JP2008127074A - 把手付きボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の把手付きボトルとしては、これまで得られていなかったような軽量化を達成すると共に、大型の把手付きボトルに必要とされる種々の強度を満たしている把手付きボトルを提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレート製ボトル本体、該ボトル本体の上部側面に形成された把手取付用凹部、該把手取付用凹部内に取り付けられた別体の把手を備えて構成される1.5〜2.0リットル充填用把手付きボトルにおいて、把手を、握り部、該握り部の上下部から前方向に突出する上部支持腕および下部支持腕を備えるものとし、該上部支持腕および下部支持腕を介して前記把手取付用凹部内に取り付け、該把手付きボトル全体の質量を58〜70gとし、下部支持腕が取り付けられた部分より下側のボトル本体下部の平均肉厚を0.22〜0.40mmとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、把手付きプラスチックボトルに関し、より詳しくはポリエチレンテレフタレート製ボトル本体の上部側面に形成した把手取付用凹部に、把手を取り付けた1.5リットル以上2.0リットル以下の容量を充填するための把手付きボトルに関する。
プラスチックボトルは、大型化すると取り扱が不便になるため、ボトルの一部に把手を一体的に形成した把手付きボトルが醤油、ミリン等の調味料用容器として使用されている。一般的にプラスチックボトルは、容器包装リサイクル法の施行されたこと、および、ボトル単価を安くするために、使用樹脂量を少なくすることが求められている。
しかし、使用樹脂量を減らすために、単にボトルの肉厚を薄くしたのでは、プラスチックボトルに要求される強度を保つことができないという問題が生じる。特に、把手付きボトルにおいては、ボトル本体に把手を取り付けるための凹部が形成されているため、垂直荷重がかかった場合に該凹部において座屈し易く、座屈強度(垂直荷重強度)をいかに付与するかが重要な課題となっている。また、別体として形成した把手がボトル本体に嵌合された構造となっているので、把手とボトル本体との嵌合強度をいかに強く保つかも重要な課題である。
さらに、液体をボトルに充填し包装する工程において、充填前後のボトルの搬送ラインでは多数のボトルを搬送コンベア上に密集して立たせ、ボトル同士を互いに押し合わせつつ搬送している。そのため、搬送中にボトル同士の接触やコンベア両側のラインガイドとの接触を通じてボトルに横方向の押圧力(ラインプレッシャー)が加わり、ボトルの壁面につぶれ変形を生じさせ、ボトルの外観品質を低下させることがある。とりわけ、容量が大きなボトルでは、液体充填時の重量が大きく、ボトルに加わるラインプレッシャーが大きくなって、変形を生じさせ易いため、ボトルにいかに耐ラインプレッシャー強度を付与するのかが重要な課題となっている。
プラスチックボトルの軽量化に関する技術については、特許文献1および2に記載されている。
特開2005−162305号公報 特開2005−170450号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されているのは、飲料を熱間充填するためのボトルであって、例えば500ml程度の小さな容量のボトルに関する軽量化の技術である。上記したように、大型の把手付きボトルにおいては、小容量のボトルでは考慮する必要がないような特有の強度が必要とされる。このため、特許文献1および特許文献2に記載の技術をそのまま大型の把手付きボトルに適用することはできなかった。また、大型の把手付きボトルの軽量化についての技術はこれまで開示されていなかった。
そこで、本発明は、大型の把手付きボトルとしては、これまで得られていなかったような軽量化を達成すると共に、大型の把手付きボトルに必要とされる種々の強度を満たしている把手付きボトルを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、これにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
第1の本発明は、ポリエチレンテレフタレート製ボトル本体(10)、該ボトル本体(10)の上部側面に形成された把手取付用凹部(30)、把手取付用凹部(30)内に取り付けられた把手(20)を備えて構成される把手付きボトル(100)であって、把手(20)が、握り部(22)、握り部(22)の上下部から前方向に突出する上部支持腕(24)および下部支持腕(26)を備え、上部支持腕(24)および下部支持腕(26)を介して把手取付用凹部(30)内に取り付けられており、把手付きボトル(100)全体の質量が58g以上70g以下であり、下部支持腕(26)が取り付けられた部分より下側のボトル本体下部(10B)の平均肉厚が0.22mm以上0.40mm以下であることを特徴とする、1.5リットル以上2.0リットル以下充填用把手付きボトル(100)である。
なお、本明細書において「ボトル本体下部の平均肉厚」とは、下部支持腕(26)が取り付けられた部分より下側であって、ボトル底面のボトル設置部より上側のボトル本体下部(10B)を構成するボトル側壁の平均厚みをいい、ボトル設置部を含むボトル底面の平均厚みを含まない。
第1の本発明の把手付きボトルは、1.5リットル以上、好ましくは1.6リットル以上、より好ましくは1.7リットル以上であって、2.0リットル以下、好ましくは1.9リットル以下の内容量、特に好ましくは1.8リットルの内容量を充填するボトルとして用いることができる。第1の本発明の把手付きボトルは、ボトル本体下部の平均肉厚を薄くし軽量化しても強度を保つことができ、1.5リットル以上2.0リットル以下充填用把手付きボトルとしてはこれまで得られていなかった軽量なボトルとすることができる。
第1の本発明の把手付きボトル(100)において、充填後の23℃における座屈強度(垂直荷重強度)は、少なくとも392Nであることが好ましい。座屈強度(垂直荷重強度)の測定は、以下の手順で行った。すなわち、把手付きボトルに常温水(23±2℃)をボトルの内容量に合わせて1.5リットルないし2.0リットル充填し、キャップをする。そして、ボトルキャップの天面から垂直下方向に100mm/分の速度にて、該ボトルを圧縮する。そして、該ボトルが座屈した時の荷重(N)を座屈強度(垂直荷重強度)とした。上記の座屈強度を備えることによって、充填したボトルを倉庫保管で多段積みする等して把手付きボトルに垂直方向の力が加わったときに、把手付きボトルが座屈変形してしまうのを防止することができる。
第1の本発明の把手付きボトル(100)において、把手(20)の23℃における嵌合強度は、少なくとも245Nであることが好ましい。把手の嵌合強度の測定は、以下の手順で行った。すなわち、把手付きボトルに常温水(23±2℃)をボトルの内容量に合わせて1.5ないし2.0リットル充填し、キャップをする。そして、該ボトルを横倒して固定し、ボトルキャップ天面から125mmの位置を500mm/分の速度で引っ張った。そして、把手が外れた時の荷重(N)を嵌合強度とした。該強度は把手付きボトルに特有のものであり、上記の嵌合強度を備えた把手付きボトルは、より信頼性の高い把手付きボトルといえる。
第1の本発明の把手付きボトル(100)において、23℃における耐ラインプレッシャー強度は、少なくとも40Nであることが好ましい。耐ラインプレッシャー強度の測定は、以下の手順で行った。すなわち、同一の第1の本発明の把手付きボトルを三本用意してそれぞれにボトルの内容量に合わせて1.5ないし2.0リットルの常温水(23℃±2℃)を充填する。互いに平行に対向させて配置した支持板と押圧板との間に、これら三本のボトルを鉛直に立てて一列に並べる。このとき、隣接するボトルのコンタクトポイント同士が接触するように並べる。そして、一列に並べた両端のボトルの側面にそれぞれ支持板と押圧板とを当接させた状態で押圧板を支持板方向へと押圧してゆき、中央のボトルの壁面(コンタクトポイント)に座屈変形(潰れ)が生じたたきの押圧板の押圧力(N)を測定し、これを中央のボトルの耐ラインプレッシャー強度とした。本発明の把手付きボトルは、ボトル本体下部の肉厚を薄くして軽量化を図ったとしても、上記の耐ラインプレシャー強度を備えることができる。そして、ボトル搬送時においてボトルにつぶれ等の変形が生じるのを防止して、ボトルの外観品質を保持することができる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
<把手付きボトル>
本発明の把手付きボトル100は、ボトル本体10および把手体20を備えて構成される。図1に本発明の把手付きボトル100の背面図、図2に側面図、図3に正面図を示した。また、図4には、図2におけるA−A線断面図(図4(a))およびB−B線断面図(図4(b))を示した。本発明の把手付きボトル100の内容量は、1.5リットル以上、好ましくは1.6リットル以上、より好ましくは1.7リットル以上であって、2.0リットル以下、好ましくは1.9リットル以下であり、最も好ましくは1.8リットルである。このような大容量のボトルは、従来軽量化するのが難しかった。
(ボトル本体10)
ボトル本体10は、図2に示すように上下方向中央付近にくびれ11が形成されている。このくびれ11によりボトル本体10は補強されると共に、ボトル本体上部10Aとボトル本体下部10Bに略二分されている。なお、図示した形態においては、くびれ11は把手取付用凹部30の下部により一部分断されているが、周方向に連続した形態とすることもできる。また、該くびれ11の形成は任意であり、形成しなくてもよい。
ボトル本体上部10Aの側面には、把手取付用凹部30が形成されている。この把手取付用凹部30には把手20が取り付けられ把手付きボトル100とされる。本発明のボトルは醤油等の調味料を入れるため等に使用される大型のボトルである。従って、ボトルの胴周りが大きいため、使用者はボトル本体10を掴むことは難しい。そのため、ボトル本体10に把手20を取り付けハンドリング性(持ち易さ)を向上させている。
把手取付用凹部30の深さは、ボトル本体10の最大外径部の直径の1/4から1/3の範囲で設定するのが好ましい。例えば、高さが310mm、最大外径寸法が106mm、内容積が1885mlのポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトルの場合には、把手取付用凹部30の深さを30mm前後に設定することが好ましく、これにより把手20が握り易くなる。図示した形態においては、該把手取付用凹部30に種々の補強構造(32、34等)が形成されている。該補強構造の詳細については後述する。
図2に示した把手取付用凹部30が形成されたボトル背面の裏側、つまり図3に示したボトル正面におけるボトル本体上部10Aには、その上側に略平面状の傾斜壁面12Aと、曲面状の円筒壁面14Aとが交互に形成されている。このような構造にすることによって、ボトルの上下方向および左右方向の剛性を高めることができ、かつ内容液の温度に伴う密度変化に起因するボトル内圧変化を緩和し、ボトルラベル部等の変形を防止することができる。また、傾斜壁面12Aは、平面状であってもよいが、図4(a)に示したようにボトル内部方向に若干窪んだ形状とすることもできる。この形状とすることで、左右方向の剛性をさらに向上させることができる。
ボトル正面におけるボトル本体上部10Aの下側には、複数の凹溝16Aが形成されている。該凹溝16Aは、第1変曲点から第2変曲点までの幅が1mm以上、好ましくは2mm以上であって、5mm以下、好ましくは4mm以下の幅を有する細溝である。ここで、凹溝における第1変曲点および第2変曲点について、図14(a)を用いて説明する。図14(a)に、凹溝部分の断面拡大図を示した。図示右側斜線部がボトル本体10である。ボトル本体上部10Aの壁面が凹溝16Aに差し掛かる曲線部分を第一のリブ曲線、凹溝16Aの凹み部分を構成する曲線部分を第二のリブ曲線、凹溝16Aが再びボトル本体上部10Aの壁面に差し掛かる曲線部分を第三のリブ曲線とすると、第一のリブ曲線が第二のリブ曲線に変わる点が第1変曲点L1であり、第二のリブ曲線が第三のリブ曲線に変わる点が第2変曲点L2となる。そして、本発明においては、これら変曲点の間の距離Lを上記の範囲とする(以下で説明する環状凹溝12Bにおいても同様である。)。図示した形態においては、計三つの凹溝16Aが水平方向に略同一間隔で形成されている。該凹溝16Aを形成することによって、ボトル本体上部10Aに左右方向の剛性を付与することができる。図示した形態のボトル本体上部10Aは、図示上方向に行くに従い径が小さくなる略円錐形状となっている。先端部においては、径が小さくなる割合がより大きくなり、円錐状の縮径部17が形成されている。上端には開口部18が形成されており、閉蓋できるようになっている。
ボトル本体下部10Bは、略円筒状の直胴部である。図示した形態においては、直胴部を一周するように複数の環状凹溝12Bが形成されている。該環状凹溝12Bは、第1変曲点から第2変曲点までの幅が1mm以上、好ましくは2mm以上であり、5mm以下、好ましくは4mm以下の細溝であり、これにより横方向の剛性が向上されている。環状凹溝12Bが形成される位置、本数等は特に限定されず、例えば、横方向の剛性を向上させたい位置、および、どの程度剛性を向上させたいのかによって、適宜決定される。図示した形態においては、合計五つの環状凹溝12Bが水平方向に略同一間隔で形成されている。
また、ボトル本体下部10Bにおいて、横方向の剛性を特に向上させたい位置、つまり、ライン上での搬送において隣り合うボトルと接触する箇所には、リブ14Bが形成される。リブ14Bは、以下において説明する耐ラインプレッシャー強度を担保するものである。詳細については後述する。
(把手体20)
図5に、図1のI−I断面図を示した。この図を用いて把手体20について説明する。把手体20は、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート等の樹脂を射出成形したものであって、把手本体22および、その上下両端部から水平方向に延びる上部支持腕24および下部支持腕26を備えて構成される。上下の支持腕24、26の先端には上方に突出した係合部28が設けられている。それぞれの係合部28は、ボトル本体10の把手取付凹部30の壁面に埋没した状態で取り付けられている。すなわち、ボトル本体10をブロー成形したときに、把手取付用凹部30の壁面が上下の支持腕24、26の先端部を覆うと共に、その先端から上方に突出した係合部28に絡み付くようにして把手取付用凹部30に把手体20が取り付けられる。
(ボトル全体質量)
本発明の1.5リットル以上2.0リットル以下充填用把手付きボトル100は、ボトル全体の質量が58g以上70g以下の範囲である。従来、1.5リットルないし2.0リットルという大型の把手付きボトルにおいては、種々の強度が必要とされることから、軽量化して樹脂使用量を減らすことは難しかったのであるが、本発明はこのような限界を超えて軽量化を実現したものである。
(ボトル本体下部10Bの平均肉厚)
本発明の1.5リットル以上2.0リットル以下充填用把手付きボトル100のボトル本体下部10Bの平均肉厚は、0.22mm以上0.40mm以下である。従来は、ボトル本体下部10Bの横方向の剛性、つまり、十分な耐ラインプレッシャー強度を付与するためには、ボトル本体下部10Bの平均肉厚を少なくとも0.41mmから0.6mm程度と厚くする必要があった。特に、コンベア上において隣り合ったボトルと接触する部分であるボトルの底面付近においては、特に肉厚を厚くする必要があり、0.5mm以上の平均肉厚を必要としていた。本発明においては、耐ラインプレッシャー強度を十分なものとしつつ、ボトル本体下部10Bの平均肉厚を約半分程度に薄くすることに成功したものであり、これにより、把手付きボトル100全体の軽量化、そして、使用樹脂量の大幅な減少に成功したものである。なお、ボトルの内容量を例えば1.7ないし1.9リットルとした場合は、ボトル本体下部10Bの平均肉厚は、0.24mm以上0.39mm以下とすることが好ましい。また、ボトルの内容量を1.8リットルとした場合には、ボトル本体下部10Bの平均肉厚は、0.25mm以上0.38mm以下とすることが好ましい。
(耐ラインプレッシャー強度)
本発明の把手付きボトル100の23℃における耐ラインプレッシャー強度は、少なくとも40Nであることが好ましく、50N以上であることがより好ましく、70N以上であることがさらに好ましい。このような耐ラインプレッシャー強度を備えることによって、ライン上での搬送中等においてボトルに凹み等の変形が生じるのを防ぐことができる。
従来、耐ラインプレッシャー強度を付与することを目的として、搬送ベルト上を滑走中に隣接ボトル同士が接して押圧力が加わるボトル胴部の最大外径部分(コンタクトポイント)の肉厚を厚くしたり、このコンタクトポイントに沿ってボトル壁面に凹状または凸状のリブを周設してボトルを成形し、ボトル胴部の押圧力が加わる部分の剛性を局所的に高めたりする措置がとられていた。
しかしながら、前者のようにコンタクトポイントの肉厚を厚くする場合、ラインプレッシャーに対する強度は増すものの、ボトルの軽量化を図るという本発明の目的を達成することはできない。また、軽量化を図るためにコンタクトポイント以外の部分の肉厚を薄くしたのでは、減圧強度や座屈強度といったボトルの他の物性が低下することになる。
また、後者のようにコンタクトポイントに沿って単にリブを周設しただけでは、ラインプレッシャーに対する十分な剛性は得られなかった。
従来、一般的には、コンタクトポイントに沿ってリブを形成するだけでは十分なラインプレシャー強度は得られないというのが、大方の見解であった。しかし、本発明者は、リブ14Bをコンタクトポイントに沿って形成すると共に、そのコンタクトポイントにおけるボトルの肉厚を上記したように0.22mm以上0.40mm以下と薄くすることにより、意外にも大きなラインプレッシャー強度が得られることを見出した。
従来、コンタクトポイントにおける肉厚を薄くすることは、耐ラインプレッシャー強度を小さくすることであるというのが常識であった。そのような常識の中、本発明者は、あえてコンタクトポイントにおける肉厚を薄くした。その結果、肉厚を薄くしたことと、リブ14Bを形成したことが、相乗効果を示し、優れた耐ラインプレッシャー強度を備えた本発明の把手付きボトル100が完成した。
このように優れた耐ラインプレッシャー強度を備えることができた理由として、本発明者は以下のように考えている。従来のコンタクトポイントに沿ってリブを形成したボトルの場合、ライン上での搬送中、リブの頂点において隣接するボトルと接触することとなっていた。つまり、コンタクトポイントがリブの頂点である一点となっており、ラインプレッシャーがこの一点に集中して、凹み等が発生し易いものとなっていた。これに対して、本願のボトル100においては、コンタクトポイントに沿ってリブ14Bを形成すると共に、該部分の肉厚を薄くしているので、ラインプレッシャーがかかった時に、隣接するボトルと面接触するようになっている。つまり、肉厚が薄いことから、リブ14Bが柔らかく、このため、隣接するボトルのリブ14B同士が互いにつぶれて、面接触となるのである(言い換えると、コンタクトポイントがコンタクトエリアになるということである。)。そして、点が面になったことでラインプレッシャーが分散され、耐ラインプレッシャー強度が向上するのである。
上記のように、隣接するボトル同士を面接触とする観点から、リブ14Bの幅を広くすることが好ましい。また、リブ14Bを複数設けて接触面積を広げることもできる。図6〜11に本発明のリブ14Bの種々の実施形態を示した。図6〜11に示した各実施形態において、(a)はボトル本体下部10Bの下側のみにリブ14Bを設けた例であり、(b)はボトル本体下部10Bの上側にも同様のリブ14Bを設けた例である。(b)においては、接触面積が二倍となっているので、より耐ラインプレッシャー強度を向上させることができる。なお、リブ14Bとは、コンタクトポイントに沿ってボトルの周方向に形成したボトルの最大外径部分を含む環状形状をいい、例えば、断面略半円形あるいは断面略台形の環状凸状部をいう。図14(b)にリブ14Bの拡大断面図を示した。図示左側の斜線部がボトル本体10である。本発明においてリブ14Bの幅とは、リブ形状を形成する曲線における接線の傾きが斜め45°になる点c1からc2までの距離cをいう。
図6(a)には、リブ14Bをボトル本体下部10Bの下側に一つ形成した形態を、また図6(b)には、リブ14Bをボトル本体下部10Bの上側と下側に二つ形成した形態をそれぞれ示した。本実施形態において、リブ14Bの幅は、3mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上であり、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下の範囲で形成することができる。また、リブ14Bの直径bとボトル本体下部10Bのリブ14B以外の部分の直径aとの比(b/a)は1.015以上、好ましくは1.020以上、さらに好ましくは1.025以上であって、1.050以下、好ましくは1.045以下、さらに好ましくは1.040以下であることが望ましい。本発明においては、ボトル本体下部10Bの肉厚が薄くなっているので、リブ14Bを上記のように設計することで、ラインプレッシャーがかかったときに、隣接するボトル同士の接触面積(以下、該面積をコンタクトエリアと呼ぶことがある。)が拡大して、耐ラインプレッシャー強度がより大きなものとすることができる。
図7(a)には、ボトル本体下部10Bの下側に二つのリブ14B(1)、14B(2)を形成した形態を、また図7(b)には、ボトル本体下部10Bの上側と下側にそれぞれ二つずつのリブ14B(1)、14B(2)を形成した形態をそれぞれ示した。この場合、それぞれのリブのコンタクトエリアの合計がボトルの接触面積となるので、より耐ラインプレッシャー強度を向上させることができる。また、リブを複数形成することによって、横方向の剛性を向上させるという効果もあり、これにより耐ラインプレッシャー強度がさらに向上する。二つのリブ14B(1)、14B(2)の幅は、それぞれ3mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上であり、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下の範囲で形成することができる。また、リブ14B(1)、14B(2)のそれぞれの直径bとボトル本体下部10Bのリブ14B(1)、14B(2)以外の部分の直径aとの比(b/a)は1.015以上、好ましくは1.020以上、さらに好ましくは1.025以上であって、1.050以下、好ましくは1.045以下、さらに好ましくは1.040以下であることが望ましい。
図8(a)には、ボトル本体下部10Bの下側に凸リブ14Bを形成した形態を、図8(b)には、ボトル本体下部10Bの上側と下側に二つの凸リブ14Bを形成した形態をそれぞれ示した。形成した凸リブ14Bは幅広であるので、コンタクトエリアが大きくなる。また、肉厚を薄くした効果により、ラインプレッシャーがかかった時に凸リブ14Bが変形して、ボトル100同士がボトル胴部全体で接触するようになり、さらに耐ラインプレッシャー強度を向上させることができる。凸リブ14Bの幅は、3mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上であり、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下の範囲で形成することができる。また、凸リブ14Bの直径bとボトル本体下部10Bの凸リブ14B以外の部分の直径aとの比(b/a)は1.015以上、好ましくは1.020以上、さらに好ましくは1.025以上であって、1.050以下、好ましくは1.045以下、さらに好ましくは1.040以下であることが望ましい。
図9(a)には、ボトル本体下部10Bの下側にコンタクトエリア16Bを周方向に形成し、さらに、エッジ18Bを形成した形態を、図9(b)には、ボトル本体下部10Bの上側と下側にコンタクトエリア16Bおよびエッジ18Bを形成した形態をそれぞれ示した。本実施形態では、あらかじめ幅広のコンタクトエリア16Bが形成されているため、耐ラインプレッシャー強度が向上されている。また、エッジ18Bを加えることにより、横方向の剛性が向上され、耐ラインプレッシャー強度がより向上される。コンタクトエリア16Bおよびエッジ18Bの幅は、3mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上であり、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下の範囲で形成することができる。また、コンタクトエリア16Bおよびエッジ18Bの直径bとボトル本体下部10Bのコンタクトエリア16Bおよびエッジ18B以外の部分の直径aとの比(b/a)は1.015以上、好ましくは1.020以上、さらに好ましくは1.025以上であって、1.050以下、好ましくは1.045以下、さらに好ましくは1.040以下であることが望ましい。
図10(a)に、ボトル本体下部10Bの下側に凹形状のリブ14Bを形成した形態を、図10(b)にボトル本体下部10Bの上側と下側に凹形状のリブ14Bを形成した形態をそれぞれ示した。ラインプレッシャーがかかったときは、肉厚が薄くなっているためこの凹形状がつぶれて平坦となる。よって、コンタクトエリアが拡大して耐ラインプレッシャー強度が向上し、ラインプレッシャーが除かれたときに凹形状両端部のリブ効果により復元するようになる。凹形状のリブ14Bの幅は、3mm以上、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上であり、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下の範囲で形成することができる。なお、凹形状のリブ14Bの場合は、リブ14Bの曲線における接線の傾きが斜め45°となる部分は、最大4箇所あるが、そのうち最上部および最下部の点をc1およびc2として、その間の距離をリブ14Bの幅cとした。また、凹形状のリブ14Bの最大直径bとボトル本体下部10Bの凹形状のリブ14B以外の部分の直径aとの比(b/a)は1.015以上、好ましくは1.020以上、さらに好ましくは1.025以上であって、1.050以下、好ましくは1.045以下、さらに好ましくは1.040以下であることが望ましい。
図11(a)に、多角形タイプのリブ14Bを形成した形態を、図11(b)にボトル本体下部10Bの上側と下側に多角形タイプのリブ14Bを形成した形態をそれぞれ示した。また、図11(c)には、図11(b)におけるII−II線の断面図を示した。この多角形タイプのリブ14Bは、ボトル本体下部10Bの下側を外周側に膨出させて最大外径部分となる環状膨出部を形成すると共に、この環状膨出部を、ボトル中心方向へ凹んだ湾曲凹面であって、周方向の長さが長い長辺凹面部と、周方向の長さが短い短辺凹面部とが交互に連なって形成されている。長辺凹面部および短辺凹面部は、湾曲凹面となってボトル内方へ凹み、その隣接凹面部と交わる両端側がボトル外方へ突き出た角部となっている。そして、かかる角部そのものが補強として機能し、角部を挟んで周方向に連続した湾曲凹面が凹状リブと同様な補強として機能する。このため、コンタクトポイントの機械的強度が高まり、コンタクトポイントの剛性を高めることができる。
また、コンタクトポイントとなる環状膨出部を縦断面略台形状に形成することにより、ブロー成形時の延伸が円滑に行われ、コンタクトポイント全周に亘って均一な肉厚に成形することができる。そして、前記環状膨出部に長辺凹面部と短辺凹面部とを形成することにより、それぞれの凹面部と上下の傾斜壁面との境に角部が形成され、これがつぶれ変形に対して補強として機能するため、コタクトポイントの機械的強度がさらに高まることになる。
(座屈強度)
本発明の把手付きボトル100の、充填後の23℃における座屈強度は少なくとも392Nであることが好ましい。座屈強度(垂直荷重強度)の測定は、以下の手順で行った。すなわち、把手付きボトル100に常温水(23±2℃)をボトルの内容量に合わせて1.5リットルないし2.0リットル充填し、キャップをする。そして、ボトルキャップの天面から垂直下方向に100mm/分の速度にて、該ボトルを圧縮する。そして、該ボトルが座屈した時の荷重(N)を座屈強度(垂直荷重強度)とした。このような座屈強度を備えることによって、把手付きボトルに垂直方向の力が加わったときに、把手付きボトルが座屈変形してしまうのを防止することができる。
把手付きボトルに醤油やミリン等を充填密封してダンボール箱に詰め、このダンボールを上下方向に複数段重ねて保管したり、輸送したりする場合、上段に積載したダンボール箱の荷重が下段のダンボール箱中の把手付きボトルに加わるため、下段のダンボール箱に箱詰めされた把手付きボトルの把手取付用凹部が座屈変形してボトル上部が把手側に倒れるように変形することがあった。
この座屈変形を、図12を用いて説明する。図12(a)は従来のボトルの側面図であり、図12(b)は、図12(a)におけるIII−III線断面図である。プリフォームを延伸して把手付きボトルをブロー成形したとき、径方向の延伸倍率が大きい最大外径部Xは肉薄となる。また、把手取付用凹部30の壁面を両側縁部から中央に向かって穏やかに膨出した湾曲凸面31とした場合、該湾曲凸面31の中央部Y1は径方向の延びが小さいため肉厚となり、延びが大きい湾曲凸面31の両側縁部Y2は肉薄となる。
このため、このような従来のボトルに上方から垂直荷重Wが加わったとき、荷重Wは把手20を介して肉薄となった部分Xに加わるため、この部分Xと肉薄となった両側縁部Y2が座屈変形することがあった。このとき、肉厚となった湾曲凸面31の中央部Y1は座屈変形しないため、この中央部Y1が支点となって肉薄となった部分Xと両側縁部Y2とが座屈変形し、ボトル上部が矢印Rで示すように把手側に倒れるように変形することがあった。
本発明においては、把手取付用凹部30に形成する湾曲凸面31の両側縁部Y2の剛性を確保し、把手の下部、すなわち肉薄となった最大外径部Xに集中する荷重を分散させて座屈強度を高め、上方から垂直荷重が加わっても把手取付用凹部30が座屈変形することがないようにするため、把手取付用凹部30に種々の補強手段を形成した。これにより、本発明の把手付きボトル100は上記した好ましい範囲の座屈強度を備え、座屈変形が防止される。
種々の補強手段について、図1および図4(b)を用いて説明する。種々の補強手段としては、把手取付用凹部30の壁面を両側縁部から中央に向かって穏やかに膨出するように形成した湾曲凸面31、および、該湾曲凸面31の把手20が取り付けられた中央の上下位置に設けた膨出突起36、38を挙げることができる。すなわち、上部支持腕24が取り付けられた部分の下方に膨出突起36が設けられると共に、下部支持腕26が取り付けられた部分の上方に膨出突起38が設けられている。なお、この膨出突起36、38は上下に連続して設けることもできる。膨出突起36、38を形成することによって、把手20が把手取付用凹部30の壁面にしっかりと固定されると共に、湾曲凸面31が補強されて剛性が高まる。
また、補強手段としては、湾曲凸面31の両側縁部近傍に設けた上下方向に延びる補強用リブ34A、34Bを挙げることができる。図示した形態においては、湾曲凸面31の両側の左右対称位置には、プラットホーム状に膨出した隆起面32A、32Bが形成されており、湾曲凸面31の両側縁部と近接する隆起面32A、32Bの段差部によって上下方向に延びる補強用リブ34A、34Bがそれぞれ形成されている。
この補強用リブ34A、34Bは湾曲凸面31を補強して、上方から加わる垂直荷重によって湾曲凸面31が座屈変形するのを防止するものである。これにより、湾曲凸面31の両側縁部が補強されて剛性が高まると共に、把手20を介してその下部に加わる荷重が分散されて座屈強度が向上する。そして、上方から加わる垂直荷重によって把手取付凹部30が座屈変形するのが防止される。また、把手20の取付位置の上下が膨出突起36、38によって補強されていることと相俟って、湾曲凸面31の剛性が確保され、上下方向に対する座屈強度が格段に改善される。
(嵌合強度)
本発明の把手付きボトル100における把手20の23℃における嵌合強度は、少なくとも245Nとすることが好ましい。把手20の支持腕24、26の先端には上方に突出した係合部28が形成されている。本発明のボトル本体10をブロー成形した時に、把手取付用凹部30の壁面が上下の支持腕24、26の先端部を覆うと共に、その先端から上方に突出した係合部28に絡み付くようにして、把手取付用凹部30に把手体20が取り付けられる。このようにして、嵌合形状を複雑なものとすることにより、嵌合強度を高くすることができる。また、上記したように、把手取付用凹部30の補強手段として膨出突起36、38が設けられていることによって、嵌合強度がさらに向上される。
<本発明の把手付きボトル100の製造方法>
本発明の把手付きボトル100の製造方法の好適な例について、図13を参照しつつ説明する。本発明の把手付きボトル100は、あらかじめ把手20をボトル本体10とは別体で、射出成形等の方法により成形しておき、ボトル本体10のブロー成形の工程において、両者を一体化することにより製造される。ブロー成形に使用する金型60は、図13に示すように、上方に引き抜き可能な底型62、および不図示の頚部形成型からなっている。金型60の側面部には、把手取付用凹部30形成用の型64が形成されている。この型64部分には、把手20の支持腕24、26の先端部分が金型内に露出するような状態で、把手20がセットされる。また、金型60内には、上記した把手取付用凹部30の補強手段32、34等、リブ14Bを形成するための形状が備えられている。
(実施例1)
図1〜3に示した形状であって、高さ300mm、直胴部の外径103.5mm、内容積1865ml、リブ14Bの外径106mm、リブ14Bの幅6mmの充填用把手付きボトルをブロー成形により作製した。作製したボトルに対して、以下の評価を行った。
(比較例1)
図12に示した従来のボトルであって、高さ300mm、直胴部の外径103.5mm、内容積1865ml、コンタクトポイントの外径106mmでコンタクトポイントにリブの無い、充填用把手付きボトルをブロー成形により作製した。作製したボトルに対して、以下の評価を行った。
(評価方法)
上記の実施例および比較例で作製した充填用把手付きボトルに対して以下の評価を行った。
(座屈強度)
作製した把手付きボトルに23℃の常温水を1.8リットル充填しキャップをした。そして、ボトルキャップの天面から垂直下方向に100mm/分の速度にて、ボトルを圧縮した。そして、ボトルが座屈した時の荷重(N)を測定し、これを座屈強度(垂直荷重強度)とした。
(把手嵌合強度)
作製した把手付きボトルに23℃の常温水を1.8リットル充填しキャップをした。そして、該ボトルを横倒して固定し、ボトルキャップ天面から125mmの位置を500mm/分の速度で引っ張った。そして、把手が外れた時の荷重(N)を測定し、これを嵌合強度とした。
(耐ラインプレッシャー強度)
作製した把手付きボトルを三本用意して、それぞれに23℃の常温水を1.8リットル充填した。互いに平行に対向させて配置した支持板と押圧板との間に、これら三本のボトルを鉛直に立てて一列に並べた。このとき、隣接するボトルのコンタクトポイント同士が接触するように並べた。そして、一列に並べた両端のボトルの側面にそれぞれ支持板と押圧板とを当接させた状態で押圧板を支持板方向へと押圧してゆき、中央のボトルの壁面(コンタクトポイント)に座屈変形(潰れ)が生じたたきの押圧板の押圧力(N)を測定し、これを中央のボトルの耐ラインプレッシャー強度とした。
(評価結果)
Figure 2008127074
表1より本発明の把手付きボトルは、ボトルの質量が軽く、かつ、ボトル本体下部の平均肉厚とコンタクトポイントの肉厚が薄いにも関わらず、座屈強度および嵌合強度が従来のボトルより大きく、また耐ラインプレッシャー強度も70N以上あるため、搬送中の変形を十分抑えることが可能である。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う把手付きボトルもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の把手付きボトルの背面図である。 本発明の把手付きボトルの側面図である。 本発明の把手付きボトルの正面図である。 (a)は、図2におけるA−A線断面図である。(b)は、図2におけるB−B線断面図である。 図1のI−I線断面図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 リブ14Bの実施形態を示す図である。 (a)は、座屈強度を説明するための把手付きボトルの側面図である。(b)は(a)におけるIII−III線断面図である。 本発明の把手付きボトルを製造するためのブロー成形用金型60である。 (a)は、凹溝16A、12Bの拡大断面図である。(b)はリブ14Bの拡大断面図である。
符号の説明
10 ボトル本体
10A ボトル本体上部
10B ボトル本体下部
14B リブ
20 把手
30 把手取付用凹部

Claims (4)

  1. ポリエチレンテレフタレート製ボトル本体、該ボトル本体の上部側面に形成された把手取付用凹部、該把手取付用凹部内に取り付けられた把手を備えて構成される把手付きボトルであって、
    前記把手が、握り部、該握り部の上下部から前方向に突出する上部支持腕および下部支持腕を備え、該上部支持腕および下部支持腕を介して前記把手取付用凹部内に取り付けられており、
    該把手付きボトル全体の質量が58g以上70g以下であり、
    前記下部支持腕が取り付けられた部分より下側のボトル本体下部の平均肉厚が0.22mm以上0.40mm以下であることを特徴とする、1.5リットル以上2.0リットル以下充填用把手付きボトル。
  2. 充填後の23℃における座屈強度(垂直荷重強度)が、少なくとも392Nである請求項1に記載の把手付きボトル。
  3. 前記把手の23℃における嵌合強度が、少なくとも245Nである請求項1または2に記載の把手付きボトル。
  4. 23℃における耐ラインプレッシャー強度が、少なくとも40Nである請求項1から3のいずれかに記載の把手付きボトル。
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