JPS59106453A - N−フエニルカルバメ−ト類の縮合方法 - Google Patents

N−フエニルカルバメ−ト類の縮合方法

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JPS59106453A
JPS59106453A JP57215911A JP21591182A JPS59106453A JP S59106453 A JPS59106453 A JP S59106453A JP 57215911 A JP57215911 A JP 57215911A JP 21591182 A JP21591182 A JP 21591182A JP S59106453 A JPS59106453 A JP S59106453A
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acid
reaction
reaction step
inorganic acid
reaction mixture
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Shinsuke Fukuoka
伸典 福岡
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智也 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本Q 明ij、 N−フェニルカルバメート類の縮合方
法、さらに詳しくは、N−フェニルカル・くメート類を
メチレン化剤と反応させてメチレン基を介して縮合させ
る際に、2核体の7フエニルメタ/シカル・・ノート類
を高選択率で得るだめの工業的に有利な方法に関するも
のである。
/フェニルメタン/カルバメート類は、ホスケンを使用
しないで7フエニルメタンメインシアナート(MD、I
) v、(製造するための前駆体として有用な物質であ
る。特にその4,4′一体である4、4’−7フエニル
メタン//1ソンアナート(いわゆるピュア、 MDI
 ) ハ、ホ’)ウレタンエラストマー、スパンテック
ス、人工皮革用コーチインク材などの原料として、近年
需要が急増している。したがって、その原料とな99る
ジフェニルメタン/カル/・ノート類を工業的に有利に
製造できる方法を開発することが望−Inでいる。
従来、とのノフェニルメタン7カルバノー+−類を製造
する方法としては、例えは、N−フェニルカルハメーI
・とホルムアルデヒド、バラホルムアルテヒド、メテラ
ール、トリオキサンなどの縮合剤とを、鉱酸、有機スル
ホン酸などの酸の存在下において反応させる方法が知ら
れている。
この場合、強酸を大量に用いる、反応温度を高くする、
反応時間を長くするなどの比較的厳しい条件下で反応を
行うと、目的とする/フェニルメタンジカルバメート類
以外に、例えば、一般式(式中、Rはアルキル基、芳香
族基又は脂環族基、2は1以上の整数を表わす。) で示される多核体のポリメチレンポリフェニルカルバメ
ートがかなシ多量に生成することも知られている。その
上このような強酸性の液体酸を用いた場合、反応混合物
との分離及び再使用のための回収操作が困難であって多
大の費用を必要とするなど、工業的に実施するには種々
の問題が生じる。
したがって、従来、このような酸の回収面における欠点
をなくす方法として、例えは10係以上の濃度を有する
酸水溶液を用いる方法(特開昭55−81850号公報
、特開昭55−8185’1号公報)が提案でれている
。しかしながら、この方法においては、その実施例にみ
られるように50%以下の巌度を有する酸水溶液を用い
る場合には、有機物との分離が層分離などによって比較
的容易に行いつるので、酸の回収に関しては好ましい方
法といえるが、このように水が多量に存在する系に2い
ては、反応の完結が困難となシ、メチレン基がカルバメ
ート基の窒素原子と結合したメチレンアミノ結合(−C
H2−N< )を有する化合物がかなり多量(Iて残存
するという欠点がある。したがって反応を完結させるに
は、酸の濃度を高めて水の量を減らし、例えば80%以
上の濃度を有する酸水溶液を用いる必要があるが、この
ようにすると原料や生成物の加水分解が起ったり、ある
いは原料や生成物がa酸水溶液中に多量に溶解すること
に」=って、その分離が困難になるなどの欠点をもたら
す0 このように、酸水溶液を用い一段階でN−フェニルカル
バメート類の縮合反応を行って、得られた生成物をイン
シアナート製造のための原料とすることは、いずれにし
ても工業的に有利な方法とはいえない。すなわち、前記
のメチレンアミノ結合を有する2核体や3核体以上の化
合物を、/)エニルメタンゾカルノ・メート類やポリメ
チレンポリフェニルカル・・メート類などを含む縮合反
応混合物中から分離することは困難であって、これらの
メチレンアミノ結合を有する化合物を含む縮合反応混合
物を熱分解した場合、こ九らの化合物は1ノシアナート
を力えない上に、/フェニルメタンシカレバノート類な
とのカルバメート類から生成したイソシアナート類と種
、々の副反応を起し、目的とするイノシアナートの収率
を低下させる。
さらに、これらの副生物は生成物のイソシアナート類、
特に多核体であるポリメチレンポリフェニルイソシアナ
ートとの分離か困難であるため、いわゆるポリメリック
イソシアナートといわれている製品中に常に含丑れるこ
とにな9、製品の物性に悪影響を及ぼす。
したかつて、このようなメチレンアミノ結合を有する化
合物を縮合反応混合物中にできるたけ残存させないよう
に組合反応を行う必要が、SJ、その一つの方法として
、これらの化合物を実質的に無水の条件下で、少なくと
も75係硫酸」−、表土の強さを有づ″るプロトン性酸
又はルイス酸の存在下に、50〜170℃の温度で反応
させることによって、窒素原子に結合しているメチレン
基をベンゼン環と結合させる転位反応の方法が提案さ汎
ている(%開昭54−59264号公報)。
しかし、この方法では、多量の濃硫酸やパラトルエンス
ルホン酸を使用しなければならず、その分離及び回収の
ためには、やはりはん雑な操作と多大の費用を要する。
また、ビス(N−カルボアルコキシアニリノ)メタンの
みを酸触媒の存在下に加熱することによって、ポリメチ
レンボ]ノフェニルカルバノーIf得る方法(特開昭5
6 1749号公報)も提案でれているが、この方法で
は、転位反応を起させると同時にホ■合反応も併発し、
ジフェニルメタン/カルバメート以外に3核体以上のポ
リメチレンポリフェニルカルバメートが副生じてくるの
で、ジフェニルメタンジカルバメートを選択的に得る方
法として適しておらず、その上反応が遅くて転位反応が
完結せずにビス(N−カルホキジアニリノ)メタンが残
存する。
さらに、これらのメチレンアミノ結合を有する化合物の
共存下に、N−フェニルカルバメートトホルムアルテヒ
ド又(は反応中にホルムアルデヒドを発生するような物
質とを酸触媒の存在下に反応サセて、ジフェニルメタン
ジカルバメート及びポリメチレンポリフェニルカルバメ
ートを製造する方法(特開昭56−12357号公報)
も提案されているが、この方法においでは、メチレンア
ミン結合を有する化合物を減少させることはできず、縮
合生成物中に10数重量%といった多量の該化合物が残
存するのを免れない。
本発明者らは、このような従来方法の欠点を克服し、高
選択率で2核体のジフェニルメタンジカルバメート類を
製造するためのN−フェニルカルバメート類の工業的に
有利な縮合方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、反
応を2段階で行うとともに、各段階で得られた未反応物
を分離循環させることによりその目的を達成しうること
を見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、N−’フェニルカルバメート類と
メチレン化剤とを反応させて7フエニルメタンジカルバ
メート類を製造するに肖り、(A)無機酸水溶液又は無
機酸水溶液と有機溶媒の存在下に、40〜150℃の温
度でメチレン化剤とそのメチレン基1モル当量”U’)
2モル以上のN−フェニルカル/弐メート類とを液相で
反応させる第一反応工程、(B)第一反応工程で得られ
た反応混合物を無機酸水溶液と該無機酸を実質的に含ま
ない有機相反応混合物とに分離するとともに、分離した
無機酸水溶液を第一反応工程へ循環させる第一分離工程
、(C)第一分離工程で分離した有機相反応混合物を、
N−フェニルカルバメート類及び温度25°Cの水溶液
中におけるpKa値が4以下であるカルボン酸の存在下
に、40〜200℃の温度で処理する第二反応工程、(
D)第二反応工程で得られた反応混合物から該カルボン
酸を分離し、これを第二反応工程へ循環させる第二分離
工程を含むプロセスを用いることを特徴とするN−フェ
ニルカルバメート類の縮合方法を提供するものである。
/\発明の目的の1つは、熱分解反応によって7フエニ
ルメタンシインシアナー1− (MD工)、及ヒ場合に
よってはその高級同族体であるポリメチレンポリフェニ
ルイソシアナート(P1φPP工)を含むインシアナー
ト類を製造するために適したシフェニルメタンシカルノ
・メート類、及び場合によってはその高級同族体である
ボリノチレンボリフェニル力ルバメート類を含む縮合生
成物を、N−フェニルカルバメート類とメチレン化剤と
から工業的に安価に製造しつる方法を提供することにあ
る。
本発明の他のもう1つの目的(は、高選択率で2核体の
ゾフェニルメタンシカルハメート類を製造する方法を提
供することにあり、きらに他のもう1つの目的は、使用
する飯触媒の分離・回収及び循環力使用が容易である方
法を提供することにある。
本発明方法においては、少なくとも第一反応工程、第一
分離工程、第二反応工程及び第二分離工程を組み合わせ
ることが必要であり、との糾合せによって前記の目的を
達成することができる。
本発明方法において用いら几るN−フェニルカルバノー
ト類は、次の一般式(1) () て表わさ几る1ヒ合物であり、ここでRはアルキル基又
は芳香族基又は脂環族基を表わし、R′は水素又はアル
キル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアン基、アルコキ
シ基、脂環族基などの置換基を表わし、これらの置換基
はウレタン基に対してオルト位又はメタ位に結合してお
シ、rは0〜4の整数を表わす。lだ、rか2以上の場
合はR′は同しものであってもよいし、異なる置換基で
あってもよい。さらに、Rばその]個以上の水素か前記
の置換基で置換されたものであってもよい。
このようなN−フェニルカルハメ−1・類としては、例
えば前記の一般式においてRかメチル基、エチル基、2
,2.2−トリクロロエチル基、 2,2.2−トリフ
ルオロエチル基、プロピル基(ト一1so−)、ブチル
基(n−及び各種異性体)、ペンチル基(n−及び各種
異性体)、ヘキシル基(n−及び各種異性体)なとのア
ルキル基、又はシクロペンチル基、/クロヘキシル基な
どの脂環族基、又はフェニル基、ナフチル基などの芳香
族基であり、R′か水素又は前記のアルキル基又は脂環
族基あるいはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロケ
ン原子あるいは二l・口塞あるいはシアン基あるいは前
記のアルキル基を構成成分とするアルコキシ基などであ
るようなN−フェニルカルバメート類が挙けられる。こ
れらの中で好捷しいものとして、N−フェニルカルバミ
ン酸メチル、N−フェニルカルバミン酸エチル、N−フ
ェニルカルバミン酸n−プロピル、N−フェニルカルハ
ミ7 酸i So −フロビル、N−フェニルカルバミ
ン酸n−ブチル、N−フェニルカルバミン酸5ec−ブ
チル、N−フェニルカルバミン酸1so−フf ル、N
−フェニルカルバミン(41tert−ブチル、N−フ
ェニルカルバミン酸ペンチル、N−フェニルカルバミン
酸ヘキシル、N−フェニルカルバミン酸シクロ−・キシ
ル、N〜フェニルカルバミン敵2,2+2− ) 1)
 クロロエチル、N−フェニルカルバミン酸2,2.2
−トリフルオロエチル、N −o又はm−トリルカルバ
ミン酸メチル、N −o又はm−ト’)ルカルバミン酸
エチル、]q−0又(rj、 rn’ −t・リルカル
ハミン酸2,2.2−ト’)フルオロエチル、N−。
又はm−トリルカルバミン酸プロピル(各異性体)、1
(−0又はm−トリルカルバミン酸プロル(各異性体)
 、N −o 又u m −クロルフェニルカルバミン
酸メチル、N−o又um−クロルフェニルカルバミン酸
エチル、N−o 又(drn−クロルフェニルカル・−
ミン酸グロビル(各異性体)、N−O又はm−クロルフ
ェニルカルバミン酸メチル(各8体)、N−o又11m
−1’ロルフェニル力ルバミン酸2,2.2−トリフル
オロエチル、N−2,6−7メチルフエニルカルバミン
酸メチル、N−2,6−シメチルフエニルカルハミン酸
エチル、N−2,6−シメチルフエニルカルバミン酸プ
ロピル(各異性体)、N−2,6−シメチルカルバミン
酸ブチル(各異性体)、N  2,6−7メチルカルバ
ミン酸2.2.2−1−リフルアミニナル、N  2.
6  ’/フロムノエニル力ルハミン酸メチル、N−2
,6−/フロムノエニル力ルハミン酸エチル、N−2,
6−シンロムフェニルカルバミン酸プロピル(4異性体
)、Iり−2,6−/フロムフェニルカルバミン酸ンチ
ル(各異性体) 、N −2,6−7プロムフ工ニルカ
ルバミン% 2 + 2 + 2  Fリフルオロエチ
ルなどのN−フェニルカルノ・メート類が用いられる。
本発明で用いるメチレン化剤としては、例えはホルムア
ルデヒド、バラホルムアλテヒト、トリオキサン、テト
ラオキケン、ジアルコキシメタン、7アシロキンメタン
、1,3−ジオキノラン、1,3−7オキサン、113
−7チアン、1,3−オキザチアン、ヘギザノチレンテ
トラミンなとが挙けられるが、これらのメチレン化剤の
中で好ましいものはホルムアルデヒド、バラホルムアル
テヒト、トリオキサン及び炭素数1〜6の低級アルキル
基を有するジアルコキシメタン、例えば7メトキシメタ
ン、ジェトキシメタン、ジアルコキシメタン、7ペンタ
ノキシメタン、ゾヘキシロキシメタン及びンアセトキシ
メタン、/プロピオ−二tンノ77ノ・−どの低級アル
キル基をイ」゛する/アシロキシメタンなどが挙けられ
、これらは単独で用いてもよいし、あるい(は2種以上
混合して用いてもよい。
さらに、これらのメチレン化剤の中で特に好ましいもの
はホルムアルデヒドの水溶液であり、このように最も安
価なメチレン化剤を1つの原石として用い、高選択率で
ジフェニルメタン/カルバメート類を製造しつるのが本
発明の特徴の1つでもある。
本発明における(A)工程の第一反応工程(句、無機散
水浴液を触媒として40〜150℃の温度でN〜フェニ
ルカルバメート類とメチレン化剤とを反応させる工程で
あって、これに用いる無機酸としては 例えは塩酸、リ
ン酸、ボIJ IJン酸、ヘテロポリ酸、ホウ酸なとが
挙けられるが、これらの酸の中で特に硫酸が好ましい。
また、該無機酸水溶液中の無機酸濃度は20〜70重量
%の範囲が好捷しく、特に30〜60重量%の範囲が好
適である。
この濃度が70重量係を超えると、原料や生成物の刃口
水分解が起Q、その上これらかかなりの量で無機酸水溶
液中に溶解して好ましくなく、また20重量%未満ては
、反応速度が遅くて実用的でない。
この第一反応工程におけるN−フェニルカルバノート類
とメチレン化剤との使用割合は、メチレン化剤のメチレ
ン基1モル蛯量幽り、N−フェニルカルバメート類か2
モル以上、好ましくは2.5〜10モル、さら妊好丑し
ぐば3〜8モルの範囲である。
件だ、無機酸水溶液の使用量シま、N−フェニルカルバ
メート類1モル尚量当シ、無機酸として0.1〜20モ
ル当量の範囲か好ましく、きらに0.5〜10モル当量
の範囲か好適である。
本発明の第一反応工程においては、反応を水を媒体とし
て号゛邑濁状態で実施することもできるし、あるいは水
及び有機溶媒を媒体として)′蔽濁状態で実施すること
もできる。この有機溶媒と[−では、常圧における沸点
か300℃以下で、l、かつ常温における水との相互溶
解度がそれそrLio%以下であるものが好丑しい。相
互溶解直が10%以下の有機溶媒を用いると第一反応工
程における反応終了後、生成物であるシフェニルメタン
ゾ力ルハメート類を含む有・1幾相と無(幾酸を含む水
相との分離を、例えば層分離などの方法によって簡単に
行うことかできるし、また常圧における沸点が300℃
以下のものを用いると、有桜相反応混合物力・らの溶媒
の分離を、例えは蒸留なとの方法によって簡単に行うこ
とかできる。
このような有機溶媒として好捷しいものは、電子吸引性
置換基又(はハロケン原子を有する芳香族化合物であっ
て、この電子吸引性置換基としては、伝えばニトロ基、
シアン基、アルコギシヵルホニル基、スルホイ;−ト基
、11フルオロメチル基、トリクロロメチル基なとが挙
げられる。これらの置換基又はハロケン原子の中から選
(すれた少なくこも1種を有する芳香族化合物は、本発
明の第一反応工程における反応条件下では、メチレン基
の親電子置換反応に対して、実質的(C不活性であ知そ
の上原料のN−フェニルカルバメート類や生成物のジフ
ェニルメタン/カルバメート類に対する溶解度が大きい
前記の電子吸引性置換基の中ではニトロ基か特に好丑し
く、このニトロ基又はノ・ロケン原子若しくばその両方
を含む芳香族化合物として、例えはニトロベンセン及び
ニトロトルエン(各異性体)、ニトロキシノン(各n性
体) 、ニトロメシチし・ン、ニトロトルエンゼン(各
異性体)などの低級アルキル基置換二トロヘンゼン類、
クロルニトロヘンセン(各異性体)、フロムトルエンゼ
ン(各異性体)などのハロケン置換二l・ロベンゼン類
、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン(1%性K)、ト
リクロルベンセン(各n性体) 、7’ロムヘンゼン、
ジブロムベンセン(各異性体)、トリブロムヘア セン
(各異性体)などのハロゲン化ヘンゼン類、クロルナフ
タリン(各異性体)、ジクロルナフタリン(各異性体)
、ブロムナフタリン(各異性体)などのハロケン化ナフ
タリン類、クロルト/L、1ン(各異性体)、ジクロル
トルエン[異性体)、エチルクロルヘンセン(各異性体
)、クロルキシレン(各異性体)、フロムトルエン(各
n性体)、フロムキシレン(各異性体)なとの低級アル
キル基置換ハロケン化ベンセン類、などが特(fc好ま
しく用いられる。
第−反応工程においては、反応温度は40〜150℃、
好ましく(は60〜120℃の範囲であり、また反応時
間は、用いる無機酸水溶液の種類、濃度及び量、反応温
度、有機溶媒の有無、あるい(は反応方式などによって
異なるが、第1反応工程から出される反応混合物中にメ
チレン化剤をできるだけ残存させないように反応させる
ことが好捷しく、したかつて通常数分〜数時間の範囲で
ある。
また反応方式としては、回分式や連続式のいずれの方式
を用いてもよい。
このようにして、第一反応工程で得られた反応混合物を
、次の(B)工程の第一分離工程において、無機酸水溶
液と該無機酸を実質的に含まない有・磁性反応混合物と
に分離し、得られた無機酸水浴液はその!、まか、ある
いは必要に応じて所定の濃度に調整されたのち、第一反
応工程に循環され再使用芒れる。
この第一分離工程における分離方法については特に制限
はないが、本発明の条件下においては相分離という簡単
な方法で実施しうる。
この相分離方法として、主に次の2方法を採用すること
ができる。すなわち、その1つの方法61、有機溶媒を
用いずに反応混合物を室温付近又はそれ歩、下の温度r
C冷却する方法てあって、この場合有、較相反応混合物
は固相となるので、無機酸水浴液との分離はろ過などの
手段によって容易に行うことができる。また他の1つの
方法は、有機溶媒を用いるか、あるいは50〜60℃以
上の温度で処理する方法であって、この場合有機相と水
相の不均一な二層の液相となるので、容易に相分離でき
る。
このようにして相分離された有・磯相反応混合物中に(
は若干の無機酸か含まわる場合があり、この場合は水洗
などによって該無機酸を除去することが好ましい。この
無機酸がb合反応生成物中に含まれると、インシアナ−
1・を製造するために必要な熱分解工程において、副反
応や装置の腐食をひき起すなど悪影響を及ぼす。
また、第一分離工程で分離された無機酸水浴液中の無機
酸濃度は、メチレン化剤としてホルムアルテヒド類を用
いる際には反応によって水が生成し、またホルムアルデ
ヒドの水溶液を用いる場合はその分たけ水が増えるので
、初期濃度より通常薄くなっている。したがって、一定
条件のもとて反応を行いたい場合は、必要に応じ所定の
般度まで濃縮する必要があるが、本発明においては、第
一反応工程で用いられる無機酸水溶液の好ましい濃度か
20〜70重量%、特に好ましい濃度が30〜60重量
%の範囲であり、このような比較的低濃度の酸への脱水
濃縮は、高濃度の酸への濃縮に比へて極めて容易に行い
つる。もちろん、第一分離工程で分離された無・液酸水
溶液中の無機酸の濃度が、本発明で用いられる範囲内で
ある場合は、その−!ま濃縮せずに循環、可使用するこ
とも可能である。
次の(C)工程の第二反応工程においては、できるだけ
水分量の少ない状態で反応させることが、反応速度及び
カルホン酸の回収の面から好甘しく、したかつて第−分
陥丁程で得られた有機相反応混合物中の水分をできるだ
け除去しておくことが望址しい。この水分を除去する方
法として、例えは共l弗剤を流力りして共沸蒸留などに
よって水分を留去させることもてきるし、丑た第一反応
工程において有機溶媒を用いる場合は、この溶媒を一部
又は全部留去させる際に、同時(・て水分を留去きせる
こともできる。
丑だ、第二反応工程においては、ノチレンイヒ剤がほと
んと存在しない状態で反応させることが好丑しく、相分
離後、あるいは必要に応して行われた水洗後においても
、なお有・機料反応混合物中にメチレノ化剤か含まれて
いるような場合には、前記の水分を留去する際に同時に
メチレノ化剤を除去することが好ましい。しかしなから
、ホルムアルテヒト又(は反応系でホルムアルデヒドを
発生するようなメチレン化剤はその大部分が水溶性であ
るのて、実質的にメチレン化剤が有機相反応混合物中に
含まれることは極めて少ない。
このようにして得られた有機相反応混合物中(・では、
実質的にメチレン化剤は含まれていないか、前記のメチ
レンアミノ結合(−CH2−N<  )を有する化合物
、例えはビス(N−カルホアルコキシアニリノ)メタン
、(N−カルボアルコキシアニリノメチル)フェニルカ
ルバメートなどが含てれている。本発明の第二反応工程
は、これらの化合物ヲ7フェニルノタン/カル・・ノー
ト類に変換させる工程であって、この工程においては、
N−フェニルカルバノート類か存在する状態で反応させ
ることが必要である。
従来、これらのメチレンアミノ結合を有する1に合物ヲ
、ジフェニルメタン/カルバメート類及びポリメチレン
ボリフェニル力ルハメ−1・類に転位及び縮合反応させ
る方法として、75%す、上の濃度を有する濃硫酸又は
それと同等の強酸を用い、かなりの時間反応させる方法
が提案されている。
しかしながら、本発明方法においては、メチレンアミノ
結合を有する化合物を、原料又は他の種類のN−フェニ
ル力ルバメ−1・類と分子間反応をさせるため、前記の
ような強酸よりはるかに弱い酸である、温度25℃の水
溶液中におけるpKa値が4以下であるカルボン酸の存
在下で、短時間で定量的に反応を進行させることができ
、その上選択性よくンフェニルメタンジカルバメ−1・
類を得ることかできる。
この第二反応工程における反応を、未置換のN−フェニ
ル力ルハメ−トの場合を例としてわかりやすく示すと、
次のような式で表わされる。
C○OR 及び/又は、 C0OR0OOR (R″は、Rと異なっていてもよいし同じであってもよ
い) このように、2核体のメチレンアミノ結合を有する化合
物とN−フェニルカルバメート類との反応の際には、元
のN−フェニルカルノくメート類か再生してくるため、
R″の代りにRとなった化合物も一部生成するが、いず
れも2核体の7フエニルメタンジカルバメー ト類であ
って、ジフェニルレノタンジイソシアナート類を製造す
るだめの原料となりうる。。
さらに、メチレンアミノ結合を有する3核体以上の化合
物が存在してbても、例えは次に示すよウニ同様に7ン
エニルメタンゾカルハメート類ニ変換される。
C0ORCO○R ○ 又は C0OR000h OC○OR ○ これらの式から明らかなようにメチレンアミノ結合を有
する化合物と反応させるN−フェニルカルバメート類の
量徴・、存在するメチレンアミノ結合と当量以下であっ
ても、例えば2核体の反応の場合にみられるように、]
・]−フェニルカルバメート類か副生じてくるため、反
応速度か小さいので、当量以上の(χ−フェニルカルハ
メー ト類を共存させることか、反応速度を高め、かつ
ジフェニルメタンノカルハメート類への選択性を高める
ために好ましい。したかつて、有機性反応混合物中に残
存する未反応のN−フェニルカルバノート類のみでは、
その量が不十分な場合は、この工程において、さらにN
−フェニル力ルハメ−1・類を添加することが好ましい
この第二反応工程においては、温度25℃の水溶液中に
おけるpKa値が4以下であるカルボン酸を用いること
が4寺徴であジ、このよ′)なカルホン酸としては、例
えばキ酸、フルオロ酢酸、/フルオロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、
ブロモ酢酸、ノブロモ酢酸、トリブロモ酢酸、ヨード酢
酸、ショート酢酸、トリヨード酢酸などのハロケン化酢
酸類:α−フルオロプロピオン酸、α、α−ジフルオロ
プロピオン酸、α−クロログロピオン酸、α、α〜ジク
ロログロピオン酸、α−フルオ0酪酸、α−クロロ酪酸
などのα−ハロケン化及びα、α−シハロゲン化脂肪族
カルボン酸類、シアノ酢酸、α−シアノプロピオン酸、
α−シアノ酪岐なとのα−シアン脂肪族カルボン販類:
アセト酢敏、ジクロロアセチル酢酸、フ/Lオロアセチ
ル酢酸ナトのアシル酢酸類、メトキシ酢酸、エトキシ酢
酸、クロロフェノキ’/ (AfNa& (各異性体)
、シアノフェノキシ酢酸(各異性体)7i:とのアルコ
キン酢酸類及びフェノキシ酢酸類;クロロ安息香ば(各
異性体)、フルオロ安息香ば(谷異性体)、ジフルオロ
安息香酸(各異性体)、ブロモ安息香酸(各異′l?I
:体)、トリクロロ安息香酸(谷異法体)などのハロゲ
ン化安息香酸類、サリチル酸、ンヒトロキ7安息香酸(
各異性体)、トリヒドロキン安息香酸(@異性体)など
のヒドロキン安息香酸類;ニトロ安息香酸、ジニトロ安
息香酸などのニトロ化安息香酸類;クリコール酸:乳酸
、リンゴ酸、ジメチルリンゴ酸、/ヒトロキ7リンゴ酸
などのリンゴ酸類、酒石酸、/ノチル酒石酸、ジヒドロ
キシ酒石酸などの酒石酸類、クエン酸、マロン酸、ジメ
チルマロン酸などのマロン酸類、シュウ酸;マレイン酸
;フマール酸、マンテル酸、フタール峨(各異性体)、
ハロケン化フタール酸(各異性体)なとのフタル酸類、
フラノカルボン酸、チオフェンカルボン酸、チオ酢酸、
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸、スルホ酢酸、
ジンルオロスルホ酢酸などのスルホ酢哉類、7フルオロ
マロン酸、ジクロロマロン酸などのハロケン化マロン酸
類;1,2−7フルオロコハク酸、パーフルオロコハク
酸、ハークコロコハク酸なとのハブケン化コハク酸類な
どか牟げられる。こnらのカルホン酸の中で好ましいも
のはα−ハロケン化カルボン酸−(:メ9す、市に好丑
しいものはトリフルオロ酢酸である。
これらのカルボン酸の使用量については、特に制限はな
いか、通常メチレンアミノ結合を有する化合物に対して
、1.0”〜104倍モルの範囲である。これらのカル
ボン酸は溶媒として用いてもよく、さらに単独で用いて
もよいし、りるいは2種以上混合して用いてもよい。
本発明の第二反応工程における反応温度は40〜200
℃、好−ましくは60〜150℃の範囲である。
また反応時間(は、用いるカルホン酸の独類及び量、反
応温度、メチレンアミノ結合を有する化合物の存在量及
び共存するN−フェニルカルバメート類の量、あるいは
反応方式なとによって異なり、通常数分〜数時間の範囲
であるが、本発明方法においては、はとんどの場合、1
時間未満で十分である。さらに反応方式は回分式又は連
続式のいずれの方式でもよく、丑だ、所定の温度に保っ
た反応容器に反厄液を連続的に流通させる簡単な方式で
実施例 次に、この第二反応工程における反応は、無溶媒でも実
施しうるが、必要に応じて適渦な溶媒を用いて実施する
こともできる。この溶媒としては、例えはペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、7ナノ、テカン、n−ヘ
キザテヵン、シクロペンクン、シクロヘキサンなどの脂
肪族又は脂環族炭化水素類、クロロホルム、塩化エチレ
ン、四塩化炭素、・/クロルエタン、トリクロルエタン
、デトラクロルエタンなどのハロケン化炭化水素類、メ
タノール、エタノール、フロパノーノヘ ブタノールナ
トのアルコール類、ベンセン、トルエン、キンレン、エ
チルベンゼン、モノクロルベンセン、シクロヘキサン、
スロムナフタリン、ニトロベンセン、o−又um −又
(dp−二(・ロトルエンなどの芳香族化合物類、−ノ
エチルエーテル、L4=ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、キ敏ノ
ナルなとのエステル類、スルホラン、3−メチルスルポ
ラン、2.4−ツメチルスルホランなどのスルホラン類
などが誉げられる。さらには、酢酸、プロピオン酸、モ
ノクロル酢酸、7クロル酢酸、[・リクロル酢酸、トリ
フルオロ酢酸などの脂肪族カルボン酸類及びハロケン化
脂肪族カルボン酸も用いられ、これらのカルボン酸の酸
無水物類も用いることができる。
捷だ、第一反応工程で有機溶媒を用いる場合は、その溶
媒をそのま捷用いることもできる。
次に(D)工程の第二分離工程において、前記の第二反
応工程で州られた反応混合物からカルボン酸が分離され
、目的とするジフェニルメタンジカルバメート類、及び
場合によっては少量のその高級同族体であるホリメチレ
ンポリフェニル力ルバメート類を含む島台生成物か得ら
れる。
このカルホン酸の分離が容易であることが本発明の特徴
の1つであり、例えば好ましいカルホン酸であるα−ハ
ロケン化カルボン酸の中で特に好ましい酸であるトリク
ロル酢酸やトリフルオロ酢酸などは、そのl非点が原料
の1寸−フェニルカルバメート類や生成物の/フェニル
メタノ/カルバメート類より低いため、蒸留などによつ
−C容易に分離しうる。
このようにして第二分離工程で分離されたカルボン酸は
、そのままか、あるいは必要に応じ再調製を行ったのち
、第二反応工程で再使用される。
壕だ、第二反応工程において、前記のカルホン酸以外の
ものを溶媒として用いる場合は、必要に応じて溶媒を蒸
留分離すれば目的の生成物が侍られる。
サラに、未反応のN−フェニル力ルハメ−1−aが残存
している場合も、必要に応じて、例えは蒸留々どによっ
て分離することができる。
このようにして得られたN−フェニルカルバメート類の
縮合生成物は、2核体のジフェニルメタンジカルバメー
ト類を主成分とし、3核体のシノチレントリフェニルカ
ルバメート類を全然含まなイカ、するいは少量含むもの
であって、ジフェニルメタンジカルバメート類の選択率
は80%以上である。
本発明のN−フェニル力ルバメ−[・類の将白合方法は
、高選択率でジフェニルメタンジカルバメート類を製造
するだめの工業的に有第1」な方法でるり、さらに得ら
れ/こN−フェニルカルバメート類の縮合生成物は、熱
分解反応によってジフェニルメタン/イソノアナートを
製造するだめの原料として極めて適している。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
なお、反応生成物は高速液体クロマトグラフィーを用い
て分析した。
実施例1 100ml答ガラス製フラスコに、50重重量硫暇77
ii’、N−フェニルカルバミン酸エチル192.37
%ホルムアルデヒド水溶液1.9 fを入れ、かきまぜ
ながら90℃で2時間反応させたのち、反応混合物を分
液漏斗に移し、層分離した有機層及び水層を別々に回収
した。有機層は温水で洗浄したのち、ロータリーエバポ
レーターで水分を除去した。洗浄水及び分離した水層を
合わく、ロータリーエバポレーターで所定量の水分を除
去することによって50重量%の硫酸77グを回収した
有機層を分析した結果、N−フェニルカルバミン酸エチ
ルの反応率は38.5%で、生成物の組成(・マ11,
4′−ジフェニルメタン7カルバミン岐ゾエヂルカ30
. I M量%、2,4′−7フエニルメタンシカルバ
ミン酸ジエチルか4重量%、メチレンアミノ結合を有す
るヒス−(1(−カルボメトキシアニリノ)メタン、及
び(N−カルボエトキンアニリノメチル)フェニルカル
バミン酸エチルがそれぞれ1.9及び2.4重量%であ
り、3核体以上の化合物は0.9重量%でらった。なお
有機層中にはホルムアルデヒド(ハ検出されなかった。
次にこの有機層にトリフルオロ酢酸157を加え、75
℃で20分間反応させたのち、ト)ノフル万口酢酸を蒸
留によって分離した。このようにして得られた反応混合
物の重量組成は、N−フェニルカルバミン酸エチルが6
0,2%、4.4’−シフェニルメタンジカルバミン酸
ジエチルが34,5%、2.4’−シフェニルメタンジ
カルバミン酸ジエチルが4.2%、3核体のジメチレン
トリフェニルカルバミン酸トリエチルが1.1%でめっ
た。メチレンアミン結合を有する化合物は存在していな
かった。
縮合生成物中における4、4′−ジフェニルメタン/カ
ルバミン酸ジエチルの選択率は87.5%で、2.4′
〜ジフエニルメタン7カルバミン酸ジエチルの選択率は
10.7%、ジメチレントリフェニルカルバミン酸トリ
エチルの選択率は1.8%であった。
2核体のジフェニルメタン/カルバミン酸ジエチルの合
計選択率は98,2%でめった。
なお蒸留によって分離されたトリフルオロ酢酸は14.
8 ?で、これはそのitで再使用が可能であった。
実施例2 400m1容ガラス製反応容器に、45重量%の硫酸2
30f?、N−フェニルカルバミン酸メチル5゜2.3
7%ホルムアルテヒト水溶液5.5f、溶媒としてニト
ロベンゼン50fを入れ、がきlぜながら9.0℃で2
時間反応させたのち、2層分離によシ有機層と水層に分
けた。有機層を温水洗浄することによって残存する少量
の硫酸を除き、次いで少量含まれる水をニトロベンセン
の一部と共沸させることによって除いた。得られた有+
3層を分析した結果、N−フェニルカルバミン酸メチル
の反応率は41%で、4.4’−ジフェニルメタン/カ
ルバミン酸ジメチルの収率は32%、2./I’−ンフ
ェニルメタンジカルバミン酸ジメチルの収率は2.8%
、メチレンアミノ結合を有するビス(lVI−カルボメ
トキシアニリノ)メタン、及び(N−カルボメトキノア
ニリノメチル)フェニルカルバミン酸メチルがそれぞれ
2.9%及び3.3%であり、3核体以上の化合物は検
出されなかった。水層は実施例1と同様な方法により、
a粗し再使用に供した。
有機層にはホルムアルデヒドは検出されなかった。
次に有機層にトリフルオロベンゼン40fを加え、この
溶液を80℃に保った内径1o調、長さ30口の反応管
の下部よシ、1 nd! / minの速度で流すこと
によって反応させた。反応液からトリフルオロ酢酸及び
ニトロベンゼンを減圧蒸留にょシ留去させた反応混合物
中には、重量%で、N−フェニルカルバミン酸メチルが
58%、4.4’−シフェニルメタンジカルバミン酸ジ
メチルが37.6%、、  2.4’/フェニルメタン
7カルハミン酸ンメチルが4.11%で3核休のシメチ
レントリノエニルカルハミン酸トリメチルは存在してい
なかった。
実施例3 N−フェニルカルバミン酸エチル161ffit%、ホ
ルムアルテヒト0.6重量%、硫酸33重量%、ニトロ
ヘンセン17重量%、水33.4重量%から成る混合物
を用いて図に示すような連続反応装置で縮合反応を実施
しだ。第一反応工程の反応温度は90℃で、第二反応工
程は80°Cでめった。また第二反応工程ではトリフル
オロ酢酸を用い、その量は反応混合液中において28重
量%となるようにした。また第一反応工程における滞留
時間は3時間であり、第二反応工程では15分間であっ
た。このようにして得られた縮合生成物中の4,4′−
ジフェニルノクンジカルバミン酸エチルの選択率は88
%で、2.4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメ
チルの選択率は10%で、3核体のジメチレントリフェ
ニルカルバミン酸トリエチルの選択率は2%であった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法を連続的に実施するだめのフローシート
の1例であって、図中符号1は第一反応工程用リアクタ
ー、2は第一分離工程用セパレータ−13は無機酸水溶
液濃縮装置、4は無機酸水溶液タンク、5は水洗装置、
6は脱水装置、7は第二反応工程用リアクター、8は第
二分離工程用カルボン酸蒸留装置及び9はカルホン酸タ
ンクである。 特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人 阿 形  明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I N−フェニルカルバメート類とメチレン化剤とを反
    応させてンフ二二ルメタンシ力ルバメート類を製造する
    に湧9、(A)無機酸水溶液中(は無機酸水@液と有機
    溶媒の存在下に、40〜150℃の温度でメチレン化剤
    とそのメチレン基1モル−M 量当り 2モル以上のN
    −フェニルカルバメート類とを液相で反応させる第一反
    応工程、(B)第一反応工程で得られた反応混合物を無
    機酸水@液と該無機酸を実質的に含まない有機相反応混
    合物とに分離するとともに、分離した無機酸水溶液を第
    一反応工程へ循環させる第一分離工程、(0)第一分離
    工程で分離した有機相反応混合物を、N−フェニルカル
    バメート類及び温度25℃の水溶液中に2けるpKa値
    が4以下であるカルホン酸の存在下に、40〜200℃
    の温度で処理する第二反応工程、(D>第二反応工程で
    得られた反応混合物から該カルホン酸を分離し・これを
    第二反応工程へ循環させる第二分離工程を含むプロセス
    を用いることを特徴とするN−フェニルカル・・メート
    類の縮合方法。 2 第一反応工程における無機酸水溶液中の無機酸濃度
    が20〜70重量係である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3 無機酸が硝酸でるる特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の方法。 4 第一反応工程におけるN−フェニルカルバメート類
    の使用量がメチレン化剤のメチレン基1毒ル当量当り、
    2.5〜10モルである特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 5 第一反応工程におけるメチレン化剤がホルムアルテ
    ヒド水浴液である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 第一反応工程における有機溶媒が常圧での沸点が3
    00℃以下で=bb、かつ常温における水との相互溶解
    度かそ、ftそ几10%以下である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 7 有機@奴が電子吸引性置換基又は・・ロケン原子金
    石する芳香族化合物である特許請求の範囲第6項記載の
    方法。 8 電子吸引性置換基がニトロ基である特許請求の範囲
    第7項記載の方法。 9 第二反応工程におけるカルボン酸かa−・・ロゲン
    化カルホン酸である特許請求の範囲第1項記載の方法。 10  α−ハロゲン化カルボン酸がトリフルオロ酢酸
    である特許請求の範囲第9項記載の方法。
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US06/559,114 US4552974A (en) 1982-12-07 1983-12-07 Process for producing diphenylmethane dicarbamates
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JP2003527467A (ja) * 1999-12-27 2003-09-16 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリカーバメート類の合成法

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