆動増幅
器、MCl,MC2・・・・・・可動コイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 情報記録媒体円盤における記録跡から情報信号を読
    取る再生針を時間軸誤差の補正信号に応じて記録跡の延
    長方向に駆動変位させると共に、トラッキング制御のた
    めの補正信号に応じて記録跡の延長方向とは直交する方
    向に、駆動変位させるようになされた情報信号再生素子
    の再生針駆動装置において、再生針と一体的に変位自在
    となされるように支持体に支持された可動部材と、それ
    ぞれ中空の筒状となるように巻回された2個のコイルと
    、前記した2個のコイルが並置された態様を以つて前記
    した支持体に固着された状態において、前記した2個の
    コイルにおけるそれぞれのコイルの一側方の部分が挿入
    されるべき第1の空間部と、前記した2個のコイルにお
    けるそれぞれのコイルの他側方の部分が挿入されるべき
    第2の空間部とを有している如き直流磁界の形成部材で
    あつて、前記の第1の空間部は直流磁界の形状部材にお
    ける各一対の異なる極性の磁極を対向配設することによ
    り強い磁界が形成されている如き中間部となされており
    、また、前記した第2の空間部は直流磁界の形成部材に
    おける片刃の極性だけの磁極を対向配設して構成させた
    ものとなされているような直流磁界の形成部材とからな
    る情報信号再生素子の再生針駆動装置。
JP3550277A 1977-03-31 1977-03-31 情報信号再生素子の再生針駆動装置 Expired JPS5913099B2 (ja)

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US05/891,492 US4160268A (en) 1977-03-31 1978-03-29 Signal pickup device with tracking control and jitter compensation for a video disc
DE2813668A DE2813668C2 (de) 1977-03-31 1978-03-30 Spurnachlaufsteueranordnungen, die einen Ausleger quer zur Richtung einer Aufzeichnungsspur verschwenken, und Schaltungsanordnungen zur Erzeugung eines Spurnachlaufsteuersignals dafür
NL7803443A NL7803443A (nl) 1977-03-31 1978-03-31 Signaalopneeminrichting in een toestel voor het weergeven van een informatiesignaal geregistreerd op een baan op een roterend registratiemedium.

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