JPS589015Y2 - 農用トラクタにおける走行動力変速装置 - Google Patents
農用トラクタにおける走行動力変速装置Info
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- JPS589015Y2 JPS589015Y2 JP1978031193U JP3119378U JPS589015Y2 JP S589015 Y2 JPS589015 Y2 JP S589015Y2 JP 1978031193 U JP1978031193 U JP 1978031193U JP 3119378 U JP3119378 U JP 3119378U JP S589015 Y2 JPS589015 Y2 JP S589015Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
農用トラクタにおける走行動力変速装置にクリープ走行
変速段、つまり機体を極く低速で走行させることとする
変速段、を設けることは、該農用トラクタによって高負
荷の作業、例えば極く細かい静上作業とかトレンチャ一
作業(溝切り作業)、を行なう場合に、高負荷に応じて
機体を極く低速で走行させるためであるが、この考案は
、歯車シフト式の走行動力変速装置を設けである農用ト
ラクタにおいて、該変速装置にクリープ走行変速段を簡
単に組込み得、しかも走行動力変速装置における既存の
歯車を極力利用した簡単な構造でクリープ走行速度を2
段に変更できる減速歯車機構を構成しである、農用トラ
クタにおける新規な走行動力変速装置を、提供しようと
するものである。
変速段、つまり機体を極く低速で走行させることとする
変速段、を設けることは、該農用トラクタによって高負
荷の作業、例えば極く細かい静上作業とかトレンチャ一
作業(溝切り作業)、を行なう場合に、高負荷に応じて
機体を極く低速で走行させるためであるが、この考案は
、歯車シフト式の走行動力変速装置を設けである農用ト
ラクタにおいて、該変速装置にクリープ走行変速段を簡
単に組込み得、しかも走行動力変速装置における既存の
歯車を極力利用した簡単な構造でクリープ走行速度を2
段に変更できる減速歯車機構を構成しである、農用トラ
クタにおける新規な走行動力変速装置を、提供しようと
するものである。
図示の実施例について、この考案に係る農用トラクタに
おける走行動力変速装置の構成を説明すると、第1図に
示すように、機体前部にエンジン1を塔載し、このエン
ジン1の動力を、それぞれ機体の一部を構成しているク
ラッチハウジング2、ミッションケース3及びリヤハウ
ジング4内を経て、機体後方へと伝導して、走行、駆動
車輪である左右の後輪5と機体後方へ後端を延出させで
あるPTO軸6との駆動を行なうように、構威しである
農用トラクタにおいて、この考案は、次のように実施さ
れている。
おける走行動力変速装置の構成を説明すると、第1図に
示すように、機体前部にエンジン1を塔載し、このエン
ジン1の動力を、それぞれ機体の一部を構成しているク
ラッチハウジング2、ミッションケース3及びリヤハウ
ジング4内を経て、機体後方へと伝導して、走行、駆動
車輪である左右の後輪5と機体後方へ後端を延出させで
あるPTO軸6との駆動を行なうように、構威しである
農用トラクタにおいて、この考案は、次のように実施さ
れている。
すなわち、第2図に示すように、前記ミッションケース
3内には、前記クラッチハウジング2内の前部に配して
設けられた主クラッチ7を介してエンジン1に連動連結
された駆動軸8が、設けられており、この駆動軸8とそ
れに平行させてミッションケース3内に設けた伝動軸9
との間には、具体構造の図示を省略した走行動力主変速
装置10を、設けである。
3内には、前記クラッチハウジング2内の前部に配して
設けられた主クラッチ7を介してエンジン1に連動連結
された駆動軸8が、設けられており、この駆動軸8とそ
れに平行させてミッションケース3内に設けた伝動軸9
との間には、具体構造の図示を省略した走行動力主変速
装置10を、設けである。
そして該主変速装置10の後段には、上記伝動軸9とそ
の延長線上に配した他の伝動軸11との間を適宜の変速
比でもって選択的に連動連結する走行動力副変速装置1
2を、ミッションケース3内において設けてあり、走行
動力変速部の出力軸となる上記他の伝動軸11端には後
輪5方向に伝動する出力傘歯車13を、設けである。
の延長線上に配した他の伝動軸11との間を適宜の変速
比でもって選択的に連動連結する走行動力副変速装置1
2を、ミッションケース3内において設けてあり、走行
動力変速部の出力軸となる上記他の伝動軸11端には後
輪5方向に伝動する出力傘歯車13を、設けである。
走行動力副変速装置12は、駆動軸8の後方延長部8a
に遊嵌された。
に遊嵌された。
ボス部を共通とする一体的な4個の歯車14,15,1
6.17であって、そのうちの最基端の大径の歯車17
を伝動軸9端の小径歯車18と噛合せて伝動軸9により
回転せしめられるようにされた4個の歯車14゜15.
16,17と、伝動軸11上にスプライン嵌合により摺
動のみ自在に設けられた、ボス部を共通とする一体的な
2個のシフト歯車19.20及び他の1個のシフト歯車
21とを、備えていると共に、伝動軸9端の小径歯車1
8に形成せる噛合爪22aと伝動軸11上のシフト歯車
21に形成せる噛合爪22bとでもって形成された噛合
クラッチ22を、備えており、シフト歯車19゜20と
シフト歯車21を伝動軸11上で選択的に変位させ、歯
車14.19間の噛合いにより1速の変速比を、歯車1
5.20間の噛合いにより2速の変速比を、歯車16.
21間の噛合いにより3速の変速比を、噛合爪22a
、22b間の噛合いで噛合クラッチ22を係合させ伝動
軸9,11間を直結することで4速の変速比を、それぞ
れ選択的に得ることができるものとされている。
6.17であって、そのうちの最基端の大径の歯車17
を伝動軸9端の小径歯車18と噛合せて伝動軸9により
回転せしめられるようにされた4個の歯車14゜15.
16,17と、伝動軸11上にスプライン嵌合により摺
動のみ自在に設けられた、ボス部を共通とする一体的な
2個のシフト歯車19.20及び他の1個のシフト歯車
21とを、備えていると共に、伝動軸9端の小径歯車1
8に形成せる噛合爪22aと伝動軸11上のシフト歯車
21に形成せる噛合爪22bとでもって形成された噛合
クラッチ22を、備えており、シフト歯車19゜20と
シフト歯車21を伝動軸11上で選択的に変位させ、歯
車14.19間の噛合いにより1速の変速比を、歯車1
5.20間の噛合いにより2速の変速比を、歯車16.
21間の噛合いにより3速の変速比を、噛合爪22a
、22b間の噛合いで噛合クラッチ22を係合させ伝動
軸9,11間を直結することで4速の変速比を、それぞ
れ選択的に得ることができるものとされている。
以上のようであるが、第2図に図示の走行動力副変速装
置12には5次のようにして、クリープ走行変速段を設
けである。
置12には5次のようにして、クリープ走行変速段を設
けである。
すなわち、駆動軸延長部8aに平行させて、減速軸23
と支軸24とを設けてあり、減速軸23上には、駆動軸
延長部8a上で遊転する前記歯車14.15にそれぞれ
選択的に噛合せ得る、ボス部を共通とする一体的な2個
の減速用シフト歯車25.26を、スプライン嵌合によ
り摺動のみ自在に設けると共に、小径歯車27を、該軸
23に固定して設けである。
と支軸24とを設けてあり、減速軸23上には、駆動軸
延長部8a上で遊転する前記歯車14.15にそれぞれ
選択的に噛合せ得る、ボス部を共通とする一体的な2個
の減速用シフト歯車25.26を、スプライン嵌合によ
り摺動のみ自在に設けると共に、小径歯車27を、該軸
23に固定して設けである。
また支軸24上には、ボス部を共通とする一体的な2個
の歯車28.29を遊嵌して設けてあり、このうちの大
径側の歯車28を、減速軸23上の上記小径歯車27に
噛合せである。
の歯車28.29を遊嵌して設けてあり、このうちの大
径側の歯車28を、減速軸23上の上記小径歯車27に
噛合せである。
そして、支軸24は、駆動軸延長部8aに並列させて該
延長部8aと同一高さレベルに設けてあり、且つ、その
上の1歯車29は、駆動軸延長部8a上の前記歯車14
と等径のものとされており、これよりして、第2図に想
像線で示す位置へと前記シフト歯車19を変位させ、歯
車29と噛合せ得ることとなっている。
延長部8aと同一高さレベルに設けてあり、且つ、その
上の1歯車29は、駆動軸延長部8a上の前記歯車14
と等径のものとされており、これよりして、第2図に想
像線で示す位置へと前記シフト歯車19を変位させ、歯
車29と噛合せ得ることとなっている。
以上により、減速用シフト歯車25を歯車14に噛合せ
るか他の減速用シフト歯車26を歯車15に噛合せるか
して、歯車29を減速歯車14,25,27,28列或
は減速歯車15゜26.27.28列を介し減速回転さ
せ、この歯車29にシフト歯車19を噛合せることで、
クリープ走行変速比を得ることができることとなってい
る。
るか他の減速用シフト歯車26を歯車15に噛合せるか
して、歯車29を減速歯車14,25,27,28列或
は減速歯車15゜26.27.28列を介し減速回転さ
せ、この歯車29にシフト歯車19を噛合せることで、
クリープ走行変速比を得ることができることとなってい
る。
すなわち、2段に変速比変更可能なりリーフ゛走行変速
段を、設けである。
段を、設けである。
そして、上記した減速軸23と支軸24とは、次のよう
に支持するものとされている。
に支持するものとされている。
すなわち、第3,4図に示すように、ミッションケース
3の後部上面には開口部30を形成上であり、この開口
i30は、顔部30にてミッションケース3に装着され
る蓋金物31にて閉鎖されているが、この蓋金物31か
ら一体的に垂設して5前後1対の支壁部32.33を設
けである。
3の後部上面には開口部30を形成上であり、この開口
i30は、顔部30にてミッションケース3に装着され
る蓋金物31にて閉鎖されているが、この蓋金物31か
ら一体的に垂設して5前後1対の支壁部32.33を設
けである。
そして、前記減速軸23は、その前端をボールベアリン
グ34を介し前方側の支壁部32に、また後端より若干
長前方部をボールベアリング35を介し後方側の支壁部
33に、それぞれ支承させて蓋金物31に支持されてお
り、前記の減速用シフト歯車25゜26は支壁N32.
33間で、おた前記の小径歯車27は支壁部33の後方
で、それぞれ該減速軸23上に設けられている。
グ34を介し前方側の支壁部32に、また後端より若干
長前方部をボールベアリング35を介し後方側の支壁部
33に、それぞれ支承させて蓋金物31に支持されてお
り、前記の減速用シフト歯車25゜26は支壁N32.
33間で、おた前記の小径歯車27は支壁部33の後方
で、それぞれ該減速軸23上に設けられている。
また前記支軸24は、その前端部な後方側の支壁部33
に形成せる穴33aに嵌合し該支壁部33にビン36固
定して、片持ち支持により支壁部33を介し蓋金物31
に支持させてあり、前記歯車28.29を支壁部33の
後方で遊転自在に支持している。
に形成せる穴33aに嵌合し該支壁部33にビン36固
定して、片持ち支持により支壁部33を介し蓋金物31
に支持させてあり、前記歯車28.29を支壁部33の
後方で遊転自在に支持している。
また第3,4図に図示の場合には、減速用シフト歯車2
5.26の操作機構も、蓋金物31に支持させである。
5.26の操作機構も、蓋金物31に支持させである。
すなわち、前後の支壁部32゜330穴に両端を嵌合し
支壁部33にビン31固定してフォークシャフト38を
設けてあり、このフォークシャフト38上には、先端フ
ォーク部で減速用シフト歯車25.26に係合するシフ
トフォーク39を、摺動自在に設けである。
支壁部33にビン31固定してフォークシャフト38を
設けてあり、このフォークシャフト38上には、先端フ
ォーク部で減速用シフト歯車25.26に係合するシフ
トフォーク39を、摺動自在に設けである。
また着金物31の側壁には、操作レバー40の下端に固
定され該レバー40の回動操作で回転せしめられる操作
軸41を支承させてあり、着金物31内においてこの操
作軸41端に固定した回動アーム42を1.その先端で
シフトフォーク39の係合溝39a内に臨ませて該フォ
ーク39に係合させ、もって、操作ソバ−40回動で操
作軸41を介し回動アーム42を回動させ、これにより
フォークシャフト38上でシフトフォーク39を摺動変
位させて。
定され該レバー40の回動操作で回転せしめられる操作
軸41を支承させてあり、着金物31内においてこの操
作軸41端に固定した回動アーム42を1.その先端で
シフトフォーク39の係合溝39a内に臨ませて該フォ
ーク39に係合させ、もって、操作ソバ−40回動で操
作軸41を介し回動アーム42を回動させ、これにより
フォークシャフト38上でシフトフォーク39を摺動変
位させて。
減速用シフト歯車25.26の変位を得るように、され
ているのである。
ているのである。
なお、第1図において、43は前記走行動力主変速装置
10用の変速操作レバー、44は走行動力副変速装置1
2における前記シフト歯車19゜20.21を変位操作
するための変速操作レバーで着金物31に支持させて設
けられたもの、第3図において、45はシフトフォーク
39とフォークシャフト38間に設けたデテント手段で
ある。
10用の変速操作レバー、44は走行動力副変速装置1
2における前記シフト歯車19゜20.21を変位操作
するための変速操作レバーで着金物31に支持させて設
けられたもの、第3図において、45はシフトフォーク
39とフォークシャフト38間に設けたデテント手段で
ある。
次に、第5図に示す変形例について説明すると、この変
形例では、前記減速軸23をその両端でボールベアリン
グ50.51を介し支持する1対の支壁部46.47と
、前記支軸24をその両端で嵌合支持し一端でビン52
固定する1対の支壁部48.49とを、前記着金物31
類似の着金物31′から一体的に垂設している。
形例では、前記減速軸23をその両端でボールベアリン
グ50.51を介し支持する1対の支壁部46.47と
、前記支軸24をその両端で嵌合支持し一端でビン52
固定する1対の支壁部48.49とを、前記着金物31
類似の着金物31′から一体的に垂設している。
そしてこの変形例では、減速用シフト歯車25.26の
うちの1個を、工場仕様で出荷前に、目的に応じ前記の
歯車14.15のうちの何れかに、選択的に予め噛合せ
ておくものとされている。
うちの1個を、工場仕様で出荷前に、目的に応じ前記の
歯車14.15のうちの何れかに、選択的に予め噛合せ
ておくものとされている。
なお第5図は、図を明瞭にみてとれるように、支壁部4
8.49及び歯車28,290前後を逆として画いてあ
り。
8.49及び歯車28,290前後を逆として画いてあ
り。
実際には大径の歯車28が歯車29よりも後方にあって
、歯車29へのシフト歯車19の噛合せのための歯車1
9変位に対し大径の歯車28が邪魔とならないように5
図っである。
、歯車29へのシフト歯車19の噛合せのための歯車1
9変位に対し大径の歯車28が邪魔とならないように5
図っである。
以上の実施例では、ミッションケース3の開口部30を
ミッションケース3上面に位置させたが、このような開
口部を□ツションケース3の側壁に設けることも、でき
るものである。
ミッションケース3上面に位置させたが、このような開
口部を□ツションケース3の側壁に設けることも、でき
るものである。
また、以上の実施例では、クリープ走行変速段用の伝動
歯車をその上に設けである支軸、つまり前記の減速軸2
3と支軸24,60を、ミッションケース3の開口部3
0.30’に装着するようにした着金物31.31’、
65に支持させたが、例えば前記の走行動力副変速装置
12.12’における前記シフト歯車19,20.21
を変位操作するための、フォークシャフト及びシフトフ
ォーク等を備えた操作機構を、上記のような開口部に組
込む場合に、該操作機構のための支持金物を利用して、
該支持金物に上記のような支軸を支持させても、よい。
歯車をその上に設けである支軸、つまり前記の減速軸2
3と支軸24,60を、ミッションケース3の開口部3
0.30’に装着するようにした着金物31.31’、
65に支持させたが、例えば前記の走行動力副変速装置
12.12’における前記シフト歯車19,20.21
を変位操作するための、フォークシャフト及びシフトフ
ォーク等を備えた操作機構を、上記のような開口部に組
込む場合に、該操作機構のための支持金物を利用して、
該支持金物に上記のような支軸を支持させても、よい。
以上の実施例の説明から明らかなように、この考案の農
用トラクタにおける走行動力変速装置は、少なくとも3
個の位置固定側の変速歯車を原動側に、これらの変速歯
車に対しそれぞれ選択的に噛合される少なくとも3個の
シフト歯車を従動側に、それぞれ配置した歯車ジット式
の走行動力変速装置であって、該走行動力変速装置に対
し入力伝導する伝動軸9に対して上記した位置固定側の
変速歯車を減速歯車18.17機構により連動連結しで
ある走行動力変速装置を、設けである農用トラクタにお
いて、□ツションケースの開口部に装着するようにされ
た支持金物に、変速部伝動軸に平行する2本の支軸23
.24を支持させ、前記した位置固定側の変速歯車のう
ち1速用変速歯車14及び2速用変速歯車15に対しそ
れぞれ選択的に噛合せ得る2個のシフト歯車25.26
と他1個の歯車27とを一方の支軸23上に相対回転不
能に設けると共に、上記した他1個の歯車27に噛合さ
れた歯車28とこの歯車28と一体回転する他の歯車2
9であって前記した走行動力変速装置におけるシフト歯
車のうち1速用シフト歯車19を選択的に噛合せ得る他
の歯車29を、他方の支軸24上に設けて、上記した1
速用変速歯車14及び2速用変速歯車15を択一的に用
いられる入力歯車とし上記した1速用シフト歯車19を
出力歯車とするクリープ走行変速段用の減速歯車機構を
構成しであることを、特徴としてなる構成のもので1次
のような長所を備えている。
用トラクタにおける走行動力変速装置は、少なくとも3
個の位置固定側の変速歯車を原動側に、これらの変速歯
車に対しそれぞれ選択的に噛合される少なくとも3個の
シフト歯車を従動側に、それぞれ配置した歯車ジット式
の走行動力変速装置であって、該走行動力変速装置に対
し入力伝導する伝動軸9に対して上記した位置固定側の
変速歯車を減速歯車18.17機構により連動連結しで
ある走行動力変速装置を、設けである農用トラクタにお
いて、□ツションケースの開口部に装着するようにされ
た支持金物に、変速部伝動軸に平行する2本の支軸23
.24を支持させ、前記した位置固定側の変速歯車のう
ち1速用変速歯車14及び2速用変速歯車15に対しそ
れぞれ選択的に噛合せ得る2個のシフト歯車25.26
と他1個の歯車27とを一方の支軸23上に相対回転不
能に設けると共に、上記した他1個の歯車27に噛合さ
れた歯車28とこの歯車28と一体回転する他の歯車2
9であって前記した走行動力変速装置におけるシフト歯
車のうち1速用シフト歯車19を選択的に噛合せ得る他
の歯車29を、他方の支軸24上に設けて、上記した1
速用変速歯車14及び2速用変速歯車15を択一的に用
いられる入力歯車とし上記した1速用シフト歯車19を
出力歯車とするクリープ走行変速段用の減速歯車機構を
構成しであることを、特徴としてなる構成のもので1次
のような長所を備えている。
すなわちこの考案の走行動力変速装置は先ず、ミッショ
ンケース3の開口部30に装Mt るようにされた支持
金物31.31’に、変速部伝動軸に平行する24の支
軸23,24を支持させ、この支軸上にクリープ走行変
速段用の減速歯車25゜26.27,28.29を設け
た構成のものどされているから、ミッションケース開口
部に装着される支持塗物に予め上記の支軸と減速歯車と
を支持させておいた上で、クリープ走行変速段のための
伝動機構を□ツションケース内に組込す得るから、歯車
シフト式の走行動力変速装置にクリープ走行変速段を簡
単に組込むことができるものとなっている。
ンケース3の開口部30に装Mt るようにされた支持
金物31.31’に、変速部伝動軸に平行する24の支
軸23,24を支持させ、この支軸上にクリープ走行変
速段用の減速歯車25゜26.27,28.29を設け
た構成のものどされているから、ミッションケース開口
部に装着される支持塗物に予め上記の支軸と減速歯車と
を支持させておいた上で、クリープ走行変速段のための
伝動機構を□ツションケース内に組込す得るから、歯車
シフト式の走行動力変速装置にクリープ走行変速段を簡
単に組込むことができるものとなっている。
そして特に、この考案の走行動力変速装置は、該変速装
置に対し入力伝導する伝動軸9により減速歯車18.1
7機構を介し減速回転せしめられる位置固定側の複数変
速歯車のうちの1連用及び2速用の変速歯車14.15
、つまりこのように変速装置原動側に設けられた低速変
速段用のものであることから小径のものとされる既存の
2個の変速歯車14,15、を入力歯車とすると共に、
変速装置従動側に設けられた複数シフト歯車のうちの1
速用シフト歯車19、つまり変速装置従動側に設けられ
た最低速変速段用のものであることから大径のものとさ
れる既存の1個の変速用シフト歯車19、を出力歯車と
して、クリープ走行変速段用の減速歯車機構を構威しで
あるものとされていて、走行動力変速装置に既存の3個
の変速歯車14.15.19をクリープ車速を得るため
の減速歯車機構に利用していることから、クリープ車速
を得るために大巾な減速を行なうための減速歯車機構用
のものとして別に設けられる歯車の個数が減らされてお
り、しかもクリープ車速を2段に変更可能とすることを
、クリープ用減速歯車機構の始端部において既存の2個
の変速歯車14゜15に対し選択噛合せされる2個のシ
フト歯車25.26を設けた構成で得ていることから、
2段のクリープ車速を得るために2個のシフト歯車とそ
れを選択噛合せする2個の歯車とをクリープ用減速歯車
機構中に別に設ける場合と比較して、さらに歯車個数が
減らされており1以上のように歯車個数が少ないことと
支軸を2本23.24設けた構成とが相まって、クリー
プ車速を2段に変更可能とするものでありながら無理の
ない簡単な構造のものとなっている。
置に対し入力伝導する伝動軸9により減速歯車18.1
7機構を介し減速回転せしめられる位置固定側の複数変
速歯車のうちの1連用及び2速用の変速歯車14.15
、つまりこのように変速装置原動側に設けられた低速変
速段用のものであることから小径のものとされる既存の
2個の変速歯車14,15、を入力歯車とすると共に、
変速装置従動側に設けられた複数シフト歯車のうちの1
速用シフト歯車19、つまり変速装置従動側に設けられ
た最低速変速段用のものであることから大径のものとさ
れる既存の1個の変速用シフト歯車19、を出力歯車と
して、クリープ走行変速段用の減速歯車機構を構威しで
あるものとされていて、走行動力変速装置に既存の3個
の変速歯車14.15.19をクリープ車速を得るため
の減速歯車機構に利用していることから、クリープ車速
を得るために大巾な減速を行なうための減速歯車機構用
のものとして別に設けられる歯車の個数が減らされてお
り、しかもクリープ車速を2段に変更可能とすることを
、クリープ用減速歯車機構の始端部において既存の2個
の変速歯車14゜15に対し選択噛合せされる2個のシ
フト歯車25.26を設けた構成で得ていることから、
2段のクリープ車速を得るために2個のシフト歯車とそ
れを選択噛合せする2個の歯車とをクリープ用減速歯車
機構中に別に設ける場合と比較して、さらに歯車個数が
減らされており1以上のように歯車個数が少ないことと
支軸を2本23.24設けた構成とが相まって、クリー
プ車速を2段に変更可能とするものでありながら無理の
ない簡単な構造のものとなっている。
第1図はこの考案の一実施例を装備した農用トラクタの
概略側面図、第2図は同実施例の伝動機構図、第3図は
同実施例の一部展開縦断側面図、第4図は同実施例の縦
断背面図、第5図は一変形例の縦断側面図である。 3・・・ミッションケース58・・・駆動軸、8a・・
・駆動軸延長部、9・・・伝動軸、11・・・伝動軸、
12゜12′・・・走行動力副変速装置、14,15,
16゜17・・・歯車、1B・・・小径歯車、19,2
0.21・・・シフト歯車、22・・・噛合クラッチ、
23・・・減速軸、24・・・支軸、25.26・・・
減速用シフト歯車、27・・・小径歯車、28.29・
・・歯車、30・・・開口部、31.31″・・・蓋金
物、32.33.46゜47.48.49・・・支壁部
、33a 、48a 。 49a・・・穴、34,35,50.51・・・ボール
ベアリング、36 、52・・・ビン。
概略側面図、第2図は同実施例の伝動機構図、第3図は
同実施例の一部展開縦断側面図、第4図は同実施例の縦
断背面図、第5図は一変形例の縦断側面図である。 3・・・ミッションケース58・・・駆動軸、8a・・
・駆動軸延長部、9・・・伝動軸、11・・・伝動軸、
12゜12′・・・走行動力副変速装置、14,15,
16゜17・・・歯車、1B・・・小径歯車、19,2
0.21・・・シフト歯車、22・・・噛合クラッチ、
23・・・減速軸、24・・・支軸、25.26・・・
減速用シフト歯車、27・・・小径歯車、28.29・
・・歯車、30・・・開口部、31.31″・・・蓋金
物、32.33.46゜47.48.49・・・支壁部
、33a 、48a 。 49a・・・穴、34,35,50.51・・・ボール
ベアリング、36 、52・・・ビン。
Claims (1)
- 少なくとも3個の位置固定側の変速歯車を原動側に、こ
れらの変速歯車に対しそれぞれ選択的に噛合される少な
くとも3個のシフト歯車を従動側に、それぞれ配置した
歯車シフト式の走行動力変速装置であって、該走行動力
変速装置に対し入力伝導する伝動軸に対して上記した位
置固定側の変速歯車を減速歯車機構により連動連結しで
ある走行動力変速装置を、設けである農用トラクタにお
いて、ミッションケースの開口部に装着するようにされ
た支持金物に、変速部伝動軸に平行する2本の支軸23
.24を支持させ、前記した位置固定側の変速歯車のう
ち1速用変速歯車14及び2速用変速歯車15に対しそ
れぞれ選択的に噛合せ得る2個のシフト歯車25.26
と他1個の歯車27とを、一方の支軸23上に相対回転
不能に設けると共に、上記した他1個の歯車27に噛合
された歯車28とこの歯車28と一体回転する他の歯車
29であって前記した走行動力変速装置におけるシフト
歯車のうち1速用シフト歯車19を選択的に噛合せ得る
他の歯車29を、他方の支軸24上に設けて、上記した
1速用変速歯車14及び2速用変速歯車15を択一的に
用いられる入力歯車とし上記した1速用シフト歯車19
を出力歯車とするクリープ走行変速段用の減速歯車機構
を構成しであることを、特徴としてなる走行動力変速装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978031193U JPS589015Y2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 農用トラクタにおける走行動力変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978031193U JPS589015Y2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 農用トラクタにおける走行動力変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54134873U JPS54134873U (ja) | 1979-09-19 |
JPS589015Y2 true JPS589015Y2 (ja) | 1983-02-18 |
Family
ID=28882298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978031193U Expired JPS589015Y2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 農用トラクタにおける走行動力変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589015Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59194148A (ja) * | 1983-04-16 | 1984-11-02 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 農用トラクタ−のクリ−プ変速装置 |
JPS60188642A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-26 | シユタイル−ダイムレル−プ−フ・アクチエンゲゼルシヤフト | 自動車用歯車変速機 |
JPS6192926A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両用パワーユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315880Y2 (ja) * | 1973-03-08 | 1978-04-26 |
-
1978
- 1978-03-10 JP JP1978031193U patent/JPS589015Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54134873U (ja) | 1979-09-19 |
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