JPH08178707A - 計器の照明装置 - Google Patents
計器の照明装置Info
- Publication number
- JPH08178707A JPH08178707A JP31979094A JP31979094A JPH08178707A JP H08178707 A JPH08178707 A JP H08178707A JP 31979094 A JP31979094 A JP 31979094A JP 31979094 A JP31979094 A JP 31979094A JP H08178707 A JPH08178707 A JP H08178707A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 視認性の向上を図る。
【構成】 文字板13の背後に光源が設けられ、前記文
字板13の周囲を迂回する前記光源の間接光7によって
前記文字板13の表面を照明する計器の照明装置におい
て、前記文字板13を不透明板で構成し、該不透明板に
前記光源からの光を透過するための孔を明けることで、
目盛、文字等の表示パターン15を形成した。
字板13の周囲を迂回する前記光源の間接光7によって
前記文字板13の表面を照明する計器の照明装置におい
て、前記文字板13を不透明板で構成し、該不透明板に
前記光源からの光を透過するための孔を明けることで、
目盛、文字等の表示パターン15を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に車両用として利用
される計器の照明装置に関する。
される計器の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図7は従来例を示す。
【0003】図4に示すコンビネーションメータ1は、
いくつかの計器1A、1B、1Cを一つのケース6に組
み込んだもので、内部に図示しない光源(白熱灯)を持
つ。図5はその一つの計器1Bを外から見た図である。
この計器1Bは、ケース6の前部に設けられた不透明樹
脂製の円形の文字板3と、その文字板3の表面側で駆動
される指針4とを備えており、文字板3の表面には、図
6に示すように、目盛や文字等の表示パターン(意匠
部)5が印刷によって形成されている。
いくつかの計器1A、1B、1Cを一つのケース6に組
み込んだもので、内部に図示しない光源(白熱灯)を持
つ。図5はその一つの計器1Bを外から見た図である。
この計器1Bは、ケース6の前部に設けられた不透明樹
脂製の円形の文字板3と、その文字板3の表面側で駆動
される指針4とを備えており、文字板3の表面には、図
6に示すように、目盛や文字等の表示パターン(意匠
部)5が印刷によって形成されている。
【0004】文字板3は、光源より前方で、ケース6の
前面に設けた見返し板2よりわずかに後方に配置されて
おり、見返し板2の円形開口2aから中央の大部分が見
えるようになっている。また、文字板3は、図7に示す
ように、外周縁が開口2aの周縁よりも外側に延出され
て、外から見えないようになっており、文字板3と見返
し板2の開口2aとの間に、文字板3全周にわたり、間
接光が漏れ出て来るわずかな隙間8が確保されている。
前面に設けた見返し板2よりわずかに後方に配置されて
おり、見返し板2の円形開口2aから中央の大部分が見
えるようになっている。また、文字板3は、図7に示す
ように、外周縁が開口2aの周縁よりも外側に延出され
て、外から見えないようになっており、文字板3と見返
し板2の開口2aとの間に、文字板3全周にわたり、間
接光が漏れ出て来るわずかな隙間8が確保されている。
【0005】そして、従来の計器では、光源から出た光
が、ケース6の内面および見返し板2の内面で反射さ
れ、文字板3と見返し板2の開口2aとの間に設けられ
た隙間8より間接光7として出て、文字板3に印刷され
た表示パターン5を照明していた。
が、ケース6の内面および見返し板2の内面で反射さ
れ、文字板3と見返し板2の開口2aとの間に設けられ
た隙間8より間接光7として出て、文字板3に印刷され
た表示パターン5を照明していた。
【0006】また、このような間接光方式以外のものと
して、実開昭57−46821号公報に記載された透過
光方式のものもある。これは、透光性樹脂のシートの表
面に表示パターン部分を除いて非光透過性塗膜を形成
し、表示パターン部分から光が透過して表示パターンを
照明するというものである。
して、実開昭57−46821号公報に記載された透過
光方式のものもある。これは、透光性樹脂のシートの表
面に表示パターン部分を除いて非光透過性塗膜を形成
し、表示パターン部分から光が透過して表示パターンを
照明するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の間接
光で照明する方式のものは、間接光自体が反射を繰り返
した光であるため、輝度が低く、照明された表示パター
ンが暗くなり、視認性が悪いという問題があった。
光で照明する方式のものは、間接光自体が反射を繰り返
した光であるため、輝度が低く、照明された表示パター
ンが暗くなり、視認性が悪いという問題があった。
【0008】また、透過光で照明する方式のものは、表
示パターン自体は高輝度で照明されるが、文字板全体が
あまり明るく照らし出されないため、全体的な視認性が
悪いという問題があった。
示パターン自体は高輝度で照明されるが、文字板全体が
あまり明るく照らし出されないため、全体的な視認性が
悪いという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、文字板全体
を明るく照らし出すと共に、表示パターンを高輝度で照
明することができ、視認性の向上を図ることのできる計
器の照明装置を提供することを目的とする。
を明るく照らし出すと共に、表示パターンを高輝度で照
明することができ、視認性の向上を図ることのできる計
器の照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、文字
板の背後に光源が設けられ、前記文字板の周囲を迂回す
る前記光源の間接光によって前記文字板の表面を照明す
る計器の照明装置において、前記文字板を不透明板で構
成し、該不透明板に前記光源からの光を透過するための
孔を設けることで、目盛、文字等の表示パターンを形成
したことを特徴とする。
板の背後に光源が設けられ、前記文字板の周囲を迂回す
る前記光源の間接光によって前記文字板の表面を照明す
る計器の照明装置において、前記文字板を不透明板で構
成し、該不透明板に前記光源からの光を透過するための
孔を設けることで、目盛、文字等の表示パターンを形成
したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の計器の
照明装置であって、前記文字板の背面に、彩色された透
光性フィルタを設けたことを特徴とする。
照明装置であって、前記文字板の背面に、彩色された透
光性フィルタを設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の計器の照明装置であって、前記不透明板が金属板であ
ることを特徴とする。
の計器の照明装置であって、前記不透明板が金属板であ
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、孔で形成された表示パタ
ーンを、光源からの光が透過するので、その透過光と、
文字板周囲からの間接光とで、文字板が照明される。
ーンを、光源からの光が透過するので、その透過光と、
文字板周囲からの間接光とで、文字板が照明される。
【0014】請求項2の発明では、文字板の背面に、彩
色された透光性フィルタを設けたので、その彩色光で表
示パターンを照明することができる。また、透光性フィ
ルタが表示パターンの孔を覆うので、表示パターンから
内部が見えることが解消される。
色された透光性フィルタを設けたので、その彩色光で表
示パターンを照明することができる。また、透光性フィ
ルタが表示パターンの孔を覆うので、表示パターンから
内部が見えることが解消される。
【0015】請求項3の発明では、文字板を金属板で構
成したので、薄く強い文字板を作れる。
成したので、薄く強い文字板を作れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0017】図1は計器の概略図、図2は文字板の表示
パターンの拡大図、図3は要部の断面図である。
パターンの拡大図、図3は要部の断面図である。
【0018】実施例の照明装置を備えた計器では、文字
板13を金属板(例えば表面処理鋼板等の鉄板、アルミ
ニウム板)で構成し、表示パターン(意匠部)15を、
貫通した打抜き孔で形成している。従って、ループ部分
を持つ形状の数字(例えば「0」等)は、一部分で部材
がつながった形になっている。
板13を金属板(例えば表面処理鋼板等の鉄板、アルミ
ニウム板)で構成し、表示パターン(意匠部)15を、
貫通した打抜き孔で形成している。従って、ループ部分
を持つ形状の数字(例えば「0」等)は、一部分で部材
がつながった形になっている。
【0019】また、文字板13の背面には密着して、彩
色された透光性フィルタ16が配置され、該フィルタ1
6が表示パターン15の打抜き孔を裏面で覆っている。
それ以外の構成は図4〜7に示した従来例と同じである
ので、同符号を付して説明を省略する。
色された透光性フィルタ16が配置され、該フィルタ1
6が表示パターン15の打抜き孔を裏面で覆っている。
それ以外の構成は図4〜7に示した従来例と同じである
ので、同符号を付して説明を省略する。
【0020】次に作用を説明する。
【0021】図3に示すように、ケース6の内面および
見返し板2の内面で反射され、隙間8を通って出てきた
光源からの間接光7は、従来例と同様に、文字板13の
表面を外周側から照明する。それ以外に、光源からの直
接光(あるいは前記間接光7よりも反射回数が少ない間
接光)17が、文字板13の表示パターン15の打抜き
孔を透過し、表示パターン15を高輝度で照明する。
見返し板2の内面で反射され、隙間8を通って出てきた
光源からの間接光7は、従来例と同様に、文字板13の
表面を外周側から照明する。それ以外に、光源からの直
接光(あるいは前記間接光7よりも反射回数が少ない間
接光)17が、文字板13の表示パターン15の打抜き
孔を透過し、表示パターン15を高輝度で照明する。
【0022】従って、文字板13全体が間接光で照らさ
れた上で、表示パターン15が高輝度で照明されること
により、視認性が格段に向上する。また、透過光は透光
性フィルタ16を通ってくるので、同フィルタ16の色
の光で、表示パターン15が照明される。また、孔で形
成された表示パターン15の裏面側に透光性フィルタ1
6があるので、内部が見えるようなことがない。また、
文字板13を金属板で構成したので、文字板13を薄く
強く作ることができる。
れた上で、表示パターン15が高輝度で照明されること
により、視認性が格段に向上する。また、透過光は透光
性フィルタ16を通ってくるので、同フィルタ16の色
の光で、表示パターン15が照明される。また、孔で形
成された表示パターン15の裏面側に透光性フィルタ1
6があるので、内部が見えるようなことがない。また、
文字板13を金属板で構成したので、文字板13を薄く
強く作ることができる。
【0023】なお、透光性フィルタ16は、透明フィル
ムに色印刷したものや、着色シート等を用いることがで
き、透明でなくかつ透光性のあるものであれば、どのよ
うなものを用いてもよい。
ムに色印刷したものや、着色シート等を用いることがで
き、透明でなくかつ透光性のあるものであれば、どのよ
うなものを用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、文字板周囲からの間接光に加えて、表示パター
ンを通過した透過光で文字板を照明するので、特に表示
パターンを十分な輝度で照明することができ、視認性が
向上する。
よれば、文字板周囲からの間接光に加えて、表示パター
ンを通過した透過光で文字板を照明するので、特に表示
パターンを十分な輝度で照明することができ、視認性が
向上する。
【0025】請求項2の発明によれば、文字板の背面に
設けた透光性フィルタの色により、表示パターンの照明
色を適当に設定することができる。また、透光性フィル
タによって、孔で形成された表示パターンからの中見え
を防止することができる。
設けた透光性フィルタの色により、表示パターンの照明
色を適当に設定することができる。また、透光性フィル
タによって、孔で形成された表示パターンからの中見え
を防止することができる。
【0026】請求項3の発明によれば、文字板を金属板
で構成し、該金属板に表示パターンの孔を明けるので、
薄く強い文字板を作ることができる。
で構成し、該金属板に表示パターンの孔を明けるので、
薄く強い文字板を作ることができる。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のB部の拡大図である。
【図3】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図4】従来の計器を複数組み込んだコンビネーション
メータの全体図である。
メータの全体図である。
【図5】従来の計器の斜視図である。
【図6】図5のA部の拡大図である。
【図7】従来の計器の要部断面図である。
7 間接光 13 文字板 15 表示パターン 16 透光性フィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 文字板の背後に光源が設けられ、前記文
字板の周囲を迂回する前記光源の間接光によって前記文
字板の表面を照明する計器の照明装置において、前記文
字板を不透明板で構成し、該不透明板に前記光源からの
光を透過するための孔を設けることで、目盛、文字等の
表示パターンを形成したことを特徴とする計器の照明装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の計器の照明装置であっ
て、前記文字板の背面に、彩色された透光性フィルタを
設けたことを特徴とする計器の照明装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の計器の照明装置
であって、前記不透明板が金属板であることを特徴とす
る計器の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31979094A JPH08178707A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 計器の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31979094A JPH08178707A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 計器の照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178707A true JPH08178707A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18114217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31979094A Pending JPH08178707A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 計器の照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08178707A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258493A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Denso Corp | 計器用表示板とその製法及びそれを備える計器 |
JP2006300557A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Denso Corp | 計器用表示板とそれを備える計器 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31979094A patent/JPH08178707A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258493A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Denso Corp | 計器用表示板とその製法及びそれを備える計器 |
JP2006300557A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Denso Corp | 計器用表示板とそれを備える計器 |
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