JPS5894395A - 連続酸素反応における酵素活性持続方法 - Google Patents

連続酸素反応における酵素活性持続方法

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JPS5894395A
JPS5894395A JP56190695A JP19069581A JPS5894395A JP S5894395 A JPS5894395 A JP S5894395A JP 56190695 A JP56190695 A JP 56190695A JP 19069581 A JP19069581 A JP 19069581A JP S5894395 A JPS5894395 A JP S5894395A
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秀樹 飯島
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大島 武夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明にセルラーゼを用いたセルロース加水分解反応に
おいて酵素活性を持続させる方法札関する。さらに詳し
くはセルラーゼ水溶液を用いたセルロースの加水分解反
応において分画分子量3×10’〜lXl0”の分離膜
を用いて該反応gを濾過することを特徴とする酵素活性
持続力法に関すゐ。。
酵素は主成分が蛋白質である市分子祷買である。
壺体内あるいは生体内と類似の条汗トーにおいて各酵素
IIiある反応に触媒活性を有する。又Tt;5g!汁
は常温・常圧と極めて穏和であり、反応に関与する吻買
(基質)に対する選択性及び触媒反応の特異性が極めて
筒いことが特徴である。Vi系の持つこれらの特徴を生
かし、臨床検査や食品工業、集品工業において広く酵素
反応が利用されている。
殊に近年の目覚しい酵素化学の進歩により藺分子担体に
酵素を吸着、架橋あるいは包括させた固定化酵素が多数
開発され、酵素の回収と反応の連続化が計られ、効率同
上に大きな貢献をした。
しかし、1冗化酵素法は固定化処理に伴う粘性の減少や
安定性に問題があるばかりか、個々の酵素に最適な固ず
化法を個別に開発しなければならないという煩雑さがあ
る。さらに固体7g体系の不均一化学反応に対して固定
化酵素は化学反応個所である固体表面への拡散が難しい
固定化酵素法における上述の欠点を解決すべく分離用合
成高分子膜を反応装置に組み込んだバイオリアクターが
最近−考案された。これは酵素の分子量に応じて膜の分
画分子t(cut −off molecularwe
ight ;以後00M、W、と略記)を酵素分子量と
同じか又は約5 + 000低めに選定すれば、いかな
る酵素でも反応系内に封鎖することができ、普通、生成
物の分子量は酵素よりはるかに小さいので反応生成物は
膜を通して糸外へ取り出すことができる。
しかも、酵素分子は先の固が化酵素とは違って全く自由
な状態に置かれているので活性の減少などが起こらない
ばかりか、固体/数体系の不拘−化学又応においても固
体表面への酵素の拡散は何ら障害金堂けるものではない
しかし、この方法では反応液をポンプにより膜を装層し
た濾過装置に送り込む必要があり、このポンプによる送
液時の剪断力や反応器内の攪拌によ!lll#素が徐々
に失活してゆく。失活酵素の持っていた活性に見合う分
の新しい酵素を反応系内に添加してゆけば、反応速度の
減少は防げるが、系内に失活酵素が蓄積し、ついには運
転不4ヒとなら”ざるを得ない。
本発明の目的は上述したごとき酵素分離用膜を組み込ん
だ酵素反応6(バイオリアクター)運転中に起こる諸問
題を解決すべくなされたものであって、剪断力による酵
素失活速度が減少し、かつ、失活酵素の系内蓄積を伴な
わない酵素分離用膜を組み込んだ酵素反応器における酵
素活性持続力法を提供することである。
本発明者は上述の点に鑑み、欽慧検討した結末セルラー
ゼ水溶液を用いたセルロースの/JO水分屑反応におい
て、分画分子量3X10’〜lXlOsの分離膜全組み
込んだ酵素反応器を用いると、酵素の剪断力による失活
速度が減少し、かつ、失活酵素が反応系内に蓄積しない
という驚くべき現象を見い出し、本発明を完゛成したも
のである。
以下、本発明の詳細な説明する。
セルラーゼは様々の分子tを持つ幾つかの酵素成分より
成る。大部分の酵素成分は分子を範囲4×104〜7X
10’に入る蛋白質であるが、中にはl×104付近の
分子量を持つ酵素成分のあることが知られている。しか
し、これら低分子量成分はその含量が非常に微量である
ことから、セルラーゼの分離膜を用いた精製濃縮の場合
、あるいは酵素反応器に分離膜を組み込んでセルラーゼ
によるセルロース連続〃日水分解反応を行う場合には、
通常は上記の酵素成分の分子量範囲を単純に考慮して4
X10’〜5xio’の分画分子f(CMW)1に持つ
膜が1史われている。該膜を用いると確かに活性酵素は
濾過により糸外に除去きれることはないが、剪断力に原
因した酵素の失活速度は該膜を用いたからと言って減少
することはない。
本発明者は膜を組み込んだ酵素反応器において、セルラ
ーゼによるセルロースの連続刃口水分解を行う場合、反
応系内にセルラーゼ分子よりも分子量の小さな蛋白質が
共存するとセルラーゼの失活速度が遅く゛なること金髪
い出し本発明に至った。
失活速度が減少する原因は明らかでないが、本発明者ら
は以下のように考えている。すなわち、被体が細官中を
通過する場合、液体中に管壁からの距離に従がい、すり
速度の分布ができ、管壁により近い部分に強い剪断力を
受ける。一方、液体中に分子量の異なる溶質が存在する
場合、その溶質の分子量分布に従って鍋分子ik#買は
宮中央部(流れの中心部)に、低分子量物′j&[は管
壁よりに多く分布する傾向にある。よって、溶液中に低
分子量蛋白質がより多く存在するほど尚分子蛋白質であ
る酵素は剪断力の小さな宮中央部(流れの中心部)によ
り濃密に存在することとなり、剪断力による失活速度が
遅くなるものと思われる。
本発明はセルラーゼ溶ff1.1に用いたセルロースの
加水分解反応において分画分子量3X10’〜I X 
10”の分離膜を用いて該反応液を濾過することを最大
の特徴とする。すなわち、本発明は#素反応槽と濾過装
置とをパイプで連結し、反応槽内の該反応液をポンプに
より濾過装置に送り込み、該反応液中に含まれるセルラ
ーゼとグルコースを主成分とするセルロース生成物とを
該濾過装置に装着した分離膜によゆ分離し、グルコース
等の低分子切質のみを含む濾液を反応系外に取り出し、
かつ、酵素を含む反応液を反応槽にもどし、再び反応に
利用することを目的とする酵素反応器において、分画分
子t (01M、W) 3x 1o4〜lX10’の分
離膜を用い、セルラーゼ溶液によるセルロースの〃口承
分解の連続酵素反応を行なわせる方法に関する。(第1
図参照) 本発明において分画分子量(00M、W、 ) 3 X
 10’〜I X 10”の分離膜を利用することによ
って、酵素反応器内の剪断力によるセルラーゼの失活速
度が極度に減少し、かつ、失活した#素は膜を通して系
外に排出されるので、連続酵素反応を行うに際して、#
素油性の長期持続と失活酵素による反応系内汚染を防止
することができる。
、活性#索の漏れが無視できる範囲で分離膜の分画分子
量(C,M、W、)を3X10’以上にした場合、剪断
力に起因する酵素の失活速度の低下はみられず、#素活
性は時間とともに減少してゆく。
分離膜の分画分子i1 (00M、W、)がlXl0”
以下の場合、失活速度は遅くなるものの、透過速度が減
少するとともに、酵素添加連続反応においては失活酵素
による系内汚染が進み、反応液の粘度が徐々に上昇して
ゆく欠点がある。
本発明における効果を適格に発視させるためには、分離
膜の分画分子量が3X10’〜I X I O”、  
好ましく1i2xlo’〜3XIO’の範囲にある必要
がある。
本発明における分離膜の素材としては、セルラーゼによ
り分解されない素材であれば、どのような素材でも適用
できる。例えば、ポリアクリロニトリル、モダクリル、
ポリスルボン、ポリオレフィン、゛塩素化ポリエチレン
、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン
などである。膜の安定性及び失活酵素の除去率からポリ
アクリロニトリル、ポリスルホンが望ましい。
本発明で採用されるセルロース加水分解のためのセルラ
ーゼとしては、例えば、ドリセラーゼ、セルラーゼオノ
ズヵ、スミチームc1 メイセラーゼなどの市販セルラ
ーゼ製剤のほかに、狗えば、トリコデルマ属、アスペル
ギルス属、イルペックス稿、スポロトリカム楓などのセ
ルラーゼ生産菌の液体培養濾液もしくは固体培養抽出液
などかあげられ、これらを単独あるいは混合して用い得
る。
酵素反応器に分離膜を組み込み、連続的に酵素を(ロ)
収しながら#累反応を行う場合には、#素分子全100
%阻止する最大の分画分子量より低い分画分子! (?
lJえば、セルラーゼでは3xto!以下)の分m膜全
用いることは、反応系内に低分子量溶質を保持すること
となり、高分子蛋白質の剪断力による失活全低下させる
上で非常に効果的である。
酵素を長期間にわたり連続的に便用していると活性が低
下してゆく現象には様々な原因があるが外界からの雑菌
の浸入や酵素阻害vlJ質の混入を光分に防止した酵素
反応器における酵素の失活は、熱による失活と系内輸送
での剪断力による失活が主原因となる。工業的規模での
操作においては剪断力による失活が殊に問題となる。
活性酵素を光分に阻止する分離膜を組み込んだ酵素反応
器では、新たに調整した酵素溶液を用いて連続連転を付
うと、反応系内の活性酵素量は徐々に低下し、一方、a
液中の不活性蛋白質量は活性蛋白買置の低下に対応して
増加してゆく。すなわち、失活して低分子量化した蛋白
質は低分子量化することにより管壁に近い部分に多く分
布するため、さらに剪断力による低分子量化が進行して
ゆくものと思われる。
以上のことから、セルラーゼ溶液を用いたセルロースの
加水分解反応において、分離膜を組み込んだ酵素反応器
では、■溶液内に低分子を切買が共存することにより酵
素の剪断力による失活速度が遅くなる、■失活した酵素
は剪断力によりさらに速やかに低分子量化される、とい
う2つの現象の起ることが判明した。すなわち、上記反
応器に用いる分離膜の分画分子量(06M、W、)とし
ては、#累の最大分画分子量よりも小さな分画分子量で
あり、さらに低分子量化された蛋白質を適当な濾過速度
で系外に除去できる分画分子量であることが望ましい。
すなわち、セルラーゼを酵素として用いる場合、3X1
0’ 〜lXl0”、好まL < n 2X1o’〜3
X、10”の範囲にある分画分子量の分離膜であれば、
低分子量化された失活酵素残渣の適度なtlに系内に保
持し、また、適度な速度でそれらを糸外に除去すること
ができる。従って、失活酵素の活性に見合うだけの活性
酵素を運転中に系内に添加してゆく方式(#素追加連続
反応方式)において、失活速度を遅くすることができる
ので使用酵素量を減少させられるとともに、失活蛋白質
p系内蓄積による系内汚染を防止することができ、運転
期間の大幅延長が可能である。さらにセルラーゼの低分
子t#素成分も有効に利用することが7でき、反応効率
が向上する利点がある。
本発明における分離膜の形態としては平膜状、中空系状
、スパイラル状、チューブ状の他、あらゆる形態の膜に
ついて本質的に何ら変更なく使用できる。中空糸状分離
膜は他の形態と比較すると膜強度が高く、濾過速度が速
いうえに分画分子量以下の低分子量蛋白質の除去速度が
速く、系内汚染を効率よく防ぐ利点がある。すなわち、
溶液が中空糸を通過する際に、より低分子量の物質が管
壁の近傍に多く分布するためと思われる。中空糸内の剪
断力は極微少であり、S系全体から見れば無視できる。
従って膜の形態としては望ましくは中空糸状がよい。
以上述べた如く、本発明により分離膜を組み込んだ酵素
反応器で、#累セルラーゼを分離膜により反応系内に一
定し、かつ、#素の失枯速&を減少させ、僅かの酵素量
で長期間にわたり反工6を持続させ、グルコースを主成
分とするセルロース加水分解生成物を効率よく反応禾外
に取り出すことができる。
本発明による酵素活性待伏方法に於ける特徴、作用効果
は、 (O酵素の剪断力による失活速度を運くすることができ
、必要#嵩量が節約できる。
■ 酵素追加連続反応方式での失活酵素の系内汚染を防
止でき、長期連続運転ができる。
■ 酵素成分中・の低分子量酵素成分を効率よく利用で
きる。
■ セルラーゼに限らず、他のあらゆる酵素について応
用が可能である。
■ 反応系内の酵素の反応速度を減少せずに系内に固定
することができ、連続吠用できる。
〈実施?IJ 1 > 第2図に示すような連続#素限外濾過装置を用いて、剪
断力による酵素の低分子電化について検討した。
使用した#素は市販セルラーゼであるスミチームC(新
日本化学工業線)、使用した限外濾過膜は中空糸状モジ
ュール(旭化成製AIL−1010tポリアクリロニト
リル、C0M、W、6シ000を有効膜面積0.2m2
y内径o、s%)であった。送孜経路中のステンレス管
(内径2 % を長さ550crn)内で酵素液に強力
は明断力をかけるようにした。酵素をpH4,0のM/
10酢酸緩衝液にi解し、1.0%め#液を調整した。
送液量は毎時12.8とし、全系40℃に保温した。
酵素#液中のタンパク分子量分布は、ゲル濾過により求
めた。使用したゲルId Bio −Gel P −1
00(バイオラッド社製)、溶出gはM/10酢酸緩衝
液(pH4,0)を用いた。第3図、第4図に調整直後
の#濃溶液と連続酵素限外IJIl過装置内で120時
間、剪断力をかけた酵素溶敵の原液(濾過前)とfIi
液についての分子量分布を示した。第3図のA2Bのピ
ークにはセルラーゼ活性が存在するが、0には活性はな
い。120時間の剪断力処理によりAyB両ピークとも
大幅に減少しくA−+A′9B→B/)、それに伴いC
Fi低分子分子側動しながら増大している。すなわち、
これは溶液中のタンパク賞分子(酵素活性のあるものも
ないものも)が剪断力により分断され、低分子量化され
ていることを如実に示している。活性のめるA2Bに属
するタンパク質は剪断力により分断され、失活タンパク
質となり、さらに分断されて低分子量タンパク質になる
ものと思われる( A t B−+c’)従って、反応
系内で剪断力により失活した酵素タンパク質は次々と低
分子量化されていると考え□ られる。第4図には分画
分子1i6to00の限外濾過膜を通過した濾液中のタ
ンパク實分子量分布を示した。120時間の剪断力処理
によりm液中のタンパク質量は増大しており、失活した
タンパク質が低分子量化されて系外に除去されることを
示している、 人の分子量約559000 、 Hの分子量約1510
00、Cの分子量約h000であった。DνD’のピー
クの立ち士り部分(FractIon A25付近)は
分子量6>000である。
以上のことからビークAに鴨する酵素を完全に保持する
ためには、膜の分画分子量は30sOOO以下である必
要があり、また、失活したタンパクを系外に除去するた
めには膜の分画分子量は1+OOO以上である必要があ
る。ビークBのような低分子量酵素成分を有効に利用し
、かつ、失活タンパクを効率よく除去して、連続酵素添
jJO方式を行う場合に失活タンパクが系内に蓄積して
反応液の粘度上昇などの障害を引き起きないためには、
望ましくは分画分子fil 2X 10’〜3XlO”
の分離膜が良い。
〈実施例2〉 第5図に酵素添加方式での連続限外濾過装置を示す。使
用した酵素、限外lIL遇膜は実施例1と同様である。
糸外に取り出される濾液と同量の緩衝敵(M/10酢酸
緩衝辰、pH4,0)を加えて常に系内のg量を一定に
保った。また、24時間毎に溶液の体積当りのグルコー
ス生成速度を一]ボし、グルコース生成速度が低下した
場合は新たな酵素溶液(10%溶液)を適量添〃aし、
系内のグルコース生成で度を一定に保った。グルコース
生成速度は、酵素溶液10−に対して基質としで濾紙(
東洋濾紙A51%)t2o+wB−加え、40℃にて1
 hr反応させたときの生成還元糖量を不ルソンーソモ
ギ法により測足し求めた。タンパク濃Ifは牛血清アル
ブミン(シグマ社)を標準サンプルとして、1、owr
y −Fol in法により求めた。
表1に、グルコース生成速度、タンパク濃度及び総添7
1F+タンパク量の経時変化を示す。
以下余白 運転開始後、4日、目までは酵素の添加をしていない。
#木製剤中には図3に示したように1低分子量の不活性
タンパクが含まれているため、電初タンパク濃度は酵素
を添加しているにもかかわらず減少してゆく。lO日目
以降、一定のグルコース生成速度を維持するためには、
タンパク#度を約450〔■/100m)に保持すれば
可能であった。
すなわち、連続酵素限外lll過においては、酵素が完
全に保持される06M1w、の膜を用いれば、系内で失
活したタンパク實は剪断力により低分子量化され、膜を
通して糸外に除去することができ、活性低下を補うため
に新たに酵素を添加して、も系内のタンパク濃度が上昇
することはな−く、酵素溶液の粘度が上昇することもな
かった。
〈実施例3〉 第6図に実験装置を示す。第3図に示したようにスミチ
ーム0には分子量約55y000のピークAと分子量約
15 + 000のビークBがみられる。ピーク人。
ピークBを分離するために、まずスミチームCの10%
溶液(M/10酢酸緩衝液pH4,0)を調製し、0、
M、W、30ν000(旭化成、ポリスルホン)の膜に
よりピークAを分離させた。ついて、その濾液を0、M
、W、 13ツ000(旭化成、ポリアクリロニトリル
)の膜により濾別し、ピークBを分離した。ピークA1
  ピークBi含む各々の溶液中のタンパク濃度がほぼ
同様になるよう緩衝液で稀釈し、第6図の装置により1
00時間処理(剪断速度3,7X10’(m1n−’)
、剪断応力4.8 dyn /l7ft”) した。
各々のビーク成分について実施例1と同様の条件でゲル
濾過奮何ない、その溶出ビークを処理前と処!fiで比
較したところ、ピークA1 ピークBとも処理後のピー
ク高が下降しており、明らかに剪断力による低分子量化
を示していた。ピークのタンパク濃度減少率りを下式に
より計算した。
D−((0,0tsoの減少値)/(Y、LJ前の0.
D2.。))X100ビークAの場合、D=12.0、
ピークBの場合、D=30.Oであった。すなわち、分
子量の小さい程、剪断力による低分子量化が急速に進む
ことがわかった。
従って、活性酵素タンパクが一度、分子鎖切断により失
活すると、低分子量化されるために、活性酵素タンパク
よりも速やかに低分子量化されてゆくものと考えられる
〈実施例4〉 分子量測定用標準タンパク(コアルマ/ア社、リボヌク
レアーゼ; M、W、13>700、キモトリプシノー
ゲン; M、W、25ツ000、牛血清アルブミ/;M
、W、 6’h000 )各5011vをそれぞれ10
wのM/10酢酸緩衝液に溶解させ、該溶液をオートビ
スコメーターL−厘型(IWAMOTO5BISA K
USHOCo 、 tL、TD、)により剪断力処理し
、前述の如く、ゲル濾過により分子量分布を調べた。剪
断力処理条件は12℃、剪断速度1.IX 10’(5
ee−”) 、剪断応力100.0(dyn/α2〕で
24時間行った。
表2に示す如く、タンパク濃度減少率りは分子量の大き
いものほど小ささく、分子量大である程、剪断力による
分子鎖切断を受けにくいと言える。
(以下仝白) 表2 分子量とタンパク濃度減少率の関係13+700
  リボヌクレアーゼA       38.0259
000 キモトリプシノーゲンA     23.36
7*OOO牛血清アルブミン        9.5〈
実施例5〉 第7図の装置により連続酵素限外濾過を行ない限外濾過
膜の分画分子tを変えたときの酵素失活速度への影響全
検討した。便用した#1gはスミチームC(新日本化学
工業)、ドリセラーゼ(協和醗酵)であった。限外濾過
膜は中空糸状帯膜を使用した。分画分子量、素材は次の
通りである。
以下余白 3+OOOポリスルホン     旭化成(試作)6シ
000  ポリアクリロニトリル 旭化成AIL−10
10139000ポリアクリロニトリル 旭化成ACL
 −101030r000  ポリスルホン     
旭化成(試作)2+000  ホ’)スルホン    
 アミコンHIP25ν000 ポリスルホン    
 アミコアHI P 510s000  ポリスルホン
     アミコンHIPIO509000ポリスルホ
ンアミ−ff7HIX50酵素はいずれもM/106¥
酸緩衝液(pH’4.s)に溶解し、1%溶液とした。
#索活注は実施例2に記した方法で生成グルコース量を
測足し、初期活性(連続限外濾過開始直後の活性)を1
00としたときの比で比較した。濾過速度は送液量、分
画分子量、有効膜面積により大きく変化する−が、いず
れも104/day前後となるよう送液量、圧力を#A
整した。全糸1に40℃に保温した。
第8図にドリセラーゼの失活速度と分画分子量との関係
を示した。線図の傾度が大きい程、失活速度が大きいこ
とを示す。分画分子量が大きくなるにつれ、失活速度が
犬きくなっている。分画分子ill 50+OOOでは
時に失活のし方が激しく、反応系内より低分子tm買(
主にタンパク實と考えられる)(i−除去することが失
活速度を増大させていることをうかがわせる。
第9図には同じくスミチームCの失活速度と分画分子量
との関係をボした。同様に分画分子量と失活速度との間
に正の相関性のあることがわかる。
濾過速度を高め、かつ、失活速度全人きくしないために
は、分画分子t30g000以下の膜が適していると云
える。
本発明方法の実施を図面によって説明する。第1オ誓索
追加連続反応方式における連続酵素反応限外濾過装置に
よって、酵素反応液(9)において生成をれた反応化b
g物(#素がセルラーゼの場合はグルコース)と低分子
量化されたタンノくり負はポンプ(2)により限外濾過
膜(1ンに送られ、・(イブ(11)を通って糸外へ除
去さnる。膜を透過しなかった生成物、低分子量タンパ
ク及び膜を透過できない活性酵素はパイプ0乃を通り、
再び反応種明に入る。
(ロ)より出ていった置数の減少分を補うために緩衝液
タンク(6)外為ら同量の緩衝液が四に入れられる。
また、酵素活性低下を補うために、#素溶欣夕/り(7
)より活性酵素が追加される。基質Vi基貞タンク(8
)より添加される。明白はヒーター(3)により一定温
度に保たれ、モーター(4)により攪拌羽根(51を回
転させ、明白を攪拌する。
第2図には実施例1で使用した連続酵素限外濾過装置を
示す。反応槽(1)には丸菱理化装置研究所製ジャーフ
ァーメンタ−MD−300型5Ltlt用した。(1)
に、酵素溶液(ロ)を入れ、ヒーター(2)で40℃に
別温し、モーター(3)により攪拌羽(4)を回転させ
る。ポンプ(5)は東家理化器r7fi製チューブポン
プRP−30型を使用した。パイプ(8)より(ロ)を
ステンレス’! (6)に送る。限外濾過膜(7)を通
過し′#−濾液はパイプ明よりサンプリングできる。パ
イプ(9)と(ト)は接続しており、1液Vi再び(1
)内に入る。
第5図には実施例2で使用した笑験装置を示す。
反応槽(1)、ヒーター(2)、モーター(3)、攪拌
羽(4)、ポンプ(5)、ステンレス管(6)、限外濾
過膜(7)、”イブ(8)などは第2図と同じものであ
る。/くイブ(ト)をパイプ(9)とは接続させず、濾
液を糸外に除去できるようになっている。系内の酵素溶
液四の減少分を補うために緩衝液タンク0刀より緩衝液
が添加できる。また、酵素溶液タンク0のより酵素が添
加できるようになっている。
第6図には実施例3で使用した装fiiを示す。酵素溶
液(1)約200−をステンレス細管(3)(内径2〜
.550α長)中にポンプ(2)により45d/min
で送り込み、酵素の剪断力処理を行った。恒温槽(4)
は40℃に保温されている。t5)′は圧力計である。
第7図には実施例5で使用した装置iを示す。反応槽(
1)、ヒーター(2)、モーター(3)、攪拌羽(4)
、ポンプL511 (7)、ステンレス管(6)は実施
例1と同じである。限外濾過膜(8)を叢えても常に一
定の剪断力処理ができるように、(6)と(8)のそれ
ぞれの経路を別にしである。(9)は緩衝液タンクであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は連続酵素反応限外濾過装置の正面
略図、第3図はセルラーゼ溶液(スミチームC)のゲル
濾過溶出ノくターンの剪断力処理による変化を示す関係
図、第4図は、セルラーゼ溶液(スミチームO)を00
M、W、6tO00の限外濾過膜で濾過したときの1版
のゲル濾過溶出ノくターンの剪断力処理による変化を示
す関係図、第5図、第6図および第7図は実施例2、実
施例3および実施例5に吏用した装置の略図をそれぞれ
不す。 第8図はセルラーゼ(ドリセラーゼ)の失活速度と限外
m過膜の分画分子量との関係図、第9図はセルラーゼ(
スミチームC)の失活速度と分画分子量との関係図であ
る。 %軒出願人  旭化成工業株式会社 第1図 第2囚 第5図 第6図 第7図 第8図 0     2     4     6     8
     10第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 セルラーゼ水溶液ヲ用いたセルロースの加水分解
    反応において分画分子1i3X10’〜I X 10”
    の分離膜を用いて該反応液を濾過し、a液を該反応液か
    ら分離すること全狩徴とする酵素活性持続方法 2 濾過用の分離膜として、中空糸状分離膜を使用する
    特許請求の範囲第1項記載の酵素活性持続方法 3 中空糸状分離膜がポリアクリロニトリル系あるいは
    ポリスルホン系を素材とするものである+ tff M
    r+求の範囲第2項記載の酵素活性持続力法
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