JP2881993B2 - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッドを光磁気ディスクの主面に対し
て接離する方向に移動するアクチュエータを備えた光磁
気記録装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、光磁気ディスクに対して情報信号の記録を
行う光磁気記録装置に関し、磁気ヘッドを上記光磁気デ
ィスクの主面に対して接離する方向に移動するアクチュ
エータを構成するマグネットの相対向する側の磁極を互
いに異なる極性を有するようにすることにより、光磁気
ディスクに情報信号を記録する際、マグネットからの漏
洩磁束により悪影響を受けることがないようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
従来、光磁気ディスクに情報信号の書き込みを行う手
法としては、一定強度のレーザビームが照射された垂直
磁化膜の記録トラック部に情報信号に応じた向きの磁界
を印加してこの領域の磁化の向きを反転させて記録を行
ういわゆる磁界変調方式と、一定強度の磁界が印加され
た垂直磁化膜の記録トラック部に情報信号に応じた強さ
のレーザビームを照射してこの領域の磁化の向きを反転
させて記録を行ういわゆる光変調方式とがある。
これらの方式は、いずれも記録トラック部の磁化の向
きを情報信号に応じた向きに反転させて記録を行うもの
である。したがって、情報信号の確実な記録を行うに
は、磁気ヘッドを光磁気ディスクになるべく近接して配
置し、該記録トラック部に十分大きな磁界を印加する必
要がある。
ところが、光磁気ディスクにおいては、厚みのバラツ
キやディスクテーブルの傾き等に起因して回転時に面振
れを生ずることがある。このため、磁界変調方式では、
磁気ヘッドと光磁気ディスク間の距離が変動し、これに
伴って印加磁界の強さが変動する。したがって、記録に
最適な強さの磁界を印加することができず、いわゆるC/
N値やエラーレート等の劣化が生じ、最悪の場合には記
録不可能となることもある。特に、磁界変調方式では、
光磁気ディスクの面振れのために、磁気ヘッドを光磁気
ディスクに近接して配置することが困難となっている。
そこで従来、磁気ヘッドをアクチュエータにより支持
し、このアクチュエータによって該磁気ヘッドを上記光
磁気ディスクの面振れに対し追従させるようにした装置
が提案されている。この種のアクチュエータとしては、
例えば、一対のマグネットと、駆動コイルとを有して構
成されたものが用いられている。上記駆動コイルは、光
磁気ディスクと磁気ヘッド間距離を検出する検出手段か
らの情報信号に応じた電流が供給され、上記マグネット
からの磁界を受けて駆動される。このアクチュエータに
おいては、上記駆動コイルの光磁気ディスクに対する側
に磁気ヘッドが取付けられるとともに、駆動コイルを挾
んでマグネットが相対向して配置されてなる。そして、
光磁気ディスクと磁気ヘッド間の距離を検出する検出手
段からの検出信号に応じた電流によって、前期駆動コイ
ルが上記光磁気ディスクに対する接離方向に駆動され、
当該磁気ヘッドが垂直磁化膜に対して常に所定距離を持
って保持されるようになされている。したがって、情報
信号に応じた最適な記録磁界が、常に上記光磁気ディス
クの記録トラック部全域に亘って印加できる。
なお、光学ヘッドに適用されるアクチュエータも、光
磁気ディスクの垂直磁化膜と対向して支持される対物レ
ンズが取付けられる駆動コイルと、一対のマグネットと
を有して構成されている。上記駆動コイルは、光磁気デ
ィスクと対物レンズ間の距離を検出する検出手段からの
検出信号に応じた駆動電流を供給されて、上記対物レン
ズを垂直磁化膜に対して、常に所定間隔となるように駆
動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記垂直磁化膜においては、上記アクチュ
エータのマグネットからの漏れ磁界の影響を受け、実質
的な記録磁界の低下が生じることがある。すなわち、光
磁気記録は垂直磁化膜の膜厚方向への磁化であるから、
垂直磁化膜と平行な水平磁界成分は記録磁界には影響し
ないが、上記磁気ヘッドによる印加磁界にアクチュエー
タのマグネットからの漏洩磁束のうち垂直磁界成分が加
算されると、これにより記録磁界が実質的に低下するこ
とがある。例えば、磁気ヘッドからの印加磁界と逆向き
の漏洩磁束が印加される場合には、実質的な記録磁界が
零になってしまう場合がある。
一方、光学ヘッドにおいては、アクチュエータのマグ
ネットからの漏洩磁束は光学ヘッドに対しては何ら影響
しないが、垂直磁化膜に対する記録磁界の実質的な低下
を生じさせることがある。例えば、光磁気ディスクを挾
んで光学ヘッドと反対側に配設される磁気ヘッドからの
印加磁界と逆方向にアクチュエータのマグネットからの
漏洩磁束が加算される場合には、実質的な記録磁界の低
下が起こる。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、アクチュエータのマグネットからの光
磁気ディスクへの漏洩磁束を抑制し、情報信号の良好な
記録を可能ならしめる光磁気記録装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係る光磁記録装
置は、光磁気ディスクに情報信号に応じた記録磁界を印
可する磁気ヘッドと、互いに相対向して配置された一対
のマグネットと、これらマグネット間に配設され、上記
磁気ヘッドが配された上記光磁気ディスクの主面に対す
る接離する方向に移動可能に支持された駆動コイルとを
有し、上記磁気ヘッドを上記光磁気ディスクの主面に対
して接離する方向に移動するアクチュエータとを備え、
上記マグネットの相対向する側の磁極を、互いに異なる
極性としたものである。
〔作用〕
本発明に係る光磁気記録装置は、アクチュエータの一
対のマグネットの相対向する面側の磁極が互いに異なる
極性となされているので、これらマグネット間に発生す
る磁束は、一方のマグネットから他方のマグネットの対
向する面に直交する方向に発生し、他方のマグネットに
対向する面と平行な方向であるこれらマグネット間に配
設される駆動コイルに支持された磁気ヘッド方向へは発
生しない。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した具体的な実施例について説明
する。なお、本実施例は、磁界変調記録方式で光磁気デ
ィスクに対して情報信号を記録する光磁気記録装置に適
用した例である。
第1図に光磁気記録装置の一構成例を示す。この光磁
気記録装置においては、光磁気ディスク(1)は、ディ
スクテーブル(2)上にこのディスクテーブル(2)と
チャッキング部材(3)とによって挟持される如くして
装着され、当該ディスクテーブル(2)と共に回転操作
されるようになされている。上記光磁気ディスク(1)
は、透明基体の一方の面に垂直磁化が可能な垂直磁化膜
が形成され、その上に反射層や保護膜層等が積層されて
なっている。そして、この光磁気ディスク(1)は、上
記垂直磁化膜の記録トラック部にレーザビームが照射さ
れてキューリー温度以上に加熱され、該領域に外部磁界
が印加されると、この部分の磁化の向きが反転されて情
報信号の書き込みが行えるように構成されている。
この光磁気記録装置においては、上記光磁気ディスク
(1)の垂直磁化膜が形成された一方の主面(1a)とは
反対側の主面(1b)に対向するように、上記垂直磁化膜
の記録トラック部に一定強度のレーザビームを照射する
半導体レーザや対物レンズ(4)等を備えてなる光学ヘ
ッド(5)が配設されている。上記光学ヘッド(5)
は、装置本体の底部に設けられた図示しない支持レール
によって前記光磁気ディスク(1)の内外周に亘り径方
向に移動可能となされた光学ヘッド支持部材(6)に取
付けられている。したがって、上記光学ヘッド(5)
は、この光学ヘッド支持部材(6)とともに、前記光磁
気ディスク(1)の内外周に亘って径方向に移動可能と
なされ、レーザビームを上記光磁気ディスク(1)の記
録トラック部全域に亘って照射できるようになされてい
る。
一方、上記光磁気ディスク(1)を挟んで前記光学ヘ
ッド(5)と対向する位置には、この光磁気ディスク
(1)の垂直磁化膜に情報信号に応じた記録磁界を印加
する磁気ヘッド(7)と、この磁気ヘッド(7)を上記
光磁気ディスク(1)に対して常に一定距離を持って保
持するアクチュエータ(8)とが配設されている。
上記磁気ヘッド(7)とアクチュエータ(8)は、前
記光学ヘッド支持部材(6)の一側縁寄りから光磁気デ
ィスク(1)の垂直磁化膜が形成された他方の主面(1
a)側へ略直角に屈曲して設けられた支持アーム(9)
の先端側に支持され、前記光学ヘッド(5)に対向して
配置されるとともに、当該光学ヘッド(5)とともに移
動されるようになされている。つまり、光学ヘッド
(5)が光磁気ディスク(1)の内外周に亘って径方向
に移動するときには、上記磁気ヘッド(7)とアクチュ
エータ(8)は、この光学ヘッド(5)と連動して移動
されるようになっている。したがって、上記磁気ヘッド
(7)も光学ヘッド(5)と同様に、上記光磁気ディス
ク(1)の記録トラック部の全領域に亘って記録磁界を
印加することができるようになっている。
上記磁気ヘッド(7)は、磁界発生用のコイルを有し
てなる。そして、この磁気ヘッド(7)は、記録信号処
理回路部(10)からの情報信号に応じた駆動電流Iaが上
記コイルに供給されることにより、前記光磁気ディスク
(1)に対して記録磁界を印加するように構成されてい
る。また、この磁気ヘッド(7)の上記光磁気ディスク
(1)と対向する側には、該磁気ヘッド(7)と光磁気
ディスク(1)間の距離を検出するための検出手段であ
る図示しない容量検出電極が設けられている。上記容量
検出電極は、例えば導体薄膜等で形成され、上記光磁気
ディスク(1)の反射層と対向してコンデンサとして動
作し、この間の静電容量を検出する電極として働く。
この静電容量の検出は、アクチュエータ(8)に固定
された発振回路部(11)により行われる。すなわち、発
振回路部(11)は、容量検出電極に接続されていて、こ
の容量検出電極と光磁気ディスク(1)に設けられた反
射層との間の静電容量を発振周波数設定要素の一つとす
る構成をとるものとされており、その発振周波数を容量
検出電極と反射層との間における静電容量変化に応じて
変化させるものとされている。したがって、容量検出電
極と反射層との間における静電容量変化が、発振回路部
(11)から得られる発振出力Ssの周波数変化として検出
されることになる。この発振回路部(11)から得られる
発振出力Ssは、サーボ制御回路部(12)に供給され、こ
こで上記発振出力Ssの周波数変化に応じた駆動電流Ibが
後述するアクチュエータ(8)の駆動コイルに供給さ
れ、これにより前記磁気ヘッド(7)が駆動される。
上記アクチュエータ(8)は、第2図ないし第4図に
示すように、磁路を構成するための磁性材料よりなるヨ
ーク(13)と、このヨーク(13)内に配設される一対の
駆動コイル(14),(15)と、これら駆動コイル(1
4),(15)と対向して配設される一対のマグネット(1
6),(17)からなっている。
上記ヨーク(13)は、平面略長方形状の支持基板(13
a)に対してそれぞれ垂直に設けられる一対の外ヨーク
片(13b),(13c)と、これら外ヨーク片(13b),(1
3c)の間に設けられる一対の内ヨーク片(13d),(13
e)とを有し、さらに上記外ヨーク片(13b),(13c)
を連結する連結ヨーク片(13f),(13g)とからなって
いる。
上記外ヨーク片(13b),(13c)は、上記支持基板
(13a)の短辺方向の両側縁に側壁として、当該支持基
板(13a)に対し垂直に設けられている。なお、この外
ヨーク片(13b),(13c)の幅は、上記支持基板(13
a)の短辺方向の長さと略同一長さとされている。
一方、内ヨーク片(13d),(13e)は、上記外ヨーク
片(13b),(13c)と同様に、上記支持基板(13a)に
対して垂直に設けられ、当該外ヨーク片(13b),(13
c)とそれぞれ対向して配設されるようになされてい
る。また、これら内ヨーク片(13d),(13e)は、上記
外ヨーク片(13b),(13c)で挾まれる対向間距離を略
三等分とした位置に設けられている。
なお、これら内ヨーク片(13d),(13e)の上記外ヨ
ーク片(13b),(13c)と対向する長さは、当該外ヨー
ク片(13b),(13c)の対向長さより若干短いものとさ
れている。
上記連結ヨーク片(13f),(13g)は、前記支持基板
(13a)の長手方向の両側縁にやはり側壁として設けら
れ、前記外ヨーク片(13b),(13c)と同様に支持基板
(13a)に対して垂直に設けられている。なお、この連
結ヨーク片(13f),(13g)の幅は、上記支持基板(13
a)の長手方向の長さと略同一長さとされている。ま
た、この連結ヨーク片(13f),(13g)の短辺方向の一
端は前記外ヨーク片(13b),(13c)の一側縁と接続さ
れ、他端は外ヨーク片(13b),(13c)の他側縁と接続
されている。つまり、支持基板(13a)の短辺方向に垂
直に設けられた外ヨーク片(13b),(13c)と、この外
ヨーク片(13b),(13c)を連結する連結ヨーク片(13
f),(13g)とにより、ヨーク(13)が筺体状に形成さ
れ、この筺体の内部に内ヨーク片(13d),(13e)が所
定間隔で設けられた形となっている。
上記駆動コイル(14),(15)は、巻線の巻回によ
り、中央部に前記ヨーク(13)の内ヨーク片(13d),
(13e)を臨ませる挿通孔(14a),(15a)を有し、断
面形状が略矩形状として形成されている。そして、これ
ら駆動コイル(13),(14)には、前記したサーボ制御
回路部(12)より導出されるリード線がそれぞれ接続さ
れ、当該サーボ制御回路部(12)からの駆動電流Ibがこ
れら駆動コイル(13),(14)に供給されるようになさ
れている。したがって、上記駆動コイル(14),(15)
は、この駆動電流Ibと、後述するマグネット(16),
(17)からの磁界とによって、上記内ヨーク片(13
d),(13e)を軸として、第1図中矢印Bで示す光磁気
ディスク(1)に対する接離方向に駆動されるようにな
っていっる。なお、上記駆動コイル(14),(15)の長
手方向の一端には、絶縁基板(18)を介して磁気ヘッド
(7)が取付けられている。
上記一対のマグネット(15),(16)は、例えば永久
磁石等よりなり、前記ヨーク(13)の外ヨーク片(13
b),(13c)の内側面に密着して取付けられることによ
って、前記駆動コイル(14),(15)と対向配置される
ようになされている。したがって、これらマグネット
(15),(16)とヨーク(13)とによって磁路が構成さ
れる。また、これらマグネット(15),(16)の対向す
る磁極は、互いに異なる極性となるようになされてい
る。本例では、第3図中左側に配設されるマグネット
(16)の対向側の磁極をS極とし、これと対向するマグ
ネット(17)の対向側の磁極をN極とした。もちろん、
これとは逆に左側のマグネット(16)の対向側の磁極を
N極とし、これと反対側のマグネット(17)の磁極をS
極としてもよい。
上述のように構成されたアクチュエータ(8)は、駆
動コイル(14),(15)の一端側に支持した磁気ヘッド
(7)を前記光磁気ディスク(1)に対向させて配置さ
れる。そして、この状態で、前記光学ヘッド(5)より
上記光磁気ディスク(1)の記録トラック部へ略一定強
度のレーザビームが照射される。そして、記録信号処理
回路部(10)から情報信号に応じた駆動電流Iaが上記磁
気ヘッド(7)のコイルに供給され、この駆動電流Iaに
応じた向きの記録磁界が当該磁気ヘッド(7)より上記
光磁気ディスク(1)の記録トラック部に印加される。
これにより、記録トラック部の磁化がこの記録磁界の向
きに反転せしめられ、当該情報信号に応じた情報が記録
される。
記録情報を書き込む際には、常に、磁気ヘッド(7)
に設けられた容量検出電極と光磁気ディスク(1)の反
射層との間における静電容量変化が発振回路部(11)に
よって検出され、この発振回路部(11)より得られた発
振出力Ssを基に前記サーボ制御回路部(12)によって、
前記アクチュエータ(8)の駆動コイル(14),(15)
にこの発振出力Ssの周波数変化に応じた駆動電流Iaが供
給されるようになっている。したがって、この駆動電流
Iaと、アクチュエータ(8)のマグネット(16),(1
7)からの磁界とによって、これら駆動コイル(14),
(15)が前記光磁気ディスク(1)に対し接離方向に駆
動せしめられ、当該駆動コイル(14),(15)の一端に
設けられた磁気ヘッド(7)が前記光磁気ディスク
(1)に対して第2図中矢印D方向に駆動され、当該磁
気ヘッド(7)と光磁気ディスク(1)間の距離が常に
一定に保たれる。つまり、アクチュエータ(8)は、光
磁気ディスク(1)が面振れを起こしても、磁気ヘッド
(7)をこれに追従させ、常に磁気ヘッド(7)を光磁
気ディスク(1)に対して一定の距離を持って保持させ
る。したがって、光磁気ディスク(1)の記録トラック
部には、常に一定強度の記録磁界が印加される。
また、このときのアクチュエータ(8)のマグネット
(16),(17)からの磁束は、これらマグネット(1
6),(17)の対向する磁極が互いに異なる極性とされ
ていることから、第5図に示すように、前記光磁気ディ
スク(1)面と略平行に一方のマグネット(17)より他
方のマグネット(16)に向かって発生する。なお、磁気
ヘッド(7)が設けられた位置では、光磁気ディスク
(1)側へ向かう垂直磁界成分が若干発生するが、その
量は僅かであるため、磁気ヘッド(7)からの記録磁界
に影響を及ぼすことはない。したがって、磁気ヘッド
(7)からの記録磁界によって、情報信号に応じた記録
が忠実に行える。
実際に上記アクチュエータ(8)のマグネット(1
6),(17)から発生する磁界の様子を調べてみた。第
6図(A)に光磁気ディスク面に対して垂直方向に発生
する磁界の強さを示し、第6図(B)に光磁気ディスク
面に対して水平方向に発生する磁界の強さを示す。
なお、これら第6図(A)及び第6図(B)の横軸に
は、それぞれ第2図に示す磁気ヘッド(7)の中心位置
(線Cで示す。)を零としたときの、この中心線Cから
の距離をそれぞれ取り、縦軸には磁界の強度を取る。ま
た、これら第6図(A)及び第6図(B)中、△−△、
○−○、×−×で表される曲線は、それぞれマグネット
(16),(17)の端面より前記光磁気ディスク(1)側
へ向かう垂直方向での距離における磁界の強さ、つまり
△−△はマグネット(16),(17)から3.5mm離れた位
置、○−○はマグネット(16),(17)から4.5mm離れ
た位置、×−×はマグネット(16),(17)から5.5mm
離れた位置での磁界の強さをそれぞれ示す。
これら第6図(A)及び第6図(B)からわかるよう
に、磁気ヘッド(7)の中心位置では、水平磁界成分が
ほとんどを占めており、垂直磁界成分が一切発生してい
ないことがわかる。つまり、光磁気ディスク(1)への
記録に際しては、磁気ヘッド(7)からの記録磁界によ
ってのみ記録がなされる。
なお、上記マグネット(16),(17)の対向する磁極
を同極、すなわち第7図及び第8図に示すように、相対
向する磁極をそれぞれS極とした場合には、磁気ヘッド
(7)の中心位置での磁界は、第9図(B)に示すよう
に水平磁界成分が少なくなり、第9図(A)に示すよう
に垂直磁界成分がそのほとんどを占める。すなわち、マ
グネット(16),(17)の対向する磁極を同じ極性とし
た場合には、垂直磁界成分が磁気ヘッド(7)からの記
録磁界に加算され、実質的な記録磁界の大きさが変動
し、これにより情報信号の良好な記録が行えなくなる。
以上、本発明を適用した具体的な実施例について説明
したが、本発明は上述の実施例に限定されることはなく
種々の変更が可能である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係る光磁気記録装置は、光
磁気ディスクに情報信号に応じた記録磁界を印可する磁
気ヘッドを光磁気ディスクの主面に対する接離する方向
に移動させるアクチュエータの一対のマグネットの相対
向する面側の磁極が互いに異なる極性となされているの
で、磁気ヘッドの中心に対応する位置でのアクチュエー
タのマグネットから発生する漏洩磁束の垂直成分が発生
しない状態を作り出すことができ、光磁気ディスクに情
報信号を記録する際にアクチュエータのマグネットから
発生する漏洩磁束の垂直成分によって悪影響を受けるこ
となく記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光磁気記録装置の一構成例を示す概略的な構成
図であり、第2図はアクチュエータの側面図であり、第
3図はアクチュエータの断面図であり、第4図はアクチ
ュエータの平面図であり、第5図はアクチュエータのマ
グネットからの磁界発生状態を示す模式図であり、第6
図(A)はアクチュエータのマグネットから印加される
垂直磁界成分を示す特性図であり、第6図(B)はアク
チュエータのマグネットから印加される水平磁界成分を
示す特性図であり、第7図はマグネットの対向する磁極
を同じ極性としたときのアクチュエータの断面図であ
り、第8図はそのアクチュエータの平面図であり、第9
図(A)はそのときのマグネットから印加される垂直磁
界成分を示す特性図であり、第9図(B)はマグネット
から印加される水平磁界成分を示す特性図である。 1……光磁気ディスク 5……光学ヘッド 7……磁気ヘッド 8……アクチュエータ 10……記録信号処理回路部 11……発振回路部 12……サーボ制御回路部 13……ヨーク 14,15……駆動コイル 16,17……マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−276044(JP,A) 特開 平3−205635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気ディスクに情報信号に応じた記録磁
    界を印可する磁気ヘッドと、 互いに相対向して配置された一対のマグネットと、これ
    らマグネット間に配設され、上記磁気ヘッドが配された
    上記光磁気ディスクの主面に対する接離する方向に移動
    可能に支持された駆動コイルとを有し、上記磁気ヘッド
    を上記光磁気ディスクの主面に対して接離する方向に移
    動するアクチュエータとを備え、 上記マグネットの相対向する側の磁極は、互いに異なる
    極性を有することを特徴とする光磁気記録装置。
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