JPS58198454A - ジフエニルメタンジカルバメ−ト類の製造方法 - Google Patents

ジフエニルメタンジカルバメ−ト類の製造方法

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JPS58198454A
JPS58198454A JP7816882A JP7816882A JPS58198454A JP S58198454 A JPS58198454 A JP S58198454A JP 7816882 A JP7816882 A JP 7816882A JP 7816882 A JP7816882 A JP 7816882A JP S58198454 A JPS58198454 A JP S58198454A
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Tomoya Watanabe
智也 渡辺
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伸典 福岡
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジフェニルメタンジカルバメート類kli造
する方法に関するものであり、さらに詳しくは、分子内
に少なくとも1個以上のメチレンアことによって、ジフ
ェニルメタンジカルバメート類を製造する方法に関する
ものである。
ジフェニルメタンジカルバメート類は、ホスゲンを使用
しないでジフェニルメタンジイソシアナート、(MDI
)を製造するための帥駆体として有用な物質である。特
にその4,4′〜体である4、4′−ジフェニルメタン
ジイソシアナート(いわゆるピュアーMDI)は、ポリ
ウレタンエラストマー、スパンデックス、人工皮革用コ
ーテイング材などの原料として、近年悔要が急増してい
る。したがって、その原料となり得るジフェニルメタン
ジカルバメート類を工業的に有利に製造できる方法を開
発することが望まれている。
従来、このジフェニルメタンジヵルバメーlitを製造
する方法としては、例えば、N−フェニルカルバメート
とホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、メチラー
ル、トリオキサンなどの縮合剤とを、鉱酸、有機スルホ
/酸、固体酸などの績め存在下において反応させる方法
が知られている。
この場合、強llを大量に用いる、反応温度を高くする
。反応時間を長くするなどの比較的厳しい条件下で反応
を行なうと、目的とするジフェニルメタンジカルバメー
ト類以外に、例えば一般式(TV)(式中、R宜はアル
キル基、芳香族基または脂環族基、zFi1以上の整数
を表わす。)で示される多義体のポリメテレンポリフェ
ニルヵルパメートカかなシ多量に生成することも知られ
ている。
一方、比較的温和な条件下で社、メチレン基がカルバメ
ート基の窒素原子と結合したメチレンア個または5個以
上有する2核体tたは5核体以上の多核体がかなり多量
に副生することも知られている。
このメチレンアミノ結合を有する化合物は、熱分解によ
って屯イソシアナートを与えないので、できるだけその
存在量を減少させることが望まれている。その一つの方
法として、これらの化合物を実質的に無水の条件下で、
少なくとも75−硫酸以上の強さを有するプロトン性酸
またはルイス酸の存在下に、50〜170℃の温度で反
応させることVCよって、窒素原子に結合しているメチ
レン基をベンゼン環と結合させるための転位反応の方法
が提案されている(%開開54−59264号公報)。
しかし、この方法ではメチレンアミノ結合を含む5核体
以上′の多核体からは、やはり多核体のポリメチレンポ
リフェニルカルバメートが生成している。
そこで、本発明者らは、メチレンアミノ結合を含む3核
体以上の多核体の反応性について鋭意検8・すを重ねた
結果、驚くべきことに、これらの多核体カラジフェニル
メタンジカルバメート類を製造111[ できることを見出し、本発#4を完成するに至った。
すなわち、本発明は、酸の存在下において、構成単位と
して次式(I)で示されるA、B、C,D、Eを有する
化合物およびそれらの混合物 AモBカ±c−4西り九E     (Il 8− (式中、l、m、nはそれぞれ0以上の整数を表わし、
n = 0の場合、AがHであればt+m≧2を満足し
、Aがその他の基であればt+m≧1を満足するものと
する。また R1は水Xまたはアルキル基、ハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、脂環族基など
の置換基、Xは0〜4の整数を表わし、Xが2以上の場
合は、R1は同じものであってもよいし、異なる置換基
でろうてもよい。R2はアルキル基、芳香族基または脂
環族基を表わし、さらに、Rzはその1−以上の水素が
前記の置換基で置換されたものであってもよい。)と、
一般式卸 (式中 RAは水素またはアルキル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、脂環族基などの置
換基、y祉0〜4の整数を表わし、yが2以上の場合は
、R4ij同じものであってもよいし、異なる置換基で
あってもよい。R4はアルキル基、芳香族基または脂環
族基を表わし、さらに、R4はその1個以上の水素が前
記の置換基で置換されたものであってもよい。また R
AはR1と、yはXと、R4はVとそれぞれ同じであっ
てもよい。)で示されるN−フェニルカルバメートとを
反応させることを特徴とする一般式(Ill)で示され
るジフェニルメタンジカルバメート類ノ製造方法を提供
するものである。
本発明の方法を、メチレンアミノ結合を含む3核体の場
合の反応を用いて、よりわかりやすく例示すれば次のよ
うに表わされる。(簡単化のためにR烏=R畠=H,R
”=R5とする。)例えに、または例えば、 0 または例えば、 このように本発明の方法は、従来の技術ではポリメチン
/ポリフェニルカルバメートにしか変換できなかったメ
チレンアミノ結合を有する5核体以上の多核体から、選
択性良くジフェニルメタンジカルバメート類を製造でき
ることを特徴としている。
さらに、光行の技i#(%開開54−59264号)で
は、転位反応を行なわせるためKFi、実質的に無水の
条件下で、しかも、75チ硫酸以上の強い酸強度を有す
るプロトン性酸や、五フッ化アンチモンや三フッ化ホウ
素などの強酸性のルイス酸を用いることが必要であるが
、それとは異なシ、本発明の方法では、メチレンアミノ
結合を有する5核体以上の多核体とN−フェニルカルバ
メートとの分子間反応を行なわせるので、トリフルオロ
酢酸などのように751硫酸よりもはるかに弱い酸であ
る有機カルボン酸の存在下でも、定量的に反応管進行さ
せることができ、選択性良くジフェニルメタンジカルバ
メート類を製造できることが特徴である。
本発明で使用されるメチレンアミノ結合を有する5核体
以上の多核体は、一般式(1)%式%( (式中、ム、B、C,D、Eおよびt、m、nは前記の
通り)で示されるものでおって、これらの化合物はどの
ような方法によって製造されたものでろってもよいが、
一般式M (式中、R1、BlおよびXは帥記の通り)で示される
N−フェニルカルバメート類ヲホルムアルデヒド、パフ
ホルムアルデヒド、トリオキサン、メチラール、アシラ
ールなどのメチレン化剤と反応させて縮合させる際に生
成するものを使用することも好ましい方法の一つである
。こうすることによって、ジフェニルメタンジカルバメ
ートの得率を向上させることができる。この場合、一般
式(Ilで示される化合物類を分離した恢、一般式但で
示されるN−フェニルカルバメートと反応させてもよい
し、メチレンアミノ結合を有しない縮合反応生成物でる
るジフェニルメタンジカルバメート類やポリメチレンポ
リフェニルカルバメート類、あるいはメチレンアミノ結
合t−壱する2核体でろる一般式(Vl)や(■)(式
中 11 、R1およびx#i帥記の通p)で示される
化合物の共存する系で、本発明の方法を実施してもよい
。式(Vl)、(■〕で示される化合物は、本発明の条
件下で類似の反応によりジフェニルメタンジカルバメー
トに変換される。
本発明で用いられるもう一つの原料であるN−フェニル
カルパメー)11、一般式(2)(式中 R1,R4お
よびyFi繭記の通))で示される化合物であって、例
えば前記の一般式〇においてR4かメチル基、エチル基
、2,2.2−)リクロロエチル基、2s2,2−)9
フルオロエチル基、プロピル基(n−1iso −)、
ブチル基(n−および各種異性体)、ペンチル基(n−
および各種異性体)、ヘキシル基(n−および各種異性
体)などのアルキル基、またはシクロペンチル基、シク
ロヘキシル基などの脂環族基、またはフェニル基、ナフ
チル基などの芳香族基であり、”が水素または前記のア
ルキル基または脂環族基めるいにフッ素、塩素、臭素、
ヨ9素などのハロゲン原子あるいはニトロ基めるいはシ
アノ基めるいtit前記のアルキル基を構成成分とする
アルコキシ基などであるようなN−フェニルカルバメー
ト類が挙けられる。
好ましいのは、N−フェニルカルバミン酸メチル、N−
フェニルカルバミン酸、エチル、N−フェニルカルバミ
ンell n −7’ロビル、N−フェニルカルバミン
jlljiso−プロピル、N−フェニルカルバミン5
1 n −7’チル、N−7エールカルパミン酸戴−ブ
チル、N−フェニルカルバミン[18G−ブチル、N−
フェニルカルバミン51 tert −)f k、N−
フェニルカルバミン酸″″ペンチル、N−フェニルカル
バミン酸ヘキシル、N−フェニルカルバミン酸シクロヘ
キシル、N−フェニルカルバミン酸2.2.2−)リク
ロロエチル、N−フェニルカルノくミン酸2,2.2−
)リフルオロエチル、N−ofたam−)!Jルカルバ
ミン酸メチル、N−・0またはm−)リルカルパミン酸
エチル、N−0またはm−トリルカルバミン1112,
2.2−)リフルオロエチル、N−0またはm−トリル
カルバミン酸プロピル(各異性体)、N−oまたはm−
)リルカル/くミン酸ブチル(各異性体)、N−oまた
#′im−クロルフェニルカルバミン酸メチル、N−N
−017jtiクロルフエニルカルバミン酸エチル、N
−。
またはm−クロルフェニルカルバミン酸プロピル(各J
4性体)、N−0また#im−クロクロルフェニルカル
バミン酸ブチル異性体)、N−oまたはm−クロルフェ
ニルカルバミン酸2,2.2−トリフルオロエチル、N
−2,6−シフチルフエニルカルバミン酸メチル、N−
2,6−シフチルフエールカルバミン酸エチル、N−2
,4−ジメチルフェニルカルバミン酸プロピル(各異性
体)、N−2,6−ジメテルカルパミン酸ブチル(各異
性体)、N−2,6−ジメチルカルバミンaI2,2.
2−)リアルオo工fk、N−2,4−ジブロムフェニ
ルカルI(ミン酸メチル、N−2,4−シフロムフェニ
ルカルバミン酸エチル、N−2,6−ジブロムフェニル
カルバミン酸プロピル(各異性体)、N−2j−ジブロ
ムフェニルカルバミン酸フチル(各J4性体)、N−2
,6−ジブロムフェニルカルバミンl12s2.2−ト
リフルオロエチルなどのN−フェニルカルノくメート類
が用いられる。
コレラのN−フェニル力ルバメー1ト類< 一般式αB
)において、R畠がR1と、yがXと、R4がR雪と同
じであるものが特に好ましく用いられる。
本発明で用いられる酸としては、有機酸、無機酸いずれ
であってもよく、その状態も気体、液体、固体いずれで
必ってもよい。
このような酸としては、例えば、フッ化水素、塩酸、硫
酸、リン酸、ホウ酸、ポリ硫酸、ポリリン酸、過塩素酸
などの鉱酸類;酸性白土、ベントナイト、カオリン、ゼ
オライト、モンモリロナイト等の粘土質鉱物および無機
陽イオン交換体類;シリカゲル、アルミナ、石英砂、硅
礫土などに硫酸、リン酸、有機酸などを付着させたシ、
さらに熱処理したような固臘化酸類ニジリカ、アルミナ
、酸化亜鉛、チタニア、酸化アンチモン、シリカ−アル
ミナ、シリカ−チタニア、チタニア−アルミ′す、シリ
カルジルコニアなどの金属酸化物および複合酸化物類;
硫酸ニッケル、硫酸、アルミニウム、硫酸鉄などの硫酸
塩類;硝酸クロム、硝酸ビスマスなどの硝酸塩類;リン
酸ジルコニウム、リン酸アルミニウムなどのリン酸塩類
;塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化チタン、
塩化バナジウム、塩化夕/タル、塩化鉄、臭化鉄、塩化
ケイ素、フッ化アンチモン、塩化アンチモ/、塩化スズ
、塩化銅、臭化リン、フッ化ホウ素などのルイス#類お
よびこれらのルイス酸を担体に担持したもの、あるいは
これらのルイス酸とグラファイトなどとの層間化合物類
ニドデカモリブドリン酸、ドデカモリブドケイ酸、ドデ
カタンダストリン酸、ドデカタンクストケイ酸、タング
ストモリブドリン酸などのへテロポリ酸類およびこれら
のへテロポリ酸類をクインク土などの担体に担持したも
の;スルホン酸基、パーフルオロスルホン酸基、カルボ
キシル基、フッ素化カルボキシル基、リン酸基などの酸
性基を有する有機陽イオン交換体類;ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、フルオロ酸12(モ/。
ン、トリ)、クロル酸#I(モノ、ジ、トリ)、安怠香
散、蓚酸、コハク酸、マロン酸、フタル酸などの有機カ
ルボン酸類;フルオロスルホン酸、メタンスルホン酸、
トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンヌルホン酸、
トルエンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸などのスル
ホン酸類;スルホ酢酸パーフルオロスルホ酢酸などのス
ルホン酸基を有する有機カルボンli!類などが挙けら
れる。これらのe1!はjlLa!itで用いてもよい
し、2徨以上を混合して用いてもよい。
このような酸の中で、反応生成物との分離および回収の
容易さを:IIj;慮すれば、有機カルボン11−よび
固体酸が好ツしい。好ましい有機カルボン酸としては、
25℃の水溶液中でのpKa gが4以トのものでめり
、例えば、ギ酸、蓚酸、フルオロ酢酸(モノ、ジ、トリ
)、クロル酸II!(モノ、ジ。
トリ)、ブロム酢酸(モノ、ジ、トリ)、シアノ酢酸、
α−フルオロプロピオン酸、α、α−ジクロル酪酸なと
であり、特に好ましいのはα−位にノ・ロゲンを有する
カルボン酸である。好ましい固体酸としては、フッ素化
スルホ/酸基または/およびフッ素化カルボキシル基を
有する有機陽イオン交換体類や前記のような無機陽イオ
ン交換体類、固型化酸類、金属酸化物および複合酸化物
類、硫酸塩類、リン酸塩類が挙けられる。
本発明方法は無溶媒でも実iできるが、必要に応じて適
当な溶媒中で実施することもできる。このような溶媒と
しては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ノナン、デカン、n−ヘキサデカン、シクロペン
タン、シクロヘキサンなどの脂肪族または脂壊族辰化水
素類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、ジク
ロルエタン、トリクロルエタン、テトラクロルエタンな
トノハロゲン化炭化1水素類、メタノール、エタノール
、プロパツール、ブタノールなどのアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、モノクロ
ルベンゼン、ジクロルベンゼン、ブロムナフタリン、ニ
トロベンゼン、0−またはm−またはp−ニトロトルエ
ンなどの芳香族化合物類、ジエチルエーテル、1,4−
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのニー1ル類、酢
酸メチル、酢酸エチル、ギ酸メチルなどのニスデル類、
スルホラン、5−メチルスルホラン、2.4−ジメチル
スルホランなどのスルホラン類および水などが挙げられ
る。さらには酢酸、プロピオン酸、モノクロル酢酸、ジ
クロル酢酸、トリクロル酢敗、トリフルオロ酢酸などの
カルボン酸類、メタンスルホン酸、トリクロルメタンス
ルホン酸、トりフルオロメタンスルホン酸などのスルホ
ン酸類などの酸類も溶媒として用いることができる。
本発明方法全実施するに当り、原料でおる一般式(1)
でボされる化合物およびそれらの混合物と、一般式(社
)で示されるN−フェニル力ルバメートノ童比はいくら
でもよいが、原料中におけるメチレエール力ルバメート
を用いることが好ましい。もちろん、それより少ない量
でおっても、目的とするジフェニルメタンジカルバメー
ト類は得られるが、収量は少なくなる。逆に咎蓋よりも
多くのN−フェニルカルバメートを用いることは、反応
速#iLを促進させる効果があり、好ましい方法である
また、使用する酸の量は、用いる酸の種類および原料組
成、その他の反応条件によって異なるが、通′に、一般
式(Ilで示される原料1モルに対して、101〜10
1モルの範囲が好ましい。
本発明の反応は250℃以−ト、好ましくは10〜20
0℃のm度で行われる。
反応時間は反応一度、酸の種類と量、溶媒の有Xおよび
量、原料組成、反応方法などの他の反応条件によって異
なるが、通常数分〜数時間である。
本発明方法は通常、常圧下または加圧下で行わtLるが
、必豊に応じて減圧°Fで有りこともできる。
また、本発明の反応方式としては、特に制限はなく、回
分式で行ってもよいし、めるいは連続式に行ってもよい
仄Kl!11!廁例によって本発明金さらに詳細に祝明
するが、本発明は、これらの実施例によって限定される
ものではない。
なお、反応生成物は高速液体クロマトグラフィーを用い
て、分析した。
実施例1 N−フェニルカルバミン酸エチル50vとトリオキサン
4.54ri98チ硫酸2.11の存在−ト、50℃で
5分間反応させ、生成−をカラムクロマトグラフィーに
よって分離し、一般式(Ilにおいて、l = n1=
 x = 0、A=H,n=1、R” = C,H,で
わる次式 で示される異性体を含む化合物(以下、5核N 、 N
’一体と呼ぶ)24重量−と、一般式(Ilにおいて、
で71りされる異性体を含む化合@(以下、3核N一体
と呼ぶ)76重量%とからなる混合物を得た。
この混合物2.03 tおよびN−フェニルカルバミン
酸エチル5,5 fを、トリフルオロ酢酸20f中で、
攪拌下に70℃で20分間反応させた後、トリフルオロ
酢酸を単蒸留によって分離し、生成物を分析した結果、
5核N 、 N’一体およびS核N一体社全て消費され
ており、ジフェニルメタンジカルパミン酸ジエチル2.
62が生成していた。副生物として、一般式(IV)に
おいて、z=1、R驚=C,H,で表わされる5核体で
あるジメチレントリフェニルカルバミン酸トリエチルが
0.1を生成していた。また、N−フェニルカルバミン
酸エチルは2.72回収された。このことは、5核N 
、 N’一体シよび5核N一体の95−がN−フェニル
カルバミン酸エチルと反応して、ジフェニルメタンジカ
ルバミ/#!ジエチルに変換したことを示している。
3核体でめるジメチレントリフェニルカルバばン酸トリ
エチルは、生成したジフェニルメタンジカルパミン酸ジ
エチルが未反応の3核N 、 N’一体およびS核N一
体と反応して、ジフェニルメタンジカルバミン酸ジエチ
ルを栴生(〉ながら−生してきたものと考えられる。
比較例1 実施例1で用いfcOとNじ組成含有するS@N 、 
N’一体と3核N一体との混合物2.05 jF i使
用り、テ、N−フェニルカルバミン酸エチルを加、tな
い以外は、実施例1と全く同様の方法により反応を行っ
たが、5核N 、 N’一体12重量−15核N一体8
2重t s s s 8体以上のポリメチレンポリフェ
ニル゛カルバiン酸エチルが6M*チから成る混合物が
得られたVCすぎず、ジフェニルメタンジカルパミン酸
ジエチルは#1とんど生成していなかっり、5実施例2
〜4、および比較例2 N−フェニルカルバミン酸エチルトトリオキサンを用い
て、実施例1と同様な方法によって縮合混合物を得た。
水洗して硫酸を除いた後、薄膜蒸Wt−行ない、一般式
(■Jにおいて、X=0、n2= C,H,で16(N
−エトキシカルボニル)フェニルアミノメチルフェニル
カルバば/酸エチル(以ト、2核N一体と呼ぶ)46重
量−1一般式(■)において、x=0、R” = c、
a、であるビス−(N−エトキシカルボニルアニリノ)
メタン(以下、2核N 、 N’一体と呼ぶ)26重を
優s、s核N一体22.5*jikl  s核N、N’
一体8,7 重量%から成りm合物を得た。
この混合物8ft−トリフルオロ酢#50f中で、種々
の量のN−フェニルカルバミン酸エチルト、70℃で1
0分間反応させた結果を表1に示す。
t&、N−フェニルカルバミン酸エチルを加えないで同
様の操作を行なった結果を比較例2とした。
表  1 (lEPc=N−フェニルカルバミン鍍エチル実施例2
の結果は、2核N一体および2核N、 N’一体の全て
が反応してジフェニルメタンジカルパミン酸ジエチル(
MDU)に変換し、S核N一体および3 a N 、 
N’一体の26饅がN−フェニルカルバミン酸エチルと
反応してMDUを生成させ、残りの74−がジメチレン
トリフェニルカルバミン酸ト、・山′:1′ リエチル(DTT)に変換したことを示しており、また
、実施例5の結果は、2核N一体および2核N一体およ
び3核N 、 N’一体の78チがN−フェニルカルバ
ミン酸エチルと反応してMDUを生成させ、残り22%
が5核体のDTTK変換したことを示している。
N−フェニルカルバミン酸エチルを加えない場合は、反
応連直が遅く、シかもMDUの収量が低いことがわρ・
うた、比較例における回収EPCは、反応VCよって一
部一生し良ものである。
実施例5 実施例2において、N−フェニルカルバミン酸エチルリ
代りにN−フェニルカルバミン酸メチル(4G、Q n
vnoL )を用いて、実施例2と全く同様の反応を行
、なった結果、2核N一体、2核N 、 N’一体、5
核N一体およびS核N 、 N’一体の全てが消費され
て、’Wi類のジフェニルメタ/ジカルバメート、すな
わち、ジフェニルメタンジカルバミン酸7エチル(5,
1,rnI′rIOt)、ジフェニルメタンジカルバi
ン酸メチル(3,2rrwnoL )および混合エステ
ルであるジフェニルメタンジカルバミン酸メチルエチル O (16,1mnIot )と、ジメチレントリフェニル
カルバミン酸トリエステル(1,OnWnOt% メチ
ルエステル、エチルエステル、メチルエチルエステルの
混合物)が生成【7ていた。加えたN−フェニルカルバ
ミンはメチルは25.5 mmoL消費されており、新
fr−11cN−フェニルカルバミン酸エチル2>(1
8,7mmot生成していた。
実施例6 実施例1で用いた原料と同じ組成を有する5核N 、 
N’一体および5核N一体2f、N−フェニルカルバミ
ン酸エチル2.54 tをトリフルオロ酢[20)中で
、100℃、50分間反応させた結果、3核N 、 N
’一体および3核N一体は全て消費されており、ジノエ
ニルメタンジカル/(ミン鍍ジエチル2.459が生成
していた。副生物として、3核体であるジメチレントリ
フェニルカルバ(ミン酸) IJエナルが0.14 ?
生成していた。また、N−フェニルカルバミン酸エチル
/ri1,95fが回収された。
実施N7 繰り返し単位として (−+CFt  CFt+r+ CF*  CF+ 丹
0(CF重−檜So、H なる4s輩t−有するビーズ状のフッ素化スルホン敏樹
騎を肉桂811、長き20副のステンレス製カシムに光
礪し瓦。実施例2で用いた原料混合物15皇駕*、N−
フェニルカルバミン酸エテル10重it−に含むスルポ
ラン醪let、 k 、このカシエの下方↓すLII8
V = 10 hr−’で注入した。その際、こりカラ
ム11註0 生成液を分析した結果、2核N一体、2核N 、 N’
一体、3核N一体および6核N 、 N’一体の全てが
消費6れており、ジフェニルメタンジカルバミン酸シx
 −y− # 1 4.7 k. jl % 、ジメチ
レントリフェニルカルバ(ン酸トリエチル以上の多核体
1.4重* S SN−フェニルカルバミン酸エテルa
,9zil*を含んでいることがわかった。
¥層側8 実施例2で用いた原料混合物7.St、N−フェニルカ
ルバミン除エチル6.59 fスルホシン30V中に入
れ、部分的に希土類元素でイオン父侠したY型上オライ
ドでおる5K−500(ユニオンカーバイド社jlJ)
49の存在下、80℃で10分間反応させた結果、2核
N一体と5核N一体のそれぞれ90★、お・よび2核N
 、 N’一体と3核N、N’一体の余輩が反応して消
費きれて、ジフェニルメタンジカルバミン酸ジエチルが
18.9 mmot トシフナレントリフェニル力ルバ
ミン鍍トリエチルが1.6 nvnot 生成しており
、N−フェニルカルバミン酸エナルが2.b nuno
t消費されていた。ジフェニルメタンジカルバミン鈑ジ
エチルii2核N一体および2核N 、 N’一体から
15.9 rrtnol、 5核N一体および6核N 
、 N’一体から5 mmol 、それぞれ生成したも
のと為えられる。
実り例9〜14ふ・よび比較例5 実施例8において、5K−500の代りに種々の鍍を用
いた以外は、実施例8と全く同様の反応を行なった結果
を表2に示す。また、酸を用いなかった場合を比較例3
とした。
sio、−A/、0.は、Biol/Aム0.か60/
40のものを用いた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ill  酸の存在下において、構成単位として次式(
    1)でボきれるA、B、C,D、Eを有する化合物およ
    びそれらの混合物 A4B±、EC九廷り鈷E      (1)(式中、
    l、m、nはそれぞれ0以上の整数を表わし、n=00
    場合、ムがHでめれif /、 + m≧2を満足し、
    Aがその他の基てあればt+m≧1を満足するものとす
    る。また、R11J水素またはアルキル基、ハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、脂環族基など
    の置換基、xFio〜4の奮−瓢を表わし、Xが2以上
    の場合は、R1は同じものであってもよいし、異なる置
    換基であってもよい。R1けアルキル基、芳容族基また
    Fi脂脂族族基表わし、さらに、R1はその1個以上の
    水素が齢記の置換基で置換されたものであってもよい。 )と、一般式(至) (R”)y (式中、Rsは水素またはアルキル基、ハロゲン原子、
    ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、脂環族基などの置
    換基、yは0〜4の整数を表わし、yが2以上の場合は
    、R4は同じものでめっでもよいし、異なる置換基であ
    ってもよい。lj4はアルキル基、芳否族基1ftは脂
    環族基を表わし、さらに、R4iよその1個以上の水素
    が前記の置換基で置換きれたものでめりてもより0 また、R1はR1と、yはXと、R4ハR2トソレソれ
    同じであってもよい。)で示されるN〜フェニルカルバ
    メートとを反応させることを特許とする一般式l でボされるジフェニルメタンジカルパメー)Mの製造方
    法。 (2)  酸が有機カルボン酸でるる特許請求の範−第
    1項記載の方法。 (31有機カルボン酸が、25℃の水浴液中でのpKa
    値が4以下の酸である特許請求の範囲第2項記載の方法
    。 (41pKa値が4以下の有機カルボン酸として、ジク
    ロル酢酸、トリクロル酢酸、トリフルオロ酢酸また會ま
    シアノ#、酸を使用する特許請求の範囲第6槍記載の方
    法。 (51−が固体−である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 (6)固体酸がフッ素化スルホン酸基または/およびフ
    ッ素化カルボキシル基を有する有機陽イオン交換体であ
    る特許請求の範囲第5項記載の方法。 (7)固体酸が無機陽イオン交換体である特許請求の範
    囲第5項記載の方法。 (8I  無機陽イオン交換体がゼオライトである特許
    請求の範囲第7項記載の方法。 (ミ))固体酸が金属の酸化物′iたは/および複合酸
    化物でるる特許請求の範囲第5項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5459264A (en) * 1977-10-03 1979-05-12 Atlantic Richfield Co Diphenylmethane and dicarbamate homolog and production of polymethylpolyphenylcarbamate homolog
JPS567749A (en) * 1979-07-03 1981-01-27 Mitsui Toatsu Chem Inc Preparation of polymethylenepolyphenylpolycarbamate

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JPS5459264A (en) * 1977-10-03 1979-05-12 Atlantic Richfield Co Diphenylmethane and dicarbamate homolog and production of polymethylpolyphenylcarbamate homolog
JPS567749A (en) * 1979-07-03 1981-01-27 Mitsui Toatsu Chem Inc Preparation of polymethylenepolyphenylpolycarbamate

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