JPS5899350A - 把手付ボトル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 最近、食用油、醤油、ソースなどの各種液体食品とか、
自動車の不凍液、エンジンオイルなどをはじめとして、
各種の液状物の収納容器に把手付ボトルが使用されてき
ている。この把手部がトルは例えばポリエチレンをダイ
レクトブロ一方式で成型することによって容易に製造す
ることができる。しかしながらポリエチレン製のものは
、透明度が充分でないところから美観上の問題があシ、
また、着色しにくいという問題点もあった。一方、例え
ばポリエチレンテレフタレートはガラスに匹敵する透明
度をもち、着色も容易であるとこ７）からこれらの問題
点がなく、商品特性に応じた種々の容器を形成しうると
・いう利点を有する。

しかしながら、ポリエチレンテレフタレート等はその樹
脂特性からダイレクトブロ一方式では成型が困難なため
に２軸延伸ブロ一方式が採用されている。そして、２軸
延伸ブロ一方式で把手付ボトルを成型することが極めて
難しいために、ポリエチレンテレフタレート等のダイレ
クトブロ一方式による成型が困難な樹脂については、把
手付ボトルを製造する方法が種々研究され特許出願され
てきているが、技術的に製造が難しいものとか製造に手
間−がかかるものが多く、一方簡単な方式のものは把手
の固定が不確実で容器として安心して使用できないとい
う欠点があって、いままで礎用化されていなかった。

本発明者らは、このダイレクトブロ一方式では所望の形
に成型することの困難な樹脂を原料として把手付ボトル
を製造すべく種々検討の結果、把手部分を別途に成、型
するとともにボトル本体との接合部周辺には突起、凹陥
部または孔よシなる係合部を形成し、がトル本体をプロ
ー成型する際に予め金型内に固定しておいた把手の前記
保合部に膨張したがトル壁部の一部を係合させれば把手
部を簡便な方法で確実に容易本体に固定させうろことを
見出し、これに基いて本発明を完成したものである。

すなわち本発明は、把手部が容器本体と分離独立した部
材として構成されているｙＪ＝’）ルにおいて、該把手
部材の容器本体との接合部周辺には突起、凹陥部または
孔が形成されておシ、一方この接合部周辺の容器本体の
壁部の一部が延伸膨張していてこの膨張部が前記の突起
、凹陥部または孔と係合していることを特徴とする把手
部がトルに関するものである。

以下、図面に表わした実施例を引用しつつ本発明の内容
を詳細に説明する。

第１図および第２図はいずれも本発明の実施例である把
手部ｙｔ”）ルの側面図であり、両図とも右半分は切断
部の端面が示されている。図から明らかな如く、把手部
１は容器本体２と分離独立した部材として構成されてい
る。そして、この把手部材の両端には、第１図の場合に
は突起３ａが形成されていて、その周囲のｙｊ？）ル壁
部が膨張してその膨張部４１１が突起３ａを包込んで把
手を固定している。第２図の場合には把手部材の両端に
は孔３ｂが形成されていて１．ボトル壁部の膨張部４ｂ
が孔内に進入し、孔部の内壁と係合して把手を固定して
いる。

本発明の把手部材は容器本体と分離独立したものである
ことのほか、容器本体の膨張部と係合する保合部が形成
されていることが要件である。この保合部はボトルを膨
張形成する際、壁部の膨張部と保合固定される形状であ
ればよく、第１図に示す如き突起状、第２図に示す如き
礼状のほか凹陥状であってもよい。第３図および第４図
は実施例に用いた把手部材を拡大して示したものである
。

第４図から明らかな如く孔部は膨張部から・脱着しにく
いように端部側がせばめられている。把手部材の他の例
を第５図および第６図に示す。すなわち保合部は、第５
図Ａ、Ｂ、Ｃおよび第６図Ｆ。

Ｈのように突起部を膨張部がしづがシ包着するような形
でもよく、第６図Ｇのような凹陥部でもよく、また、第
５図りのような側孔５に膨張部が進入して固定するよう
な形でもよい。さらに、突起部も第６図Ｅりように、二
つの突起を膨張部が包込むことによってはじめて把手が
固定されるような形でもよい。

容器本体の形状は把手部材を係合する膨張部が形成され
ているほかは特に限定されないことはいうまでもない。

容器の材質は熱可塑性樹脂であれば特に限定されないが
ポリエチレンのようなものはダイレクトブロ一方式で一
段で成型できるところから、ポリエチレンテレフタレー
トとか塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリルニトリル
のような二軸延伸ブロ一方式で成型するものが本発明の
容器用として好適である。把手部材の材質は容器と同じ
でもよく、また異なっていてもよい。この材質は熱可塑
性樹脂でなくともよく、熱＾樹脂とか、その他のプラス
チック、さらにはガラス、木などでありでもよい。

このような把手付−トルの製造方法としては、まず把手
部材を射出成型その他の方法により成型し、一方、ボト
ル成型用のプリフォームを成型しておく。ボトルのプロ
ー成型用金型は把手部材を容器デディンにょシ定めら、
、れた位置に固定しうるように予め加工しておくこ、と
が必要である。そうして、金型内に把手部材を所定位置
に固定して前記のプリフォームを金型内に装着し、エア
ーブロー／ −によりプリフォームを膨張させれば容器本体が一気に
形成され、その際に容器の壁部が把手部材の端部を包込
みあるいは端部に進入して把手部材を固定し、把手部＆
）ルができあがる。把手部材の容器本体への接合部には
、必要にょシ接着剤を用いれば、把手部材をよシ確実に
容器本体に固定することができる。

本発明の把手付ボトルは自動化が容易であシ、大量生産
に適している。すなわち、把手部材は例えば射出成型に
よって大量生産することができ、ブロー金型には二つ割
シ金型の合わせ部に把手部材の保持部を設けることによ
シ把手部材を金型に自動装着することが可能になシ、ま
た、プロー成）後の型離れ、脱着が容易になる。本発明
のがトルはこのほか、把手部が容器本体に離脱方向に逆
勾配で係合しているところから把手の固定が確実である
。また、把手をボトルに直接固定しているところから、
従来の例えば把手の先端にリングを形成してボトルの胴
部をこのリングで締付けて固定するような方式のものと
異なシ、本発明の＆）ルは美観上もすぐれている。

本発明の＆）ルの用途は特に制限されるものではなく、
食用油、醤油、ソースなどの各種液体食品のほか、自動
車の不凍液をはじめとしていかなる液体をも収納しうる
ものである。

次に、第１図に示したボトルの製造例を記す。

製造例 固有粘度が０．７５のポリエチレンテレフタレート樹脂
を１５０℃で５時間熱風乾燥して水分率０．０１−以下
の乾燥樹脂を得た。この樹脂を用いて８オンスの射出成
形機によシ、胴部の外径３０簡・長さ１８０ｍ、肉厚約
３．５■、そして重量５５ｇの試験管状ブリ・フオーム
を成型した。成型条件はシリンダ一温度２８０℃、射出
圧力５００〜６００　ｋｔｉ／ａ”Ｇ、成型サイクル３
５秒、そして射出金型およびコア金型の温度をいずれも
１０〜２０℃（水冷）とした。頚、られたプリフォーム
をヒーターによって約１００．Ｕに加熱したのち、予め
把手を装着した金型内に移して金型を閉じた。

プリフォームおよび把手を金型内に装着した状態を第７
図および第８図に示す。この金型は把手部位を穿孔し、
この穿孔部６には把手ホルダー７が設けられていて、容
器本体をプロー成型する際に把手１が動かないように固
定するとともに把手の装着を自動的に行なえるようにな
っている。８はプリフォームであり、９はプリフォーム
装着用ノズルである。

金型内のプリ７＝−ムを延伸ロッドによシ軸方向に延伸
すると同時に１０〜１５１／ｉｊｃの圧縮空気をプリフ
ォーム内に吹込んで円筒方向に膨張させることにより第
１図に示す如き把手材ボトルを製造した。このボトルは
内容積約１．８ｔ、高さ約２９０１１１１％そして胴部
の直径９０〜１０５ｍのものである。なお、製造したボ
トル２０本に各々約１６５０ｇの食用油を充填して把手
の強度を調べたところ、いずれも充分に実用に耐えるこ
とが確認された。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はいずれも本発明の実施例である把
□手付＆）ルの側面図であシ、両図とも右半分は切断部
の端面を示しである。第３図および第４図はこれらの実
施例に用いた把手部材を拡大して示したものである。第
５図と第６図は把手部材の他の例をいくつか示したもの
である。第７図と第８図はプリフォームおよび把手部材
を金型内に装着した状態を示すものである。 １・・・把手部材、２・・・容器本体、３ｇ　、３ｂ・
・・突起、４　ａ　＋　４　ｂ・・・膨張部、５・・・
側孔、６・・・穿孔部、７・・・把手ホルダー、８・・
・シリフオーム−，９・・・プリフォーム装着用ノズル
。 特許出願人　味の素株式会社 代理人　弁理士　　１）　中　　政　　浩第４図　　第
３図 第５図 第６図 Ｅ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ＦＨ 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 把手部が容器本体と分離独立した部材として構成されて
   いるボトルにおいて、該把手部材の容器本体との接合部
   周辺には突起、凹陥部または孔が形成されておシ、一方
   この接合部周辺の容器本体の壁部の一部が延伸膨張して
   いてこの膨張部が前記の突起、凹陥部または孔と係合し
   ていることを特徴とする把手付ボトル。