JPS589724Y2 - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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Publication number
JPS589724Y2
JPS589724Y2 JP1978041522U JP4152278U JPS589724Y2 JP S589724 Y2 JPS589724 Y2 JP S589724Y2 JP 1978041522 U JP1978041522 U JP 1978041522U JP 4152278 U JP4152278 U JP 4152278U JP S589724 Y2 JPS589724 Y2 JP S589724Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
intake
sealing member
exhaust
ventilation fan
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978041522U
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English (en)
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JPS54144770U (ja
Inventor
真澄 岡部
Original Assignee
株式会社東芝
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Publication of JPS589724Y2 publication Critical patent/JPS589724Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気と吸気との間で熱交換を行わせる熱交換器
を備えた換気扇に関する。
この種の換気扇では、掃除等の便宜を図るために、熱交
換器は一般に換気扇本体に対し着脱できるようになって
いるが、その着脱構造は換気扇本体に複数個のシール部
材を設け、このシール部材を案内として熱交換器を挿入
し又は引出すというものである。
ところで、前記シール部材は熱交換器と協働して換気扇
本体内を排気路と吸気路とに気密に仕切る作用をなすも
のであるため、シール部材は熱交換器に対し2て所定の
接触圧で゛接触させて確実な気密状態を得る必要がある
然るに、従来のシール部材は熱交換器との接触時におい
ては圧縮された状態にあってはその反発力によって所定
の接触圧を得る構成であり、しかも換気扇本体は通常鉄
板のプレス成形によって製作さ二”−るため、高い寸法
精度を得ることは困難で゛あり、この換気扇本体の寸法
誤差等によってシール部材と熱交換器との位置関係に狂
いを生じ易いという事情があって、これがために熱交換
器に対するシール部材の接触圧が大きくなり熱交換器の
挿脱に大きな力を要したり、或は接触圧が不足して確実
な気密を得ることができず排気と吸気とが混合されてし
、まったりする虞れがあった。
そこで本考案の目的は、熱交換器とシール部材との間に
位置ずれを生しても、これを吸収して排気路と吸気路と
の間を確実にシールできて、排気と吸気とが混合してし
まうといった不都合を防止できると共に、熱交換器の挿
脱を常に略一定の小さな操作力で容易に行うことができ
る換気扇を提供するにある。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は例えば鉄板のプレス成形により製作され室内側であ
る前面を開放した外箱、2はこの外箱1の前面に着脱可
能に装着され該件箱1と共に換気扇本体3を構成する例
えばプラスチック製の化粧カバーで゛あり、外箱1の屋
仲側である背面下部に左右に隔てて排気用吐出口4及び
吸気吸入口5を形成し、また化粧カバー2の上部に左右
に隣接して排気用吸入口6及び吸気用吐出ロアを形成し
ている。
8は後述のようにして外箱1内に挿脱可能に配設される
例えば直交形の四角形状をなす熱交換器で、これは多段
に配設した例えばクラ71−紙製の熱交換板9の相互間
に波形に形成した多数の同じくクラフト紙製の隔板10
及び11を交互に配設し且つこのとき隔板10及び11
の方向を90°違えるようにして構成したものであり、
この結果、熱交換板9相互間には互に直交する第−及び
第二の熱交換用通気路12及び13が夫々複数段形成さ
れている。
14は熱交換器8の凹稜角部に夫々固着した断面路り字
形の枠板、15は熱交換器8の前面に取付けられた取手
である。
16は外箱1内の図示左側を上下に仕切る仕切板で、こ
れには両軸形のモータ17が貫通状態に取付けられ、該
モータ17の回転軸17 aの上端には吸気用ファン1
8を取着すると共に、下端には排気用ファン19を取着
している。
20は外箱1内の右側を上下に仕切る仕切板、21は外
箱1内の下部を左右に仕切る仕切板であり、前記熱交換
器8はこれら両仕切板20.21及び前記仕切板16に
より囲まれた空間内に挿入される。
22は仕切板21に一体に形成された略■字状の受は部
で、これには略■字状のシール部材23を固着している
24は三個のシール部材で、これらは共に二個の弾性接
触片24 a 、24 bに分岐された例えばコ字状に
形成してあり、弾性接触片24a、24bを例えば硬質
塩化ビニル製とし、基部24Cを半硬質塩化ビニル製と
して押出し成形等によって一体に形成したものである。
そして、シール部材24は自由状態にあっては、第4図
に示すように弾性接触片24 a 、24 bが窄んだ
状態になっており、弾性接触片24a、24bの拡開及
び窄み変形は主としてその基端部(硬質塩化ビニルと軟
質塩化ビニルとの境界部分)の弾性的な屈曲変形によっ
て行われる。
斯る三個のシール部材24のうち二個を仕切板16及び
20の側縁部に対向状態に固着し、残る一個を外箱1の
上部内面にシール部材23と対向状態に固着している。
さて、熱交換器8を外箱1内に挿入配設するには、熱交
換器8の下稜角部をシール部材23上に載置すると共に
、上及び左右の各稜角部をシール部材24の弾性接触片
24 a 、24 b間に挿入し、この状態でこれらシ
ール部材23 、24を案内として熱交換器8を外箱1
内に押し込む。
すると、シール部材23はその全面が熱交換器8の下稜
角部の枠板14に圧接されてその間を気密にシールする
と共に、シール部材24の弾性接触片24a、24bは
第4図の自由状態から弾性的に拡開変形してその弾性復
元力により先端部が熱交換器8の各稜角部両側の二面即
ち枠板14の両辺に圧接してその間を気密にシールする
然る後、化粧カバー2を外箱1前面に装着し、外箱1の
前面開口を閉鎖するものである。
而して、熱交換器8及びシール部材23.24により区
分された外箱1内の空間25乃至28のうち、空間25
及び26は熱交換器8の第一の熱交換用通気路12を介
して排気用吸入口6と排気用吐出口4とを連通させる排
気路29(便宜上第3図に矢印29で示す)を構成し、
また空間27及び28は熱交換器8の第二の熱交換用通
気路13を介して吸気用吸入口5と吸気用吐出ロアとを
連通させる吸気路30(便宜上第3図に矢印30で示す
)を構成するもので、この排気路29と吸気路30とは
シール部材23及び24によって気密になされている。
そして、モータ17に通電して吸気用ファン18及び排
気用ファン19を回転駆動すると、室内の空気が排気路
29を介して屋外に排出されると共に、屋外の空気が吸
気路30を介して室内に取入れられ、排気たる室内の空
気と吸気たる屋外の空気が熱交換器8の第−及び第二の
熱交換用通気路12及び13を通過する過程で相互に熱
交換が行われる。
尚、熱交換器8の掃除を行うべくこれを外箱1から取出
すには、上記挿入手順とは逆の手順にて行えばよい。
ところで、外箱1或は熱交換器8の寸法誤差等により、
シール部材23.24は位置ずれ即ち左右に対向するシ
ール部材24.24及び上下に対向するシール部材24
.23の間隔寸法が大き過ぎたり或は小さ過ぎたりする
ことがある。
而してその間隔寸法が大き過ぎる場合には、シール部材
24の弾性接触片24 a 、24 bは第5図に二点
鎖線で示すように若干窄み変形し、更に自由状態まで窄
まろうとする。
弾性復元力により枠板14に圧接してその間をシールし
、逆に前記間隔寸法が小さすぎる場合には、シール部材
の弾性接触片24 a 、24 bは第5図に破線で示
すように弾性的に拡開変形し、その弾性復元力により枠
板14に圧接してその間をシールする。
従って、上下及び左右に対向するシール部材23.24
の間隔寸法に誤差を生じても、シール部材24の弾性接
触片24 a 、24 bが弾性的に拡開及び窄み変形
することによりその誤差を吸収して、熱交換器8との間
を気密に保持する。
このため、排気路29と吸気路30との間を常に確実な
気密状態に維持でき、排気と吸気とが混合するようなこ
とはなくなる。
また上記のように、シール部材24の弾性接触片24
a 、24 bの弾性的な拡開及び窄み変形によって熱
交換器8との位置ずれを吸収する構成であるから熱交換
器8の挿脱力にそれ程大きな影響を及ぼすことはなく、
常に略一定の小さな操作力で円滑に挿脱できるようにな
る。
尚、上記実施例では、シール部材24の弾性接触片24
a 、24 bと基部24 Cとの材質を異ならせた
が、これは本考案において本質的に必要なものではなく
、要は弾性接触片24a、24bが弾性的に拡開及び窄
み変形するものであればよい。
また、シール部材24の形状としては上記実施例のよう
なコ字状のものに限らず、要は二個の弾性接触片に分岐
されているものであればよい。
更には、位置ずれ吸収作用を有するシール部材は四個の
シール部材のうち少なくとも一個あればよい。
本考案は以上説明したように、本体に設けた複数個のシ
ール部材のうち少なくとも一個のシール部材を熱交換器
の稜角部両側の二面に夫々後する二個の弾性接触片に分
岐し、該弾性接触片の弾性的な拡開及び窄み変形により
、熱交換器との位置ずれを吸収するように構成したから
本体の製作誤差等により熱交換器とシール部材との間に
位置ずれを生じても、これを吸収して常に吸気路と排気
路との間を確実にシールできて、排気と吸気とが混合す
るようなことはなくなると共に、熱交換器の挿脱を常に
略一定の小さな操作力で円滑に行うことができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は換気扇本体の
分解斜視図、第2図は熱交換器の斜視図、第3図は熱交
換器を挿入した状態で化粧カバーを除去して示す拡大正
面図、第4図はシール部材の拡大斜視図、第5図は作用
説明用の要部の拡大図である。 図面中、1は外箱、2は化粧カバー、3は換気扇本体、
4は排気用吐出口、5は吸気用吸入口、6は排気用吸入
口、7は吸気用吐出口、8は熱交換器、14は枠板、1
8は吸気用ファン、19は排気用ファン、23及び24
はシール部材、24 a及び24 bは弾性接触片、2
9は排気路、30は吸気路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内に排気と吸気との間で熱交換を行わせる角形の熱
    交換器を挿脱により着脱可能に配設するようにしたもの
    において、前記熱交換器の稜角部に断面略り字状の枠板
    を装着すると共に、前記本体に前記枠板に接して熱交換
    器との協働により本体内を排気路と吸気路とに仕切る複
    数個のシール部材を設け、このシール部材のうちの少な
    くとも一個のシール部材を二個の弾性接触片に分岐した
    断面略コ字状に形成して、両弾性接触片を前記枠体の稜
    角部両側の二面に夫々接触させるようにしたことを特徴
    とする換気扇。
JP1978041522U 1978-03-30 1978-03-30 換気扇 Expired JPS589724Y2 (ja)

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JPS54144770U JPS54144770U (ja) 1979-10-08
JPS589724Y2 true JPS589724Y2 (ja) 1983-02-22

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