JPH074848B2 - 2軸延伸ブロ−成形方法 - Google Patents

2軸延伸ブロ−成形方法

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JPH074848B2
JPH074848B2 JP61224627A JP22462786A JPH074848B2 JP H074848 B2 JPH074848 B2 JP H074848B2 JP 61224627 A JP61224627 A JP 61224627A JP 22462786 A JP22462786 A JP 22462786A JP H074848 B2 JPH074848 B2 JP H074848B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性合成樹脂、特にポリエチレンテレフ
タレート樹脂(以下、単にPETと表記する)製壜体であ
る製品の2軸延伸ブロー成形方法に関するもので、さら
に詳言すれば、機械強度および耐熱強度に優れた製品を
成形する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
各種の液体を収納する壜状製品として、重量が嵩むばか
りか割れ易いガラス製壜体に代わって熱可塑性合成樹
脂、特にPET製2軸延伸ブロー成形製品が広く採用され
るようになっている。
この熱可塑性合成樹脂製2軸延伸ブロー成形製品は、軽
量であると共に、機械的な耐衝撃性に優れており、さら
に成形が簡単で大量生産に好都合であり、そして安価に
製造することができる等の優れた効果を発揮するものと
なっているのであるが、このような多数の利点をもって
いる反面、成形される製品に自立機能を持たせるべく、
製品の底部中央部分を内方に陥没させ、底部の周端部分
を脚部分に形成する一般的な製品構造とすると、内方に
陥没した底部中央部分を充分に延伸変形させることがで
きず、これがためこの底部中央部分の耐熱性が他の製品
部分に比べて大きく劣ることになり、熱の作用によって
不正に変形したり、白化して製品の外観を劣化させるこ
とになったり、脚部分を提供する底部周端部分に過剰に
延伸が掛かって、この脚部分の肉厚が極端に薄くなり、
もって底部の機械的強度が大幅に低下すると云う不都合
が生じている。
また、製品本体に自立機能を持たせずに、製品本体の底
部を半球殻状に膨出させて成形し、この製品本体の底部
に、製品本体とは別本物である脚部提供用のスカートを
組付ける構造のものがあるが、このものは、確かに製品
本体の底部を含めた胴部の肉厚をほぼ均一にすることが
できるばかりか、底部にほぼ満足できる延伸量を与える
ことができるので、底部の耐熱性を高めることができる
と共に、機械的強度も大きくすることができるのである
が、反面製品本体とは別体物であるスカートを組付けな
ければならないので、製品の組立作業が面倒であると共
に、収納できる液体の量の割には製品の容積が大きくな
ってしまい、さらに一つの製品を製造するのにより多く
の材料量を消費することになるので、製品単価が高くな
ると云う重大な欠点をもっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この上記した従来例における不都合および欠点は、2軸
延伸ブロー成形される製品の底部の構造が反転湾曲して
いるのにもかかわらず、他の部分と一緒に同じ延伸ブロ
ー成形操作で最終形状に成形してしまうこと、また製品
を一体物として成形することができないことにその原因
がある。
本発明は、上記した従来例における問題点を解決すべく
創案されたもので、2実延伸ブロー成形品の底部に形成
される極端な肉薄部分の発生を防止することを目的とし
たものであり、また他の目的は自立機能を持った2軸延
伸ブロー成形製品の底部の耐熱性を充分に高めることを
目的としたものである。
本発明は、この上記した目的を達成すべく、底部を含む
胴部の所望する延伸量までの2軸延伸ブロー成形を、反
転湾曲のない形状のまま達成することによって、前記底
部を含む胴部を、その全域の肉厚がほぼ均一となるよう
延伸成形し、底部中央部分の反転湾曲をこの2軸延伸ブ
ロー成形とは全く別個でかつ変形部分に延伸をかけるこ
とのない単純な陥没変形により達成して自立機能部分を
成形し、この底部中央部分を単純に陥没変形させた成形
品を、ほとんど延伸変形を与えないか、もしくは延伸変
形を与えたとしてもわずかの延伸変形を与えただけで最
終形状に延伸ブロー成形して製品の成形を完了させるの
である。
また、成形された製品の底部を含めた全体的な耐熱性の
向上をより一層高めるために、底部中央部分を単純に陥
没変形させた成形品の延伸変形部分、すなわち底部を含
む胴部を均一に加熱し、もって延伸成形された前記胴部
内に発生した内部残留応力による熱収縮を自由な状態で
発生させて前記内部残留応力を消滅させ、この熱収縮し
た成形品をほとんど延伸変形させることなく、もしくは
わずかな延伸変形量で最終形状に延伸ブロー成形して製
品の成形を完了させるのである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
以下、本発明の2軸延伸ブロー成形方法を、本発明方法
の具体的な操作順を示す図面を参照しながら説明する。
本発明による2軸延伸ブロー成形方法は、有底円筒形状
に成形された熱可塑性合成樹脂製の一次成形品S1を、半
球殻状に膨出させた底部S2bを含む胴部S2a全域の肉厚が
ほぼ均一である二次成形品S2に2軸延伸ブロー成形する
一次延伸成形工程Aと、二次成形品S2を、この二次成形
品S2の底部S2bの中央部分を内方に陥没変形させて、成
形目的品である壜体形状の製品Sの底部Sbと近似した底
部S3bに変形させて三次成形品S3に成形する底部変形工
程Bと、三次成形品S3をほとんど延伸変形させることな
く製品Sにブロー成形する二次延伸成形工程Dとを順に
行って製品Sの成形を達成するのである。
また、成形される製品S全体により高い耐熱性を与えた
い場合には、底部変形工程Bで成形された三次成形品S3
を二次延伸成形工程Dで製品Sに成形する前に、この三
次成形品S3全体を均一に加熱して、三次成形品S3内に発
生している内部残留応力による熱収縮を引き起こさせて
四次成形品S4に成形する加熱収縮工程Cを行い、この加
熱収縮工程Cで成形された四次成形品S4を二次延伸成形
工程Dで製品Sに成形する。
一次延伸成形工程Aは、射出成形等により有底円筒形状
に成形された一次成形品S1を、その全体を延伸効果の出
る温度に均一に加熱した状態でホルダー4に組付け保持
して2軸延伸ブロー成形用の一次ブロー金型1に組付
け、ホルダー4に組付けられた延伸ピン5と一次ブロー
金型1に組付けられた底ピン3とにより軸方向に延伸さ
せると共に、圧力流体の圧入により径方向に伸縮させて
二次成形品S2に成形する(特に、第2図ないし第4図参
照)。
この一次延伸成形工程Aの際に使用される一次ブロー金
型1は、成形される二次成形品S2の底部S2bの形状が単
純湾曲により半球殻状に膨出する形状となるように単純
湾曲した成形型面を有しており、このためこの一次ブロ
ー金型1により一次成形品S1から2軸延伸ブロー成形さ
れる二次成形品S2は、その底部S2bを含む胴部S2a全域を
ほぼ均一な肉厚で成形されることになる。
底部変形工程Bは、成形された二次成形品S2の半球殻状
に膨出した底部S2bの中央部分を、最終成形品である製
品Sの底部Sbの陥没凹部Scとほぼ同じ形状に陥没変形さ
せて三次成形品S3に成形する(第6図および第7図参
照)。
この底部変形工程Bに際して、二次成形品S2の底部S2b
中央部分の陥没変形手段は、特に特定されることはな
く、どのような手段を使用して達成しても良いのである
が、ただ底部S2b中央部分の陥没変形に際して、二次成
形品S2のいかなる部分にも延伸力が作用することのない
ようにすることが望ましい。これは、この底部S2b中央
部分の変形に際して延伸力が作用すると、この延伸力の
作用によって折角ほぼ均一な肉厚に成形された底部S2b
を含む胴部S2aの肉厚が不均一になってしまうからであ
る。特に、この延伸力が変形される底部S2b中央部分に
作用するようなことになると、底部S2bの肉厚が他の部
分の肉厚よりも薄くなり本発明の効果を半減させること
になる。
加熱収縮工程Cは、三次成形品S3内の内部残留応力を消
滅させるためのもので、三次成形品S3全体を熱変形の発
生する温度に均一に加熱することにより、内部残留応力
に従って収縮変形し、この内部残留応力による収縮変形
を自由に発生させることによって内部残留応力が消滅す
るのである。
この加熱収縮工程Cに際して、三次成形品S3内部に発生
している内部残留応力は、二次成形品S2の延伸ブロー成
形条件に従ってその程度を予め予測することができるの
で、この内部残留応力による収縮量もほぼ正確に予測す
ることができる。
二次延伸成形工程Dは、三次成形品S3または四次成形品
S4を製品Sに成形する最終成形工程で、三次成形品S3ま
たは四次成形品S4を二次ブロー金型2に組付けて製品S
にほとんど延伸変形させることなくブロー成形する。
この二次延伸成形工程Dに際して、三次成形品S3または
四次成形品S4を製品Sに延伸変形するのに、全く延伸変
形を与えることなくその成形を達成することは不可能で
あり、或る程度の延伸変形を受けることになるが、この
延伸変形量は、成形される製品Sの内部に大きな内部残
留応力が発生しない範囲で行われることになる。特に底
部S3bまたはS4bから底部Sbへの延伸変形は、その延伸量
をできる限り小さくなるように考慮する必要がある。
本発明方法は、基本的には、上記したごとく、一次延伸
成形工程Aと底部変形工程Bとそして二次延伸成形工程
Dとを順におこなって達成されるものとなっているので
あるが、底部Sbのより良い賦形性を得るには、三次成形
品S3が延伸成形に適した充分な温度に加熱されている必
要があることから、通常の成形装置を使用しての本発明
の実施では、底部変形工程Bにより成形された三次成形
品S3の全体温度は延伸成形には低過ぎる値となっている
のため、二次延伸成形工程Dを実施する際には再加熱操
作が必要となる。それゆえ、本発明方法の実際の実施に
際しては、上記した再加熱操作を加熱収縮工程Cで行う
ようにするのが有利である。
〔実施例〕
図示実施例の場合、一次延伸成形工程Aは、第2図ない
し第4図に示すごとく、一次成形品S1の底部S1b中央部
分を底ピン3の先端と延伸ピン5の先端との間で軽く挟
持した状態で一次成形品S1を軸方向に延伸すると共に、
この一次成形品S1内に圧力流体を圧入して達成されてい
る。
底部変形工程Bは、第5図ないし第7図に示すごとく、
一次ブロー金型1内でブロー成形された二次成形品S2内
に圧入された圧力流体を排出し、二次成形品S2内の圧力
をほぼ大気圧程度にしてから、後退限に後退位置してい
た底ピン3を所望量前進させて二次成形品S2の底部S2b
中央部分を二次成形品S2の内部に向かって押し込み、も
ってこの底部S2b中央部分の陥没変形を達成し、二次成
形品S2から三次成形品S3への成形を達成する。
なお、この底部変形工程Bを行うには、二次成形品S2が
まだ変形可能な温度にある必要があり、このため二次成
形品S2内のブロー圧力を取り去った際に、延伸ブロー成
形により二次成形品S2内に発生した延伸成形力に対する
抗力としての内部残留応力の作用のため、この二次成形
品S2はわずかに収縮変形(第5図参照)することにな
る。この二次成形品S2における延伸成形力に対する抗力
としての内部残留応力は、加熱収縮工程Cにおける内部
残留応力とは別のもので、延伸作用に対して一種の反撥
力として発生するものであり、この抗力としての内部残
留応力による二次成形品S2の収縮量は極めて少ない量で
ある。また、実際に底部変形工程Bを実施する際におけ
る二次成形品S2の温度は120〜180℃の範囲にあるのが最
も望ましい。
底部変形工程Bを経て成形された三次成形品S3は、一次
ブロー金型1からホルダー4に保持された状態のまま離
型させられた後、そのまま加熱収縮工程Cを受ける。加
熱収縮工程Cは、加熱ヒータ6によりホルダー4に保持
されている三次成形品S3全体を熱収縮の発生する温度ま
で均一に加熱して、三次成形品S3を四次成形品S4に収縮
変形させて達成している。この加熱収縮工程Cにおける
三次成形品S3に対する加熱温度は、170〜230℃の間が最
も望ましい。
この加熱収縮工程Cに引き続いて四次成形品S4を製品S
に成形する二次延伸成形工程Dは、四次成形品S4の温度
が、加熱収縮工程Cによる加熱処理の熱を利用して、四
次成形品S4がまだ延伸成形可能な温度範囲にある内にホ
ルダー4に保持された状態のまま二次ブロー金型2に組
付けて、四次成形品S4の製品Sへの延伸成形を達成す
る。
この二次延伸成形工程Dにおける四次成形品S4の実際の
延伸量は、体積倍率で1.1〜1.4倍の間であるが、最も望
ましいのはほとんど延伸させないことである。
本発明方法により成形された製品Sの従来品に対する底
部Sb肉厚分布、耐熱性、機械的強度の相違の実際例を以
下に示す。
イ)底部肉厚分布 (単位mm) 胴部Saと底部Sbとの境界部分 従来品 0.42 本発明品 0.42 底部Sbの脚部の外側部分 従来品 0.20 本発明品 0.40 底部Sb下端部分 従来品 0.10 本発明品 0.40 底部Sbの脚部の内側部分 従来品、1.50 本発明品 0.80 ロ)耐熱性 従来品の場合、壜体温度が75℃以上になると、4mmあっ
た陥没凹部の高さが、1mmまで減少する変形を引き起こ
した。
本発明品の場合、製品S温度が120℃となっても、3.8mm
あった陥没凹部Scの高さには変化が生じなかった。
ハ)機械的強度 (落下テスト) 内容液を充填した壜体を温度5℃にした状態で、1.2mの
高さからコンクリート上に垂直落下させた際、従来品は
一回の落下テストでNGとなったのに対して、本発明品は
五回の落下テストでもOKであった。
〔発明の効果〕
このように、本発明方法は、一次成形品S1を、単純湾曲
して半球殻状の膨出した底部S2bを有する二次成形品S2
に2軸延伸ブロー成形し、この二次成形品S2の底部S2b
中央部分を延伸変形を発生させることなく製品Sの底部
Sbに近似した形状に陥没変形させて三次成形品S3の底部
S3bを成形するので、この三次成形品S3の底部S3bの肉厚
は他の底部S3bを含めた胴部S3aの肉厚とほぼ等しい値と
なり、このためこの三次成形品S3をほとんど延伸変形さ
せることなく二次延伸成形工程Dで成形される製品S
は、その底部Sbを含む胴部Saをその全域にわたってほぼ
均一な肉厚で成形されることになり、これによって底部
Sb周端部分の脚部分を提供する部分の肉厚が極端に薄く
なると云う不都合を生じることがないばかりか、底部Sb
中央部分に不要に位置していた成形材料を胴部Sa側に移
動させることができるので、従来に比べて少ない成形材
料量で同一規格の製品Sを成形することができることに
なる。
また、二次成形品S2の底部S2bは、半球殻状に膨出成形
されるので、その延伸変形が、胴部S2aと同等に、一次
延伸成形工程Aの最後の時点まで接続されることにな
り、このため充分な延伸量を受けて成形されることにな
るから、製品Sの底部Sbには充分な延伸量が与えられて
おり、もって底部Sbには高い耐熱性が与えら、それゆえ
底部Sbの不正な熱変形や、熱白化等の不都合の発生によ
る製品Sの外観の劣化および液体収納能力の低下の発生
を大幅に低減させることができる。
さらに、加熱収縮工程Cを経て高い耐熱性を有する製品
Sを成形する場合、三次成形品S3の底部S3bの肉厚がほ
ぼ均一であるので、この底部S3bにおける熱収縮量を底
部S3b全域において均一に発生させることができ、これ
によって底部Sbの賦形性の良いそして機械適強度の高い
さらに耐熱性の高い製品Sを得ることができることにな
る。
以上の説明から明らかなごとく、本発明による2軸延伸
ブロー成形方法は、製品の底部周端部分の極端な肉薄の
発生を確実に防止して底部全域をほぼ均一な肉厚に成形
することができるので、高い機械的強度の底部を有する
製品を得ることができ、また底部全域を充分な延伸量を
与えて成形できるので高い胴部と同等の耐熱性を底部に
与えることができ、これによって製品全体の耐熱性を向
上させると共に熱による外観の劣化とか機能の低下を阻
止することができ、さらに耐熱製品を成形する際におけ
る底部の賦形性を飛躍的に向上させることができ、また
さらに操作が簡単で実施するための装置の構成も簡単な
ものとすることかできる等多くの優れた効果を発揮する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の工程フローチャートを示す線図
である。 第2図ないし第12図は、本発明方法により成形される製
品の具体的な実施例における成形変化状態を順に示す縦
断面図で、第2図ないし第4図は一次延伸成形工程を、
第5図ないし第8図は底部変形工程を、第9図は加熱収
縮工程を、そして第10図ないし第12図は二次延伸成形工
程を示すものである。 符号の説明 S;製品、Sa、S1a、S2a、S3a、S4a;胴部、Sb、S1b、S2
b、S3b、S4b;底部、Sc;陥没凹部、A;一次延伸成形工
程、B;底部変形工程、C;加熱収縮工程、D;二次延伸成形
工程、1;一次ブロー金型、2;二次ブロー金型、3;底ピ
ン、4;ホルダー、5;延伸ピン、6;加熱ヒータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底円筒形状に成形された熱可塑性合成樹
    脂製の一次成形品(S1)を、半球殻状に膨出させた底部
    (S2b)を含む胴部(S2a)全域の肉厚がほぼ均一である
    二次成形品(S2)に2軸延伸ブロー成形する一次延伸成
    形工程(A)と、前記二次成形品(S2)を、該二次成形
    品(S2)の底部(S2b)の中央部分を内方に陥没変形さ
    せて、成形目的品である壜体形状の製品(S)の底部
    (Sb)と近似した底部(S3b)に変形させて三次成形品
    (S3)に成形する底部変形工程(B)と、前記三次成形
    品(S3)をほとんど延伸変形させることなく製品(S)
    にブロー成形する二次延伸成形工程(D)とを順に行う
    2軸延伸ブロー成形方法。
  2. 【請求項2】有底円筒形状に成形された熱可塑性合成樹
    脂製の一次成形品(S1)を、半球殻状に膨出させた底部
    (S2b)を含む胴部(S2a)全域の肉厚がほぼ均一である
    二次成形品(S2)に2軸延伸ブロー成形する一次延伸成
    形工程(A)と、前記二次成形品(S2)を、該二次成形
    品(S2)の底部(S2b)の中央部分を内方に陥没変形さ
    せて、成形目的品である壜体形状の製品(S)の底部
    (Sb)と近似した底部(S3b)に変形させて三次成形品
    (S3)に成形する底部変形工程(B)と、前記三次成形
    品(S3)を加熱して、該三次成形品(S3)内に生じてい
    る残留内部応力に従って収縮変形させて四次成形品(S
    4)に成形する加熱収縮工程(C)と、該四次成形品(S
    4)をほとんど延伸変形させることなく製品(S)に延
    伸ブロー成形する二次延伸成形工程(D)とを順に行う
    2軸延伸ブロー成形方法。
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