JPS59110930A - シヨックアブソ−バ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、運動させられる機械的なパーツ間における押
圧力を緩衝するためのショックアブソーバに関する。

この種のショックアブソーバは、例えば、弾性的な素材
から構成される装置 して周知である。

このような形成の緩衝装置は，相対的にばね作用の与え
ちれる可動な機械的パーツ間に、適宜な様式をもって取
り付けられる。これらのパーツが、互いに当接すると、
その衝撃エネルギーは、緩衝装置の弾性変形によって吸
収され゜る。

このような緩衝装置の構造は、極めて簡単であるが、そ
の反面、該装置の緩衝能力は、緩衝材料の選択により、
一定の不変なものとなってしまうという欠点を免れない
。

また、すべての弾性材料は、ある程度の変形プロセスを
繰り返し行なった後では、この種の緩衝装置の緩衝作用
を損なうような疲労現象を示す。

さらに、２本の互いに枢支されたレバーアームから成る
、いわゆる「摩擦ダンパ」として構成されたシミツクア
ブソーバつまり振動アブソーバも、既に公知となってい
る。摩擦緩衝を行なうためには、各レバーアームが、相
対的に動く機械的なパーツの一方によって負荷される。

従って、こ九らのレバーアームは、ヒンジ継手内で相対
的に旋回させられ、機械的なパーツの運動エネルギーは
、ヒンジ継手内における摩擦によって吸収され、熱に変
換される。

この種の摩擦ダンパを用いると、ヒンジ継手の作動性に
応じて、程度の差こそあれ、かなり大きな緩衝作用を得
ることが出来る。この緩衝作用は。

ヒンジ継手に適宜な解め付はジョーを設けることにより
、その場合場合に応じて変化させることも可能である。

しかし、このような形式の摩擦ダンパの欠点は、その構
造が比較的複雑であることである。そのため、製作コス
トが高くなると同時に、組み込み寸法をかなり大きなも
のにしなければならない。

そのほかにも、例えば、特に車輌製作の分野で、液圧式
のショックアブソーバが公知となっている。

この場合、床の非平坦性に基づいて生じるばねシステム
の振動は、液体の摩擦によって熱に変換される。そのた
めには、１本のピストンが、ばね負荷されたバルブシス
テムを介して、油圧媒体を圧縮する。

この種の液圧式ショックアブソーバを用いた場合には、
優れた緩衝作用が得られる。この緩衝作用は、所定の構
成形態において、弁ばねの初ばね力を変えることにより
、又は、ピストン内に設けられたオーバーフロー通路の
横断面積を変えることにより、適宜に調節し、変動させ
ることが可能である。

しかし、この液圧式のショックアブソーバの場合も、や
はり、その構成が比較的複雑である。

液圧式のピストン・シリンダ・ユニットにおいて、所望
のシール性能を保証するためには、その製作公差を、極
めて厳密に定めなければならない。

従って、この種のショックアブソーバの製作コストは、
高くならざるを得ない。

緩衝機能を発揮させるためには、少ながらざる量の液圧
媒体を交換することが必要となるので、液圧式ショック
アブソーバを、余りに小さく、かつ扁平に構成すること
はできないが、或いは、例えできたとしても、少なくと
も、極めて小さい液圧式ショックアブソーバの場合には
、その製作費用に見合った満足すべき作用を得ることが
できない。

本発明の課題とするところは、公知技術によるショック
アブソーバの諸欠点を除いて、その緩衝特性を、簡単な
形式で、広い範囲に亘り変化させることができ、しかも
、僅がな製作費用で１種々異なる形状及び寸法のものと
して製作しつるようなショックアブソーバを提供するこ
とにある。

この課題を解決するため、本発明によるショックアブソ
ーバにおいては、互いに向き合って位置している剛性的
な閉鎖プレートと、これらの閉鎖プレートを互いに結合
しているベローズ状のジャケットとを有するケーシング
が設けられており、このケーシングの内部に通じる開口
部が、一方の閉鎖プレートに穿設されており、この開口
部には、調節自在なスロットルバルブが取り付は可能に
なっている。

このような構成であるため、空気力学の技術分野で開発
された構成要素を充分に利用しうるような構成を有する
ショックアブソーバを提供することができる。

種々異なる形態及び寸法のベローズ（蛇腹式連結部材）
は、通常自由に入手しうるように市販されている。また
、調節自在なスロットルバルブも、当業者にとっては公
知であり、これについて、それ以上の詳細な説明をする
必要はない。

従って、本発明によるショックアブソーバは、その機能
が実証されている充分に改良された部品を用いることに
より、極めて簡単に製作することができる。従って、こ
のショックアブソーバは、低い製作コストと、高い運転
機能信頼性との面で傑出している。

衝撃を緩衝する媒体としては、ケーシング内に密閉され
た空気が用、いられる。この空気は、相対的にばね作用
を与えられたパーツが、閉鎖プレートに押圧され、ひい
ては、ベローズ状のジャケットが圧縮された際に、スロ
ットルバルブから逃がされる。

本発明によるショックアブソーバの衝撃を吸収する作用
は、この場合、スロットバルブが空気に与える流動抵抗
によって規定される。

この流動抵抗は、簡単な形式により、広い範囲で調節で
きる、ので、本発明によれば、可変な緩衝特性を有する
ショックアブソーバが提供される。

他方このショックアブソーバは、弾性的な内実材料から
構成された、通常用いられるバッファの代用となりうる
ように、スペースをとらない小さなユニットとして製作
することが可能である。

本発明の有利な１使用例として、このショックアブソー
バを、小型の手動操作式装置、例えば、事務機械に用い
ることが挙げられる。

この場合、調節自在な緩衝特性を有するショックアブソ
ーバを用いることによって、事務機械における重量、及
び発生する振動などに応したＷＩ撃緩衝を行なうことが
できる。これによって、機械が従来より大切に扱われる
ことになると同時に、その操作性も、より快適となる。

なお、過度に大きな衝撃エネルギーを吸収させようとす
るのでなければ、本発明によるショックアブソーバを、
他の領域で使用することも、当然可能である。

本発明によるその他の有利な実施態様は、実施態様項に
示されている。

特許請求の範囲第（２）項は、特に重要な実施例に関す
るものである。その場合、ベローズ状のジャケットは、
截頭円錐の形状を呈している。このようにすると、ショ
ックアブソーバの高さが僅かであっても、優れた緩衝機
能が発揮される。

このことは、ベローズの各襞が互いに当接する程度しか
、ベローズを圧縮させることができないという事実に基
づいている。従って１円筒形のベローズの場合には、各
襞が、円筒体の外部」面内でアコーディオン状に圧縮さ
れるので、可能な圧縮深さ寸法が比較的限定されている
。

これに反し、ベローズ状のジャケットの形状が截頭円錐
となっていると、ベローズを圧縮する際に、各襞の少な
くとも一部を、互いに同心的に内外嵌合させること、つ
まり、入れ子犬に嵌め合わされることもできる。そのた
め、同一の高さにおいて流出する空気の排斥容量を、よ
り大きくすることが可能となる。

特許請求の範囲第２項に記載されているショックアブソ
ーバは、スペースをとらない構成様式という点で、特に
優れている。このショックアブソーバの輪郭形状は、通
常のゴム製ダンパにおけるものと等しい。従って、多く
の使用例において、なんらの改造をすることなく、代用
することができる。

本発明のよるショックアブソーバにおいて、衝撃後に圧
縮されるケーシングを、閉鎖プレート上に作用する圧力
が除去された後、再び膨張させるためには、戻し力が必
要である。

本発明の基本構造によれば、この戻し力は、ベローズ状
のジャケットの内部弾性によって生ぜしぬられる。その
ためには、ベローズ状のジャケットが、ばね弾性を有す
る高品位の材料で構成されていなければならない。

特許請求の範囲第３項及び第４項の記載された本発明の
実施態様によれば、特にコスト面で有利なものとなる。

すなわち、材料の節減をはかり、しかも、プラスチック
の応用を可能とするような構成となってなっているため
、ベローズジャケットのばね弾性を、該ジャケット内に
装着された＋ｉね部材、又は閉鎖プレート間に配置され
た押し１１ねによって、補完又は代用することが提案さ
れている。

このような押しばねを使用すると、この押しばねを、特
にスペースをとらないような構成様式で、ショックアブ
ソーバケーシングの内部に配設しておくことができる。

特許請求の範囲第６項及び第７項によれば、ショックア
ブソーバにおける相対的に動くカノヘーフレー１〜用の
案内装置を設けておくことが提案されている。この案内
装置は、カバープレートの相対回動運動を阻止すると同
時に、ショックアブソーバのベローズジャケットを、保
護スリーブとじて囲繞する。

このような構成とすれば、シミツクアブソー／＜は特に
堅牢に構成される。しかし、その場合、かなりのスペー
スが必要となることは、避けられない。

特許請求の範囲第（８）項は、本発明によるショックア
ブソーバの特に重要な構成に関するものであって、この
場合、スロットルノ（ルブに対して伺加的に、ケーシン
グの内部に通じる開口部のところに、逆止弁が設けられ
ている。

この逆止弁により、衝撃プロセス後に再び膨張させられ
るショックアブソーバケーシングの通気を、迅速に行な
うことができるので、このショックアブソーバは、極め
て迅速に、次の運転を行なえる状態とさせられる。

他方、ショックアブソーバのケーシングが、外部の圧力
によって圧縮される場合には、この逆［ヒ弁が閉じるの
で、ケーシング内に閉じ込められた空気は、もっばら、
この逆止弁を介してのみ排出される。従って、このシミ
ツクアブソーノベから流出する空気の流動抵抗は、流入
する空気の流動抵抗よりも著しく大である。

早い周期で連続する一連の衝撃を、本発明のショックア
ブソーバによって捕捉し吸収しようとする場合には、上
記のような構成様式が有利であり、究極的には不可避で
すらある。

この場合、ショックアブソーバの構造が、著しく複雑な
ものとなるようなことはない。何故ならば、この逆止弁
は、逆止機能を有する公知のスロットルバルブと組み合
わせることができるからである。

特許請求の範囲第（１０）項〜第（１３）項には、截頭
円錐形状を呈するベローズ状のジャケットにおける襞の
有利な形状が示されている。

これらの実施態様によると、ベローズ状のジャケットを
、より効果的に圧縮することが可能となる。従って、同
一の高さで、より大きな緩衝ストロークが得られる一方
、各襞にほぼ等しい応力が生じる。従って・、早期の疲
労現象及び破損が回避されることにもなる。

次に、添付図面に示した複数の実施例に基づいき１本発
明の詳細な説明する。

各図において、同一の部分には、それぞれ同一の符号が
付されている。

第１図には、全体を符号（１）で示されたショックアブ
ソーバ（１）の基本構造が示されている。これは、２枚
の閉鎖プレート（２）（３）によって形成されている。

これらの閉鎖プレート（２）　（３）は、ベローズ状の
ジャケット（４）によって、互いに結合されている。閉
鎖プレート（２）　（３）は、ジャケット（４）と共に
、一つのケーシングを形成している。

このケーシングは、ジャケット（４）におけるベローズ
の襞（５）が、縦の軸線方向で折り畳まれることにより
、圧縮可能である。この場合、それぞれ反対側で向き合
って位置している閉鎖プレート（２）　（３）は、互い
に接近する方向で運動する。ケーシングの圧縮は、緩衝
しようとする衝撃によって行なわれ、この衝撃は、概ね
軸方向で、閉鎖プレート（２）　（３）に作用する。

その際に解放された衝撃エネルギーは、ケーシング内に
封じ込められた空気を、スロットルバルブから押し出す
ことによって吸収される。

閉鎖プレート（２０３）の一方には、スロットルバルブ
の座として、ケーシングの内部に通じる開口部（６）が
穿設されており、図示されてないスロットルバルブを、
この開口部（６）に取り付けることができる。

この場合、公知の形式を有する調節可能なスロットルバ
ルブが用いられ、流出する空気の流動抵抗は、このスロ
ットルバルブを介して、変動可能となっている。

このような構成をとることによって、本発明によるショ
ックアブソーバの緩衝特性は変動させられ、その都度に
おける所望の状況に適合させられる。

このスロットルバルブは、開口部（６）内に螺合されて
いると有利である。そのためには、該開口部（６）にね
じ山が設けられる。

閉鎖プレート（２）　（３）に作用する圧力衝撃によっ
て、ショックアブソーバ（１）のケーシングは、部分的
に圧縮された位置に移行させられるが、その際、空気は
、開口部（６）内に螺合されたスロットルバルブを介し
て、ケーシングから流出する。

閉鎖プレー１−　（２）　（３）に対する圧力負荷が軽
減されると、ケーシングは、その出発位置に戻されるが
、この復元は、ベローズ状のジャケット（４）の内部弾
性を介して達成される。なお、第２図には、ベローズ状
のジャケット（４）における有利な截頭円錐形状が明ら
かに示されている。この截頭円錐形状は、ジャケット（
４）に、半径方向の大きな剛性と、軸方向の良好な案内
精度とを付与する。しかも、ジャケット（４）が圧縮さ
れた際には、その襞（５）が、同心的に一部内外嵌合す
るので、ケーシングの圧縮度が著しく増大し、両閉鎖プ
レート（２）　（３）は、かなり近接した位置を占める
ことができる。

ショックアブソーバ（１）の高さが小さい場合にも、ケ
ーシングから排出される空気の容積は、かなり大きい。

つまり、このショソクアブソーノ＜（１）は、エネルギ
ー吸収効率が良いため、大きな動的作用範囲を有してい
る。

本発明における如く、ショックアブソーバ（１）が、ベ
ローズ状のジャケット（４）により、截頭円錐形状とな
っていると、大きい直径を有する方のジャケット端部（
７）に面した側の閉鎖プレート（３）を、この閉鎖プレ
ート（３）が、半径方向でジャケット（４）を越えて突
出するような大きさに構成しておくことと、有意義であ
る。閉鎖プレート（３）におけるこの突出部分（９）は
１図示されてない適宜な固定部材の担体として用いられ
る。ショックアブソーバ（１）は、この固定部材を介し
て衝撃負荷される装置、特に事務機械の上に固定される
。

このように、取り付はプレートとしても用いられる閉鎖
プレート（３）は１通常、スロットルバルブを受容する
開口部（６）をも備えている。これに対し、この閉鎖プ
レート（３）と向き合って位置している他方の閉鎖プレ
ート（２）は、１枚の閉じられた皿状緩衝体を形成して
おり、この皿状緩衝体は、衝撃作用に対して保護さるべ
き装置から解放されて、外方に突出している。

第１図に示すショックアブソーバ（１）は、一方の側で
閉じられたベローズ本体を有している。この場合、ベロ
ーズ状のジャケット（４）は、小さい直径を有する方の
端部（８）のところで、一体成形された平坦な端面壁（
１０）により境界づけられている。

閉鎖プレート（２）は、この端面壁（１０）とほぼ同寸
法であり、例えば、接着もしくは溶着によって、該端面
壁（１０）と剛性的に結合されている。他方、大きい直
径を有する方の端部（７）では、ジャケット（４）は、
閉鎖プレート（３）に向かって開いている。

ジャケット（４）は、閉鎖プレート（３）に対する接触
個所で、−貫した環状リップ（１１）として拡開されて
おり、この環状リップ（１１）は、閉鎖プレート（３）
とシール接続（密着）されている。この場合も、接着又
は溶着による接続を行なうことができる。

なお、このような構成形式は、決して強制的なものでは
なく、むしろ、例えば第２図に示されているように、ベ
ローズ本体が、閉鎖プレート（３）に面する側でも、他
方の端面壁（１２）によって閉鎖されていてもよい。

この端面壁（１２）には、通流開口部（１３）が穿設さ
れており、閉鎖プレート（３）の開口部（６）内に挿入
される図示されてないスロットルノベルブは、この通流
開口部（１３）を介して、ショツクアブソーノ＜（１）
の内部（１４）と連通している。

さらに、第２図に示す構成から明らかなように、衝撃負
荷がかけられた後で、ショックアブソーバベ（１）を膨
張させるための戻し力は、単にベローズ状のジャケット
（４）のばね弾性のみによって生じさ゛せられるのでは
なく、ジャケット（４）の各襞（５）の間には、ばね作
用を発揮する、例えばスチール類のリング（１５）、も
しくはコイルばねが装着されている。

これト；対して、ジャケット（４）は、弾性的な素材、
例えば、ゴム又はプラスチックで、構成されている。ば
ね作用を有するリング（１５）は、ジャケット（４）を
補強するとともに、ジャケット（４）の弾性的な戻し力
を強化する。

さらに、両閉鎖プレート（２）　（３）間には、これら
の閉鎖プレート（２）　（３）に支承された押しばね（
１６）が配置されている。この押しばね（１０）は、ば
ね作用を有するリング（１５）と組み合わされて、ある
ｖｌは、このようなリングを用いない場合でも、付加的
な戻し力を発揮する。

本発明の有利な一実施態様によれば、この押しばね（１
６）が、ショツクアブソーノ＜（１）の内部（１４）に
配置されている。

第２図に示されたような形状を有する本発明のショック
アブソーバ（１）においては、ベローズ状ジャケット（
４）の各襞（５）が太きし１直径を有する方の端部（７
）から、小さい直径を有する方の端部（８）に向かって
、次第に、かつ連続的に、小さくなっている。このよう
な寸法の縮小は、各襞（５）の曲率半径を適宜小さくす
ることによって達成される。

このような構成とすると、各襞（５）は、申し分なく互
いに同心的に内外嵌合するので、ショックアブソーバ（
１）を圧縮するに当り、襞（５）の素材力１損なりれる
ことは殆どない。

この場合、襞寸法の段階付け（グラジエーション）は、
次のような形式で行なうと有利である。

即ち、襞内における応力Ｓ、つまり襞材料の曲げモーメ
ントＭと、抵抗モーメントＷとの比が、Ｓ　　＝　Ｍ　
／　Ｗ　＝　Ｃｏｎ５し、なる方程式であられされるよ
いに、ジャケット（４）の軸方向全長に亘って、一定に
保たれるようにする。

このようにすると、ショックアブソーバ（１）に作用す
る負荷は、ジャケット（４）のすべての襞（５）に均等
に分配されるので、材料の疲労に対する予防と、本発明
によるショックアブソーバ（１）の長寿命とが保証され
る。

第２図に示す実施例による各襞（５）は、はぼ円形リン
グ状を呈するように湾曲させられている。

しかし、この実施例におけるのと同じような応力の状況
は、第３図に示された実施態様においても。

次のような措置をとることにより達成される。

即ち、截頭円錐形状を呈するジャケット（４）の内側及
び外側の襞頂部（１７）　（１８）を、それぞれ楕円状
に湾曲させておき、すべての楕゛円の長軸（１９）を同
寸法にしておくのに対し、楕円の短軸（２０）の寸法を
、ジャケラｈ（４）における小さい直径を有する方の端
部（８）からの距離が増大するにつれて、大きくしてお
く。襞（５）におけるこの楕円形状は、補助線（２１）
を用いて、第３図に明示されている。

さらに、第３図に示されたような形状を有するような本
発明のショックアブソーバ（１）においては、両閉鎖プ
レート（２）　（３）が、半径方向にベローズ状ジャケ
ット（４）を越えて突出している。閉鎖プレート（３）
（２）におけるこれらの突出部（’ＩＩ）（２２）の間
では、押しばね（１６）が作用している。この押しばね
（１６）は、ジャケット（４）によって囲続されたケー
シングの外部に配置されており、ショックアブソーバ（
１）の戻しばねとして用いられる。

第４図に示されている本発明による別の実施例において
は、閉鎖プレート（２）　（３）がベローズ状のジャケ
ット（４）の軸線方向で運動しうるように案内されてお
り、かつ、この軸線方向に対して傾斜した方向でのすべ
ての運動と、各閉鎖プレート（２）（３）の相対回動運
動とは阻止されている。

このような案内形式が特に望ましいのは、シミツクアブ
ソーバ（１）が、すべての方向での制御が不能な衝撃に
さらされるような場合である。この場合、閉鎖プレート
（２）　（３）の案内をそれぞれ一方の閉鎖プレート（
２）　（３）に装着され、かつ互いに同軸的に閉鎖プレ
ートを囲続しているスリーブ（２３）（２４）を介して
行なうことが可能である。

これらのスリーブ（２３）　（２４）は、閉鎖プレート
（２）（３）の軸方向の運動に際して、相互接近又は相
互離反する方向で、テレスコープ式、つまり入れ子犬に
内外嵌合させられる。このようなテレスコープ式案内を
行なうと、ショックアブソーバ（１）に対して、はぼ軸
線方向で、或いは非軸線方向で、圧力衝撃が加えられた
場合に、ベローズ状のジャケット（４）が、制御不能な
変形を来たすことは回避される。

既に述べたように、両閉鎖プレート（２）　（３）の相
対回動運動を阻止するためにも、一方のスリーブ（２４
）に、軸方向の溝（２５）を穿設しておき、他方のスリ
ーブ（２３）に適宜一体成形された突起（２６）を、こ
の溝（２５）内で案内する。

第４図に示すこの案内装置は、円筒形に形成された図示
の一ベローズ状ジャケット（４）の場合と同じように、
截頭円錐形のジャケット（４）の場合にも、考慮の対象
となりつる。

さらに、図面に即して説明された本発明によるショック
アブソーバ（１）のそれぞれ異なった実施態様を有する
各要素も、互いに取り替えることができる。つまり、こ
れらの各要素を、図示されたのとは異なった型式で組み
合わせても、依然として、本発明の範囲に属するもので
ある。

本発明によるショックアブソーバにおける上述のすべて
の構成様式の開口部（６）内に挿入されるスロットバル
ブは、一般に用いられる形式のものである。即ち、この
スロットルバルブは、ショックアブソーバ（１）から押
し出されるか、或いは、これに流入させられる空気の流
動抵抗を変えることができるような、調節自在のバルブ
である。従って、ショックアブソーバにおける所望の緩
衝特性を調節し、あるいは、この緩衝特性を、その都度
与えられた状況に適合させることが可能となっている。

極めて低い振動数をもって吸収されるべき衝撃を考慮し
なければならない場合にも、本発明によるシミツクアブ
ソーバは、他の弁装置を必要とすることなく、単に、こ
のスロットルバルブのみで、申し分なく機能し、空気は
、このスロットルバルブを介して、ショックアブソーバ
（１）のケーシング内に流入し、あるいはこれから流出
する。

この種のショックアブソーバ（１）における運転条件と
して要求されるのは、ショックアブソーバ（１）が、そ
の負荷軽減後に空気を吸入して、出発位置に戻るのに必
要な時間を、連続して生ずる衝撃と衝撃との間のタイム
インターバルより短かくしておくことである。

この条件が満たされないような場合には、本発明による
別の実施態様におけるように、ケーシングの内部（１４
）に通じる開口部（６）に固定される付加的な逆止弁を
、ショックアブソーバ（１）に設けておくことが必要と
なる。この場合、逆止機能を有するスロットルバルブを
用いると、スロットルバルブをも取り付けることのでき
るような開口部（６）を形成しておけばよい。

しかし、閉鎖プレート（２）　（３）の一方に、逆止弁
用の別個の開口部（図示せず）を設けておくことも可能
である。この逆止弁は、外部の衝撃によって、ケーシン
グが圧力負荷された場合に、閉鎖位置を占め、ショック
アブソーバ（］）の負負荷域に際して、開放位置に切り
換えられるように、ショックアブソーバ（１）内に配置
されていなければならない。

このようにすると、ショックアブソーバ（１）の内部（
１４）に封入された空気を、圧力負荷時には、もっばら
スロットルバルブのみを介して逃がし、逆に負荷軽減相
においては、逆止弁を介して、空気を吸入することが可
能となる。

なお、この場合の逆止弁は、スロットルバルブより著し
く低い流動抵抗を流入空気に与えるように設計されてい
なければならない。このようにすると、本発明によるソ
ヨックアブソーバ（１）の回復時間を、申し分なく短縮
することができるので、このショックアブソーバ（１）
は、高い振動数で、連続的に生ずる衝撃をも吸収するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は、それぞれ、本発明によるショック
アブソーバの四つの異なる実施例を示す縦断面図である
。ただし、第３図のみは、ショックアブソーバの半割部
分を、概略的に示す縦断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （］、）互いに向き合って位置している剛性的な閉鎖プ
   レート（２）　（３）　と、これらの閉鎖プレート（２
   ）（３）を互いに結合しているベローズ状のジャケット
   （４）とを有するケーシングを備え、このケーシングの
   内部（１４）に通じる開口部（６）が、一方の閉鎖プレ
   ート（３）に穿設されており、この開口部（６）には、
   調節自在なスロットルバルブが取り付は可能であること
   を特徴とするショックアブソーバ。 （２）ベローズ状のジャケット（４）が、截頭円錐形状
   を呈していることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項に記載のショックアブソーバ。 （３）コイルばね又は弾性的なリング（１５）が、ジャ
   ケット（４）の襞（５）の間に装着されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項もしくは第（２）項
   に記載のシヨ・ツクアブソーバ。 （４）両閉鎖プレート（２）　（３）間に、少なくとも
   一つの押しばねが、配置されており、かつこの押しばね
   が閉鎖プレート（２）　（３）に支承されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第（１）項もしくは第（２）
   項に記載のショックアブソーバ。 （５）単一の押しばね（１６）が、ケーシングの内部（
   １４）に配置されていることを特徴とする特許請求の範
   囲第（４）項に記載のショックアブソーバ。 （６）各閉鎖プレート（２）（３）が、ベローズ状のジ
   ャケット（４）の軸線方向に相対運動可能に、かつ相対
   回動不能に案内されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載のショ
   ックアブソーバ。 （７）閉鎖プレート（２）　（３）の案内が、それぞれ
   一方の閉鎖プレート（２）　（３）に装着され、かつ互
   いに同軸的に閉鎖プレートを囲繞しているスリーブ（２
   ３）　（２４）を介して行なわれるようになっており、
   かつ一方のスリーブ（２４）には、軸線方向に延びる溝
   （２５）が設けられており、この溝（２５）内で、他方
   のスリーブ（２３）に適宜一体成形された突起（２６）
   が案内されていることを特徴とする特許請求の範囲第（
   ６）に記載のショックアブソーバ。 （８）スロットルバルブに対して補足的に逆止弁が設け
   られており、かつこの逆止弁が、ケーシングの内部（１
   ４）に通じる開９部に取り付は可能であることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）乃至第（７）項のいずれか
   に記載のショックアブソーバ。 （９）逆止機能を有し、開口部（６）内に螺合可能なス
   ロットルバルブが設けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第（８）項に記載のショックアブソーバ。 （１０）個々の襞（５）の寸法が、ジャケット（４）に
   おける大きい直径を有する方の端部（７）から、他方の
   端部（８）に向かって、次第に、しかも連続的に減少し
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第（２）項に記
   載のショックアブソーバ。 （１１）襞（５）の曲率半径が、ジャケット（４）にお
   ける大きい直径を有する方の端部（７）から、他方の端
   部（８）に向かって、漸減していることを特徴とする特
   許請求の・範囲第（１０）項に記載のショックアブソー
   バ。 （１２）襞寸法の段階付けが、襞（５）内における応力
   が、Ｓを応力とし９Ｍを曲げモーメントとし、Ｗを抵抗
   モーメントとした方程式： ％式％ に応じて一定に保たれるようにして、行なわれているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１ｏ）項もしくは第
   （１１）項に記載のショックアブソーバ。 （１３）内側及び外側の襞頂部（１７）　（１８）が、
   それぞれ楕円形状に湾曲しており、がっすべての楕円に
   おける長軸（１９）は、それぞれ同寸法を有し、各短軸
   （２０）は、ジャケット（４）における小さい直径を有
   する方の端部（８）からの距離が増大するにつれて、大
   きくなる長さ寸法を有していることを特徴とする特許請
   求の範囲第（１０）項乃至第（１２）項のいずれかに記
   載のショックアブソーバ。 （１４）事務機械用である特許請求の範囲第（１）項乃
   至第（１３）項のいずれかに記載のショックアブソーバ
   。