JP2000240736A - 遊星ギアの支持構造 - Google Patents

遊星ギアの支持構造

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JP2000240736A
JP2000240736A JP11047928A JP4792899A JP2000240736A JP 2000240736 A JP2000240736 A JP 2000240736A JP 11047928 A JP11047928 A JP 11047928A JP 4792899 A JP4792899 A JP 4792899A JP 2000240736 A JP2000240736 A JP 2000240736A
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planetary gear
gear
ring
shaft
support shaft
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Ryuichi Ohashi
龍一 大橋
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速装置を構成する遊星ギアを支軸に回動自
在に支持するにあたり、固定リング内という狭いスペー
スであっても部品点数を少ない状態で支持できるように
構成する。 【解決手段】 外周面にギア歯16aが形成された第一
遊星ギア16の内周面にリング状凹部16bを形成し、
ここに、転がり軸受を構成する第一軸受用ころ18の外
周部を嵌合組込みし、該第一軸受け用ころ18の内周部
に、第一支軸17に圧入される第一内輪19を組込み、
第一遊星ギア16を転がり軸受の外輪として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の出力軸
の駆動力を減速するための遊星ギアの支持構造技術分野
に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば油圧ショベル等の建設機械におい
ては、下部走行体に、上部旋回体を旋回自在に設けてい
るが、該旋回するためのアクチュエータとして減速装置
を備えた旋回用モータが搭載されている。そしてこのよ
うなアクチュエータにおいては、大きな減速比を確保す
る必要があり、例えば遊星ギアを用いた減速装置を備え
たものが知られている。そしてこのものでは、外周に太
陽ギアが形成された入力軸と、該入力軸を内装し、内周
面に内歯ギアが形成された固定リングと、前記入力軸と
固定リングとのあいだに配され、前記太陽ギアと内歯ギ
アとに噛合する複数の遊星ギアと、該各遊星ギアを回動
自在に支持する支軸と、該各支軸に一体的に配されるキ
ャリアとを備え、入力軸が回転することに伴い遊星ギア
が固定リング内周において回転移動することを出力軸に
動力伝動することによって減速がなされるように構成さ
れている。この場合、各遊星ギアは対応する支軸に対し
て回動自在に支持されており、支軸と遊星ギアとのあい
だには転がり軸受が介装されているものがある。ところ
で遊星ギアは、固定リングと入力ギアとのあいだの狭い
限られたスペースに配される一方で、所定の減速比を確
保しなければならず、このため軸受は径方向の幅(厚
さ)を大きく取れないことがある。そこで、軸受として
は、径方向の幅が可能な限り薄いものを採用する必要が
あり、従来では、図6に示すように内輪と外輪とを備え
ていないニードルころ軸受(保持器付きころ)28を用
いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、軸受として
内輪と外輪を備えないニードルころ軸受28を用いた場
合、遊星ギア29、ニードルころ軸受28は支軸30に
対して軸方向に移動自在になる一方で、キャリア31
は、支軸30の一端部を連結するための部位と、入力軸
32と同芯に設けられる出力軸33に噛合するためのギ
ア31aとを備えたものに構成しなければならないこと
から、キャリア31は遊星ギア29の一側面に近接対向
するようにして配されている。この結果、遊星ギア29
の軸方向両端部にスラストワッシャー34を組込み、こ
れによって遊星ギア29とキャリア31との当接を回避
しているが、このようにすると、支軸30への組込み部
品が多くなって組込み作業が煩雑になるという問題があ
る。さらに、このように構成した場合、遊星ギア29が
支軸30に対して回転したとき、スラストワッシャー3
4が遊星ギア29またはニードルころ軸受28と共に軸
方向に移動すると共に、遊星ギア29と連れ回りするこ
とがあり、このようになると、スラストワッシャー34
はキャリア31と摺動してしまい、キャリア31は鋳物
で形成されていることもあって、キャリア31のスラス
トワッシャー34との摺動面が滑り摩耗してしまうとい
う問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、外周に太陽ギアが形成される入力
軸と、該入力軸を内装され、内周に内歯ギアが形成され
る固定リングと、前記太陽ギアと内歯ギアとにそれぞれ
噛合し、入力軸の回転に伴い固定リング内周を回転移動
する遊星ギアと、該遊星ギアを回動自在に支持する支軸
と、該支軸に一体的に配され、遊星ギアの前記回転移動
を出力軸に動力伝動するためのキャリアとを備えた減速
装置において、遊星ギアと支軸とのあいだに転がり軸受
を構成するにあたり、該転がり軸受の外輪を遊星ギアと
して一体形成したものである。そして、このようにする
ことによって、遊星ギアを外輪とすることで構造の簡略
化と部材の兼用化を計ることができる。このものにおい
て、本発明の内周が支軸に圧入される転がり軸受の内輪
の一端部には、転がり軸受のころの軸方向一端側への移
動規制をする一端側規制部材が形成され、支軸の他端部
には、前記ころの軸方向他端側への移動規制をする他端
側規制部材が形成されているものとすることができる。
さらにこのものにおいて、本発明の内輪に形成される一
端側規制部材は、遊星ギア一側面よりも一端側に突出す
る状態で組込まれているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図中、1は油圧ショベ
ルであって、該油圧ショベル1は、下部走行体2、該下
部走行体2に旋回自在に設けられる上部旋回体3とを備
えており、上部旋回体3には運転操縦席部を構成するキ
ャビン4、そしてバケット等からなる作業用アタッチメ
ント5、エンジン等が覆蓋されるボンネット6等の各種
部材装置が装備されていること等は何れも従来通りであ
る。
【0006】前記下部走行体2を構成するカーボディ2
aの中央部にはベースフレーム2bが一体に固着され、
該ベースフレーム2bに旋回ベアリング7を構成するイ
ンナーレース7aが一体に固着されている。一方、上部
旋回体3のスイングフレームを構成する旋回テーブル3
aには、前記インナーレース7aに旋回自在に外嵌する
アウターレース7bが一体に固着されている。そして、
旋回テーブル3aに、後述する旋回モータ8が設けら、
該旋回モータ8下端部から突出する出力軸の9突出先端
部に刻設の出力ギア9aが、インナーレース7aの内周
に刻設されたインナーギア7cに噛合し、これによっ
て、旋回モータ8の正逆駆動に基づく出力ギア9aの回
動に伴い、上部旋回体3が下部走行体2に対して相対回
動するように設定されている。
【0007】さて、前記旋回モータ8は、上部からモー
タ部10、減速部11、出力軸部12とがそれぞれ一体
となって構成されるが、モータ部10を構成する駆動モ
ータ(油圧モータ)13のモータ軸13aは、減速部1
1を構成する入力軸14に内嵌噛合しており、モータ軸
13aの駆動力が入力軸14に動力伝動されるように設
定されている。そして、減速部11は筒状の固定リング
15に内装されており、該固定リング15と入力軸14
とのあいだ複数の第一遊星ギア16が配設されている。
これら各第一遊星ギア16は外周面にギア歯16aが刻
設されており、その直径方向の両端位置のギア歯16a
が、それぞれ固定リング15の内周面に刻設された内歯
ギア15aと、入力軸14外周面に刻設された太陽ギア
14aとにそれぞれ噛合する寸法設定となっている。そ
して、これら各第一遊星ギア16は、第一支軸17にそ
れぞれ回動自在に支持(軸承)されるが、該支持(軸
承)構造に本発明が実施されている。
【0008】つまり、第一遊星ギア16はリング状の外
周面に、前述したギア歯16aが刻設されており、内周
面には、周回り方向一体に凹溝状のリング状凹部16b
が形成され、該リング状凹部16bに転がり軸受を構成
する第一軸受用ころ18が組込まれている。ここで、第
一軸受用ころ18は、複数の筒状ころ18aが筒回り方
向回動自在となるよう両筒端部において保持部材18b
により連結支持され、これによってリング状となってい
る。そして、第一軸受用ころ18の外周部位、つまり筒
状ころ18aの外周部が、前記リング状凹部16bに摺
動自在に内嵌組込みされるが、このとき第一軸受用ころ
18の外周面は、リング状凹部16bを凹設することで
第一遊星ギア16内周面の軸方向両端部に形成される突
出縁部16cにより、第一遊星ギア16とのあいだで軸
方向両側への移動規制を受けるように設定されている。
このように、第一遊星ギア16は、外周面にギア歯16
aが形成された外輪として、内周部に第一軸受用ころ1
8を摺動自在に組込むように構成され、軸受用ころ18
の移動規制をするように形成されている。
【0009】一方、19は筒状に形成された転がり軸受
の第一内輪であって、該第一内輪19は、前記第一軸受
用ころ18の内周部に摺動自在に内嵌組込みされ、内周
面19aは前記第一支軸17に圧入状に組込まれる構成
となっており、これによって、第一遊星ギア16、第一
軸受用ころ18と共に転がり軸受を構成し、外輪部位と
なる第一遊星ギア16が第一支軸17に対して回動自在
に支持される設定となっている。そして、第一内輪19
の下方筒端部(一端部)には鍔部(一端側規制部材)1
9aが外径側に突出状に一体形成されており、第一遊星
ギア16のリング状凹部16bに内嵌組込みされた第一
軸受用ころ18に第一内輪19を組込む場合に、鍔部1
9aが筒状ころ18aの軸方向一端側部に突きあたるよ
うに組込むことで、第一軸受用ころ18は、第一内輪1
9とのあいだで軸方向一端側への移動規制を受けるよう
に設定されている。ここで、鍔部19aの軸方向の長さ
(厚み)Mは、第一遊星ギア16内周面の軸方向一端側
に形成される突出縁部16cの軸方向長さmよりも大き
く設定されている。そして、この組込み状態のものを第
一支軸17に圧入することで第一遊星ギア16の第一支
軸17への組込みがなされるが、前記第一支軸17の上
方の端部(他端部)には外径側に突出する鍔部(他端側
規制部材)17aが形成されており、筒状ころ18aの
他端部よりも僅かに長く伸長するよう寸法設定された内
輪19の他端部を第一支軸鍔部17aに突き当て状に圧
入することにより、第一軸受用ころ18の内周面は、第
一内輪19とのあいだで軸方向他端側への移動規制を受
けるように設定されている。このように組込んだ状態
で、第一遊星ギア16は第一支軸17に対して回動自在
に支持されるが、このとき、前述したように第一遊星ギ
ア16は転がり軸受の外輪の外周にギア歯16aが形成
されたものに相当しており、入力軸14が回動したと
き、第一支軸17と一体の第一内輪19は回動すること
なく、第一遊星ギア(外輪)16のみが第一支軸17に
対して回動する設定となっている。
【0010】そして、このように組込まれた第一支軸1
7に第一キャリア20を組込むが、該第一キャリア20
は、板厚の厚い鋳物製のリング状体に形成され、円板面
に穿設された複数の貫通孔20aに第一支軸17の下方
の端部(一端部)を挿通し、ボルト20bを介してそれ
ぞれ固定することで組込まれるように設定され、これに
よって、複数の第一支軸17と一体的に連結されてい
る。さらに、第一キャリア20の内周面にはギア歯20
cが一体形成され、該ギア歯20cは、前記入力軸14
の一端部に回動自在に支持され、入力軸14と同芯状に
配された第一減速軸21の外周面に形成されたギア歯
(第二減速部の太陽ギアに相当する)21aの他端側部
位に噛合するように構成されている。これによって、入
力軸14が回動することに伴い、各第一遊星ギア16が
固定リング15内で回動(回転移動)し、該回動がキャ
リア20を介して第一減速軸21に動力伝動されるよう
に構成され、而して第一減速部が構成されている。この
とき、第一キャリア20の他側面は内輪鍔部19aの一
端縁部に突き当たる状態で組込まれ、第一遊星ギア16
の内周側一側面とオーバーラップする状態で近接対向す
るが、第一内輪鍔部19aの軸方向長さMは第一遊星ギ
ア16内周面の突出縁部16cの軸方向長さmよりも長
く形成されており、これによって、キャリア20他側面
と第一遊星ギア16の一側面とのあいだに、第一内輪鍔
部19aと突出縁部16cの軸方向長さの差(M−m)
に略相当するスペースS1(S1≒(M−m))が形成
されている。これによって、第一遊星ギア15は、第一
キャリア20他側面とのあいだにスペースS1が確保さ
れた状態で回動することになり、第一遊星ギア15とキ
ャリア20とが摺動(接触)することがないようになっ
ている。
【0011】さらに、第一減速軸21の一端側部位に
は、固定リング15とのあいだに位置して第二遊星ギア
22が設けられ、これによって第一減速軸21から入力
された回転力がさらに減速される第二減速部が構成され
るが、該第二減速部は前記第一減速部と同様の構成とな
っている。つまり、第二遊星ギア22は、リング状の外
周面にギア歯22aが刻設され、内周面には凹溝状のリ
ング状凹部22bが形成され、該リング状凹部22bに
第二軸受用ころ23が組込まれている。ここで、第二軸
受用ころ23は、前記第一減速部と同様のものが二段に
連結されたものになっており、これによって、軸方向に
長い第二遊星ギア22に対応している。そして、第二軸
受用ころ23を構成する筒状ころ23aの外周部を、前
記リング状凹部22bに摺動自在に内嵌組込みすること
で、第二遊星ギア22自体が、第二軸受用ころ23の外
周部の移動規制を伴う外輪として機能するように設定さ
れている。さらに、第二軸受用ころ23の内周部に筒状
の第二内輪24が組込まれるが、該第二内輪24は長い
筒状体の一端部の鍔部(一端側規制部材)24aが第二
軸受用ころ23の軸方向一端側への移動規制をしてい
る。この組込み状態のものを、他端部に鍔部25aが形
成の第二支軸25に圧入することで、第二遊星ギア22
が第二支軸25に対し回動自在となるが、この状態で、
第二支軸鍔部(他端側規制部材)25aが第二軸受用こ
ろ23の軸方向他端側への移動規制をしており、これら
は何れも前記第一減速部の構造と同様の構成となってい
る。
【0012】そして、各第二支軸25の一端部(下方端
部)は第二キャリア26に形成される貫通孔25aにボ
ルト26bを介して連結固定され、第二キャリア26の
内周部に形成された円筒部26cの内周面が、前記旋回
モータ8の出力軸(第二減速軸に相当する)9の他端側
外周面にスプライン嵌合することによって、第一減速軸
21の回動に基づく第二遊星ギア22の固定リング15
内での回動(回転移動)が第二減速軸9に動力伝動さ
れ、而して第二減速部が構成されている。因みに、第二
減速軸9の他端部は、第一減速軸21の一端部に同芯状
かつ回動自在に支持されている。また、この第二減速部
においても、第二内輪鍔部24aの軸方向長さNが第二
遊星ギア22内周面の突出縁部22cの軸方向長さnよ
りも長く形成され、これによって、第二遊星ギア22と
第二キャリア26他側面とのあいだには、第一減速部と
同様に、第二内輪鍔部24aの軸方向長さNと突出縁部
22cの軸方向長さnとの差(N−n)に略相当するス
ペースS2(S2≒(N−n))が形成され、第二遊星
ギア22の一側面とキャリア26の他側面とのあいだが
当接することなく維持されるように設定されている。
尚、第二減速軸9は、出力軸部12を構成するケーシン
グ27に軸受27a、27bを介して軸承され、該ケー
シング27から突出する突出端部に出力ギア9aが形成
されている。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、旋回モータ8が駆動した場合、インナーギア
7cに噛合する出力ギア9aは二段の減速がなされた状
態で出力されるが、このとき、各第一、第二減速部を構
成する第一、第二遊星ギア16、22は、内周面に第
一、第二軸受用ころ18、23が摺動自在に組込まれ第
一、第二軸受用ころ18、23の移動規制を伴う外輪と
して機能している。この結果、第一、第二遊星ギア1
6、22を転がり軸受の外輪に兼用でき、径方向に軸受
外輪用の専用スペースを別途確保する必要がなく、固定
リング15内の狭いスペースを有効に利用できる。
【0014】しかもこのものでは、転がり軸受を構成す
る第一、第二内輪19、24は第一、第二支軸17、2
5に一体的に圧入されているうえ、第一、第二内輪1
9、24の一端面に突き当て状に配された第一、第二キ
ャリア20、26の他側面は、第一、第二遊星ギア1
6、23の一側面に近接対向するものの、これらのあい
だにスペースS1、S2がそれぞれ確保されている。こ
の結果、従来のもののように、遊星ギアとキャリアとの
対向間にスラストワッシャーを設ける必要がなく、支軸
方向の占有スペースを小さくできるうえ、部品点数の削
減がなされ、第一、第二遊星ギア16、22の第一、第
二支軸17、25への組込みが簡略化されて作業性の向
上を計ることができる。さらには、第一、第二遊星ギア
16、22が第一、第二支軸17、25に対してそれぞ
れ回動した場合でも、前記隙間S1、S2が維持される
ため、第一、第二遊星ギア16、23と第一、第二キャ
リア20、26とが摺動してしまうことがなく、鋳物で
形成されている第一、第二キャリア20、26が滑り摩
耗してしまうような不具合を確実に回避できる。
【0015】さらに、このものでは、第一、第二内輪1
9、24に形成される鍔部19a、24aと、第一、第
二支軸17、25に形成される鍔部17a、25aとが
第一、第二軸受用ころ18、23の内周側での移動規制
を行う構成となっていて、別途規制部材を必要とするこ
となく、部材の兼用化が果せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの概略側面図である。
【図2】油圧ショベルの一部切欠き断面図である。
【図3】旋回モータの断面図である。
【図4】第一減速部の断面図である。
【図5】第二減速部の断面図である。
【図6】従来の減速装置の断面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 3 上部旋回体 7 旋回ベアリング 8 旋回モータ 9 出力軸(第二減速軸) 11 減速部 13 駆動モータ 14 入力軸 15 固定リング 15a 内歯ギア 16 第一遊星ギア 16b リング状凹部 17 第一支軸 17a 鍔部 18 第一軸受用ころ 19 第一内輪 19a 鍔部 20 第一キャリア 21 第一減速軸 22 第二遊星ギア 23 軸受用ころ 24 第二内輪 26 第二キャリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に太陽ギアが形成される入力軸と、
    該入力軸を内装され、内周に内歯ギアが形成される固定
    リングと、前記太陽ギアと内歯ギアとにそれぞれ噛合
    し、入力軸の回転に伴い固定リング内周を回転移動する
    遊星ギアと、該遊星ギアを回動自在に支持する支軸と、
    該支軸に一体的に配され、遊星ギアの前記回転移動を出
    力軸に動力伝動するためのキャリアとを備えた減速装置
    において、遊星ギアと支軸とのあいだに転がり軸受を構
    成するにあたり、該転がり軸受の外輪を遊星ギアとして
    一体形成した遊星ギアの支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、内周が支軸に圧入さ
    れる転がり軸受の内輪の一端部には、転がり軸受のころ
    の軸方向一端側への移動規制をする一端側規制部材が形
    成され、支軸の他端部には、前記ころの軸方向他端側へ
    の移動規制をする他端側規制部材が形成されている遊星
    ギアの支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、内輪に形成される一
    端側規制部材は、遊星ギア一側面よりも一端側に突出す
    る状態で組込まれている遊星ギアの支持構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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