JPS5892852A - ナトリウムイオン選択性電極用感応膜 - Google Patents

ナトリウムイオン選択性電極用感応膜

Info

Publication number
JPS5892852A
JPS5892852A JP56191255A JP19125581A JPS5892852A JP S5892852 A JPS5892852 A JP S5892852A JP 56191255 A JP56191255 A JP 56191255A JP 19125581 A JP19125581 A JP 19125581A JP S5892852 A JPS5892852 A JP S5892852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
compound
selective electrode
general formula
sodium ion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56191255A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6351502B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Shono
庄野 利之
Keiichi Kimura
恵一 木村
Yutaka Tamura
裕 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP56191255A priority Critical patent/JPS5892852A/ja
Publication of JPS5892852A publication Critical patent/JPS5892852A/ja
Publication of JPS6351502B2 publication Critical patent/JPS6351502B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/333Ion-selective electrodes or membranes
    • G01N27/3335Ion-selective electrodes or membranes the membrane containing at least one organic component

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はナトリウムイオン選択性電極用感応膜に関する
一般にイオン選択性電極は、?@液液中おける特定のイ
オンの濃度を感応膜又は膜電極か示す膜電位にて指示す
るようにした電極であり、pH測定用のガラス電極がそ
の代表例である。
ところで、生体中のナトリウムイオン濃度は生体の代謝
反応と密接な関係があり、生体中のこのイオン濃度の測
定は血液透析をはじめ、高血圧症状、腎疾患、神経障害
等積々の疾病の診断に多(利用されているが、従来、そ
の測定には主−として炎光分析法のようなスペクトル法
か用いられている。しかし、このようなスペクトル法は
大型の機器を要すると共に、測定にも時間を要し、診断
の現場で行なうには適当ではないので、従来より迅速に
ナトリウムイオンを測定する簡単な方法及び小型の機器
の開発が強(要請されている。このため、最近になって
ガラス電極を用いる方法が提案されるに至っているか、
ガラス電極は周知の如く、損傷しやす(、高価であり、
また、電極寿命も比較的短かいという欠点がある。一方
、大環状ペプチドである抗生物質パリノマイシンやモネ
ンシンがアルカリ金属イオンと安定な錯体を形成する性
質を利用し、これらを所謂ニュートラルキャリヤーとし
て芳香族有機溶剤G、:浴解させた液膜も提案されてい
る。しかし、パリノマイシンはナトリウムイオンよりも
カリウムイオンに対して高い選択性を示し、また、モネ
ンシンはナトリウムイオンと錯体を形成するものの、カ
リウムイオン等の共存イオンの妨害を受けやす(、従っ
て、いずれもナトリウムイオンの選択性電極用感応膜に
は用い難い。更に、パリノマイシンは極めて高価であっ
て、実用性に乏しい。
このように、一般に実用的なナトリウムイオン選択性電
極であるためには、ナトリウムイオンと共存することか
多いカリウムイオンやアンモニウムイオンの妨害作用を
実質的に受けることな(、ナトリウムイオンに対・して
高い選択性を有すると共に、再現性にすぐれ、また、応
答時間も十分に短かいことを要するが、従来、これらを
満足する実用的なナトリウムイオン選択性電極は知られ
ていない。
本発明は上記した種々の問題を解決するためになされた
ものであって、ナトリウムイオンを簡単迅速に且つ高選
択性、高精度で再現性よ(測定することかできるナトリ
ウムイオン選択性電極用感応膜を提供することを目的と
する。
本発明によるナトリウムイオン選択性電極用感応膜は、
一般式 (但し、Aは2価の有機基を示し、クラウン環の一0H
aOHi−を共有するベンゼン環を介してクラウン環に
結合されていてもよい。) で表わされるビス(12−クラウン−4)化合物の少な
(とも一種をニュートラルキャリヤーとして含有するこ
とを特徴とする。
本発明においてニュートラルキャリヤーとして用いるビ
ス(12−クラウン−4)化合物は上記一般式(Ia)
で表わされるが、好ましくは次の一般式で表わされる。
一一一ノ        ・  \−−l(但し、X及
びYは原子鎖を構成する架橋原子数か2〜6である2価
の有機基を示し、クラウン環の−CHzOHz−を共有
するベンゼン環を介してクラウン環に結合されていても
よい。R1及びPはそれぞれ木葉又はC1””020の
炭化水素基を示し、nは1〜7の整数である。) ここに、架橋原子数とは原子鎖の主鎖を形成する骨格原
子の数を意味し、従って、例えばXが−01It O−
のとき、架橋原子数は2(CとO)であり、また、−C
OO−のとき2(Cと0)、−0ONH−のとき2(O
とN]である。
本発明において用いるビスクラウン化合物は後述するよ
うにナトリウムイオンを二つのクラウン環の間に挾んで
選択的に安定な11錯体を形成し、この性質を利用して
ナトリウムイオン選択性電極用感応膜を得るのである。
従って、X及びYは、これを構成する原子鎖の架橋原子
数が前記した如(2〜6か適当である。一方、かかるビ
スクラウン化合物が容易に製造し得るように、X及びY
は−coo−1−〇−又は−aom−のような官能性基
を含む有機基であることが好ましい。従って、本発明に
おいて好ましく用いるビスクラウン化合物は特に次の一
般式で表わされ、 1 (但し、Z G1−COO−1−OHt O−又は−0
ONH−を含む2価の有機基を示し、クラウン環の−C
HzOH@−を共有するベンゼン環を介してクラウン環
に結合されていてもよい。R1及びPはそれぞれ水素又
はCINC!IOのアルキル基を示し、p及びqはp+
q≦6を満たす0〜6の整数であり、好ましくはp−q
である。λ こコニ、zは代表的ニハ、−coo−1−CHsOOO
−1−OOOOHs−1−aHt O−又は−0ONH
−であり、このような有機基2はクラウン環を形成する
エチレン基−CI(20Hs−を共有するベンゼン環を
介してクラウン環に結合されていてもよい。また、一般
式(IC)において、R1及びR3はそれぞれ独立に水
素又は炭化水素基であるが、この炭化水素基は好ましく
はC1〜CSOのアルキル基である。特に Bl及びR
3か共をこ水素であるか、共にアルキル基であるビスク
ラウン化合物か好ましく、この場合、p及びqは好まし
くは共にOll又は2である。R1及びR3が共にアル
キル基の場合、一方か01〜C8の低級アルキル基であ
り、他方、かC111NC16の長鎖アルキルであると
き、カリウムイオンやアンモニウムイオンのような妨害
イオンが共存してもナトリウムイオンに対して特に高い
選択性を示すので好ましい。
従って、本発明に詔いて特に好ましく用い得るビスクラ
ウン化合物は、一般式 又は一般式 1 又は一般式 一一一ノ                     
  〜−−ノ又は一般式 又は一般式 (但し、R1及びR3はそれぞれ水素又はc1〜c3゜
のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0.1又は2
であり、好ましくはR1及B R”は共に水素であるか
、又は共にC1−Omoのアルキル基であり、特に好ま
しくはR1はC1kc8の低級アルキル基であり Hl
はc11〜C□6の長鎖アルキル基であり、且つ、p”
qである。] で表わされる。
また、一般式 又は一般式 (但し、p及びqはそれぞれ0.1又は2である。)で
表わされるビス(12−クラウン−4)化合物も好まし
く用いられる。特に好ましくはp−q=1である。
一般式(1)で表わされるビスクラウン化合物は、例え
ば既に知られているように、ヒドロキシメチル−12−
クラウン−4 を各種メチレン鎖長を有する二塩基酸ジクロリド又はジ
メチルエステルと反応させることにより得られる(岡原
ら、日本化学会第42春季年会(東、5t ) (19
81) )。また、一般式(1)で表わされるビスクラ
ウン化合物は上記ヒドロキシメチルクラウンをブロモメ
チルクラウンとし、これを縮合剤、例えば水素化ナトリ
ウムの存在下に各種鎖長のグリコールと反応させること
によって得られる。一般式(N)テ表わきれるビスクラ
ウン化合物は、例えばクラウンカルボン酸 又はその酸クロリドを各種メチレン鎖長を有するジアミ
ンと縮合させることにより得られる。
一方、一般式mで表わされるビスクラウン化”1′ 合物は、対応するホルミルベンゾクラウン、例えハ4′
−ホルミルベン/−12−クラウン−4〜−一ノ のホルミル基を還元してアルコールとし、これを各種鎖
長の二塩基酸ジクロリド又はジメチルエステルと反応さ
せることによって得られる。また、一般式(M)で表わ
されるビスクラウン化合物は、上記と同様に4′−ホル
ミルベンゾ−12−クラウン−4を還元後、ヒドロキシ
メチル基をブロモメチル基とし、これを各種鎖長のグリ
コールと縮合剤の存在下に反応させることによって得ら
れる。一般式(■ンで表わされる化合物は、例えば4′
−アミノベンゾ−12−クラウン−4を各種鎖長の二塩
基酸ジクロリドと反応させることによって得られる。
一般式(■]で表わされる化合物は、例えば前記ヒドロ
キシメチルクラウン化合物とブロモメチルクラウン化合
物とを水素化ナトリウムのような縮合剤の存在下に反応
させることにより得られる。
本発明による感応膜は固体膜又は液膜として用いられる
。固体膜は、上記ビスクラウン化合物が支持体としての
水不溶性固体有機重合体中に均一に分散されて形成され
ている。ここに、上記重合体はニュートラルキャリヤー
であるビスクラウン、化合物を膜状に支持するためのマ
トリックスを形成して、ニュートラルキャリヤーが試料
水浴液等に溶出するのを妨げると共に、試料水溶液中の
ナトリウムイオンがマトリックス内に適度に拡散し得る
性質を有すれば任意の水不溶・性向体重合体を用いるこ
とができるが、普通、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル
酸メチル、ポリ酢酸ビニル、シリコンゴム、パラフィン
、コロジオン等の一種又は二種以上の混合物が用いられ
る。ポリ塩化ビニルを支持体とする感応膜は、通常、ポ
リ塩化ビニルと可塑剤とビスクラウン化合物を適宜の低
沸点の有機溶剤に溶解し、例えばぺ) IJ皿中で浴剤
を徐々に蒸発させることにより膜状に成形される。可塑
剤は得られる感応膜に適度のたわみ性を与えるために用
いられ、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、O−ニトロフェニルオクチルエーテル等が用いら
れる。ポリ塩化ビニル用の可塑剤であればいずれも用い
ることができる。また、シリコンゴムを支持体とする感
応膜のように、ビスクラウン化合物とシリコンゴム単量
体と、必要に応じて形成される膜を架橋するためのシラ
ン化合物とを適宜の有機溶剤に溶解し、膜状に重合成形
し、この後、成形物から脱溶剤することによっても製造
し得る。
固体膜におけるビスクラウン化合物は0.5〜20重量
%、好ましくは1〜15重量%であることが望ましい。
ビスクラウン化合物の含量が少なすぎるときは応答が悪
(なり、多すぎるときは重合体中に均一に分散させるこ
とが困難となるばかりでなく、不経済でもある。ポリ塩
化ビニルを支持体とする場合のように可塑剤を併用する
ときは、可塑剤は固体膜において30〜80重量%が適
当である。特に50.〜70重量襲が適当である。
また、液膜はビスクラウン化合物が水不溶性極性有機溶
剤に溶解されて形成されており、上記極性有機溶剤とし
ては高級アルコ−次、芳香族及び脂肪族炭化水素のニト
ロ置換体やハロゲン置換体、芳香族エーテル、ある種の
有機リン化合物等が用いられる。好ましい具体例として
は、l−デカノール、ニトロベンゼン、クロロベンゼン
、ブロモベンゼン、ジフェニルエーテル、1.2−ジク
ロルエタン、ジ−n−オクチルフェニルホスホナート等
が挙げられる。
液膜におけるビスクラウン化合物の含量は、前記と同じ
理由から0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量
%である。液膜は通常、セラミックスやセルロース質の
多孔性支持体中に保有されて電極として用いられる。フ
ッ素樹脂からなる多孔性フィルム、例えばミリポア膜も
好ましい支持体の一つである。
本発明による感応膜は以上のように一定鎖長の橋かけ構
造により結合されたビス(12−クラウン−4)化合物
をニュートラルキャリヤーとして用いるものであり、上
記ビスクラウン化合物がカリウムイオンやアンモニウム
イオン等の妨害イオン11 の存在にもかかわらず、ナトリウムイオンに対して特異
的且つ選択的に安定な2:l錯体を形成するので、ナト
リウムイオン濃度を高い選択性で測定することかでき、
しかも、応答時間も短かく、再現性にもすぐれているの
で、実用的価値の高いナトリウムイオン選択性電極用感
応膜を提供するものである。
次に、本発明において用いるビスクラウン化合物の製造
方法の代表例を示す。但し、原料として用いる官能性M
’S基を有するモノクラウン化合物はすべて既に知られ
ているので、その製造方法の説明は省略する。
製造例1 (一般式■又は■においてR” −R”−Hであるビス
クラウン化合物) ヒドロキシメチル−12−クラウン−4(9,7mmo
l)とトリエチルアミン(10m mol )のクロロ
ホルム<25WLl)溶液を水冷下に激しく攪拌し、こ
の溶液にマロン酸クロ!J F (4,7m mol 
)のクロロホルム(10a#)浴液を徐々に滴下し、水
冷下に1時間攪拌後、室温で5時間攪拌した。
反応終了後、反応混合物を5%2I、水、5%m酸、5
%アンモニア及び水の順序で洗浄し、硫酸マグネシウム
上で一晩放置乾燥した。この後、p遇し、クロロホルム
を減圧留去し、残渣を5%クロロホルム溶液としてゲル
浸透クロマトグラフィー (GPC)  にてp−q−
0であるビスクラウン化合物を分離精製した。
全(同様にして、マロン酸クロリドの代わりにコハク酸
クロリド及びグルタル酸クロリドを用いることにより、
一般式lにおいてp−1、q−0及びp”Q” 1  
であるビスクラウン化合物を得ることができた。
また、ヒドロキシメチル−12−クラウン−4に代えて
、4′−ヒドロキシメチルベンゾ−12−クラウン−4
を上記のような二塩基酸ジクロリドと反応させることに
より、一般式(V)においてp及びqかそれぞれ0又は
lであるビスクラウン化合物を得ることかできた。
製造例2 (一般式I又はvtP−おいてBl−R*−アルキル基
、p−q−0であるビスクラウン化合物J ヒドロキシメチル−12−クラクン−4(10,5mm
ol)と金属カリウム(0,5m mol )のエタノ
−ル溶液にジアルキルマロン酸ジエチルエステル(5m
mol)のエタノール溶液を加え、80℃の温度で24
時間攪拌した。反応終了後、p過し、溶剤を減圧留去し
て残渣を得、これを5%クロロホルム溶液としてGPC
にて、一般式lにおいてR1−83−アルキル、9−q
mQである目的物を分離精製した。
ヒドロキシメチル−12−クラウン−4に代えて 41
−ヒドロキシメチルベンゾ−12−クラウン−4を用い
ることにより、全く同様に一般式■においてR”−R”
−アルキル基、p−qmQであるビスクラウン化合物を
得ることができた。−製造例3 (一般式厘又は■で表わされるビスクラウン化合物) 適宜鎖長のグリコール(1,4m mol )と水[E
ナトリウム(2,8mmol )のテトラヒドロフラン
溶液を還流させ、これにブロモメチル−12−クラウン
−4又は4′−ブロモメチルベンゾ−12−クラウン−
4(2,9m mol”)のテトラヒドロフラン溶液を
滴下、24時間還流した。反応後、p過し、溶剤を減圧
留去して油状残渣を得た。これを5%クロロホルム溶液
とし、GPCにて目的物を分離精製した。
製造例4 (一般式■に右いてR’ −R”−Hであるビスクラウ
ン化合物) アミノベンゾ−12−クラウン−4(9,6mmolJ
とトリエチルアミン(12mmol )のベンゼン溶液
を水冷下に攪拌し、この溶液にマロン師クロリド(p”
q”O) 、コハク酸クロリド(p−1、q−0)又は
グルタル酸クロリド(p−q−13(4,8mmol 
)のベンゼン溶液を滴下し、昇温後見に3時間攪拌した
。反応終了後に放置し、生成した沈殿をクロロホルムに
溶解し、10%塩酸、水、10%アンモニア及び水でこ
の順序に洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥した。E過−
:、クロロホルムを減圧留去し、残渣をアセトンで抽出
し、アセトンを減圧留去して目的物を得た。
製造例5 (一般式■においてp”Q=1であるビスクラウン化合
物】 ヒドロキシメチル−12−クラウン−4とブロモメチル
−12−クラウン−4と水素化ナトリウムの存在下に製
造例3と同様に反応させて目的物を得た。
製造例6 (一般式■においてR1−R”−H,p=q=2である
ビスクラウン化合物ン 12−クラウン−4−カルボン酸クロリド(9,6mm
ol)のベンゼン溶液を水冷下のペンタメチレンジアミ
ン(4,f3 m molンとトリエチルアミン(10
mmol)のベンゼン溶液を滴下した後、製造例4と同
様にして目的物を得た。
以上のようにして得た種々のビス(12−クラウン−4
)化合物を第1表に示す。尚、元素分析値において上段
は計算値、下段は実測値を示す。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
実施例1 一般式(1)においてR1がメチル基、R3がドデシル
基であり、p−q−0であるビスクラウン化合物101
19.0−ニトロフェニルオクチルエーテル100■及
びポリ塩化ビニル40■をテトラヒドロ7ラン3iuG
I:溶解し、ペトリ皿中でテトラヒドロフランを室温で
自然蒸発させて、ポリ塩化ビニルを支持体とする感応膜
を調製した。この感応膜を直径3sl+ノ円形に切敢り
、0rion Model  92 N極下部に取付け
、外部参照電極に標準カロメル電極を用い、AgJyO
l / IM Na1l /膜/測定試料浴液10.I
MNH4NOm / KOI (飽和ン/Hp、O1m
−Hgの電極構成にて測定試料溶液中のナトリウムイオ
ンの活量と電極間電位差を測定し、検量線を作成した。
尚、この測定を含め、すべて測定はOorning p
Hme−ter 130を用い、25°±0.1℃で行
なった。
結果を図面に示すように、検量線はpNaが4〜1の範
囲にわたって直線性、即ち、ネルンスト応答を示した。
また、pHによる影響もpH3〜11の範囲にわたって
実質的に認められなかった。
次に、妨害イオンM+に対する選択係数kNaMは混合
溶液法(実験方法については例えばG、J、ムーデイ及
びJ、D、R,)−マス共著、宗森信及び日色和夫共訳
「イオン選択性電極」昭和52年共立出版■発行IJ2
章に詳細な説明がされている。)、即ち、測定試料溶液
における妨害イオンM+の活量を一定のaM+に保ち、
ナトリウムイオンの活量を変化させて電極間電位差を測
定し、ネルンスト応答を示さなくなるナトリウムイオン
の活量a工+を求め、これをaM+で除して求めた。従
って、kMニューNa”/aM+である。結果を図に示
すようにカリウムイオンに対する選択係数kMIXは2
回の実験値の′平均値として8X104であった。これ
は感応膜がカリウムイオンよりもナトリウムイオンに対
して1/(8X 10−’)倍、即ち、125倍高感度
であることを示している。同様にkNa、4はI X 
10−”であり、アンモニウムイオンに対するナトリウ
ムイオンの選択性は極めて高い。
また、応答時間及び再現性は第2表に示すように非常に
すぐれている。
第   2   表 (注ン 数値はすべて3回の測定値の平均値である。
t、。;ナトリウムイオン濃度の小さい水浴液について
電位が一定したときに、mr!tの100倍大きい水溶
液について測定し、最終指示電位の90%に達するまで
の時間。
lay :ナトリウムイオン濃度の100倍異なる水溶
液について交互に電位を測定したとき、濃度の大きい溶
液の示す電位の平均値。
Edev :上記Bavからの個々の測定値の偏差。
実施例2     :。
tJAs表に示す種々のビスクラウン化合物をニュート
ルキャリヤーとして実施例1と同様にして固体膜を調製
し、kMaXを測定した。結果を第3表に示す。
実施例3 実施例1と同じビスクラウン化合物の5重fjk%ニト
ロベンゼン溶液を調製し、これを図示したように液膜と
し、実施例1と同じ電極構成にて検量線及びにヨを求め
た。検量線はpNaか4〜lの範囲にわたってネルンス
ト応答を示し、kN&K  は8×10 であった。
実施例4 実施例1と同じビスクラウン化合物9.6 m9.0−
ニトロフェニルオクチルエーテル200 m9及びポリ
塩化ビニル100”9をテトラヒドロフラン3siJに
溶解し、ペトリ皿中てこの溶液にリード線として径0.
1511111の銀線を浸しつつ、テトラヒドロフラン
を室温で自然蒸発させて、所謂ソリッドステートの固体
膜を調製した。電極構成をAy/膜/測定試料浴液/ 
0.IM NH4NOs / KO4’ (飽和) /
 k1g*cl g ・11g  とし、実施例1と同
様にして検量線を求めた。
その結果、検量線はpNa 4〜1の範囲で傾斜55m
Vのネルンスト応答を示し、pH3〜10の範囲でpH
による影響も実質的に認められなかった。また、実施例
1と同様にして測定したkN&にはl×l0−3 であ
った。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のナトリウムイオン選択性電極用感応膜に
よる測定試料水浴液中のナトリウムイオンの活1iaN
&と電極間電位差との関係を示すグラフである。 特許出願人   庄 野 利 之 同   岡原光男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式 (但し、Aは2価の有機基を示し、クラウン環の一〇H
    sCIis−を共有するベンゼン環を介してクラウン環
    に結合されていてもよい。ン で表わされるビス(12−クラウン−4]化合物の少な
    (とも一種をニュートラルキャリヤーとして含有するこ
    とを特徴とするナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (2)一般式 (但し、X及びYは原子鎖を構成する架橋原子数か2〜
    6である2価の有機基を示し、クラウン環の一〇HsO
    Hs−を共有するベンゼン環を介してクラウン環に結合
    されていてもよい。R1及びR3はそれぞれ水素又はO
    l−020の炭化水素基を示し、nは1〜7の整数であ
    る。] で表わされるビス(12−クラウン−4)化合物の少な
    (とも一種をニュートラルキャリヤーとして含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のナトリウム
    イオン選択性電極用感応膜。 (3)  ビス(12〜クラウン−4)化合物が一般式
    (但し、2は−COO−1−0HsO−又は−CONH
    −を含む2価の有機基を示し、クラウン環の一〇HsO
    Hs−を共有するベンゼン環を介してクラウン環に結合
    されていてもよい。R1及びPはそれぞれ水素又はCI
     ””” O12のアルキル基を示し、p及びqはp+
    q≦6を満たす0〜6の整数である。ンで表わされるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のナトリウム
    イオン選択性電極量感I6膜。 (4)  ビス(12−クラウン−4)化合物か一般式
    (但し、R1及びPはそれぞれ水素又は01”Cg。 のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0、l又は2
    である。) で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (5)  ビス(12−クラウン−4)化合物か一般式
    (但し、R1及びR3はそれぞれ水素又は(!1−” 
    as・のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0、l
    又は2である。] で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 f61  ビス(12−クラウン−4)化合物が一般式
    (但し、R1及びR3はそれぞれ水素又は01〜Os。 のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0、l又は2
    である。) で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (7)  ビス(12−クラウン−4)化合物が一般式
    (但し、R1及びR2はそれぞれ水素又はCI”CNO
    のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ011反は2
    である。] で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (8)  ビス(12−クラウン−4)化合物か一般式
    (但し R1及びHmはそれぞれ水素又は01〜(lj
    l。 のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれ0、l又は2
    である。ン で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (9)  ビス(12−クラウン−4)化合物が一般式
    (但し、R1及びR1はそれぞれ水素又は01〜Cs。 のアルキル基を示し、p及びqはそれぞれOll又は2
    である。) で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 aα ビス(12−クラウン−4)化合物が一般式(但
    し、p及びqはそれぞれ0、l又は2である。J で表わされることを特徴とする特許請求の範囲!J1項
    記載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。 (6) ビス(12−クラウン−4)化合物が水不溶性
    固体有機重合体中に分散されて固体膜に形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第10項い
    ずれか1項に記載のすIIウムイオン選択性電極用感応
    膜。 (2) ビス(12−クラウン−4)化合物が水不溶性
    極性有機液体中に溶解されて液膜に形成されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第10項いずれ
    か1項に記載のナトリウムイオン選択性電極用感応膜。
JP56191255A 1981-11-28 1981-11-28 ナトリウムイオン選択性電極用感応膜 Granted JPS5892852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56191255A JPS5892852A (ja) 1981-11-28 1981-11-28 ナトリウムイオン選択性電極用感応膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56191255A JPS5892852A (ja) 1981-11-28 1981-11-28 ナトリウムイオン選択性電極用感応膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5892852A true JPS5892852A (ja) 1983-06-02
JPS6351502B2 JPS6351502B2 (ja) 1988-10-14

Family

ID=16271489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56191255A Granted JPS5892852A (ja) 1981-11-28 1981-11-28 ナトリウムイオン選択性電極用感応膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5892852A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0097960A2 (en) * 1982-06-30 1984-01-11 Shimadzu Corporation Bis-crown-ether derivatives and their use
JPS6277374A (ja) * 1985-09-30 1987-04-09 Toshiyuki Shono ビス(モノアザ−12−クラウン−4)誘導体とその用途
JPS62102149A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Hitachi Ltd ナトリウムイオン選択性電極

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0097960A2 (en) * 1982-06-30 1984-01-11 Shimadzu Corporation Bis-crown-ether derivatives and their use
JPS6277374A (ja) * 1985-09-30 1987-04-09 Toshiyuki Shono ビス(モノアザ−12−クラウン−4)誘導体とその用途
JPS62102149A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Hitachi Ltd ナトリウムイオン選択性電極
JPH045347B2 (ja) * 1985-10-30 1992-01-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6351502B2 (ja) 1988-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0150232B2 (ja)
JP2000212144A (ja) アクリルアミド誘導体および該誘導体を含む重合体
CN105806914A (zh) 一种铜离子选择性电极及其制备方法
JPS5892852A (ja) ナトリウムイオン選択性電極用感応膜
Ngeontae et al. Polymerized Nile Blue derivatives for plasticizer-free fluorescent ion optode microsphere sensors
CN110373181A (zh) 一种检测氟离子的荧光探针
AU599831B2 (en) Optically active isomers of bis(12-crown-4-methyl) dialkylmalonates
SU1331429A3 (ru) Способ получени простых краун-эфиров
CN107253957B (zh) 含有甘氨酸酰肼结构的罗丹明铝离子荧光探针及其制备方法和应用
WO1997020203A1 (de) Neuartige membranen und membran-dna/rna-sensoren
JP3364313B2 (ja) ポルフィリン/インジウム錯体及び陰イオン感応膜
JPH0762009B2 (ja) ビス(モノアザ−12−クラウン−4)誘導体とその用途
CN111171809B (zh) 一种羟基茚酮类衍生物荧光探针及其制备方法和应用
JPH09208576A (ja) ナトリウムイオン選択性の優れたクラウン化合 物
US20170370948A1 (en) Calixpyrrole compounds and creatinine-selective electrodes comprising them
CN114249740A (zh) 一种用于检测ClO-离子的丹参酮苯并咪唑型荧光探针及其制备方法和应用
CN108003157B (zh) 一种苝二酰亚胺化合物,其合成方法及其在Fe3+检测中的应用
JP3093069B2 (ja) 光応答性カリックスアレーン誘導体を用いるイオン選択性電極
JP2877682B2 (ja) カリックスアレーン誘導体
CA1215062A (en) Crown ether compounds, process for the preparation of the crown ether complex forming agents and ion- selective membrane electrodes containing the same
JP3999826B2 (ja) ポルフィリン錯体及び陰イオン感応膜
JP6634805B2 (ja) 塩素イオン選択性電極
JPH0149352B2 (ja)
Pepperman Jr et al. Proton magnetic resonance spectra and stereochemical assignments in 5-benzyl-2, 4, 6-triphenyl-1, 3, 5-dioxaphosphorinane 5-oxides
JPH01250750A (ja) ナトリウムイオン選択性電極用感応膜