JPH0611405Y2 - 遊星歯車減速装置 - Google Patents

遊星歯車減速装置

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JPH0611405Y2
JPH0611405Y2 JP1989062192U JP6219289U JPH0611405Y2 JP H0611405 Y2 JPH0611405 Y2 JP H0611405Y2 JP 1989062192 U JP1989062192 U JP 1989062192U JP 6219289 U JP6219289 U JP 6219289U JP H0611405 Y2 JPH0611405 Y2 JP H0611405Y2
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gear
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housing
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幸彦 杉山
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/46Systems consisting of a plurality of gear trains each with orbital gears, i.e. systems having three or more central gears

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の履帯
駆動装置、油圧クレーン用ロープウインチ等に用いられ
る遊星歯車減速装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図ないし第6図に従来技術による遊星歯車減速装置
として、油圧ショベル等の履帯駆動装置を例に挙げて説
明する。
第4図において、1は車体の機枠、2は該機枠1に固着
された円筒状の支持部材で、該支持部材2内には駆動源
としての油圧モータ3が固着され、その先端側内周には
後述する最終段のキャリア28と噛合する歯部2Aが形
成されている。
4は回転体となる有蓋筒状のハウジングで、該ハウジン
グ4は支持部材2の外周側に配設されたドラム5と、内
周側に内歯車6A,6Bが設けられたリングギア6と、
後述する太陽歯車12の端面12Aに対向する突起部7
Aを有し、該リングギア6の他端側を施蓋するカバー7
とから大略構成されている。そして、ドラム5は軸受8
等を介して支持部材2の外周側に回転自在に支持され、
該ドラム5の外周側には履帯駆動用のスプロケット9が
一体的に取付けられている。
10は油圧モータ3の回転出力を導出する回転軸で、該
回転軸10に一端側は油圧モータ3とスプライン結合さ
れ、その他端側はカバー7の突起部7A端面にほぼ当接
する位置まで伸長し、後述の太陽歯車12となってい
る。
11は1段目の減速歯車機構を示し、該減速歯車機構1
1は回転軸10の他端側に一体的に形成され、端面12
Aが前記突起部7Aと対面した太陽歯車12と、該太陽
歯車12とリングギア6の内歯車6Aとに噛合し、該太
陽歯車12の周囲を自転しつつ公転する遊星歯車13
と、該遊星歯車13を軸受14を介して回転自在に支持
するピン15と該ピン15が固着され、遊星歯車13の
公転を後述の太陽歯車18に伝達するキャリア16とか
ら構成されている。なお、太陽歯車12は回転軸10と
別部材として、これと一体回転可能に取付けてもよいも
のである。そして、該太陽歯車12の他端側端面12A
はカバー7の突起部7A端面に当接され、軸方向に位置
決めされるようになっている。
一方、17は中間段の減速段となる2段目の減速歯車機
構で、該減速歯車機構17は回転軸10に遊嵌され、1
段目のキャリア16と噛合してこれと一体的に回転する
太陽歯車18と、該太陽歯車18とリングギア6の内歯
車6Aとに噛合し、該太陽歯車18の周囲を自転しつつ
公転する遊星歯車19と、該遊星歯車19を軸受20を
介して回転自在に支持するピン21と、該ピン21が固
着され、遊星歯車19の公転を後述の太陽歯車24に伝
達するキャリア22とから構成されている。
そして、23は最終段の減速段となる3段目の減速歯車
機構で、該減速歯車機構23は回転軸10に遊嵌され、
2段目のキャリア22と噛合してこれと一体的に回転す
る太陽歯車24と、該太陽歯車24とリングギア6の内
歯車6Bとに噛合するように該太陽歯車24の周囲に配
設された遊星歯車25と、該遊星歯車25を軸受26を
介して回転自在に支持するピン27と、該ピン27が固
着され、一端側外周に支持部材2の歯部2Aと噛合する
歯部28Aが形成された固定のキャリア28とからな
り、該キャリア28は支持部材2によって軸方向および
回転方向に位置決めされている。
なお、図中29はスプロケット9に巻回された履帯であ
る。
このように構成された履帯駆動装置では、油圧モータ3
により回転軸10を回転させると、その回転は太陽歯車
12,遊星歯車13,キャリア16等からなる1段目の
減速歯車機構11によって所定の減速比をもって減速さ
れ、遊星歯車13の公転のみがキャリア16から2段目
の太陽歯車18へと出力される。そして、該太陽歯車1
8,遊星歯車19,キャリア22等からなる2段目の減
速歯車機構17は前記キャリア22からの回転をさらに
所定の減速比で減速し、遊星歯車13の公転のみをキャ
リア22から最終段の太陽歯車24へと出力する。さら
に、該太陽歯車24,遊星歯車25,キャリア28等か
らなる最終段の減速歯車機構23では、キャリア28が
歯部28A,2Aを介して支持部材2に回転方向に位置
決めされているから、前記キャリア28からの回転出力
を所定の減速比で減速しつつ、太陽歯車24から遊星歯
車25を介してリングギア6へと伝達し、該リングギア
6,ドラム5及びカバー7からなるハウジング4に大き
な回転トルクを発生させる。かくして、油圧モータ3の
回転出力が各減速歯車機構11,17,23によつて順
次減速され、大きなトルクとなってハウジング4に伝達
され、スプロケット9を介して履帯29を駆動すること
によって、油圧ショベル等を走行させるようになってい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来技術によれば太陽歯車12,遊星歯車1
3,ピン15等の寸法誤差を吸収できるように、該太陽
歯車が一体的に設けられている回転軸10を油圧モータ
3の出力軸とスプライン結合し、該回転軸10と共に太
陽歯車12が軸方向に変位できるように構成している。
一方ハウジング1のカバー7には第5図に示す如く太陽
歯車12の端面12Aとの間に隙間△Sを存して突起部
7Aを設け、太陽歯車12の軸方向の変位を規制すると
共に、当該隙間△S内の油液によって両者間の潤滑を行
なうようになっている。
しかし、太陽歯車12は回転軸10と共に高速回転する
のに対して、カバー7はドラム5等と共に低速で、しか
も太陽歯車12とは逆向きに回転するから、両者間の相
対速度は非常に大きくなる。このため、隙間△Sに保持
されている油液は周囲に即座に飛散して油切れを起こ
し、この状態で太陽歯車12が突起部7Aに強く当接す
ると焼付きやかじり現象を招くという問題がある。
そこで、従来技術では突起部7Aを含めたカバー7全体
に熱処理を施して硬化させる方法、或いは当該熱処理の
コストを低減するために、第6図に示す如くカバー7′
とは別部材からなるシート部材30に熱処理を施して硬
化させたものを該カバー7′に取着する方法等によって
焼付き等の防止を図っている。
しかしながら、従来技術における突起部7A,シート部
材30と太陽歯車12とは逆方向に回転するものである
から、上述したいずれの方法によっても焼付き、かじり
現象の発生を確実に防止することはできなかった。ま
た、前記かじり現象等によって摩耗粉等が発生し、ハウ
ジング4内に収容した潤滑油が汚染されてしまうという
欠点がある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、焼付き、かじり現象を防止でき、従って摩耗粉等に
よる潤滑油の汚染も防止できるようにした遊星歯車減速
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために、本考案が採用する構成
の特徴は、ハウジングの蓋部には太陽歯車の端面に対向
して転がり軸受を設け、該転がり軸受には軸方向に変位
する太陽歯車の端面と当接する端面を有すると共に、軸
方向に貫通する油通穴が設けられたシート部材を取着し
たことにある。
〔作用〕
上記構成により、太陽歯車の軸方向の変位は、該太陽歯
車の端面がシート部材の端面と当接することによって規
制され、このときに該シート部材は転がり軸受により該
太陽歯車と共に回転する。また、シート部材に油通穴を
設けているから、ハウジング内の潤滑油は該油通穴を介
して転がり軸受に供給されると共に、該シート部材の端
面と太陽歯車の端面との間に供給される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づき詳
述する。なお、前述した従来技術の構成要素と同一の構
成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
第1図は第1の実施例を示す。図において、31はハウ
ジング4の一部を構成する蓋部としてのカバーで、該カ
バー31の中央には内面31A側及び外面31B側が膨
出した肉厚部31Cが形成されており、該肉厚部31C
には段部32Aと底部32Bを有する有底の軸受嵌装穴
32が第1段の減速歯車機構11の太陽歯車12に対向
して開口形成されている。
33は後述するシート部材36をカバー31に対して回
転自在に支持するスラストラジアル玉軸受で、該玉軸受
33の外輪33Aは後面を前記段部32Aに当接させた
状態で軸受嵌装穴32に圧入嵌合されている。そして、
該外輪33Aに転動体33B,33B,…を介して回転
自在に支持された内輪33Cの後面と該嵌装穴32の底
面32Bとの間には空所34が形成されており、内輪3
3C及びシート部材36が該底面32Bに摺接しないよ
うになっている。また、35は前記外輪33Aの前面に
当接して軸受嵌装穴32の内周面に嵌合された止め輪
で、該止め輪35と段部32Aとによって外輪33Aの
軸方向の位置決めがされている。
36は玉軸受33の内輪33Cに挿着された中空軸状の
シート部材を示し、該シート部材36の軸方向一端側は
太陽歯車12の端面12Aと当接(面接触)する当接端
面36Aとなり、その外周側には前記内輪33の前面側
に当接する段部36Bが形成されている。また、該シー
ト部材36には、一端側が前記当接端面36Aに開口
し、他端側が空所34に連通する油通穴36Cが軸方向
に貫通して設けられ、該油通穴36Cは空所34に呼吸
孔として作用しつつ、ハウジング4内の潤滑油を該空所
34等を介して玉軸受33に供給すると共に、該シート
部材36と太陽歯車12とが当接しているときには、空
所34内の潤滑油を当接端面36Aと端面12Aとの間
に供給するようになっている。
さらに、該シート部材36は、従来技術と同様に、その
当接端面36Aと太陽歯車12の端面12Aとの間に若
干の隙間△Sを存するように配設されている。
本実施例による遊星歯車減速装置は上述の如き構成を有
するもので、その基本的作動については従来技術による
ものと格別差異はない。
然るに、本実施例では、カバー31の内面31A側中央
には太陽歯車12の端面12Aに対向するようにスラス
トラジアル玉軸受33を嵌装し、該玉軸受33には、前
記太陽歯車12の端面12Aと当接しうる当接端面36
Aを有するシート部材36挿嵌する構成としている。従
って、回転軸10と共に高速回転する太陽歯車12が軸
方向に変位してシート部材36に当接すると、該シート
部材36は当接端面36Aを太陽歯車12の端面12A
に面接触させつつ該太陽歯車12と共に回転する。ま
た、このとき太陽歯車12の軸方向の力はシート部材3
6,玉軸受33を介してカバー31に受承されるから、
該太陽歯車12の軸方向の変位を規制できる。
かくして、本実施例によれば、シート部材36の当接端
面36Aを太陽歯車12の端面12に当接させて共に回
転させることにより、該太陽歯車12の軸方向の変位を
該シート部材36で規制することができるから、該シー
ト部材36の当接端面36Aと太陽歯車12の端面12
Aとの間に焼付き、かじり現象等が生じるのを確実に防
止することができる上に、摩耗粉によって潤滑油が汚れ
るのを防止でき、太陽歯車12、シート部材および他の
軸受等の損傷、摩耗を防止して当該遊星歯車減速装置の
長寿命化を図ることができる。
また、シート部材36には、油通穴36Cを設け、該油
通穴36Cを介して玉軸受33に潤滑油を供給すると共
に、該シート部材36の当接端面36Aと太陽歯車12
の端面12Aとの間にも潤滑油を供給するようにしたか
ら、シート部材36と太陽歯車12との軸心のずれが生
じていても、潤滑油によって油膜を形成してかじり現象
等による摩耗粉の発生を効果的に防止でき、玉軸受33
や各端面12A,36A間の摩耗を一層効果的に防止す
ることができる。
更に、太陽歯車12はシート部材36による摩擦抵抗等
を受けることなく浮動した状態で回転できるから、寸法
誤差等の影響を受けることなく遊星歯車13と円滑に噛
合できる。
次に、第2図は第2の実施例を示す。なお、前述した第
1実施例の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付
し、その説明を省略する。
図において、41はハウジング4の一部を構成し、第4
図に示したリングギア6に着脱可能に取付けられた蓋部
としてのカバーで、該カバー41には太陽歯車12の端
面12Aに対向して取付穴42が開口して形成されてい
る。43は該取付穴42を閉塞するようにカバー41の
外面側にボルト44を介して着脱可能に設けられた軸受
支持部材で、該軸受支持部材43は内周側に段部43A
1が形成された筒体からなり、取付穴42に嵌合される
ようになった円筒部43Aと、該円筒部43Aを閉塞す
る底部43Bとから略円皿状に構成されている。そし
て、該軸受支持部材43の円筒部43A内に位置して段
部43A1と止め輪35との間にシート部材36を備え
たスラストラジアル玉軸受33が嵌装されている。
叙上の如く構成される本実施例によれば、太陽歯車12
の軸方向の変位をシート部材36を介して玉軸受33に
よって規制する点は第1実施例によるものと同様であ
る。しかしながら、玉軸受33の交換作業を行うような
場合、第1実施例と異なってカバー41を取外すことな
く、軸受支持部材43をカバー41から取外すだけてよ
いから、作業性の向上を図ることができる。
次に、第3図は本考案の第3の実施例を示す。
図において、51はハウジングを構成する蓋部としての
カバーを示し、該カバー51には太陽歯車12の端面1
2Aに対向して取付穴52が形成されている。53は前
記取付穴52を閉塞するようにカバー51の外面側にボ
ルト54を介して着脱可能に設けられた軸受支持部材
で、該軸受支持部材53は軸方向一側に位置して内周側
に環状のばね受部53A1が摺接された中空の筒体から
なり、前記取付穴52に嵌合するようになった円筒部5
3Aと、該円筒部53Aの軸方向他側開口を閉塞するよ
うに配設され、前記ボルト54によって円筒部53Aと
一体にカバー51に締着されるようになった平板状の蓋
部材53Bとから構成されている。
55は前記軸受支持部材53の円筒部53A内に位置し
てばね受部53A1と蓋部材53Bとの間に設けられた
複式スラスト玉軸受で、該玉軸受55は一対の外輪55
A,55Bと、中央輪55Cと、該各外輪55A,55
Bと中央輪55Cとの間に介装された複数の転動体55
D,55D,…とから構成されている。そして、該複式
スラスト玉軸受55は軸方向一側の外輪55Aと軸受支
持部材53のばね受部53A1との間に張設された皿ば
ね56によって蓋部材53B側に常時押圧されている。
更に、57は太陽歯車12の端面12Aに対向するよう
に複式スラスト玉軸受55の中央輪55Cに挿嵌された
本実施例による中空軸状のシート部材を示し、該シート
部材57の軸方向一端側は前記太陽歯車12の端面12
Aと当接(面接触)する当接端面57Aとなり、外周面
の軸方向途中には前記中央輪55Cと係合する段部57
Bが形成されている。また、該シート部材57には、前
記第1の実施例で述べた油通穴36Cと同様の作用効果
を有する油通穴47Cが軸方向に貫通して設けられてい
る。
このように構成される本実施例によっても、第1及び第
2の各実施例と同様にシート部材57を介してスラスト
玉軸受55が太陽歯車12に掛るスラスト方向の荷重を
受承でき、しかも、第2実施例と同様に、カバー51を
取外すことなくスラスト玉軸受55を交換することがで
きる。
なお、前記各実施例では減速歯車機構11,17,23
からなる3段の減速段を備えた履帯駆動装置を例に挙げ
て説明したが2段又は4段以上の減速段を備えたものに
も適用できる。そして、油圧ショベル等の履帯駆動装置
に限らず、油圧クレーンのロープウインチ等にも用いる
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上詳述した如くであって、ハウジングの蓋体
に転がり軸受を設けると共に、該転がり軸受には太陽歯
車の端面に当接する端面を有するシート部材を設ける構
成としたから、該太陽歯車の軸方向の変位を該太陽歯車
の端面にシート部材の端面を当接させて共に回転させる
ことにより、かじり現象等を生じることなくシート部材
で規制することができ、該シート部材、太陽歯車の摩耗
を防止できる上に、摩耗粉による潤滑油の汚染を防止で
き、当該遊星歯車減速装置の寿命を向上することができ
る。
また、シート部材には軸方向に貫通する油通穴を設ける
ようにしたから、ハウジング内の潤滑油を転がり軸受や
シート部材の端面と太陽歯車の端面との間に供給するこ
とができ、軸受の摩耗,シート部材と太陽歯車との間の
摩耗等を確実に防止して一層寿命を向上できる。
更に、太陽歯車は摩擦抵抗を殆ど受けずに浮動した状態
で回転できるから、寸法誤差等の影響を受けることなく
遊星歯車と円滑に噛合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る履帯駆動装置の要
部拡大図、第2図は第2の実施例に係る履帯駆動装置の
要部拡大図、第3図は第3の実施例に係る履帯駆動装置
の要部拡大図、第4図ないし第6図は従来技術に係り、
第4図は履帯駆動装置の縦断面図、第5図は第4図中の
矢示イ部分の拡大図、第6図は他の従来技術に係る履帯
駆動装置の要部拡大図である。 10……回転軸、11,17,23……減速歯車機構、
12,18,24……太陽歯車、12A……端面、1
3,19,25……遊星歯車、31,41,51……カ
バー(蓋部)、33,55……玉軸受(転がり軸受)、
36,57……シート部材、36A,57A……当接端
面、36C,57C……油通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周側に内歯車が設けられた筒部と該筒部
    の軸方向一側を閉塞する蓋部とを有し、該筒部の軸方向
    他側が支持部材に回転自在に支持されたハウジングと、
    前記支持部材に設けられた回転源に連結され、先端側が
    該ハウジングの蓋部側に突出した回転軸と、前記ハウジ
    ングの蓋部に対面して該回転軸の先端側に設けられた太
    陽歯車及び該太陽歯車と該ハウジングの内歯車とに噛合
    する遊星歯車を含んで構成され、該回転軸の回転を減速
    する減速歯車機構とを備えた遊星歯車減速装置におい
    て、前記ハウジングの蓋部には前記太陽歯車の端面に対
    向して転がり軸受を設け、該転がり軸受には軸方向に変
    位する太陽歯車の端面と当接する端面を有すると共に、
    軸方向に貫通する油通穴が設けられたシート部材を取着
    したことを特徴とする遊星歯車減速装置。
JP1989062192U 1989-05-29 1989-05-29 遊星歯車減速装置 Expired - Lifetime JPH0611405Y2 (ja)

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