JPS589939Y2 - パネルの連結構造 - Google Patents

パネルの連結構造

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JPS589939Y2
JPS589939Y2 JP1978178969U JP17896978U JPS589939Y2 JP S589939 Y2 JPS589939 Y2 JP S589939Y2 JP 1978178969 U JP1978178969 U JP 1978178969U JP 17896978 U JP17896978 U JP 17896978U JP S589939 Y2 JPS589939 Y2 JP S589939Y2
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JP
Japan
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back surface
insertion groove
heat insulating
panel
insulating material
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JP1978178969U
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JPS5597024U (ja
Inventor
堯 石川
Original Assignee
石川 尭
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐火性、防火性、あるいは断熱性にすぐれたパ
ネルの連結構造に関する。
従来におけるパネルの連結構造においては主体のパネル
自体が胴縁に直接接触したり、断熱材自体の接触部に間
隙が生ずる欠点があった。
さらに、連結部の表面、所謂目地は約5〜7mm程度で
あり、防火構造的には最大の弱点となっていた。
本考案はこのような欠点を除去するため■断熱材を準不
燃材にし、かつ、好ましくは軽量中空体粒子を結合した
素材を用い、■外装材と断熱材の結合をより強化せしめ
、○熱気、火炎、水等の浸入経路をより長く、かつ、目
地が狭く、次第に広い空隙とし、その上方向変化の激し
い90°で交差する構造にして防火試験(JIS −A
−1301〜2号)に合格しうるパネルの連結構造を提
供するものである。
以下に図面を用いて本考案に係るパネルの連結構造の一
実施例について詳細に説明する。
第1図は上記構造を形成するパネルを示す横断面図であ
り、1は断面を凹状とした主体で金属板を方形、または
長方形状に形成したものである。
2は側壁で下方に延ばすと共に内方に幾分傾斜せしめた
ものである。
この角度θは2〜50’位であり、これは後記する断熱
材の脱落防止と連結部に直角3角形の空隙を形成するの
に役立つものである。
3は側壁で下方へ垂直に延ばしたものである。
4は雄型連結部で側壁2の端縁を外側方へ突出した差込
縁からなるものである。
5は差込溝で上記側壁3の下端縁を内側に屈曲し、再び
外方に屈曲せしめたものであり、前記雄型連結部4を挿
入するのに役立つ。
6は延長部で上記差込溝4の下縁にさらに外方に延長突
出したものであり、7は雌型連結部で差込溝5と延長部
6とから構成する。
8は断熱材で主体1と側壁2,3と差込溝の裏面とで囲
まれた凹部9と雄型連結部4の差込縁の先端から内方へ
Aに亙る長さまでを除き、延長部6の裏面より下方に突
出した部分10(便宜上膨出部)とに一体に充填したも
のである。
上記断熱材8の材料としては合成樹脂原料に防火剤を混
入成形した準不燃材である。
さらに詳しくは、合成樹脂としては主にポリウレタン樹
脂、フェノール樹脂等であり、防火剤としては硼酸塩、
珪酸塩等のうち高温下において発泡膨張する。
例えば、硼砂、メタ硼酸ナトリウム、あるいは4〜9硼
酸ソーダ、珪酸ソーダ粉末、硼酸亜鉛等であり、上記樹
脂、特にポリウレタン樹脂100重量部に上記物質、お
よびこれにパーライト粒等を混入した添加物が100重
量部の割合で成形した合成樹脂発泡体等である。
また、断熱材8は前記凹部9と膨出部10とを一体に形
成する。
すなわち、延長部6の裏面に任意の厚さに断熱材を積層
し、この厚さを維持して雄型連結部の近くまで形成する
さらに具体的には断熱材の一露出側端8bとがパネル同
士を連結した際に接触する関係である。
例えば雄型連結部の先端から断熱材の一露出側端8bま
での長さをA、差込溝5の最奥端から断熱材の一露出側
端8aまでの長さをBとしたときにA=B、あるいはA
<B+、(lの関係が成立することである。
なお、llは延長部6の先端がら突出した断熱材8の長
さである。
次に本考案に係るパネルの連結構造について第2図を用
いて説明する。
すなわち、パネルα1.α2としては0.27mmのカ
ラー鋼板を成形した主体1の凹部9と膨出部10にフェ
ノール樹脂100重量部とパーライト粒50重量部を混
合した断熱材B(t =23 mm)を充填し、その裏
面をアスベスト紙にアルミニウム箔をラミネートしたシ
ートを被着したA=B=25mmのパネルα1の1側端
(雌型連結部)を図示のように釘11を介して胴縁12
に固定する。
そこで隣りのパネルα2の1側端(雄型連結部4)を差
込溝5に嵌挿する。
その結果、連結部は目地13の幅が狭く、シかも直角3
角形の空隙14を形威し、その上胴縁12までの熱伝導
は5状の経路をわたるようにしたものである。
そこで、この連結部を含む構造体に対してJIS−A−
1301の2級加熱試験を行なったところ、有害な変化
、寸法変化は全くなく、火炎を通す亀裂も起らず、裏面
温度は100℃前後であった。
これは目地幅を狭くしたこと、および直角3角形の空隙
に充満した熱気が外部からの火炎、熱気の侵入を抑制し
たため、さらに熱伝導路が9犬と変化に富み、かつ長い
ためである。
以上、説明したのは本考案の一実施例にすぎず、第3図
aに示すように断熱材を延長部よりさらに外側方へII
突出したり、断熱材の露出面に第3図すに示すように、
特に主体と対応する面に防水シート15、例えばアスベ
ストシート、アスファルトフェルl−、クラフト紙、ア
ルミニウム箔等を貼着したり、図示しないが、防水シー
トを主体の雄型連結部、延長部に貼着することもできる
さらに第3図Cに示すように延長部の途中に水切り用突
条16を形成すること、あるいは端縁に折曲舌片17゜
18を形成することもできる。
なお、舌片の折曲方向は任意である。
上述したように本考案に係るパネルの連結部構造によれ
ば、目地幅を狭くすることにより火炎、熱気の侵入を抑
制すると共に、目地奥に直角3角形状の空隙を形成して
熱気を貯溜して実質上冷却すると同様に作用し、かつ、
この空隙を充満することにより外部からの火気、熱気の
侵入を抑制してJIS−A−1301(2級加熱)に合
格できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパネルの連結構造の一実施例を示
す縦断面図、第2図は上記連結構造を形成する建築用パ
ネルを示す説明図、第3図a−cはその他の実施例を示
す説明図である。 1・・・・・・主体、2,3・・・・・・側壁、4・・
・・・・雄型連結部、5・・・・・・差込溝、6・・・
・・・延長部、8・・・・・・断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面を凹状とした主体の1側壁を内方に傾斜せしめると
    共に、その下端縁を外側方へ突出して差込縁を形成した
    雄型連結部を有し、かつ、差込縁先端から上記側壁より
    内方へ亙る長さA以外の裏面に準不燃材からなる断熱材
    を前記差込縁より下方へ膨出して充填し、一体化したパ
    ネルと、断面を凹状とした主体の1側壁を垂直に形成し
    、その下端縁を内方に屈曲し、再び外方に延ばして差込
    溝を形成し、該差込溝の下縁をさらに外側方へ延長して
    延長部を形成した雌型連結部を有し、かつ延長部裏面か
    ら下方へ膨出すると共に延長部裏面、下縁の裏面および
    主体の裏面に準不燃材からなる断熱材を充填し、一体化
    した隣りのパネルとを備え、パネルの差込溝に隣りのパ
    ネルの差込縁を嵌挿して断熱材を接触させるように差込
    溝の最奥から延長部の先端までの長さをBとし、かつ、
    延長部先端より突出した断熱材を41とすると、A≦B
    、またはA<B+Jlにして接触させ、また両パネルの
    側壁間に目地の狭い直角3角形状の空隙を形成するよう
    に連結したことを特徴とするパネルの連結構造。
JP1978178969U 1978-12-28 1978-12-28 パネルの連結構造 Expired JPS589939Y2 (ja)

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JPS5597024U JPS5597024U (ja) 1980-07-05
JPS589939Y2 true JPS589939Y2 (ja) 1983-02-23

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JPS5922814U (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 株式会社アイジ−技術研究所 建築用パネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5720745Y2 (ja) * 1977-05-23 1982-05-04

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JPS5597024U (ja) 1980-07-05

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