JP2010036956A - 把手付プラスチックボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラスチックボトル本体を備え、該ボトル本体の上部側面に把手取付用凹部が形成されており、該把手取付用凹部内に取り付けられた別体の把手を備えてなる把手付プラスチックボトルにおいて、該把手が取り付けられたプラスチックボトル本体の把手取付部分について、DSC測定を行った際に確認できるエンタルピー緩和ピークの吸熱量を0.2J/g以上とし、把手の23℃における嵌合強度を245N以上とする。
【選択図】図1
Description
<把手付プラスチックボトル>
本発明の把手付プラスチックボトル200は、ボトル本体210および別体の把手100を備えて構成される。図1に本発明の把手付プラスチックボトル200の背面図、図2に側面図、図3に正面図を示した。また、図4には、図2におけるA−A線断面図(図4(a))およびB−B線断面図(図4(b))を示した。把手100は、ボトル本体210に形成された把手取付用凹部230に取り付けられている。本発明の把手付プラスチックボトル200の内容量は、1.5リットル以上、好ましくは1.6リットル以上、より好ましくは1.7リットル以上であって、3.0リットル以下、好ましくは2.7リットル以下、より好ましくは2.5リットル以下、さらに好ましくは2.0リットル以下、さらに好ましくは1.9リットル以下であり、最も好ましくは1.8リットル以下である。
本発明の把手付プラスチックボトル200は、ボトル全体の質量が54g以上73g以下、好ましくは55g以上70g以下、さらに好ましくは56g以上68g以下の範囲である。従来、1.5リットルないし2.0リットルという大容量の把手付ボトルにおいては、種々の強度が必要とされることから、軽量化して樹脂使用量を減らすことは難しかったのであるが、本発明はこのような限界を超えて軽量化を実現したものである。
該把手100が取り付けられたプラスチックボトル本体210の把手取付部分について、DSC測定を行った際に確認できるエンタルピー緩和ピークの吸熱量は0.2J/g以上である。
本発明の把手付プラスチックボトル200における、把手100の23℃における嵌合強度は、245N以上であり、好ましくは343N以上であり、より好ましくは500N以上であり、さらに好ましくは600N以上である。嵌合強度の上限は特に制限されないが、プラスチックボトル本体210の把手取付部分の肉厚を制御し、かつ他の部分の肉厚の低下を防止する観点からは1000N程度であることが望ましい。
第1の本発明の把手付きプラスチックボトル200において、プラスチックボトル本体210の把手取付部分の密度は、1.365g/cm3以下であることが好ましい。該密度の測定は、把手取付部分の試験片に対して、JIS K6774およびK7112の密度勾配管法に準拠して行った。
本発明者の検討によると、把手取付部分の密度が低いほど、把手の嵌合強度は大きくなることが分かった。把手取付部分の密度が低いほど、把手との絡みつきが良くなると考えられる。
第1の本発明の把手付プラスチックボトル200において、プラスチックボトル本体210の把手取付部分の肉厚は、0.4mm以上、好ましくは0.8mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上である。また、把手取付部分の肉厚の上限は2.0mm程度であることが好ましい。
本発明者の検討によると、把手取付部分の肉厚が厚いほど、把手の嵌合強度は大きくなることが分かった。把手取付部分の肉厚が厚くなると、把手との絡みつきが良くなると考えられる。
本発明の把手付ボトル200の製造方法の好適な例について、図7を参照しつつ説明する。本発明の把手付ボトル200は、あらかじめ把手100をボトル本体210とは別体で、射出成形等の方法により成形しておき、ボトル本体210のブロー成形の工程において、両者を一体化することにより製造される。
図8に本発明の一実施形態の把手100の斜視図を示す。図示したように、ボトルに取り付けた状態においては、握り部10が略垂直となるように配置される。握り部10の上端よりも少し下側に前方向に突出するように上部支持腕22が設けられている。握り部10の下端には前方向に突出するように下部支持腕24が設けられている。ボトルのブロー成形の際において、ボトル本体210が、これら上部支持腕22および下部支持腕24に絡み付くことによって、ボトル本体210と把手100とが一体化される。
本発明の把手100の上部支持腕22および下部支持腕24の先端部分には、上方に突出するように係合部62、64が形成されていることが好ましい。係合部62、64の形状は特に限定されず、上部支持腕22および下部支持腕24の各上面から略垂直方向上向きに突出した形状であればよい。係合部62、64は、両方とも上向きであることが好ましい。
図1に示した形状であって、内容積1.8リットルの把手付プラスチックボトルをブロー成形により作製した。成形の際に、ブロー条件を変えて把手嵌合強度の違うボトルを作製した。作製したボトルに対して、以下の評価を行った。
<比較例4>
従来のボトルであって、内容積1.8リットルの市販ボトルを入手し、以下の評価を行った。
上記の実施例および比較例で作製した把手付プラスチックボトルに対して以下の評価を行った。
(把手嵌合強度)
作製した把手付プラスチックボトルに23℃の常温水を1.8リットル充填しキャップをした。そして、該ボトルを横倒して固定し、ボトルキャップ天面から125mmの位置を500mm/分の速度で引っ張った。そして、把手が外れた時の荷重(N)を測定し、これを嵌合強度とした。
プラスチックボトル本体の把手取付部分より1cm角の試験片を切り出し、JIS K6774およびK7112に準拠した密度勾配管法を用いて密度測定を行った。
上記、密度測定に用いる試験片の中央部の肉厚を測定した。
上記、密度測定に用いた試験片の中央部より10mgの試験片を切り出し、DSC装置(セイコーインスツルメント社製、DSC−6200)にセットし25℃から10℃/分で300℃まで昇温して曲線を求めた。エンタルピー緩和ピークの熱量として、ガラス転移温度付近に発生する吸熱ピークの吸熱量を算出した。
これに対して、エンタルピー緩和ピークの熱量が0.2J/g未満のもの(比較例1〜3)、ならびに、把手取付部分の密度および肉厚が、本発明の好ましい範囲を満さないもの(比較例4)は、把手嵌合強度が245N未満の十分な把手嵌合強度を持たないボトルであった。
10 握り部
22 上部支持腕
24 下部支持腕
62、64 係合部
200 把手付プラスチックボトル
210 ボトル本体
210A ボトル本体上部
210B ボトル本体下部
230 把手取付用凹部
Claims (4)
- プラスチックボトル本体を備え、該ボトル本体の上部側面に把手取付用凹部が形成されており、該把手取付用凹部内に取り付けられた別体の把手を備えてなる把手付プラスチックボトルであって、
前記把手が取り付けられたプラスチックボトル本体の把手取付部分について、DSC測定を行った際に確認できるエンタルピー緩和ピークの吸熱量が0.2J/g以上であり、
把手の23℃における嵌合強度が245N以上である、把手付プラスチックボトル。 - 前記別体の把手が、握り部、該握り部の上下部から前方向に突出する上部支持腕および下部支持腕を備え、これら上部支持腕および下部支持腕の前方向先端部に係合部を備えてなるものであり、
これら上部支持腕および下部支持腕の先端部が前記把手取付用凹部の壁に埋め込まれて取り付けられてなる、請求項1に記載の把手付プラスチックボトル。 - 前記プラスチックボトル本体の把手取付部分の密度が、1.365g/cm3以下である、請求項1または2に記載の把手付プラスチックボトル。
- 前記プラスチックボトル本体の把手取付部分の肉厚が、0.4mm以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の把手付プラスチックボトル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008202240A JP2010036956A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 把手付プラスチックボトル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008202240A JP2010036956A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 把手付プラスチックボトル |
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JP2010036956A true JP2010036956A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42009910
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JP (1) | JP2010036956A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09156643A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-17 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 把手付ポリエステルボトル |
JPH10338220A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | プラスチックボトル |
JP2001072033A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Tsutsumi Yotaro | 耐圧性ポリエステルボトル及びそれを用いた包装体 |
JP2008127074A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 把手付きボトル |
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2008
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Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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