JPS5911277Y2 - 旋回装置付建設機械の潤滑装置 - Google Patents

旋回装置付建設機械の潤滑装置

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JPS5911277Y2
JPS5911277Y2 JP8238279U JP8238279U JPS5911277Y2 JP S5911277 Y2 JPS5911277 Y2 JP S5911277Y2 JP 8238279 U JP8238279 U JP 8238279U JP 8238279 U JP8238279 U JP 8238279U JP S5911277 Y2 JPS5911277 Y2 JP S5911277Y2
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JP
Japan
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swivel
pinion
fixed
swing
grease
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Expired
Application number
JP8238279U
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English (en)
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JPS56993U (ja
Inventor
敏彦 稲又
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は旋回装置を持つ建設機械例えばバツクホーンや
クレーン車等の潤滑装置に関する考案である。
建設機械の使用場所は、塵埃の多い所が多く、使用条件
も苛酷である。
バツクホーによる溝堀り土の運搬車への積込み作業等は
ショベル装置の旋回回数も多く長時間続けて作業される
ことが多い。
建設機械の旋回装置は旋回台軸受の内径に刻設された内
歯歯車と油圧モーターで駆動される。
旋回ピニオンとの正転、逆転の噛み合いで行なわれるが
、長時間の使用により最も不具合の発生しやすいのが、
旋回ピニオンギャーの摩耗、折損事故である。
特に泥地や塵埃の多い作業場所での長時間の作業により
、旋回ピニオンに土やほこりが付着し、そのままで旋回
操作が繰返される間に旋回ピニオンが摩耗したり、必要
以上の力を受けて切損したりするのである。
旋回装置を密閉し、オイルバス等による完全な潤滑が可
能であればよいが、大径の旋回台軸受等がどうしても必
要であるので、オイルシールによる密封ができないので
ある。
本考案は旋回ピニオンにできるだけ塵埃が付着しないよ
うにし、付着してもそえ以上の摩耗が発生しないように
グリース自動注入装置を設けて保護しようとするもので
ある。
また、グリースが溶けて落下しても油性の汚れに弱い高
圧ホース類にグリースが付着して高圧ホースの耐久性を
短かくすることのないように、旋回台軸受固定座の内側
に受板を設けて、それらを防ぐことを目的とするもので
ある。
本考案の目的は以上のとおりであり、添付の実施例の構
戒に基づいて、本件考案の構或を説明すると。
第1図はバツクホーの前面図 第2図は同じくバツクホーの全体側面図である。
バツクホーはクローラ一式の走行装置32上に旋回装置
Aを設け、旋回装置上のフレーム42に操縦室35、エ
ンジン34及びブーム類を配置する。
溝堀装置は、主プーム37と中間ブーム39及びパケッ
ト41より戊り、パケット41を適当な位置に移動させ
る為に主ブーム油圧シリンダー36、中間ブーム油圧シ
リンダー38があり、パケット41を回動させる為にパ
ケットシリンダー40が、更にパケットをスイングさせ
る為にスイングシリンダーが設けられている。
43 .44はシリンダーを枢支する為の枢支リンクで
ある。
また走行装置32側に固定された旋回装置Aの旋回フレ
ーム8より排土板33が回動可能に枢支突設されている
排土板33の上下回動操作も油圧シリンダーにて行われ
る。
第3図は旋回装置Aの詳細を示す側面断面図である。
第3a図は第3図の中のスイベルジョイント旋回側17
の頂部を示す図面である。
第4図は旋回装置部を示す平面図である。
バツクホーは走行装置32の位置はそのままで、フレー
ム上の作業部のみ360゜回転可能なことが要求される
しかし、走行部にも走行の為動力が伝えられる必要があ
り、走行モーターを油圧モーターとし、動力の伝達を油
圧にて行ない、該モーターへの油圧の受継ぎを360゜
回転可能なスイベルジョイントにて行なっている。
スイベルジョイントは固定側48を旋回フレーム8に、
固定片20,20及びスイベルジョイント台19にて回
転不能に固定し、旋回側17をシャシー7に、シャシー
7から突出した回動阻止金具21に係合突起17 aを
嵌設することにより固定している。
スイベルジョイントは旋回側の嵌入部の外径に刻設され
た溝により固定側へ作動油を受継するので、フレーム4
2、シャシー7が360゜旋回しても動力の伝達は行な
い得るのである。
走行装置32の左右のクローラーの内部に走行用油圧モ
ーター(図示せず)が一対設置されており、それぞれの
モーターに一対ずつの高圧ホース11.12及び14.
15が、スイベルジョイント固定部がら出て配設されて
いる。
この高圧ホースはスイベルジョイント旋回部に配管され
ている高圧ホース25,26、28.29に連結してい
る。
左右の走行用油圧モーターへの配管に設けられているホ
ース13.16は走行用油圧モーターのダブルカウンタ
ーバランス用の高圧ホースである。
また、旋回フレームに枢設された排土板33回動用の高
圧ホースが9であり、戻し油ホースが10である。
大形の排土板の場合に排土板用油圧シリンダー2本設け
られているので、高圧ホース9は途中で9a,9bに分
岐し、戻し油ホース10も10a,10bに分岐してい
る。
排土板用のホースのスイベルジョイント入口側のホース
は高圧ホース27及び作動油ホース24であり、この2
本のホースがスイベルジョイントを介して高圧ホース9
及び戻し油ホース10と連結している。
フレーム42及びシャシー7の旋回は旋回用油圧モータ
ー22の回転により行なう。
旋回用油圧モータ22は2本の高圧ホース23 .23
で動力を伝えられ正、逆回転を行なう。
旋回用油圧モーター22の回転を減速装置にて減速し、
旋回ピニオン30の回転に変える。
旋回ピニオン30は旋回台軸受の固定側5に刻設された
内歯歯車5aに噛み合いし、内歯歯車5aは旋回台軸受
固定座18上に固定されて移動不可能であるので、旋回
ピニオン30側が回動するのである。
フレーム42及びシャシー7の支持は旋回台軸受の移動
側らが行なう。
ボール31が上部の装置の重量を全て受けるのである。
32は旋回台軸受のオイルシールである。
旋回台軸受固定座18の内側に受板2,3が円周上の2
ケ所固設されている。
その幅は90゜角度であり、特に高圧ホース11,12
,14.15及び排土板用の高圧ホース9及び戻し油ホ
ース10の上部に潤滑用のグリースが落下付着して、ホ
ースの耐久性を減少させないように構威される。
又、旋回ピニオン30と内歯歯車5aの噛み合いを円滑
にする為に常時供給方式の給脂パイプ4が旋回ピニオン
力バー1に挿入固定され、常に圧力を加えられたグリー
スが給脂センターから送られ旋回ピニオン30と内歯歯
車5aの噛み合い部に注入されるべく構威されている。
la,lbは旋回ピニオン力バー取付台で゛ある。
第5図は旋回台軸受18の内径に固設した受板2及び3
の平面図である。
第6図は同じく断面側面図である。
受板2,3は同一形状の部品であり、旋回台軸受の内径
に180゜向い合わせて固設する。
受板を全周に設けることは、グリースの逃げ場を失なう
ことになり、溢れたグリースが受板を越えてこぼれ、高
圧ホースに付着する恐れがあるので、特に高圧ホースの
集中する部分の上側にだけ設けたものである。
第7図は旋回ピニオン力バー1の平面図 第8図は同じく断面側面図である。
旋回ピニオン力バー1は、その取付部1a,1bをシャ
シー7の下面に取付けられる。
給脂パイプ4はピニオン力バーに挿入固定され、その他
端部はその他のグリース注油部のパイプを一ケ所に集め
られて、該個所に設けられたグリースポンプ等の自動給
油装置によって運転中は徐々に給脂される。
以上のように本件考案は、シャシー7上の固定された旋
回用油圧モーター22より駆動される旋回ピニオン30
をシャシー7の下面に突出し、旋回台軸受の固定側5に
固設された内歯歯車5aに噛合させ、旋回ピニオン30
の内側面と下面を覆う平面視U字形の一方を開口した旋
回ピニオン力バー1をシャシー7の下面に固設し、該旋
回ピニオンカバーに給脂パイプを挿入すると共に旋回軸
受の固定側5の下部に固定してスイベルジョイントと連
結される高圧ホース11 ,12,14,15, 9
.10の上面に扇形のグリース受板2,3を設けたので
、従来の旋回装置付建設機械の潤滑装置である実開昭5
2−38901号の如く、旋回台軸受の移動側6に設け
たグリース給脂孔より移動側6と固定側5の間に給脂さ
れたベアリングボール用のグリースを横孔にて、固定側
の内壁に内歯歯車面に吐出させるのと異なり固定側に噛
合した旋回ピニオンに直接に給脂するので旋回台軸受の
ボール31部のグリースが横孔から抜け出て、最も大事
なボール31部の潤滑用グリースが失くなって焼きつき
を発生するということがなくなったのである。
旋回台軸受の固定側と移動側の間の上下にはオイルシー
ルが設けられて、グリースの逃げを防止しているのにこ
の固定側に横孔を開けると、この上下のシールがあるに
も拘わらず、この横孔から逃げてしまうのである。
本件考案では、ボール31部の潤滑とは別に旋回ピニオ
ン30用の給脂パイプ4を設けて、旋回ピニオン力バー
1を油溜りとし、この旋回ピニオン力バー1内で゛回転
する旋回ピニオンに常にグリースを給油させたものであ
る。
しかし、この旋回ピニオン力バー1は旋回ピニオンの全
周を密閉して油溜めとすることができず旋回台軸受固定
側5の内歯歯車5と旋回ピニオンが噛合う部分は開口し
ておかねばならず、旋回ピニオン力バー1の形状は平面
視U字形となり、熱によりグリースが溶けると、この開
口部からグリースが旋回台軸受、移動側の回動の繰り返
しと共に振り落されるのである。
この落下したグリースが高圧ホース9,10,11,1
2,14.15等に付着すると、ホースの耐久性が著し
るしく低下するのである。
それで、本件考案では特にこれらの高圧ホースの上部に
あたる部分に扇形のグリースの受板2,3を設けて、こ
の上に落下したグリースは、この扇形の受板に沿って流
れて、受板の端から落下することにより、高圧ホース9
,10,11,12,14.15にグ:リースが落下付
着するのを防いでいるのである。
特に給脂パイプを給脂センターへ引っぱって、オペレー
ターが常時給脂を行ないやすいように構威した自動給油
のものにおいては、グリースの溶け出す量も非常に多く
、このような装置がなければ、高圧ホースがすぐに劣化
してしまうのである。
本件考案は、旋回台軸受のボール部のグリースの抜けを
防ぎかつ、旋回ビニオンと内歯歯車間の潤滑を完全にし
、かつ自動給脂で送られてくるグリースの溶け出しと、
高圧ホースへの付着を解消したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクホーの前面図、第2図はバツクホーの全
体側面図、第3図は旋回装置の詳細を示す断面側面図、
第3a図は第3図の中のスイベルジョイント旋回側の頂
部を示す図面、第4図は旋回装置部を示す平面図、第5
図は受板の平面図、第6図は同じく断面側面図、第7図
は旋回ピニオン力バー1の平面図、第8図は同じく断面
側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シャシー7上に固定された旋回用油圧モーター22より
    駆動される旋回ピニオン30をシャシー7の下面に突出
    し、旋回台軸受の固定側5に固設された内歯歯車5aに
    噛合させ、旋回ピニオン30の内側面と下面を覆う平面
    視U字形の一方を開口した旋回ピニオン力バー1をシャ
    シー7の下面に固設し、該旋回ピニオンカバーに給脂パ
    イプを挿入すると共に、旋回軸受の固定側5の下部に固
    定してスイベルジョイントと連結される高圧ホース11
    ,12,14,15, 9 .10の上面に、扇形のグ
    リース受板2,3を設けたことを特徴とする旋回装置付
    建設機械の潤滑装置。
JP8238279U 1979-06-16 1979-06-16 旋回装置付建設機械の潤滑装置 Expired JPS5911277Y2 (ja)

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JP8238279U JPS5911277Y2 (ja) 1979-06-16 1979-06-16 旋回装置付建設機械の潤滑装置

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Publication Number Publication Date
JPS56993U JPS56993U (ja) 1981-01-07
JPS5911277Y2 true JPS5911277Y2 (ja) 1984-04-06

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