JPS59117016A - 接点開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は接点開閉器、特に電動機等の電路を開閉制御す
る開閉器の消弧装置の改良に関するものである。

電動機等の電路の開閉制御は通常電磁接触器あるいは電
磁継電器等の接点を接離制御することにより行われてい
る。そしてこの接点の開離時ににマアークが発生して種
々の悪影響を及ぼすためこのアークを迅速に消弧する消
弧装置の改良力を望まれている。

従来技術 第１図には従来の接点開閉器の構成が示され、取付台１
０には固定鉄心１２が配設され、またこの固定鉄心１２
には操作コイル１４が装着されており、この操作コイル
１４へ電圧を供給あるいは遮断することにより固定鉄心
の励磁制御が行われる。

一方ベース基盤１６には摺動自在にクロスパー１８が設
けられており、このクロスパー１８の下端部には前記固
定鉄心１２に対向させて可動鉄心２０が固定されている
。

また前記クロスパー１８は図示されていない引外しバネ
によって常時固定鉄心１２と反対方向に付勢されている
。

従って操作コイル１４へ電圧を供給あるいは遮断するこ
とにより固定鉄心１２の励磁あるいは消磁が行われ、こ
れにより可動鉄心２０が固定鉄心１２に接離駆動されク
ロスパー１８の摺動が行われる。

電動機等の電路の開閉は開閉器に設けた接点の接離によ
り行われている。すなわち前記ペース基板１６には固定
接触子２２が固定されており、この固定接触子２２の先
端部には固定接点２４が設げられている。

一方前記クロスパー１８には押ばね２６に付勢されて可
動接触子２８が摺動自在に設けられており、この可動接
触子２８の先端部には前記固定接点２４と対向させて可
動接点３０が設けられている。

従って前述したようにクロスパー１８が摺動することに
より可動接点３０が固定接点２４に接離し電路の開閉制
御が行われる。

前記固定・可動両接点２４．３０の開離時にはアーク１
００が発生しこのアーク１００が両接点２４．３０の消
耗損傷等の悪影響を生じさせる。

このような弊害を除去するため両接点２４１，３０の近
傍位置には第２図に示すように金属製のグリッド３２が
設けられ、接点間に発生したアーク１００をグリッド３
２に転流、させて該アークの消弧が行われている。

これら両接点２４．３０及びグリッド３２はペース基板
１６に装着されたアークボックス３４１Ｌより外部と隔
絶され外部からの塵埃等の侵入が防止されている。

しかしながらこの稲の装置においては、接点間に発生し
たアーク１００のグリッド３２の転流時間が長くアーク
を迅速に消弧することが困難であるという欠点を有して
いた。

すなわち従来装置においては、接点間に発生したアーク
は第３図に示す挙動によって前記アークの消弧が行われ
る。すなわち両接点２４．３０の開離時に発生したアー
ク１００はグリッド３２に吸引されてグリッド３２側に
湾曲する（　１０２）。

このようにアークが湾曲伸張することによりアーク電圧
が高められ可動接点３０とグリッド３２間に絶縁破壊が
生じアークがグリッドに転流する（　１０４）。そして
この転流したアークはグリッド３２の下端と固定接触子
２２間の絶縁破壊を行って固定接触子２２に転流しく１
０６）アークの消弧作用が完了する。

しかしながらこの種の装置においては館３図に示すよう
にグリッド３２の壁部３３がアークの湾曲変形を一定限
に制限するように作用する結果アークの伸張が充分でな
く、このためアーク電圧を絶縁破壊に必要で充分な高電
圧に高めることが困難となり、前記可動接点３０とグリ
ッド３２間の絶縁破壊が容易に行われない結果、アーク
の消弧を迅速に行うことが困難であるという欠点となっ
ていた。

発明の目的 本発明は前述した従来の課題に鑑みなされたものであり
、その目的は接点間に発生したアークを極めて迅速に消
弧することができる電磁開閉器を提供することにある。

発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は固定接触子に配設
された固定接点と、固定接点に対向され可動接触子に配
設された可動、接点と、固定・可動両接点の近傍位置に
設けられたグリッドとを含み、可動接点の固定接点への
接離によって電路の開閉制御を行う接点開閉器において
、前記グリッドには両接点の開離空間近傍位置に突出す
るＵ字形状の消弧突起が設けられ、両接点の開離時に発
生するアークを迅速に消弧することを特徴とする。

実施例 第４図には本発明に係る接点開閉器のグリッドが示され
、従来装置と同一部材には同一符号を付しその説明を省
略する。

本発明において特徴的なことは、前述したようにグリッ
ドを特有な形状に形成して接点間に発生したアークを極
めて迅速にグリッドに転流しアークの消弧時間を極めて
短縮することができるように構成したことである。

本実施例においては、両接点２４．３０の開離空間近傍
位置に突出するＵ字形状の消弧突起３６がグリッド３２
に形成されている。従って本実施例によれば第５図に示
すように接点間に発生したアーク１００がグリッド３２
に吸引されて湾曲しく１０２）更にこの湾曲したアーク
は消弧突起３６に沿って更に伸張することとなる（　ｚ
ｏｚａ）。このためアーク電圧が高められ第６図に示す
ように可動接点３０とグリッド３２との絶縁破壊を容易
に行うことが可能となり、この結果接点間に発生したア
ーク１００のグリッド３２への転流時間を極めて短縮す
ることが可能である。

本実施例においては消弧突起３６の上方位置にガス流通
穴３Ｂが設けられ、これにより前記アークの転流時間な
更に短縮することが可能である。

すなわち、アークの発生に伴って電子や電離された陰イ
オンを含むアークドガスがガス流通穴３８を通過するた
め、このガス流通穴３８の近傍位置で絶縁破壊が生じ易
くなり、このため可動接点３０とグリッド３２の絶縁破
壊、すなわちアークの転流を極めて迅速に行うことが可
能となる。

また、アークドガスが金属製グリッド３２の前記ガス流
通穴３８から集中噴出するため、アークボックス３４の
側面からのガ、不噴出現象が回避でき、この結果、アー
クボックス３４の側面及びベース基盤１６の側面等がガ
スにより侵蝕されるという従来装置に見られた弊害を防
止できる。

また本実施例においては、Ｕ字形状から成る消弧突起３
６の下面はその幅が先細り形状の舌部４０に形成されて
おり、このように先細り形状とすることによりこの消弧
突起下面と固定接触子２２との絶縁破壊すなわちアーク
の消弧を極めて容易に行うことが可能となる。

更にまた本実施的においては、前記消弧突起３６の舌部
下面には補助消弧突起４２が設げられており、これによ
り消弧突起３６と固定接触子２２間の放電消弧を容易化
することができる。またこの放電に際して補助消弧突起
４２が放電消耗に対して補強的効果を壱する結果、グリ
ッド３２の長寿命化を図ることが可能となる。

第７図には本発明に係る接点開閉器のグリッドを示す他
の実施例が示され、従来装置及び第１実施例装置と同一
部材には同一符号を付しその説明を省略する。

本第２実施的において第１実施例と異る点は、固定接触
子２２の先端部がコの字状に屈曲形成され、グリッド３
２と固定接触子２２とのアークの転流を消弧突起３２の
下面と固定接触子２２の先端面とで行うように構成して
いることである。

本第２実施例における可動接点３ｏからグリッド３２へ
のアークの転流挙動は第１実施例と同様であり、従って
本第２実施例においても第１実施例と同様に接点間に発
生したアークをグリッド３２に迅速に転流させて消弧す
ることが可能である。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、グリッドに消弧突起
を設けることにより接点間に発生したアークを極めて迅
速にグリッドに転流することが可能であり、これにより
アークの消弧を瞬時に行うことが可能となる。

変形例 本発明の実施例においてヲ１、接点を電磁石により開閉
する装置、すなわち操作コイルにより固定鉄心を励磁制
御して接点を開閉するいわゆる電磁開閉器における接点
のアーク消弧構造について説明したが、本発明は例えば
配線用遮断器のような他の開閉器に適用することが可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電磁開閉器を示す構成図、第２図は第１
図装置のグリッドを示す構成図、第３図は第１図装置の
アークの消弧挙動を示す説明図、第４図は本発明に係る
開閉器のグリッドを示す構成図、第５図、第６図は本発
明装置におけるアークの消弧挙動を示す説明図、第７図
は本発明開閉器におけるグリッドの第２実施例を示す構
成図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、２２は固定接触子
、２４は固定接点、２８は可動接触子、３０は可動接点
、３２はグリッド、３６は消弧突起、３８はガス流通穴
、４０は補助消弧突起である。 代理人　　弁理士　葛　野　信　− （ほか−名） 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）固定接触子に配設された固定接点と、固定接点に
   対向され可動接触子に配設された可動接点と、固定・可
   動両接点の近傍位置に設けられたグリッドとを含み、可
   動接点の固定接点への接離によって電路の開閉制御を行
   う接点開閉器において、前記グリッドには両接点の開離
   空間近傍位置に突出するＵ字形状の消弧突起が設けられ
   、両接点の開離時に発生するアークを迅速に消弧するこ
   とを特徴とする接点開閉器。 （２、特許請求の範囲（１）記載の接点開閉器において
   、消弧突起の下面はその幅が先細り形状の舌部に形成さ
   れていることを特徴とする接点開閉器。 （３）特許請求の範囲（１）又は（２）記載の接点開閉
   器において、グリッドには消弧突起の上部位置にガス流
   通穴が設けられることを特徴とする接点開閉器。 （４）特許請求の範囲（１）〜（３）記載の（・ずれ力
   ・の接点開閉器において、消弧突起の下面中央部にをま
   補助消弧突起が設けられることを特徴とする接点開閉器
   。