JPS59100249A - 高温強度特性と犠性防食効果をあわせもつアルミニウム合金ブレ−ジングシ−ト - Google Patents
高温強度特性と犠性防食効果をあわせもつアルミニウム合金ブレ−ジングシ−トInfo
- Publication number
- JPS59100249A JPS59100249A JP20804282A JP20804282A JPS59100249A JP S59100249 A JPS59100249 A JP S59100249A JP 20804282 A JP20804282 A JP 20804282A JP 20804282 A JP20804282 A JP 20804282A JP S59100249 A JPS59100249 A JP S59100249A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum alloy
- brazing sheet
- high temperature
- strength characteristics
- brazing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ろう付け用のアルミニウム合金プレージン
グシート、更に詳しくはろう付け仕様のアルミニウム合
金熱交換器、その他腐食し易い環境下におかれるろう付
け仕様の各種アルミニウム製品に用いられるろう付け用
プレージングシートに関する。
グシート、更に詳しくはろう付け仕様のアルミニウム合
金熱交換器、その他腐食し易い環境下におかれるろう付
け仕様の各種アルミニウム製品に用いられるろう付け用
プレージングシートに関する。
なお、この明細書において、「％」はいずれも「重量％
」を示すものである。
」を示すものである。
ろう付は仕様のアルミニウム合金製熱交換器この場合、
フィン材にプレージングシートを用いて、これを管材に
ろう付けすることが多いが、この場合、フィン材や犠牲
陽極作用によって流体通路となる管材の腐食を防止しよ
うとする考え方のもとりに、該フィン材となるプレージ
ングシートにＩｎ、Ｓｎ等の犠牲陽極作用をもつ元素を
添加せしめたものとすることが多い。更にこの場合に粋
いても、上記Ｉｎ、Ｓｎ等を、（ｉ）プレージングシー
トの皮材にに有せしめる場合と、（ｉｉ）芯材に含有せ
シめる場合とがあるが、前者（ｉ）の場合には、何らか
の理由でろうの流れが悪く、ろう付け後に形成されるフ
ィレットが小さいものとなった場合に、該フィレットの
近傍個所の防食には問題はないがフィレットから離れた
個所における管材の防食が充分に果されないことがあっ
た。また後者（ｉｉ）の場合には、フィンピッチが大き
くてフィン間の距離が長い場合に、フィン接合部から離
れた個所における防食がやはり充分に果されないことが
あるというような欠点があった。
フィン材にプレージングシートを用いて、これを管材に
ろう付けすることが多いが、この場合、フィン材や犠牲
陽極作用によって流体通路となる管材の腐食を防止しよ
うとする考え方のもとりに、該フィン材となるプレージ
ングシートにＩｎ、Ｓｎ等の犠牲陽極作用をもつ元素を
添加せしめたものとすることが多い。更にこの場合に粋
いても、上記Ｉｎ、Ｓｎ等を、（ｉ）プレージングシー
トの皮材にに有せしめる場合と、（ｉｉ）芯材に含有せ
シめる場合とがあるが、前者（ｉ）の場合には、何らか
の理由でろうの流れが悪く、ろう付け後に形成されるフ
ィレットが小さいものとなった場合に、該フィレットの
近傍個所の防食には問題はないがフィレットから離れた
個所における管材の防食が充分に果されないことがあっ
た。また後者（ｉｉ）の場合には、フィンピッチが大き
くてフィン間の距離が長い場合に、フィン接合部から離
れた個所における防食がやはり充分に果されないことが
あるというような欠点があった。
この発明は上記のような問題点を鑑み、犠牲防食効果に
更に一層優れた性能を有するアルミニウム合金プレージ
ングシートを提供しようとするものであり、その手段と
して端的には、芯材と皮材の両方にＩｎ、Ｓｎ、Ｇａ等
の犠牲陽極作用をもつ元素を所定の範囲において含有せ
しめたことを主要事項とするものである。
更に一層優れた性能を有するアルミニウム合金プレージ
ングシートを提供しようとするものであり、その手段と
して端的には、芯材と皮材の両方にＩｎ、Ｓｎ、Ｇａ等
の犠牲陽極作用をもつ元素を所定の範囲において含有せ
しめたことを主要事項とするものである。
すなわち、この発明に係るアルミニウム合金プレージン
グシートは、芯材として、Ｇａ０．０１〜０．５０％、
Ｉｎ０．０１〜０．５０％、Ｓｎ０．０１〜０．５０％
の一種または二種以上を含むことを必須として、高温強
度を必要とするときは、この他にさらに任意的添加元素
としてＺｎ０．２〜３．０％、Ｚｒ０．０１〜０．５％
、Ｃｒ０．０１〜０．５％、Ｍｎ０．２−１．５％、Ｃ
ｕ０．０１〜１．５％、Ｍｎ０．１〜２．５％、Ｆｅ０
．１〜０．６％、Ｔ１０．０１〜０．５％の一種または
二種以上を含むアルミニウム合金が用いられ、一方皮材
として、Ｓｉ５．０〜１３．０％あるいはＳｉ５．０〜
１３．０％とＭｇ０．４〜２．５％の他に、Ｇａ０．０
１〜０．５０％、Ｉｎ０．０１〜０．５０％、Ｓｎ０．
０１〜０．５０％の一種または二種以上を含み、あるい
はこの他にさらに必要に応じて、Ｂｉ０．０１〜１．０
％、Ｂｅ０．０１〜０．５％、Ｃａ０．０１〜０．５％
、Ｎａ０．０１〜１．０％、Ｋ０．０１〜１．０％Ｌｉ
０．０１〜１．０％、Ｂａ０．０１〜０．８％、Ｓｒ０
．０１〜０．８％、Ｓｂ０．０１〜０．８％の一種また
は二種以上を含むアルミニウム合金が用いられてなるこ
とを特徴とするものである。
グシートは、芯材として、Ｇａ０．０１〜０．５０％、
Ｉｎ０．０１〜０．５０％、Ｓｎ０．０１〜０．５０％
の一種または二種以上を含むことを必須として、高温強
度を必要とするときは、この他にさらに任意的添加元素
としてＺｎ０．２〜３．０％、Ｚｒ０．０１〜０．５％
、Ｃｒ０．０１〜０．５％、Ｍｎ０．２−１．５％、Ｃ
ｕ０．０１〜１．５％、Ｍｎ０．１〜２．５％、Ｆｅ０
．１〜０．６％、Ｔ１０．０１〜０．５％の一種または
二種以上を含むアルミニウム合金が用いられ、一方皮材
として、Ｓｉ５．０〜１３．０％あるいはＳｉ５．０〜
１３．０％とＭｇ０．４〜２．５％の他に、Ｇａ０．０
１〜０．５０％、Ｉｎ０．０１〜０．５０％、Ｓｎ０．
０１〜０．５０％の一種または二種以上を含み、あるい
はこの他にさらに必要に応じて、Ｂｉ０．０１〜１．０
％、Ｂｅ０．０１〜０．５％、Ｃａ０．０１〜０．５％
、Ｎａ０．０１〜１．０％、Ｋ０．０１〜１．０％Ｌｉ
０．０１〜１．０％、Ｂａ０．０１〜０．８％、Ｓｒ０
．０１〜０．８％、Ｓｂ０．０１〜０．８％の一種また
は二種以上を含むアルミニウム合金が用いられてなるこ
とを特徴とするものである。
以下に、上記各合金の添加した合金成分の意義とその含
有範囲の限定理由を示す。
有範囲の限定理由を示す。
（１）芯材：
（ａ）Ｇａ・・・０．０１〜０．５０％Ｉｎ・・・０．
０１〜０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１〜０．５０％ 添加主要成分であって、プレージングシートの電位を卑
にして犠牲陽極効果を与え、前記管材等の接合対象部材
の防食に貢献するものである。各成分の含有量が下限量
より少ないと良好な犠牲陽極効果を示さず、また逆に上
限量より多いと、自己腐食が多くなると共に、塑性加工
性やろう付け性が低下する。
０１〜０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１〜０．５０％ 添加主要成分であって、プレージングシートの電位を卑
にして犠牲陽極効果を与え、前記管材等の接合対象部材
の防食に貢献するものである。各成分の含有量が下限量
より少ないと良好な犠牲陽極効果を示さず、また逆に上
限量より多いと、自己腐食が多くなると共に、塑性加工
性やろう付け性が低下する。
Ｚｎ・・・０．２〜３．０％
Ｚｒ・・・０．０１〜０．５％
Ｃｒ・・・０．０１〜０．５％
Ｍｎ・・・０．２〜１．５％
Ｃｕ・・・０．０１〜１．５％
Ｍｇ・・・０．１〜２．５％
Ｆｅ・・・０．１〜０．６％
Ｔｉ・・・０．０１〜０．５％
これらの元素は、主として機械的強度、特に高温強度の
改善のために添加されるものであり、プレージングシー
トの強度、耐サグ性、フィン形成性等の改善に役立つ。
改善のために添加されるものであり、プレージングシー
トの強度、耐サグ性、フィン形成性等の改善に役立つ。
各成分の添加量が下限量より少ないと、上記の改善効果
が得られず、上限量より多いと、塑性加工性やろう付け
性が低下する。
が得られず、上限量より多いと、塑性加工性やろう付け
性が低下する。
（２）皮材：
（ａ）Ｓｉ・・・５．０〜１３．０％
ろう材としての主要添加元素であって、溶融温度を下げ
、かつ流動性を良好にする。
、かつ流動性を良好にする。
下限量より少ない場合には流動性が悪く、ろう付けが不
可能になり、上限量より多いと塑性加工が困難になる。
可能になり、上限量より多いと塑性加工が困難になる。
（ｂ）Ｍｇ・・０．４〜２．５％
非フラックスろう付け、即ち真空中あるいは非酸化性雰
囲気中でのろう付けを可能とするためのゲッター材とし
て機能するものであり、下限量より少ないと上記の効果
がなく、上限量より多いと、塑性加工性が悪くなると共
にろう付けが炉を汚染する。
囲気中でのろう付けを可能とするためのゲッター材とし
て機能するものであり、下限量より少ないと上記の効果
がなく、上限量より多いと、塑性加工性が悪くなると共
にろう付けが炉を汚染する。
（ｃ）Ｓａ・・・０．０１〜０．５０％Ｉｎ・・・０．
０１〜０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１〜０．５０％ 前記（１）（ａ）に述べたところと同様である。
０１〜０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１〜０．５０％ 前記（１）（ａ）に述べたところと同様である。
（ｄ）Ｂｉ・・・０．０１〜１．０％
Ｂｅ・・・０．０１〜０．５％
Ｃａ・・・０．０１〜０．５％
Ｎａ・・・０．０１〜１．０％
Ｋ・・・０．０１〜１．０％
Ｌｉ・・・０．０１〜１．０％
Ｂａ・・・０．０１〜０．８％
Ｓｒ・・・０．０１〜０．８％
Ｓｂ・・・０．０１〜０．８％
これらの各成分は、ろう付け性を改善するものであって
、その存在により非酸化性雰囲気中でもろう付けを可能
にする。それぞれ上限量より少ないと上記の効果がなく
、上限量より多いと、塑性加工性が低下する。
、その存在により非酸化性雰囲気中でもろう付けを可能
にする。それぞれ上限量より少ないと上記の効果がなく
、上限量より多いと、塑性加工性が低下する。
Ｇａ、Ｉｎ、Ｓｎがアルミニウム合金の電極電位を卑に
して犠牲防食効果を発現せしめるこのであることは既知
のとおりである。而して、この発明に係るプレージング
シートは、芯材と皮材の両方に、これらの犠牲防食効果
をもつ元素を含有せしめたものとしているので、従来品
のように芯材か皮材のどちらか一方に助希元素を含有せ
しめたものに較べ、犠牲防食効果に一段と優れた性能を
有するものである。従って、例えばこれをフィン材とし
て使用したろう付け仕様の熱交換器の場合において、ろ
う付け後のフィレットが小さく形成された場合や、フィ
ンピッチとの関係でフィン間隔が大きいような場合にも
、管材のより広い範囲にわたって良好に犠牲防食効果を
及ぼずことができる。
して犠牲防食効果を発現せしめるこのであることは既知
のとおりである。而して、この発明に係るプレージング
シートは、芯材と皮材の両方に、これらの犠牲防食効果
をもつ元素を含有せしめたものとしているので、従来品
のように芯材か皮材のどちらか一方に助希元素を含有せ
しめたものに較べ、犠牲防食効果に一段と優れた性能を
有するものである。従って、例えばこれをフィン材とし
て使用したろう付け仕様の熱交換器の場合において、ろ
う付け後のフィレットが小さく形成された場合や、フィ
ンピッチとの関係でフィン間隔が大きいような場合にも
、管材のより広い範囲にわたって良好に犠牲防食効果を
及ぼずことができる。
以 −１に
！１１許出願人 昭・１・ＩＪ゛アルミニウム株式会社
代理人ブｒ理士 清 水 久 義・；゛。
代理人ブｒ理士 清 水 久 義・；゛。
２６２−
Claims (1)
- （１）芯材として、 Ｇａ・・・０．０１−０．５０％ Ｉｎ・・・０．０１−０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１−０．５０％ の一種または二種以上を含み、 あるいはこの他にさらに、 Ｚｎ・・・０．２〜０．３％ Ｚｒ・・・０．０１〜０．５％ Ｃｒ・・・０．０１〜０．５％ Ｍｎ・・・０．２・・・１．５％ Ｃｕ・・・０．０１〜１．５％ Ｍｇ・・・０．１〜２．５％ Ｆｅ・・・０．１〜０．６％ Ｔｉ・・・０．０１〜０．５％ の一種または二種以上を含むアルミニウム合金が用いら
れ、 皮材として、 Ｓｉ・・・５．０〜１３．０％ あるいは Ｓｉ・・・５．０〜１３．０％ Ｍｇ・・・０．４〜２．５％ の他に、 Ｇａ・・・０．０１〜０．５０％ Ｉｎ・・・０．０１〜０．５０％ Ｓｎ・・・０．０１〜０．５０％ の一種または二種以上を含み、 あるいはこの他にさららに、 Ｂｉ・・・０．０１〜１．０％ Ｂｅ・・・０．０１〜０．５％ Ｃａ・・・０．０１〜０．５％ Ｎａ・・・０．０１〜１．０％ Ｋ・・・０．０１〜１．０％ Ｌｉ・・・０．０１〜１．０％ Ｂａ・・・０．０１〜０．８％ Ｓｒ・・・０．０１〜０．８％ Ｓｂ・・・０．０１〜０．８％ の一種または二種以上を含むアルミニウム合金用いられ
てなることを特徴とする高温強度特性と犠牲防食効果を
あわせもつアルミニウム合金プレートジングシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20804282A JPS59100249A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 高温強度特性と犠性防食効果をあわせもつアルミニウム合金ブレ−ジングシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20804282A JPS59100249A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 高温強度特性と犠性防食効果をあわせもつアルミニウム合金ブレ−ジングシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59100249A true JPS59100249A (ja) | 1984-06-09 |
| JPH0319291B2 JPH0319291B2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=16549680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20804282A Granted JPS59100249A (ja) | 1982-11-26 | 1982-11-26 | 高温強度特性と犠性防食効果をあわせもつアルミニウム合金ブレ−ジングシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59100249A (ja) |
Cited By (10)
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| JPH01123046A (ja) * | 1987-11-06 | 1989-05-16 | Nippon Light Metal Co Ltd | 鋼構造物の防食に使用する流電陽極用アルミニウム合金 |
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| JPS57134294A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-19 | Sukai Alum Kk | Aluminum alloy solder joint for heat exchanger |
-
1982
- 1982-11-26 JP JP20804282A patent/JPS59100249A/ja active Granted
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0319291B2 (ja) | 1991-03-14 |
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