JP3700994B2 - 旋回駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械の上部旋回体を旋回せしめる旋回駆動装置に係り、特に、旋回駆動装置内の潤滑油に混入する摩耗粉や異物等を磁性体で吸着、あるいはフィルタで捉えるように改良した旋回駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上部旋回体と下部走行体を備えた油圧ショベルの旋回駆動装置の構造について説明する。先ず、油圧ショベル100について図6により説明する。下部走行体21は図示しない走行モータにより前後走行自在となっている。この下部走行体21の上部にはスイングサークル22を介して、旋回モータ24、旋回駆動装置25により旋回可能な上部旋回体23を装着している。
この上部旋回体23には作業機30、マシンキャブ26、オペレータキャビン27およびカウンタウエイト28を取着している。
作業機30はブーム31、アーム33、バケット35、油圧シリンダ32、34、36から構成され、土砂の掘削作業を行うようになっている。
【0003】
次に、旋回駆動装置25について図7により説明する。
旋回駆動装置25は旋回モータ24で駆動される減速機部10と、その減速部機10とスプライン結合されるピニオン部20から構成されている。
減速機部10のピニオン軸5aの先端にはピニオン5が一体的に固設されている。このピニオン5はスイングサークル22のインナレース22aに設けられたスイングサークルギヤ22bと噛合している。
【0004】
先ず、減速機部10について図7により説明する。
旋回モータ24の駆動力を出力する軸24aには第1サンギヤ11が固設している。この第1サンギヤ11は第1プラネタリギヤ12と噛合している。この第1プラネタリギヤ12は第1キャリヤ13に支承されると共に、リングギヤ14と噛合している。この第1キャリヤ13は第2サンギヤ15とスプライン13aにより結合されている。この第2サンギヤ15は第2プラネタリギヤ16と噛合している。この第2プラネタリギヤ16は第2キャリヤ17に支承されると共に、前記リングギヤ14と噛合している。この第2キャリヤ17は連結部材18とスプライン17aにより結合している。
次に、ピニオン部20について説明する。連結部材18は、ピニオン軸5aとスプライン18aにより結合している。
このピニオン軸5aは上部で連結部材18を介してベアリング2により支持されるとともに、下部でベアリング3により支持されている。この上下のベアリング2,3の間にはスペーサ6が挿入されている。また、ベアリング3の下方で、ピニオン軸5aとの間にオイルシール4が設けられている。
ピニオン軸5aを支持するベアリング2,3、および減速機部10の各ギヤおよびベアリング等は、潤滑油によって潤滑されており、この潤滑油はピニオン5、及びスイングサークルギヤ22b側へ侵入しないようにオイルシール4によってシールされている。
また、旋回駆動装置25のケース1には,ピニオン軸5aを支持するベアリング3の上方に位置するところに、潤滑油ドレーン穴1aが穿設され、ドレーンコック1bが取着されている。
スイングサークル22のインナレース22aは、下部走行体21にボルトで固設されている。インナレース22aは玉軸受22dを介してアウタレース22cに支持されている。アウタレース22cは、上部旋回体23にボルトで固設されている。
【0005】
このように構成されている旋回駆動装置25の潤滑油は、油圧ショベルの所定の稼動時間ごとに交換することになっているが、図7に示すような構造の場合は潤滑油のドレンコック1bが、ピニオン軸5aを支持するベアリング3の上方にあるため、ベアリング3部分の潤滑油は抜き取ることができない。
従って、減速機部10の各ギヤ等で発生する摩耗粉が混入した潤滑油が、ピニオン軸5aを支持するベアリング3に循環することにより、耐久寿命が著しく低下するという問題がある。
また、その摩耗粉が混入した潤滑油によりオイルシール4のリップが摩耗して潤滑油がスイングサークル22内に漏洩するという問題がある。
【0006】
このような問題を解決するために、本特許出願人は実開平3−93854号を出願している。この出願内容を図8により説明する。旋回駆動装置を収納するハウジング43の内壁に、スイングピニオン支持ベアリング41を覆うように、円錐状で外周の下部に傾斜した溝46を有するケージ42を嵌着し、このケージ42の中心に設けられた穴44にスイングピニオン45の軸を挿通すると共に、前記傾斜した溝46の最低部を、ハウジング43に穿設した潤滑油ドレン穴47に一致させたことを特徴とする技術が記載されている。40は、スイングピニオン45の軸を支持するベアリングである。
【0007】
また、他の先行技術として、例えば、実開昭63−56754号が出願されている。この出願内容を図9,および図9のP部詳細図の図10により説明する。
軸受57の下方に出力軸52と一体的に、且つオイルシール59と接触可能に凹部60を有するスリーブ53を設けると共に、該凹部60に磁石55を配置し、該スリーブ53と前記軸受57及びカバー58との間に、前記凹部60と前記オイルシール59間を連通させる細隙部C1,C2 を設けたことを特徴とする技術が記載されている。
図10に示すように、オイルシール59は外周面をカバー58に保持され、内周面をスリーブ53により保持されて配設されている。また、スリーブ53の縁辺部と図9に示す軸受57の外輪部57b間には距離C1 の細隙部が形成され、スリーブ53の外周面とカバー58の内周面間には、上述の細隙部に連通する距離C2 の細隙部が形成されている。
これらの細隙部によって、スリーブ53の凹部60とオイルシール59とが連通されている。なお、54は、出力軸52とスリーブ53の内周面間からの潤滑油の漏れを防止するためのOリングである。出力軸52は軸受57の内輪部57aに固定軸支されている。52aは、出力軸52に固設される平歯車である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示す、先行技術の実開平3−93854号の場合は、ケージ42でギヤ等の摩耗粉を、一旦受けることになるが、旋回駆動装置の回転時に再浮遊した摩耗粉が混入した潤滑油は、ベアリング40に循環されるとともに、再浮遊した摩耗粉が混入した潤滑油は、ケージ42の穴44からベアリング41に循環される。
これにより、摩耗粉が混入した潤滑油によりベアリング40,41が潤滑されるので、ベアリング40,41の耐久寿命が低下する。
スイングピニオン45は、図示しないスイングサークルギヤと噛合して駆動するために負荷が大きい。
したがって、同ピニオン45の首部を支持するために配置されるベアリング41には、ギヤ等の摩耗粉がベアリング41に循環されないようにして、耐久寿命が低下しないようにする必要がある。
【0009】
また、図9,図10に示す、先行技術の実開昭63−56754号の場合は、軸受57(前記図8に示す、ベアリング41に相当する。)の下方に出力軸52(前記図8に示す、スイングピニオン45の軸に相当する。)と一体的に、且つオイルシール59と接触可能に凹部60を有するスリーブ53を設けると共に、該凹部60に磁石55を配置している。
この軸受57は、前述の如く、スイングサークルギヤと噛合して駆動するために負荷が大きいので、耐久寿命の低下がないようにする必要があるが、図9,図10に示す構造では、ギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、軸受57に循環された後に、下方にある磁石55が吸着することになり、効果が少ない。
また、図10に示す、細隙部C1,C2 が連通していることにより、軸受57を循環されたギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、オイルシール59のリップ部を傷つけることになり、ギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、出力軸52に固設される平歯車52a側に侵入する不具合が発生する。
【0010】
前記、2例の先行技術とも、図8に示すベアリング41,および、図9,図10に示す軸受57に、ギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油が循環されると言う問題点は解決されていない。
【0011】
本発明は上記従来の問題点に着目し、旋回駆動装置のピニオン軸、および、ピニオンの首部を支持する上下のベアリング、オイルシールに、ギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油が循環されることを防止するために、ピニオンの首部を支持する下側のベアリングより上方位置に磁性体を設けた受け皿、あるいは、フィルタを設けた受け皿を配置し、受け皿に循環されてくるギヤ等の摩耗粉を磁性体で吸着、あるいはフィルタで捉えることにより、前記受け皿からギヤ等の摩耗粉が再浮遊しないようにしたことによりベアリングおよびオイルシールの耐久性を向上する旋回駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために、本発明に係る旋回駆動装置の第1発明は、旋回モータの出力軸に連結される減速機部と、減速機部に連結されるとともに、下部走行体に固設されるスイングサークルギヤに噛合するピニオンを有するピニオン軸と、ピニオン軸を支持するベアリングとを備えた旋回駆動装置において、減速機部10と、ピニオン軸5aを支持するベアリング3との間に配設されるとともに、内側にフィルタ9を配置し、かつ、底部6e、あるいは外周部6fに磁性体7,7a,7bを取着した受け皿6cを備え、受け皿6cの底部6eに油の通過孔6dを設けた構成としたものである。
上記構成によれば、確実に減速機部10の各ギヤ等から出る摩耗粉や異物は受け皿6cに配設されるフィルタ9で捉えることができる。また、フィルタ9を通過した細かい摩耗粉が再浮遊しても受け皿6cの底部6e、あるいは外周部6fに設けた磁性体7,7a,7bに吸着される。この場合、受け皿6cの外周部6fには、磁性体7aを接着する、あるいは、型枠に磁性体7bを挿入して、その後、溶融した合成樹脂を射出成形する方法により製作しても良い。このように、受け皿6cに入った摩耗粉や異物は、フィルタ9で捉えるとともに、磁性体7に吸着されるので、摩耗粉が潤滑油中に再浮遊しない。
さらに、図5に示すように、受け皿6c内のフィルタ9を通過するギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、通過孔6dから矢印のa〜b、または、矢印のb〜aに潤滑されるので、確実に減速機部10の各ギヤ等から出る摩耗粉や異物は受け皿6cに配設されるフィルタ9で捉えることができる。これにより、潤滑油は常にクリーンに保つことができる。
したがって、旋回駆動装置のベアリング2,3、およびオイルシール4が摩耗粉により摩耗劣化することを防止できるので旋回駆動装置の耐久性が向上する。
【0015】
第2発明は、第1発明に記載の構成において、受け皿6a,6cは合成樹脂等の非磁性体からなる構成としたものである。
上記構成によれば、第1発明乃至第3発明の作用効果に加えて、受け皿6a,6cは非磁性体で製作されている。このため、受け皿6a,6cの上部、下部に配設されるベアリング2,3を磁化することがない。
このため、ベアリング2,3には摩耗粉が吸着することがなく安全である。
これにより、受け皿6a,6cの中に入った摩耗粉は確実に集積されるので、潤滑油は常にクリーンに保つことができる。
したがって、旋回駆動装置のベアリング2,3、およびオイルシール4が摩耗粉により摩耗劣化することを防止できるので旋回駆動装置の耐久性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る旋回駆動装置の実施例を図1乃至図5により説明する。尚、図7と同一符号を付したものは同一部品であり説明は省略する。
先ず、旋回駆動装置の第1実施例を図1乃至図3により説明する。
図1は旋回駆動装置の全体を示す図である。図2は受け皿6aに磁性体7を取着したスペーサ6Aの正面図である。図3は図2のA−A断面図である。
旋回駆動装置25は旋回モータ24の出力軸24aに連結される減速機部10を備えている。減速機部10は前述の図7と同一構成であり説明は省略する。
この減速機部10の第2キャリヤ17は連結部材18とスプライン17a結合している。連結部材18はピニオン軸5aとスプライン18a結合している。
本発明の要部であるピニオン部20について図1により説明する。
前記ピニオン軸5aは、上方の位置で連結部材18を介して第1ベアリング2により支持されるとともに、下方の位置で第2ベアリング3により支持されている。これらの第1ベアリング2と、第2ベアリング3との間には、スペーサ6Aが配設されている。スペーサ6Aは合成樹脂等の非磁性体である。
図2,図3に示すように、スペーサ6Aには断面がコ字状の受け皿6aが一体的に形成されている。この受け皿6aの内側の底部6bには複数の磁性プレート7(以下、磁性体7と言う。)がボルト8で取着されている。
図3に示すように、受け皿6aの内側の底部6bに磁性体7を取着しているが、受け皿6aの外周部6Fに磁性体7aを接着、または粘着しても良い。また、磁性体7bを型枠に挿入して、その後、溶融した合成樹脂を射出成形する方法により、受け皿6aの外周部6Fに磁性体7bが付設したものを製作するようにしても良い。
【0017】
図1に示す、第2ベアリング3の下方位置で、ピニオン軸5aに当接するオイルシール4が配設されている。
前記減速機部10の各ギヤ、ピニオン軸5aを支持する第1ベアリング2、及び第2ベアリング3等は潤滑油によって潤滑されている。この潤滑油は下方位置にあるオイルシール4によりシールされ、ピニオン5側に潤滑油は侵入しないようになっている。
旋回駆動装置のケース1には、ピニオン軸5aを支持する第2ベアリング3の上方位置に、潤滑油をドレーンするドレーン穴1aが穿設されている。このドレーン穴1aにドレーンコック1bが取着されている。
【0018】
このような第1実施例によれば、最も重要なピニオン5の首部を支持する第2ベアリング3の上方位置に受け皿6aを設け、この受け皿6aの底部6bに磁性体7を取着する。また、受け皿6aの外周部6Fに磁性体7aを接着(又は粘着)、あるいは、前述の如く、射出成形により受け皿6aの外周部に磁性体7bを一体成形することにより、減速機部10の各ギヤ等から出る摩耗粉を吸着するので、潤滑油に混入する摩耗粉は受け皿6aに集積される。
これにより、受け皿6aより下方位置にあるベアリング3、及びオイルシール4に、摩耗粉が潤滑油に混じって侵入することはない。
また、受け皿6aの磁性体7,7a,7bにより摩耗粉が吸着されるので、摩耗粉が潤滑油中に再浮遊しないので、第1ベアリング2へ再度循環されることも防止される。
さらに、受け皿6a,6cは非磁性体で製作されているので、受け皿6aの上部、下部に配設されるベアリング2,3を磁化することがない。
このため、ベアリング2,3には摩耗粉が吸着することがなく安全である。
これにより、潤滑油を常にクリーンに保つことができるので、旋回駆動装置のベアリング2,3、およびオイルシール4が摩耗粉により摩耗劣化することを防止できるので旋回駆動装置の耐久性が向上する。
【0019】
次に、旋回駆動装置の第2実施例を図1を参照して、図4,及び図4のB−B断面図の図5により説明する。第2実施例は、第1実施例の旋回駆動装置と基本構成は同一であり、第1実施例のスペーサ6Aと一体的に形成される受け皿6aに代えて、スペーサ6Bと一体的に形成される受け皿6cの中にフィルタ9、及び磁性体7,7a,7bを配設したものである。
図1に示す、第1ベアリング2と、第2ベアリング3との間には、図4,図5に示すスペーサ6Bが配設されている。スペーサ6Bは合成樹脂等の非磁性体である。図4,図5に示すように、スペーサ6Bには断面がコ字状の受け皿6cが一体的に形成されている。この受け皿6cの内側にはリング状のフィルタ9が配設されている。この受け皿6cの外側の底部6eには複数の磁性体7がボルト8で取着されている。
また、第1実施例と同様に、受け皿6cの外周部6Fに磁性体7aを接着、または粘着しても良い。また、磁性体7bを型枠に挿入して、その後、溶融した合成樹脂を射出成形する方法により、受け皿6cの外周部6Fに磁性体7bが付設したものを製作するようにしても良い。
また、図5に示すように、外側の底部6eには、隣接する磁性体7,7との間にフィルタ9を通過した濾過油が通る通過孔6dが穿設されている。
さらに、図5に示すように、受け皿6c内のフィルタ9を通過するギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、フイルタ9を通って通過孔6dから、矢印のa〜bに示すように循環される。
さらにまた、ギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、受け皿6cの外側から通過孔6dを通ってフイルタ9から、矢印のb〜aに示すように潤滑される。
【0020】
このような第2実施例によれば、第1実施例に比べて、受け皿6cにフィルタ9、およびフィルタ9を通過した濾過油が通る通過孔6dを設けたことにより、図5に示すように、受け皿6c内のフィルタ9を通過するギヤ等の摩耗粉が混入した潤滑油は、矢印のa〜b、または、矢印のb〜aに潤滑されるので、確実に減速機部10の各ギヤ等から出る摩耗粉や異物は受け皿6cに配設されるフィルタ9で捉えることができる。また、フィルタ9を通過した細かい摩耗粉も受け皿6cの外周部6Fに設けた磁性体7a,7bにより吸着される。
これにより、潤滑油は常にクリーンに保つことができるので、旋回駆動装置のベアリング2,3、およびオイルシール4がギヤ等の摩耗粉により摩耗劣化することを防止できるので旋回駆動装置の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る旋回駆動装置を説明する図である。
【図2】同、第1実施例のスペーサに一体的に形成される受け皿の正面図である。
【図3】同、図2のA−A断面図である。
【図4】同、第2実施例のスペーサに一体的に形成される受け皿の正面図である。
【図5】同、図4のB−B断面図である。
【図6】油圧ショベルの側面図である。
【図7】従来の旋回駆動装置を説明する図である。
【図8】同、旋回駆動装置の1例を示す図である。
【図9】同、旋回駆動装置の2例を示す図である。
【図10】同、図9のP部詳細図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 第1ベアリング
3 第2ベアリング
4 オイルシール
5 ピニオン
5a ピニオン軸
6,6A,6B スペーサ
6a,6c 受け皿
6b 内側の底部(受け皿)
6e 外側の底部(受け皿)
7,7a,7b 磁性体
9 フィルタ
10 減速機部
20 ピニオン部
21 下部走行体
22 スイングサークル
22b スイングサークルギヤ
23 上部旋回体
24 旋回モータ
25 旋回駆動装置
Claims (2)
- 旋回モータの出力軸に連結される減速機部と、減速機部に連結されるとともに、下部走行体に固設されるスイングサークルギヤに噛合するピニオンを有するピニオン軸と、ピニオン軸を支持するベアリングとを備えた旋回駆動装置において、減速機部 (10) と、ピニオン軸 (5a) を支持するベアリング (3) との間に配設されるとともに、内側にフィルタ (9) を配置し、かつ、底部 (6e) 、あるいは外周部 (6f) に磁性体 (7,7a,7b) を取着した受け皿 (6c) を備え、受け皿(6c)の底部(6e)に油の通過孔(6d)を設けたことを特徴とする旋回駆動装置。
- 請求項1に記載の旋回駆動装置において、受け皿(6c)は合成樹脂等の非磁性体からなることを特徴とする旋回駆動装置。
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