JPS5912564Y2 - 透過照明式計器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は透過照明機能を有する自動車用スピードメータ
等の計器に関するものである。

従来周知の透過照明機能を有するスピードメータに於い
て、文字板の光を透過させるべき数字、目盛等の真下に
ウオーニング用筒等が有る場合は、その部分のみが他と
比べ暗くなるので、満足する照明が得られなかったり、
又意匠を犠牲にして、ウオーニングレンズを他の位置に
変更しなければならないという問題があった。

本考案はこれ等の問題を解決する為に、ウオーニング用
筒を一部切欠き、そのすきまから照明バルブの光を導く
と共に、ウオーニングレンズの表面の一部を白色系とす
ることにより、その導びかれた光をウオーニングレンズ
で反射し、上部の文字板に光を当て、その光によって文
字板の目盛、数字等が明るくなり、他の障害物のない目
盛、数字等と同等の明るさを有する優れた透過照明を得
ることを目白勺とする。

以下本考案の実施例を第１図〜第４図について説明する
と、１はスピードメータの文字板であり、１ａは数字、
目盛等であり、下部に位置する照明用バルブ４が点灯す
ることにより透過照明されて明るくなる。

又、１ｂは文字板１に設けたウオーニング用の・開口で
゛あり、３はウオーニングレンズで゛、ウオーニング用
バルブ５の点灯により前記開口１ｂはウオーニングレン
ズ３の色で明るく光る。

２はケース７より一体から戒る矩形のウオーニング用筒
であり、照明バルブ４に近い側の端部に切欠き２ａが設
けられている。

又、前記ウオーニングレンズ３の文字板１側の一部には
白色系部分３ａが設けられている。

なお、ウオーニングレンズ３の開口１ｂと対向する部分
を含む他の部分は赤色等に着色してある。

そして、ウオーニング用バルブ５はウオーニング用筒２
内に収納してあり、ウオーニングレンズ３はウオーニン
グ用筒２の端部に嵌合固定してあって、このウオーニン
グレンズ３と文字板１の裏面との間には切欠き２ａによ
って隙間が形威されている。

また、ウオーニングレンズ３の上面の文字板１には１６
０の数字の一部が対向して設けてある。

次に、本考案の照明方法について説明すると、文字板１
に表記されている数字１６０の下部はウオーニング用筒
２の影となっているが、照明用バルブ４が点灯した時、
その光はウオーニング用筒２の切欠き２ａを通り、ウオ
ーニングレンズ３の白色系部分３ａに当たり、この白色
系部分３ａにより反射されて更に文字板１の裏面に当た
ることにより、文字板１の数字１６０の下部も明るくな
ることによって、良好に透過照明される。

以上述べたように本考案においては、文字板の裏面に配
置したウオーニング用筒の端部に、照明用バルブよりの
光を導く切欠きを設けると共に、前記ウオーニング用筒
の端部に固定したウオーニングレンズの上面に、光を反
射するための白色系部分を設けたから、照明用バルブよ
りの光を切欠きを通してウオーニングレンズに導き、こ
のウオニングレンズの白色系部分により反射させて文字
板の裏面に当て、文字板のウオーニング用筒により影と
なるべき部分も充分明るく透過照明することができると
いう優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案計器の一実施例を示す正面図、第２図は
第１図図示のＡ−Ａ’線に沿う要部縦断面図、第３図は
第１図図示計器におけるウオーニング用筒を示す縦断面
図、第４図ａ，ｌ）は第１図図示計器におけるウオーニ
ングレンズの正面図および断面図である。 １・・・・・・文字板、２・・・・・・ウオーニング用
筒、２ａ・・・・・・切欠き、３・・・・・・ウオーニ
ングレンズ、３ａ・・・・・・白色系部分、４・・・・
・・照明用バルブ、５・・・・・・ウオーニング用バル
ブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 文字板を照明用バルブにより透過照明する透過照明式計
   器において、前記文字板の裏面に配置したウオーニング
   用筒の端部に、前記照明用バルブよりの光を導く切欠き
   を設けると共に、前記ウオニング用筒の端部に固定した
   ウオーニングレンズの上面に、光を反射するための白色
   系部分を設けたことを特徴とする透過照明式計器。