JPS5910037Y2

JPS5910037Y2 - パツケ−ジ容器

Info

Publication number: JPS5910037Y2
Application number: JP573082U
Authority: JP
Inventors: 健太郎橋本
Original assignee: 株式会社共新社
Priority date: 1982-01-21
Filing date: 1982-01-21
Publication date: 1984-03-29
Also published as: JPS58109914U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は罐ジュース等をパッケージするパッケージ容器
に関する。

従来、罐ジュース等のパッケージ容器は運搬や重量の関
係からダンボール等の強じんな素材を用い、構造も複雑
でのつづけ、ホッチキス止め等を繰り返して強じんな構
造を確保するようにしているが、そのため人手がかかり
素材コストも高く、当然製品単価も高くなり使い捨てと
いう訳にも行かず、使用は必要最少限に留められてきた
。

そのため、使用後の空罐はまとめられることなく放置さ
れ、空罐公害にもつながっている。

本考案は以上のような状況に対処し、単純な構造で作業
能率良く製造ができるパッケージ容器の提供を目的とし
、更に折畳みにより取扱いが便利で、しかも素材も廉価
で使い捨てにでき、空罐の取りまとめにも役立つパッケ
ージ容器の提供を目的としたものである。

即ち、本考案は１枚の紙を単純に折畳んでのりづけする
だけでパッケージ容器に構威し、更に折畳んで携帯、取
扱いに便利で保存スペースの節約にも奉仕するコンパク
トな形に構或することによって上記の目的を達或したも
のである。

以下、図面に従って本考案の一実施例を説明する。

１は素材のボール紙で、下端からのり代２、ジュース罐
等を収容する収容孔３，３・・・・・・を設けた収容上
面４、前面５、底面６、背面７の順に所定の幅をとって
折目がつけられ、収容上面４の両側には上方にのり代８
を設け中心に折目１０をつけた直角三角形の補強片９，
９が、背面７の下端両側には下方にのり代１１．１１
を設け中心に折目１３をつけた直角三角形の補強片１２
．１２が、それぞれ突設されている。

背面７の上部は覆蓋部１４で、のり代１５と開封時の開
封帯１８及びさし込み部１６を形戒するように切込ミシ
ン目１７が切込まれている。

このミシン目１７は用途によって適宜の形状に切込む。

１９は収容孔の周囲に折込まれる支持片で、罐を収容す
る際に内側に折込まれ弾性によって罐を扶持するもので
ある。

なお、前面５と底面６の取り幅ａと背面７の取り幅ｂ、
覆蓋部１４の取り幅Ｃはいずれも同じ長さにしてある。

このようにして構成された素材紙１を下端から巻き上げ
、２，８．１２の各のり代によってのりづけすれば、第
２図のように簡単にパッケージ容器が出来上る。

構或はこのように簡単であるが、補強片９，１２によっ
て形状が支えられ、少し腰の強い素材紙を用いれば２０
０ｃｃの罐ジュース４本、約１ｋｇの重量に十分耐え
るものである。

更に補強片９，１２の各折目１０．１３を内側に折込ん
で覆蓋部１４ののり代１５をのりづけすることによって
第３図のように極めてコンパクトな形状に折り畳まれ、
携帯、保存にかさばらず便利である。

開封は切込ミシン目１７によって構或される開封帯１８
の端部を引くことによって簡単に開封される。

本考案は以上のように構或したので、単純な打抜き裁断
と折曲、糊着によってパッケージ容器の製造が可能とな
り、オートメーションシステムに乗せることもでき、素
材も安価な腰の強いボール紙によることができるので生
産コストを大幅に下げることができる。

また折畳みにより携帯等に便利なので、ドライブ等の際
に持参し、第５図に示すように車の窓等にさし込んで利
用し、飲んだ後の空罐は第４図のようにパッケージし纒
めて回収できるので、空罐公害の防止にも役立てること
ができる。

更にコスＩ・的に使い捨てが可能なので、回収した空罐
のパッケージはそのままプレスして焼却でき、空罐処理
の上でも極めて有利である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案にかかるパッケージ容器の実施例を示すもの
で、第１図は展開平面図、第２図は組立てた状態の斜視
図、第３図は折畳んだ状態の斜視図、第４図は罐をパッ
ケージした状態の斜視図、第５図はさし込み使用状態を
示す斜視図である。１〜素材紙、２〜のり代、３〜罐収容孔、４〜収容上面
、５〜前面、６〜底面、７〜背面、８〜のり代、９〜補
強片、１０〜折目、１１〜のり代、１２〜補強片、１３
〜折目、１４〜覆蓋部、１５〜のり代、１６〜さし込み
部、１７〜切込ミシン目、１８〜開封帯、Ａ〜罐、ａ〜
前面、底面取り巾、ｂ〜背面取り巾、Ｃ〜覆蓋部取り巾
。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）１枚の紙の下端から、のり代、収容孔を設けた収
容上面、前面、底面、背面の順に各所定幅をとって折目
をつけ、収容上面構戊部の両側に上方にのり代を設けた
直角三角形の補強片、背面構或部の下端両側に下方にの
り代を設けた直角三角形の補強片を各突設し、紙を下端
から巻き上げるように折り畳んでのりづけすると共に、
補強片を折込みのつづけして成るパッケージ容器。
（２）実用新案登録請求の範囲第１項記載のパッケージ
容器において、背面構威部の取り幅を前面構戊部と底面
構或部の取り幅を合わせたもののほぼ２倍の長さとし、
その中央に折目をつけてその上側を覆蓋部としその上端
内側にのりづけして畳んでおき、使用時に同所を開封す
るようにしたこと。
（３）実用新案登録請求の範囲第２項記載のパッケージ
容器において、覆蓋部には所定の切込みミシン目を入れ
て開封時に、開封帯、さし込み部或いは手提部等の所定
の形状に或形されるようにしたこと。