JPS59103063A - 車輌の発進制御方法 - Google Patents

車輌の発進制御方法

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Publication number
JPS59103063A
JPS59103063A JP21378182A JP21378182A JPS59103063A JP S59103063 A JPS59103063 A JP S59103063A JP 21378182 A JP21378182 A JP 21378182A JP 21378182 A JP21378182 A JP 21378182A JP S59103063 A JPS59103063 A JP S59103063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
speed
friction clutch
engagement
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21378182A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
寛 伊藤
Ken Asami
謙 浅見
Shigemichi Yamada
山田 繁道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21378182A priority Critical patent/JPS59103063A/ja
Publication of JPS59103063A publication Critical patent/JPS59103063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by either one of the parallel flow paths

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車等の車輌の発進制御方法に係り、更に
詳細には内燃機関等を原動機とし、動力伝達装置に設け
られた摩擦クラッチの係合によって発進する車輌の発進
制御方法に係る。
自動車等の車輌は内燃機関の如き原動機に於て発生した
回転動力を駆動車輪へ伝達する動力伝達装置を有してお
り、該動力伝達装置は、一般に、原動力の伝達接続、遮
断を行う摩擦クラッチと、複数個の変速段を有し原動機
の出力特性と車輌の要求動力特性とを適合させる変速装
置とを有している。
上述の如き動力伝達装置を有する車輌は前記摩擦クラッ
チの係合により発進し、該摩擦クラッチは車輌発進時に
は停止している従動側部材の回転数を既に原動機により
回転駆動されている駆動側部材の回転数にまで上昇させ
る同期作用を行う。
手動式変速装置を備えた車輌に於ては、摩擦クラッチの
係合は運転者によりクラッチペダルの踏込みが解除され
ることによって行われ、これにより車輌の発進が行われ
るが、車輌の運転操作を容易化するために、即ちイージ
ードライブのために、車輌の発進に際する上述の如き摩
擦クラッチの係合を自動制御し、車輌の発進を自動化す
ることが従来より考えられている。
この自動発進制御は基本的には原動機の回転数が所定値
に達した時に摩擦クラッチの係合を開始するものであり
、摩擦クラッチの係合度合が摩擦クラッチの伝達トルク
の変化及びこれに伴う原動機の回転数の変化に応じて適
切に制御されないと、ショックを伴わない円滑な車輌発
進が行われず、原動機がストールする虞れがある。
本発明は摩擦クラッチの係合に伴う原動機の回転数変化
に応じて摩擦クラッチの係合度合を適切に制御し、ショ
ックを伴うことなく車輌を円滑に自動発進することがで
きる発進制御方法を提供することを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、摩擦クラッチを有し、
該摩擦クラッチの係合により車輌が発進するよう構成さ
れた動力伝達装置を有する車輌の発進制御方法にして、
前記摩擦クラッチの駆動側部材の回転数と前記摩擦クラ
ッチの従動側部材の回転数とを検出し、前記駆動側部材
の回転数が所定値に達した時に前記摩擦クラッチの係合
を開始し、該摩擦クラッチの係合荷重を所定の増大率に
て増大し、前記駆動側部材の回転数の経時的変化率が所
定値以下になったときに前記摩擦クラッチの係合荷重の
増大を停止し、前記駆動側部材の回転数と前記従動側部
材の回転数とが等しくなった時に前記摩擦クラッチの係
合荷重の増大を再開して該摩擦クラッチの係合を完了す
る如き発進制御方法によって達成される。
本発明によれば、車輌の発進に際して駆動側部材の回転
数、即ち原動機の回転数が所定値、即ちクラッチ係合開
始回転数に達すると、摩擦クラッチの係合が開始され、
該摩擦クラッチの係合荷重の増大に伴い該摩擦クラッチ
の伝達トルクが増大してこれが原動機の出力トルクより
大きくなると、原動機の回転数が低下して前記駆動側部
材の回転数が所定値以下、例えばクラッチ係合開始回転
数またはそれより所定量高い回転数以下になり、このこ
とに基いて摩擦クラッチの係合荷重の増大が停止され、
この後に駆動側部材の回転数と従動側部材の回転数とが
等しくなるまで摩擦クラッチが半クラツチ状態に保持さ
れることにより摩擦クラッチの急激な係合が回避され、
車輌の発進が大きなショックを伴うことな(円滑に行わ
れるようになる。また本発明によれば、摩擦クラッチの
伝達トルクが原動機の出力トルクより大きくなり、これ
によって原動機の回転数が低下しても摩擦クラッチの係
合荷重を減少しないので、車輌のハンチングを発生する
ことがない。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。第1図は本発明による発進制御方法の実施
に適した車輌用自動変速装置の一つの実施例を示ず縦断
面図、第2図は第1図に示された車輌用自動変速装置の
スケルトン図である。
これらの図に於て、1は摩擦クラッチを、2は歯車変速
装置を各々示している。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に軸受53.54に
より該歯車ケースに回転自在に支持された中空の第一の
入力軸3と該入力軸3の中空部を貫通して設けられた第
二の入力軸4とを有し、第一の入力軸3には第1連用駆
動歯車5と第3速用駆動歯車6と後進用駆動歯車7とが
固定されており、また第二の入力軸4には第2速用駆動
歯車8と第4連用駆動歯車9とが固定されている。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に前記入力軸に対し
平行に設けられ軸受55.56により歯車ケース52に
回転自在に支持された一つの出力軸10を有している。
出力軸10には第1速用従動歯車11と第2速用従動歯
車12と第3速用従動歯車13と第4連用従動歯車14
とが各々回転自在に設けられており、また出力歯車15
が固定されている。第1速乃至第4速用従動歯車11〜
14は各々第1速乃至第4連用駆動歯車に常時噛合して
いる。
出力軸10には第1速−第3速用同期装置16と第2速
−第4速用同期装置17とが設けられている。これら同
期装置はボルグワーナ式シンクロメツシュ装置として知
られているそれ自身周知のイナーシャロック方式のもの
であり、クラッチハブ16a、17aと、コーン部材1
6b ’+ 15c及び17b、、17Cと、シンクロ
ナイザリング16d 、16e及び17d、17eと、
シンクロナイザスリーブ16f、、17f、、シフティ
ングキー16(1,17(Iとを含んでいる。第1速−
第3速用同期装@1Gは第1連用従動歯車11と第3速
用従動歯車13のいずれか一方を選択的に出力軸10に
トルク伝達関係に接続し、第1速段と第3速段のいずれ
か一方を選択的に達成するようになっている。また第2
速−第4速用同期装置17は第2速用従動歯車12と第
4速用従動歯重14のいずれか一方を選択的に出力軸1
0にトルク伝達関係に接続し、第2速段と第4速段のい
ずれか一方を選択的に達成するようになっている。
第1速−第3速用同期装置16のシンクロナイザスリー
ブ16fには後進用従動歯車18が一体に設(プられて
いる。歯車変速装置2は、第2図に示されている如く、
軸19に′その軸線方向に摺動可能に且回転自在に取付
けられた後進用中間歯車20を有しており、この中間歯
車20は図にて左方l\移動することにより後進用駆動
歯車7と後進用従動歯車18とに同時に噛合して選択的
に後進段を達成するようになっている。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に入力軸3.4及び
出力軸1Ωに対し平行に設けられ歯車ケース52にその
軸線方向に移動自在に支持された二つのフォーク軸58
.59を有している。フォーク軸58には第1速−第3
速用同期装@16のシンクロナイザスリーブ16fに係
合してこれを軸線方向に駆動するフォーク部材60が固
定されている。フォーク軸5つには第2速−第4速用同
期装置17のシンクロナイザスリーブ17fに係合して
これを軸線方向に駆動するフォーク部材61が固定され
ており、また後進用中間歯車20を軸19に沿って移動
させるフォーク部材57が軸線方向に移動可能に設けら
れている。フォーク軸58と59には各々三つのクリッ
クストップ溝62〜64及び65〜67が各々設けられ
ており、これらのクリックストック溝には歯車ケース5
2に設けられた図示されていないチェックボールが選択
的に係合するようになっている。このクリックストップ
機構によりフォーク軸58.59は各々、図示されてい
る如き中立位置と、この中立位置より図にて右方へ移動
した右側位置と、前記中立位置より図にて左方へ移動し
た左側位置との間に節度感をもって移動する。
第1速−第3速用同期装置16はフォーク軸58が中立
位置にある時には中立位置にあって第1速用従動歯車1
1と第3速用従動歯車13を共に出力軸10より切離し
、これに対しフォーク軸58が右側位置にある時にはシ
ンクロナイザスリーブ16[が図にて右方へ駆動される
ことにより第1速用従動歯車11を出力軸10にトルク
伝達関係に接続し、またフォーク軸58が左側位置にあ
る時にはシンクロナイザスリーブ16fが図にて左方へ
駆動されることにより第3速用従動歯車13を出力軸1
0にトルク伝達関係に接続するようになっている。
第2速−第4速用同期装置17はフォーク軸5つが中立
位置にある時には中立位置にあって第2速用従動歯車1
2と第4速用従動歯車14を共に出力軸10より切離し
、これに対しフォーク軸59が右側位置にある時にはシ
ンクロナイザスリーブ16fが図にて右方へ駆動される
ことにより第2速用従動歯車12を出力軸10にトルク
伝達関係に接続し、またフォーク軸59が左側位置にあ
る時にはシンクロナイザスリーブ17fが左方へ駆動さ
れることにより第4速用従動歯車14を出)j軸10に
トルク伝達関係に接続するようになっている。
フォーク軸58及び59は各々シフトレリーズシリンダ
装置68.69によって中立位置と右側位置と左側位置
との間に駆動されるようになっている。シフトレリーズ
シリンダ装置68.69は各々歯車ケース52の一端に
固定されたエンドカバー70に数句けられている。シフ
トレリーズシリンダ装置68はピストン71の両側に設
けられた油室72.73のいずれにも油圧を導入されて
いない時にはばね74.75の作用によって図示されて
いる如き中立位置にあってフォーク軸58を中立位置に
もたらし、これに対し油室72に油圧を導入された時に
はフォーク軸58を右側位置へ駆動し、また油室73に
油圧を導入された時にはフォーク@58を左側位置へ駆
動するようになっている。シフトレリーズシリンダ装置
69はそのビスl〜ン76の両側に設(プられた油室7
7.78のいずれにも油圧を導入されていない時には図
示されている如く中立位置にあってフォーク軸59を中
立位置にもたらし、これに対し油室79に油圧を導入さ
れた時にはフォーク軸59を右側位置へ駆動し、また油
室78に油圧を導入された時にはフォーク軸59を左側
位置へ駆動するようになっている。
)A−り部材57にはシフトレリーズシリンダ装置81
く第3図参照)が駆動連結されている。
このシフトレリーズシリンダ装置81はピストン82の
一方の側に設けられた油室83に油圧を導入されていな
い時にはばね84の作用によって右側位置にあり、フA
−り部材57を介して後進用中間歯車20を後進用駆動
歯車7と後進用従動歯車18より離れた位置にもたらし
、これに対し油室83に油圧を導入された時にはフA−
り部材57を第1図で見て左方へ駆動し、中間歯車20
を後進用駆動歯車7と後進用従動歯車18とに同時に噛
合する位置へ駆動するようになっている。
出力@15は差動歯車装置85の入力歯車(リング歯車
)8Gに常時噛合している。差動歯車装置85+、は、
それ自身周知の形式のものであり、二対の傘歯車87.
88及び89.90を含み、このうち一対の傘歯車87
.88は軸91によってケース92に回転自在に支持さ
れて入力歯車86に接続され、他の一対の傘歯車89.
90は各々傘歯車87.88に同時に噛合し、各々左右
の出力@93.94に接続されでいる。出力軸93.9
4は左右の駆動車輪軸に接続される。
クラッチ1はクラッチハウジング21を有し、このクラ
ッチハウジング21内には入力部材であるフライホイー
ル23が設けられている。フライホイール23は図示さ
れていない内燃機関の如き原動機の出力部材に駆動連結
され、これによって入力軸の軸線の周りに回転するよう
になっている。
またフライホイール23は軸受24によって第二の入力
軸4を支持している。
フライホイール23の一端部には円環状の第一の摩擦係
合面25が設けられている。またフライホイール23の
一端部にはボルト26によってクラッチカバー27が取
付けられている。クラッチカバー27内には第一の摩擦
係合面25に対向して円環状のプレッシャプレート28
がその軸線方向に移動自在に設けられている。またクラ
ッチカバー27内にはダイヤフラムスプリング3oが設
けられており、このダイヤフラムスプリング3゜はその
中間部にてビン2つによりクラッチカバー27に接続さ
れ、外周縁部にて接続具28aによりプレッシャプレー
ト28に接続され、また舌片状の内縁部にてクラッチレ
リーズ軸受31に係合し、プレッシャプレート28を第
一の摩擦係合面25へ向けて、即ち第1図にて右方へ付
勢している。クラッチレリーズ軸受31はクラッチハウ
ジング21にねじ32により取付けられたスリーブ部材
33の外周にその軸線方向に摺動可能に支持されており
、該クラッチレリーズ軸受にはクラッチレリーズフォー
ク34の一端部が係合している。
このレリーズフォーク34はその中間部にて図示されて
いない枢支構造によりクラッチハウジング21に枢支さ
れ、他端にてクラッチレリーズシリンダ装置95(第3
図参照)のピストンロンドに係合し、該シリンダ装置に
より枢動駆動されるようになっている。フライホイール
23とプレッシャプレート28との間にはクラッチディ
スク部材35が設けられている。このクラッチディスク
部材35は、第一の入力軸3にスプライン結合されたハ
ブ部材36と、第一の摩擦係合面25とプレッシャプレ
ート28の押圧面28bとの間に位置してそれらに対向
する部分にフェーシング37を備えたディスクプレート
38と、ハブ部材36とディスクプレート38とを接続
するトーション弾性部材39とにより構成されている。
上述したクラッチの構造は周知の乾式クラッチの構造と
同じである。
フライホイール23は第一の摩擦係合面25より内側の
部分に一端を該フライホイールにより実質的に閉じられ
た円筒部4oを有しており、この円筒部には一端面に第
二の摩擦係合面41を備えた摩擦係合部材42が該円筒
部を他端を閉じるよう固定されている。また円筒部4o
内には第二の摩擦係合面41と対向してプレッシャピス
トン43が軸線方向に移動自在に設けられており、この
プレッシャピストン43は摩擦係合部材?!I2と反対
の側に油室44を郭定しており、リターンスプリング5
0により第二の摩擦係合面41より離れる方向、即ち図
にて右方へ付勢されている。油室44には第二の入力軸
4.に設けられた油路51より油圧が選択的に供給され
るようになっている。
摩擦係合部材42とプレッシャピストン43との間には
クラッチディスク部材45が設(プられている。クラッ
チディスク部材45は、摩擦係合部材42及びプレッシ
ャピストン43を貫通して延在する第二の入力軸4にス
プライン結合されたハブ部材46と、第二の摩擦係合面
41とプレッシャピストン43の抑圧面43aとの間に
位置してそれらに対向する部分にフェーシング47を備
えたディスクプレート48と、ハブ部材46とディスク
プレート48とを接続するトーションスプリング49と
を有している。
クラッチレリーズシリンダ装置95の油室96に所定値
以上の油圧が供給されている時にはクラッチレリーズフ
ォーク34の枢動により該クラッチレリーズフォーク3
4の図示されている端部が図にて右方へ移動することに
よりクラッチレリーズ軸受31がスリーブ部材33に案
内されて図にて右方へ移動し、これに伴いダイヤフラム
スプリング30がピン29を枢点として弾性変形するこ
とによりプレッシャプレート28が図にて左方へ移動し
、クラッチディスク部材35のフェーシング37がフラ
イホイール23の第一の摩擦係合面25及びプレッシャ
プレート28の押圧面28bより離れ、フライホイール
23と第一の入力軸3とが切離される。クラッチレリー
ズ軸受〜り34の前記端部はクラッチレリーズシリンダ
装置95の油室96の油圧の低下に伴い図にて左方へ移
動し、これに伴いクラッチレリーズ軸受31がスリーブ
部材33に案内されて図にて左方へ移動することにより
プレッシャプレート28はダイヤフラムスプリング30
を介して図にて右方へ移動し、前記油圧が所定値以下に
なると、プレッシャプレート28がクラッチディスク部
材35に当接し、ダイヤフラムスプリング30のばね力
によりクラッチディスク部材35のフェーシング37が
フライホイール23の第一の係合面25とプレッシャプ
レート28の押圧面28aとに挾まれてこれらより挟圧
され、それらの間の摩擦力によりフライホイール23と
第一の入力軸3とが駆動連結される。前記挟圧力、即ち
クラッチの係合荷重は油室96の油圧の低下に伴うクラ
ッチレリーズフォーク34の前記端部に図にて左方への
移動量、即ちクラッチストロークの増大に応じて比例的
に増大する。このクラッチの作動及びクラッチ特性は従
来から知られている一般的な乾式クラッチのそれと実質
的に同じである。
油室44に所定値以上の油圧が供給されていない時には
プレッシャピストン43がリターンスプリング50のば
ね力によって図にて右方へ変位していることによりこれ
が摩擦係合面41より遠去かり、クラッチディスク部材
45のフェーシング47と摩擦係合部材42の第二の摩
擦係合面41及びプレッシャピストン43の押圧面43
aとの間に実質的な摩擦力が生じていないことによりフ
ライホイール23と第二の入力軸4とが切離される。
これに対し油室44に油路51より油圧が供給されると
、その油圧によってプレッシャピストン43がリターン
スプリング50の作用に抗して図にて左方へ移動し、こ
れによりクラッチディスク45のフェーシング47が摩
擦係合部材42の第二の摩擦係合面41とプレッシャピ
ストン43の抑圧面43aとに挾まれてこれらに挟圧さ
れ、それらの間の摩擦力によってフライホイール23と
第二の入力軸4とが駆動連結される。このクラッチ係合
荷重は油室44の油圧の増大に応じて比例的に増大する
クラッチ1の油室44、クラッチレリーズシリング装置
95の油室9G、シフトレリーズシリング装置68.6
つのン由室73.74.77.78に対づ゛る給油及び
排油は第3図に示されている如き油圧回路装置により制
御される。
第3図に於て、100は油ポンプを示しており、該油ポ
ンプ100は油タンク101より作動油を吸入し、油圧
を発生する。この油圧は調圧弁1゜2によって調圧され
、一定のライン油圧をとして導管103に供給される。
導管103は導管10/′I〜110を経て各々電磁切
換弁111〜117の一つのボー1− aに接続されて
いる。
電磁切換弁111〜117は各々三方向切換弁として構
成され、ポートa以外に二つのボートb及びCを有して
いる。電磁切換弁111のボート1)は導管118を経
て油室96に、電磁切換弁112のボートbは導管11
9を経て油室44に、電磁切換弁113のボートbは導
管120を経て油室72に、電磁切換弁114のボート
1〕は導管121を経て油室77に、電磁切換弁115
のボーi−bは導管122を経て油室73に、電磁切換
弁11Gのボート1)は導管123を経て?lII室7
8に、電磁切換弁1′I7のボート1ノは導管124を
経て油室83に各々接続されている。電磁り換弁111
〜117のボー1〜Cは各々ドレン導管125〜131
を経て油タンク101に接続されている。
電磁切換弁111〜117.132.133は各々、通
電時にはボートbをボートaに接続し、これに対し非通
電時にはボート1ノをボートCに接続するようになって
いる。これら電磁切換弁に対する通電の制御は電気式の
制御装置140により行われる。
制御装置140LJCPUや記憶装置を備えた一般的な
マイクロコンピュータと入出力回路等を含んでおり、ス
ロットル開度センサ141により検出されたスロットル
開度と、車速センサ142により検出された車速と、シ
フトレバ−スイッチ143により検出されたマニュアル
シフト位置と、回転数センサ144により検出された原
動機の回転数(クラッチ1の駆動側部材の回転数)と、
クラッチストロークセンサ145により検出されたクラ
ッチレリーズフォーク3’lの位置(クララチス1ヘロ
ーク)の情報を与えられ、これら情報に応じて車輌の自
動発進及び予め定められた変速パターンに従って所定の
変速が行われるよう、電磁切換弁111〜117の各々
へ選択的に訓ン・オフ信号又は所定のデユーティ比のパ
ルス信号を出力づるようになっている。
次に上述した如ぎM4成からなる車輌用変速装置の制御
要領を第4図に示されたフローチャート及び第5図乃至
第8図に示されたグラフを参照して説明する。
第4図は本発明による発進制御方払の実施要領を示びフ
ローチャ−1〜であり、このフローチャー1へは一つの
割込みルーチンであり、所定時間毎に繰返し実行される
車輌放置時には原@桟が駆動されていないため、油ポン
プ100が停止しており、油圧が発生していない。また
制御装置140に通電が行われてぃないことにより各電
磁切換弁に通電が行われておらず、油室72.73.7
7.78.83及び96.44が各々ドレン導管に接続
されていることにより、いずれの変速段も達成されてお
らず、歯車変速装置2は中立状態にある。またこの時に
は油室44及び油室96に油圧が供給されていないこと
により、クラッチディスク部材35のみフライホイール
23に接続されている。
マニュアルシフトレンジがN又はPレンジに設定され、
そして原動機が始動され、また制御装置140に通電が
行われると、油ポンプ100が駆動され、導管103に
ライン油圧が発生する。また制御装置1イOより電磁切
換弁111ヘオン信号が与えられ、これに通電が行われ
、これのボートbがボートaに接続され、ライン油圧が
油室96に供給される。これによりクラッチディスク部
材35がフライホイール23より切離される。尚、この
時には電磁弁112には通電が行われないため、これの
ボートbかボートCに接続された状態f式維持され、ク
ラッチディスク部材45はフライホイール23より切離
された状態を維持する。
図示されていないマニュアルシフトレバ−により、マニ
ュアルシフトレンジが例えばDレンジの如き前進走行レ
ンジに設定されると、電磁切換弁113に通電が行われ
、これのポート1)がポートaに接続され、ライン油圧
が油室72に供給されるようになる。これによりピスト
ン71が図にて右方へ移動し、これに伴いフォーク軸5
8、フォーク部材60が図にて右方へ移動することによ
り第1速−第3速用同朋装置16のシンクロナイザスリ
ーブ16fが図に右方へ駆動され、シンクロナイザリン
グ16dがコーン部材16bに押付(プられ、第1速用
従動歯車11が出力軸10にトルク伝達関係に接続され
る。
マニュアルシフトレンジが走行レンジに設定されている
状態下にてアクセルペタルが踏込まれ、スロットル開度
センサ141により検出されたスロットル開度θがOで
なくなると、即ちスロットルバルブが開かれたことが検
出されると、制御装置140は電磁切換弁111ヘオン
信号に代えて所定のデユーティ比のパルス信号を出力す
る。これによりクラッチレリーズシリンダ装置95の油
室96の油圧が減少し、これに伴いクラッチレリーズフ
ォーク34が枢動することによりプレッシャプレート2
8がクラッチディスク部材35を挾んでフライホイール
23に近付き、該両者間の間隙が減少する。クラッチレ
リーズフォーク34の移動量、即ちクラッチストローク
Lが所定値り。
になったことがクラッチストロークセンサ145により
検出されると、油室96の油圧がその時の油圧に保持さ
れ、クラッチレリーズフォーク34の移動が一旦停止さ
れる。スロットルバルブが開かれたことにより原動機の
回転数Neが増大し、該回転数Ne、即ちフライホイー
ル23の回転数が所定値、換言すれば係合開始回転数N
・0になったことが回転数センサ144により検出され
ると、この時点toにてクラッチストロークLをし=し
o+に4−tとするよう制御装置140仁電磁切換弁1
11へ出力するパルス信号のデユーティ比を徐々に減少
する。これにより油室96の油圧が徐々に減少し、これ
に伴いプレッシャプレート28がクラッチディスク部材
35を挾んでフライホイール23に更に近付き、クラッ
チディスク部材35がプレッシャプレート28とフライ
ホイール23との間に挟圧されることによりフライホイ
ール23とクラッチディスク部材35との間に伝達トル
クが生じ、フライホイール23よりクラッチディスク部
材35へ回転動力が伝達され、これにより第一の入力軸
3が回転を開始し、車輌が発進を開始する。係合開始回
転数Noは第5図に示されている如く、スロットル開度
θに応じて設定され、概ねスロットル開度θの増大に応
じて上昇する。
油室96の油圧が徐々に減少することにより前記クラッ
チストロークしはし−Lo−トに4・tの関係式に示さ
れる如く、時間tの経過に伴い所定の係数に4をもって
増大する。クラッチストロークしの増大に伴いフライホ
イール23とクラッチディスク部材35との係合荷重が
ほぼ比例的に増大し、フライホイーlし23とクラッチ
ディスク部材35との間の伝達トルクが増大する。この
伝達トルクが原動機の出力トルクより小さい間は原動機
の回転数Neは増大し続けるが、前記伝達トルクが原動
機の出力トルクより大きくなると、原動機の回転数Ne
は減少し始める。回転数Neが所定値Noまで低下する
と、制御装置140はこの時点1.にてクラッチストロ
ークをL=L([+)に保持するように前記パルス信号
のデユーティ比を制御する。これによりクラッチストロ
ークの増大が停止し、これに伴い前記係合荷重の増大が
停止する。これによりフライホイール23とクラッチデ
ィスク部材35とは半クラツチ状態に保持される。
上述の如くクラッチの係合荷重の増大が停止されてしそ
の後、原動機の回転数Neが車速センサ142により検
出された車速に基き算出されたクラッチ1の従動側部材
の回転数、即ち変速装置の入力回転数Ntに実質的に等
しくなり、この時点t2よりわずかな所定時間へtが経
過すると、制御装置140は電磁切換弁111ヘオフ信
号を出力するようになる。これによりクラッチレリーズ
フォーク34のクラッチストロークLが最大になり、こ
れに伴い係合部mが最大になり、クラッチの係合が完了
する。これにより車輌の自動発進制御は完了する。
尚、上)ホの如き発進制御は後進発進時にも同様に行わ
れる。
車輌の走行中に行われる変速制御はクラッチ1が備えて
いる二つのクラッチ機構の反転断続と同期装置16.1
7による従動歯車の切換接続によって行われる。この変
速制御について詳細な説明が必要であるならば、本願出
願人と同一の出願人による特願昭57−107088号
を参照されたい。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業
者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による発進制御方法を適用するに適した
車輌用自動変速機の一つの実施例を示す縦断面図、第2
図は第1図に示ぎれた車輌用自動変速装置のスケルトン
図、第3図は不発明による制御方法の実施の使用する制
御装置の制御回路図、第4図は本発明による発進制御方
法の実施要領を示すフローチャート、第5図はスロット
ル開度に対するクラッチの係合開始回転数特性を示すグ
ラフ、第6図は車輌発進時に於ける原動機の回転数と変
速装置の入力回転数の時系列的に示すグラフ、第7図は
車輌発進時に於けるクラッチストロークの変化を時系列
的に示すグラフ、第8図は車輌発進時のスロットル開度
の変化を時系列的に示すグラフである。 1・・・クラッチ、2・・・歯車変速装置、3・・・第
一の入力軸、4・・・第二の入力軸、5〜9・・・駆動
歯車。 10・・・出力軸、11〜14・・・従動歯車、15・
・・出力歯車、16.17・・・同期装置、18・・・
後進用従動歯車、19・・・軸、20・・・後進用中間
歯車、21・・・クラッチハウジング、23・・・フラ
イホイール。 24・・・軸受、25・・・第一の摩擦係合面、26・
・・ボルト、27・−・クラッチカバー、28・・・プ
レッシャプレート、29・・・ビン、30・・・ダイヤ
フラムスプリング、31・・・クラッチレリーズ軸受、
32・・・ねじ、33・・・スリーブ部材、34・・・
クラッチレリーズフォー夕、35・・・クラッチディス
ク部材、36・・・ハブ部材、37−・・フェーシング
、38・・・ディスクプレート、39・・・トーション
弾性部材、40・・・筒状部、41・・・第二の摩擦係
合面、42−・・摩擦係合部材、43・・・プレッシャ
ピストン、44・・・油室。 45・・・クラッチディスク部制、46・・・ハブ部材
。 717・・・フェーシング、48・・・ディスクプレー
ト。 4つ・・・トーションスプリング、50・・・リターン
スプリング、51・・・油路、52・・・歯車ケース、
53〜56・・・軸受、57・・・フォーク部材、’5
8.59・・・フォーク軸、60,61・・・フォーク
部材、62〜67・・・クリックストップ溝、68.6
9・・・シフトレリーズシリンダ装置、70・・・エン
ドカバー。 71・・・ピストン、72.73・・・油室、74.7
5・−・ばね、76・・・ピストン、77.78・・・
油室、79.80・・・ばね、81・・・シフトレリー
ズシリンダ装置、82・・・ピストン、83・・・油室
、84・・・ばね。 85・・・差動歯車装置、86・・・入力歯車、87〜
90・・・傘歯車、91・・・軸、92・・・ケース、
93.94・・・出力軸、95・・・クラッチレリーズ
シリンダ装置、96・・・油室、100・・・油ポンプ
、101・・・油タンク、102・・・調圧弁、103
〜110・・・導管。 111〜117・・・電磁切換弁、118〜124・・
・導管、125〜131・・・ドレン導管、140・・
・制御装置、141・・・スロットル開度センサ、14
2・・・車速センサ、143・・・シフトレバ−スイッ
チ。 144・・・回転数センサ、145・・・クラッチスト
ロークセンサ 特 許 出 願 人  トヨタ自動車株式会社代   
理   人  弁理士  明石 昌毅第4図 第5図 スOy hル開度 (θ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 摩擦クラッチを有し、該摩擦クラッチの係合により車輌
    が発進するよう構成された動力伝達装置を有する車輌の
    発進制御方法にして、前記摩擦クラッチの駆動側部材の
    回転数と前記摩擦クラッチの従動側部材の回転数とを検
    出し、前記駆動側部材の回転数が所定値に達した時に前
    記摩擦クラッチの係合を開始し、該摩擦クラッチの係合
    荷重を所定の増大率にて増大し、前記駆動側部材の回転
    数が所定値以下になった時に前記摩擦クラッチの係合荷
    重の増大を停止し、前記駆動側部材の回転数と前記従動
    側部材の回転数とが等しくなった時に前記11j擦クラ
    ツチの係合荷重の増大を再開して該摩擦クラッチの係合
    を完了する発進制御方法。
JP21378182A 1982-12-06 1982-12-06 車輌の発進制御方法 Pending JPS59103063A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114249U (ja) * 1984-06-30 1986-01-27 三菱自動車工業株式会社 車両用クラッチの自動制御装置
JPS61202932A (ja) * 1985-03-05 1986-09-08 Jidosha Kiki Co Ltd 自動クラツチ制御装置
US4662491A (en) * 1984-05-04 1987-05-05 Diesel Kiki Co., Ltd. Apparatus for controlling a clutch for vehicles

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