JPH057320Y2 - - Google Patents

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JPH057320Y2
JPH057320Y2 JP14885086U JP14885086U JPH057320Y2 JP H057320 Y2 JPH057320 Y2 JP H057320Y2 JP 14885086 U JP14885086 U JP 14885086U JP 14885086 U JP14885086 U JP 14885086U JP H057320 Y2 JPH057320 Y2 JP H057320Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、油圧シヨベルなどの建設機械等に
備えられる旋回装置に関する。
<従来技術> 建設機械などの各種の機械において、旋回装置
が具備された構成のもがある。
第4図は、この種の旋回装置が備えられる機械
の一例として挙げた油圧シヨベルの構成を示す側
面図である。
第4図において、1は油圧シヨベルを所定の作
業位置まで移動させる装軌式の走行体であり、走
行体1上には旋回輪3により、旋回体2が走行体
1に対して水平面内において旋回自在に連結され
ている。
また、旋回体2上には運転室4が固定され、旋
回体2には掘削等の所定の作業を行う作業機5、
即ちフロントアタツチメントが垂直面内に回動自
在に取り付けられている。
第5図は上述のような油圧シヨベルに従来使用
されている旋回装置の構成を示す縦断面図であ
り、このような構成の旋回装置が、第4図におけ
る旋回輪3部分に設置されている。第4図に示す
旋回体2に図示せぬ旋回モータと減速装置よりな
る駆動機が設けられ、この駆動機の回転力が同第
5図に示す出力軸25に取り出されている。
出力軸25は軸受17の内輪部17aに固定軸
支され、また出力軸25の端部周面に配されたO
リング22を介して平歯車21がこの出力軸25
に固定されている。平歯車21の軸心方向の端部
には全周にわたつて段部27が形成され、この段
部27に出力軸25の端面にボルト24で固定さ
れたストツパ板23の面の側縁部が対接し、これ
らによつて平歯車21の抜け止め防止構造が構成
されている。なお、上記したOリング22は、出
力軸25と平歯車21からの油漏れ防止のために
配設されている。
平歯車21の外側に平歯車21と噛合する円環
状の内輪7が設けられ、この内輪7は第4図に示
す走行体1を形成するトラツクフレーム6に固定
されている。内輪7の外周面に対して円環状の外
輪9が嵌合され、内輪7と外輪9の同一円周上に
複数の鋼球10が配され、外輪9は内輪7に対し
てこれら鋼球10のころがり摩擦により、回動自
在に配設されている。
外輪9は第4図に示す旋回体2を形成する旋回
フレーム8に固定され、この旋回フレーム8には
軸受17の外輪部17bを固定支持するハウジン
グ11が固定され、このハウジング11に、平歯
車21の軸受17側の端部近傍の外周面に配され
るオイルシール19を保持するカバー26が固定
されている。
前述せるような構成の従来の旋回装置の動作に
ついて説明する。
運転室4に従業員が乗り込み走行体1を所定の
作業位置まで移動させ、所定の作業位置で走行体
1を停止させる。次いで作業機5を例えば水平面
内の所定方向に回動させるため、作業員が運転室
4内の操作盤を操作することにより駆動機の出力
軸25が所定角度回動し、平歯車21が所定角度
回動する。
平歯車21には内輪7が噛合しているが、この
内輪7はトラツクフレーム6を介して走行体1に
固定されている。一方、鋼球10を介して内輪7
に嵌合されている外輪9は、ハウジング11を介
して旋回体2に固定されている。
従つて、出力軸25の回動によつて固定してい
る内輪7の内周面と噛合しながら平歯車21が回
動し、また固定している内輪7の外周面に対して
鋼球10でころがり接触しながら外輪9が回動す
るので、旋回体2が走行体1に対して所定角度回
動する。この旋回体2に作業機5が固定されてい
るので、所定の作業位置において水平面内におい
て作業機5を所定角度回動させることが出来る。
次に作業員はその所定角度回動した作業機5を
操作して掘削等の作業を行わせ、掘削物を保持し
た作業機5をさらに所定角度回動させ、その位置
に掘削物を放出させて、所謂掘削作業を行わせる
ことが出来る。
<考案が解決しようとする問題点> 前述せるような構成の従来の旋回装置において
は、第5図に示すように軸受17の下部にオイル
シール19が位置しているので、潤滑油に含まれ
る摩耗粉などの異物がオイルシール19のリツプ
部に侵入するため、異物のかみ込みにより主とし
てオイルシール19と平歯車21との接触が不完
全となり、潤滑油が漏れるようになるという難点
がある。
しかも、この種の旋回装置は堅型構造であるた
めに、前述せるように潤滑油漏れが発生すると上
部に位置する旋回体2に設けられる駆動機の歯車
等が潤滑油不良を誘起し、駆動機部分での摩耗が
促進されてオイルシール19に侵入する摩耗粉が
増加して潤滑油漏れ現象が加速される。
この考案は前述せるような旋回装置の現状に鑑
みてなされたものであり、その目的はオイルシー
ルのリツプ部への摩耗粉などの異物の侵入を防止
し、異物のかみ込みによる潤滑油の漏れをなくし
且つシール部材の作動寿命をも延長することが可
能な、旋回装置を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 前述せる目的を達成するため、この考案では旋
回軸を駆動する出力軸を有する駆動機と、この駆
動機の出力軸を支持する軸受と、この軸受の下部
に配置され、オイルシールを保持するカバーとを
備えた旋回装置において、前記軸受の下方に前記
出力軸と一体的に、且つ前記オイルシールと接触
可能に凹部を有するスリーブを設けると共に、該
凹部に磁石を配置し、該スリーブと前記軸受及び
前記カバーとの間に、前記凹部と前記オイルシー
ル間を連通させる細隙部が設けられた構成となつ
ている。
<作用> この考案では、潤滑油中の摩耗粉はスリーブの
凹部に配置される磁石に吸着され、さらにスリー
ブと軸受及びカバーとの間に凹部とオイルシール
間を連通させる充分幅狭の細隙部が設けられてい
るので、摩耗粉などの異物はこの細隙部によつて
も阻止され、異物のオイルシール側への侵入を完
全に防止することが可能となる。
従つて、この考案によると異物のオイルシール
へのかみ込みによる潤滑油の漏れをなくし、さら
にシール部材の作動寿命をも延長させることが出
来る、旋回装置を提供することが可能となる。
<実施例> 以下、この考案をその実施例に基づき第1図乃
至第3図を用いて詳細に説明する。
この考案の実施例の説明に用いられる第1図は
この考案の実施例の構成を示す縦断面図、第2図
は第1図のB部分の構成を示す部分拡大図、第3
図は旋回装置の外観を示す図である。
実施例は、すでに説明した従来使用されている
旋回装置と同様に、第4図に示すような油圧シヨ
ベルの旋回輪3部分に設置されている。
第3図に示すように、旋回モータMと図示せぬ
減速装置とで構成される駆動機20の出力軸12
が設けられ、すでに従来使用されている減速装置
で説明したように、第4図に示す旋回体2に固定
されている運転室4の作業員の操作によつて、出
力軸12の回動力により旋回体2が回動して、旋
回体2に取り付けられた作業機5が水平面内に回
動するような構成となつている。
第3図において矢印A方向にとつた断面図が、
この考案の実施例の構成を示す第1図となる。第
1図に示すように、出力軸12は軸受17の内輪
部17aに固定軸支され、この軸受17の下方に
おいて出力軸12にスリーブ13が一体的に固定
されている。このスリーブ13には円環状に凹部
30が形成され、この凹部3内にはボルト16に
よつて複数個の磁石15が固定配置されている。
出力軸12の端部には径が拡大された広径部が
一体に形成され、この広径部の周面には平歯車1
2aが一体に形成されている。平歯車12aの外
側に平歯車12aと噛合する円環状の内輪7が設
けられている。この内輪7はすでに第4図を用い
て説明したように、走行体1を形成するトラツク
フレーム6に固定されている。
内輪7の外側面に対して円環の外輪9が嵌合さ
れ、内輪7と外輪9の同一円周上に複数の鋼球1
0が配され、外輪9は内輪7に対してこれら鋼球
10のころがり摩擦により、回動自在に配設され
ている。
外輪9は第4図に示す旋回体2を形成する旋回
フレーム8に固定され、この旋回フレーム8には
軸受17の外輪部17bを固定支持するハウジン
グ11が固定され、このハウジング11にオイル
シール19を保持するカバー18が固定されてい
る。
第2図に示すように、オイルシール19は外周
面をカバー18に保持され、内周面をスリーブ1
3により保持されて配設されている。また、スリ
ーブ13の縁辺部と軸受17の外輪部17b間に
は距離C1の細隙部が形成され、スリーブ13の
外周面とカバー18の内周面間には、上述の細隙
部に連通する距離C2の細隙部が形成されてい
る。これらの細隙部によつて、スリーブ13の凹
部30とオイルシール19とが連通されている。
なお、第2図において14は、出力軸12とスリ
ーブ13の内周面間からの潤滑油の漏れを防止す
るためのOリングである。
前述せるような構成のこの考案の実施例の動作
について説明する。
運転室4の作業員が走行体1により所定の作業
位置まで移動され、例えば静止している油圧シヨ
ベルにおいて、駆動機の出力軸12を回転させて
旋回体2を旋回させる動作は基本的には前述した
従来の旋回装置におけるものと同様である。
即ち、起動機の出力軸12が所定角度回動する
と、固定配設されている内輪7の内周面と噛合し
ながら平歯車12aが回動し、また固定配設され
ている内輪7の外周面に対して鋼球10でころが
り接触しながら外輪9が回動するので、旋回体2
は走行体1に対して所定角度回動する。この旋回
体2に作業機5が固定されているので、所定の作
業位置において作業機5を水平面内で所定角度回
動させることが出来る。
そして、この考案では、軸受17の下部に凹部
30を有するスリーブ13が配設されているの
で、潤滑油はこの凹部30に溜り、潤滑油に含ま
れる摩耗粉は比重差によつて凹部30の底部に沈
下する。凹部30の底部には磁石15が固定され
ているので、沈下した摩耗粉は潤滑油から分離さ
れてこの磁石15に吸着保持される。
また、スリーブ13と軸受17及びカバー18
間に凹部30とオイルシール19間を連通させる
ように形成されている細隙部は、その間隙が充分
に小さく設定されている。従つて、磁石15に吸
引されない摩耗粉以外の異物或は、潤滑油の流動
により磁石15に吸引されない摩耗粉の、すべて
この細隙部でオイルシール19側への侵入が阻止
される。したがつて、このような異物がオイルシ
ール19のリツプ部に導かれることがなく、従来
生じていたような異物のかみ込みによつてオイル
シール19とスリーブ13との接触が不完全とな
り、潤滑油が漏れることが防止される。また、異
物のかみ込みがないために、シール部材の作動寿
命は従来に比して大幅に延長される。
実施例は、この考案を油圧シヨベルに適用した
場合について説明したが、この考案の旋回装置は
油圧シヨベル以外でも各種の機械に対して適用す
ることが出来る。
<考案の効果> この考案によると、磁石が収納される凹部を有
するスリーブを駆動機の出力軸に一体に設けると
ともに、スリーブとカバー間にオイルシールを配
置し、凹部とオイルシールとを連通させる細隙部
を設けた構成にしてあるので、オイルシール方向
に流下する潤滑油中の摩耗粉が磁石で吸着される
とともに、上述の細隙部で流動する摩耗粉を含む
異物が阻止され、したがつてオイルシールへの異
物の侵入を防止でき、当該オイルシールにおける
異物のかみ込みによる潤滑油の漏れが防止され、
また、当該オイルシールの寿命を従来に比べて延
長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の構成を示す縦断面
図、第2図は第1図のB部分の構成を示す部分拡
大図、第3図は旋回装置の外観を示す図、第4図
はこの種の旋回装置が備えられる機械の一例とし
て挙げた油圧シヨベルの構成を示す側面図、第5
図は従来の旋回装置の構成を示す縦断面図であ
る。 1……走行体、2……旋回体、3……旋回輪、
4……運転室、5……作業機、6……トラツクフ
レーム、7……内輪、8……旋回フレーム、9…
…外輪、10……鋼球、11……ハウジング、1
2……出力軸、12a……平歯車、13……スリ
ーブ、14……Oリング、15……磁石、17…
…軸受、18……カバー、19……オイルシー
ル、20……駆動機、21……平歯車、22……
Oリング、23……ストツパ板、25……出力
軸、26……カバー、30……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 旋回輪を駆動する出力軸を有する駆動機と、こ
    の駆動機の出力軸を支持する軸受と、この軸受の
    下部に配置され、オイルシールを保持するカバー
    とを備えた旋回装置において、前記軸受の下方に
    前記出力軸と一体的に、且つ前記オイルシールと
    接触可能に凹部を有するスリーブを設けると共
    に、該凹部に磁石を配置し、該スリーブと前記軸
    受及び前記カバーとの間に、前記凹部と前記オイ
    ルシール間を連通させる細隙部を設けたことを特
    徴とする旋回装置。
JP14885086U 1986-09-30 1986-09-30 Expired - Lifetime JPH057320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14885086U JPH057320Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14885086U JPH057320Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6356754U JPS6356754U (ja) 1988-04-15
JPH057320Y2 true JPH057320Y2 (ja) 1993-02-24

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ID=31063503

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