JPS5911468Y2 - 制御回路組立体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立，分解時の作業性を改善した制御回路
組立体に関するものである。

従来、制御回路組立体として第１図に示すものが使用さ
れている。

この制御回路組立体は、制御用電気部品１１が図示しな
いプリント配線などによって接続して固定された制御回
路基板１を回路ケース２に複数のねじ４によって固定し
、さらに回路ケース２を回路ケース取付板３に複数のね
じ５によって固定していた。

このため、ねじ４，５の本数が多くなり、制御回路組立
体の組立時の作業性およびサービス性があまりよくない
という欠点があった。

また、制御回路基板を、ブロック体の係止片を弾性変形
させてこの係止片と受台との間に嵌込んで固定し、ブロ
ック体の係止片を、取付板に嵌込んで係止固定するもの
も、従来から知られている。

しかし、この回路組立体はブロック体が１個であると、
前記回路基板および取付板が片側支持となって不安定と
なり、また嵌込みによる回路基板とブロック体，ブロッ
ク体と取付板の固定であるため、これらの取外しつまり
分解が面倒であり、さらにブロック体の構造が複雑とな
り、とくに、回路基板および取付板を両側支持にするた
め、ブロック体を偶数個用いると、着脱作業が一層面倒
になり、かつ構造がより複雑になるという欠点があった
。

この考案は、前述した欠点を解消して、制御回路基板を
回路ケースに対し、このケースを回路ケースに対し、そ
れぞれ両側支持による安定した支持にすることができ、
しかも組立，分解時の作業性を向上させた制御回路組立
体を提供することを目的とするものである。

以下この考案の一実施例を第２図に基いて説明する。

第２図において、１は制御回路基板で、前述した従来の
ものと同じである。

２は回路ケースで、一側面だけが開口した枠２１が盤体
２２と一体に形或され、前記枠２１の内周面にその周方
向に沿って溝２３が形威されている。

３は回路ケース取付板で、上，下各複数個の断面Ｌ字形
の爪３１が形威されている。

前記制御回路基板１は、回路ケース２の溝２３に枠２１
の開口側から摺動可能に嵌合支持されて、回路ケース２
に着脱可能に装着されている。

さらに、回路ケース２は、その盤体２２が回路ケース取
付板３の爪３１にこれらの側方から摺動に嵌合支持され
、かつ盤体２２が１本のねじ５で前記取付板３に締付け
られて、この取付板３に着脱可能に装着されている。

以上説明したように、この考案は、制御回路基板１の対
向する側辺部を回路ケース２に設けた相対向する溝２３
に摺動可能にそれぞれ嵌合支持させて前記回路ケース２
に着脱可能に装着し、このケース２の対向する側辺部を
回路ケース取付板３に設けた相対向する爪３１に摺動可
能にそれぞれ嵌合支持させて前記取付板３に着脱可能に
装着したので、回路基板１が回路ケース２に対し、この
ケース２が取付板３に対し、それぞれ両側支持となって
安定した３部材の支持ができ、回路ケース２が簡単な構
造ですみ、さらにねじの本数が少なくなると共に前記基
板１，回路ケース２をスライドさせて組立てるために組
立作業性が良好となり、同時にサービス性も向上した制
御回路組立体を提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の制御回路組立体の一例を示す斜視図、第
２図はこの考案の一実施例を示す斜視図である。 １・・・・・・制御回路基板、２・・・・・・回路ケー
ス、２３・・・・・・溝、３・・・・・・回路ケース取
付板、３１・・・・・・爪。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 制御回路基板１の対向する側辺部を回路ケース２に設け
   た相対向する溝２３に摺動可能にそれぞれ嵌合支持させ
   て前記回路ケース２に着脱可能に装着し、このケース２
   の対向する側辺部を回路ケース取付板３に設けた相対向
   する爪３１に摺動可能にそれぞれ嵌合支持させて前記取
   付板３に着脱可能に装着したことを特徴とする制御回路
   組立体。