JP3468910B2 - 歩行型作業機のミッション構造 - Google Patents

歩行型作業機のミッション構造

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JP3468910B2 JP10922595A JP10922595A JP3468910B2 JP 3468910 B2 JP3468910 B2 JP 3468910B2 JP 10922595 A JP10922595 A JP 10922595A JP 10922595 A JP10922595 A JP 10922595A JP 3468910 B2 JP3468910 B2 JP 3468910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーラー、管理機、バ
インダーといった歩行型作業機に係り、詳しくは、走行
用の多段ミッションをコンパクトに構成させる技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、前進の変速段を4段以上設定し
たい場合、従来では、前進3段・後進1段のミッション
を利用し、その入力軸とエンジン軸とに亘って架設され
る高低のベルト伝動機構の切換え、所謂ダブルテンショ
ンクラッチによる副変速により、前進6段・後進2段の
変速段を得る手段があった。又、前進2段・後進1段の
ミッションを利用し、そのミッション内に副変速機構を
ダブルに設けて前進8段・後進4段の変速段を得る手段
もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記前者の手段では、
ダブルテンションクラッチの配設スペースが大きく、伝
動装置全体として大型化するとともに、前記後者の手段
では必要な前進段数(6段)を得るために実際には不必
要な前進及び後進段数迄も設定されてしまい、その分不
要にミッションケースが大型化するものであって、いず
れの手段でも改善の余地があった。そこで、実開平4‐
101064号公報に示された歩行型作業機のように、
前進3段・後進1段の主変速機構と高低2段の副変速機
構とを備えることで、必要な多段前進と後進とを備えな
がら比較的伝動装置全体を小型化するとともに、計3箇
所の変速操作部を1本の変速レバーで操作できるように
した技術が知られている。本発明は、前進6段・後進2
段の変速段を有したミッションを新設計するに当たり、
さらなるコンパクト化とシンプル化を図り、より合理的
なものにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、上部にエンジン動力を受ける伝動軸を、か
つ、下端部に駆動車軸を備えた縦長形状の走行用ミッシ
ョンケースを、機体前部のエンジンと機体後部のヒッチ
との間に配置してある歩行型作業機のミッション構造
おいて入力軸に減速用の小径ギヤのみを設けるとともに
前記伝動軸に前記入力軸に設けた小径ギヤと噛み合う大
径ギヤを設けることにより前記入力軸と伝動軸とに亘っ
て減速機構を構成し、伝動軸の近傍に複数の変速軸を配
置し、これら伝動軸と各変速軸とに亘って、高低2段に
切換可能な副変速機構と、第1正転と逆転とを切換可能
な正逆転切換機構と、第2正転と第3正転とを切換可能
な正転変速機構とを配置することにより、前進6段、か
つ、後進2段の選択が可能な走行変速部を構成し、副変
速機構を、正逆転切換機構及び正転変速機構のいずれに
対しても伝動上手側に配置し、副変速機構を構成する
に、一体回転状態でシフト可能な小径の低速駆動ギヤ
と、相対回転自在な大径の高速駆動ギヤとを伝動軸に外
嵌し、低速駆動ギヤに咬合可能な大径の低速従動ギヤ
と、高速駆動ギヤに常時咬合する小径の高速従動ギヤと
を変速軸に一体回転状態に外嵌するとともに、低速駆動
ギヤのシフト操作によって該低速駆動ギヤを、高速駆動
ギヤの径方向途中部分に形成された内歯ギヤと低速従動
ギヤとのいずれか一方に択一的に咬合可能としてあるこ
とを特徴とするものである。
【0005】そして、伝動軸の先端をミッションケース
から突出するとともに、その突出部分を作業装置駆動用
の動力取出し部に構成してあると好都合である。又、低
速駆動ギヤのシフト操作が可能な第1シフターと、正逆
転切換機構を切換操作可能な第2シフターと、正転変速
機構を切換操作可能な第3シフターとを設け、第2シフ
ターと第3シフターとを、変速レバーの十字揺動操作に
よって各別に変速操作可能に構成するとともに、変速レ
バーを、十字揺動操作の操作量以上の大きな揺動操作に
よって第1シフター切換操作可能に構成し、かつ、その
大きな揺動操作の両揺動端の夫々において十字揺動操作
が可能となるように、変速レバーと第1〜3シフターと
を連係する変速操作連係機構を備えてあるとより便利で
ある。
【0006】
【作用】請求項1の構成によると、副変速機構を変速部
における最も伝動上手側に位置させてあるので、この副
変速機構には高回転低トルクが作用する状態になり、例
えば、伝動下手側に副変速機構が位置している場合に比
べて低いギヤ強度で済み、その分ギヤ幅を薄くするこ
とが可能である。そして、副変速機構の高速状態を、高
速駆動ギヤに形成された内歯ギヤと低速駆動ギヤとの咬
合によって現出させているので、例えば、大小の計2個
のギヤ部を持つシフトギヤを共に従動ギヤ外周に咬合さ
せる一般的な構造に比べて、シフト量を減少でき、変
速に必要な軸方向幅を少なくすることが可能である。
【0007】請求項2の構成によると、伝動軸がそのま
ま動力取出し軸になるので、作業装置に適した高回転動
力を、それ専用の中継軸を持つことなく伝達できるよう
になる作用が追加される。
【0008】請求項3の構成によると、変速レバーの大
きな揺動操作で先ず副変速機構の高低を選択し、その選
択された状態での十字揺動操作によって所望の変速段を
得ることができるのであり、1本レバーのみで全ての変
速操作が行えるようになる。これにより、前述した公報
(実開平4‐101064号)のものに比べて、変速操
作部の所要スペースを小さくしながら単一レバー操作を
実現できた。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載のミッション構造では、
作用、によって副変速機構に要する幅方向の所要ス
ペースを小にできて、ミッションケース幅のコンパクト
化が可能になり、畝間走行機会の多い歩行型作業機に有
利なものにできた。請求項2に記載のミッション構造で
は、コンパクトに多段変速が得られながら、安定した高
回転の動力取出しが行える利点が追加される。請求項3
に記載されたミッション構造では、変速操作部の省スペ
ース化を図りながら多段の変速操作を単一の変速レバー
で行えるようになり、操作構造の簡素化を図りながら変
速操作を簡単なものにできた。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に歩行型作業機である2輪型のテーラーが
示され、1は駆動車輪、2はミッションケース、3は操
縦ハンドル、4はヒッチ、5は作業装置、6は副チェー
ンケースである。エンジンEが搭載される載置フレーム
7と、ヒッチ4が取付けられた枠フレーム8とは、共に
ミッションケース2にボルト止めされて一体化され、機
体フレームを構成している。エンジンEからの動力は、
ベルト連動機構9でミッションMの入力軸10に伝わ
り、駆動車軸11と作業装置5の双方を駆動するように
してある。次に、ミッションMの構造について説明す
る。
【0011】図2〜図4に示すように、ミッションケー
ス2の上部にギヤ変速部Aを備え、このギヤ変速部Aの
出力軸12と駆動車軸11とをチェーン伝動する車軸伝
動部Bを備えている。そして、出力軸12の回転軸心Q
と駆動車軸11の回転軸心Pとの2点を通る基準直線L
が、その下方ほど機体後方に寄るように、ミッションケ
ース2を基本的に前倒れ姿勢に設定してあるとともに、
基準直線Lに対する後側にギヤ変速部Aを配置してあ
る。
【0012】ギヤ変速部Aは、入力軸10、伝動軸3
1、第1変速軸13、第2変速軸14、出力軸12の5
軸を備えるとともに、第1シフト軸15、第2シフト軸
16、第3シフト軸17とを備え、高低2段の副変速機
構C、前進1速と後進とを切換可能な正逆転変速機構
D、及び前進2速と前進3速とを切換可能な正転変速機
構Fとを設けて、前進6段・後進2段の変速が可能に構
成されている。尚、伝動軸31はミッションケース2を
貫通して外部に延出されており、その先端部にスプライ
ン加工(図示せず)して動力取出し部42を形成してあ
る。
【0013】副変速機構Cは、スプライン嵌合によって
一体回転状態でシフト可能な小径の低速駆動ギヤ19
と、相対回転自在な大径の高速駆動ギヤ18とを伝動軸
31に外嵌し、低速駆動ギヤ19に咬合可能な大径の低
速従動ギヤ20と、高速駆動ギヤ18に常時咬合する小
径の高速従動ギヤ21とを第1変速軸13に一体回転状
態にスプライン外嵌して構成されている。そして、低速
駆動ギヤ19のシフト操作によって該低速駆動ギヤ19
を、高速駆動ギヤ18の径方向途中部分に形成された内
歯ギヤ18Aと低速従動ギヤ20とのいずれか一方に択
一的に咬合可能としてある。つまり、低速駆動ギヤ19
を低速従動ギヤ20に交合させると低速状態になり、低
速駆動ギヤ19を内歯ギヤ18Aに咬合させて高速駆動
ギヤ18に直結すれば高速状態になる。
【0014】正逆転変速機構Dは、第2変速軸14にス
プライン外嵌される第2シフトギヤ22と、伝動軸31
にブッシュ外嵌されるバックギヤ23と、第2変速軸1
4に遊外嵌される三股ギヤ24とで構成されている。バ
ックギヤ23の小径ギヤ部23bと三股ギヤ24の大径
ギヤ部24aとは常時咬合しており、第2シフトギヤ2
2を図2中で右にシフトさせてバックギヤ23の大径ギ
ヤ部23aに咬合させると後進状態が現出され、第2シ
フトギヤ22を図2中で左にシフトさせると、直接大径
ギヤ部24aに咬合して前進状態が現出される。
【0015】正転変速機構Fは、第1変速軸13中央の
大径部分にスプライン外嵌される第3シフト回転体25
と、第2変速軸14の三股ギヤ24と、第1変速軸13
に相対回転自在にブッシュ外嵌される中駆動ギヤ32と
小駆動ギヤ34とで構成されている。中駆動ギヤ32は
三股ギヤ24の中径ギヤ部24bに、小駆動ギヤ34は
三股ギヤ24の小径ギヤ部24cに夫々常時咬合されて
いる。つまり、第3シフト回転体25を図2中で右にシ
フトして中駆動ギヤ32に咬合させると前進2速(又は
5速)が現出され、第3シフト回転体25を図2中で左
にシフトして小駆動ギヤ34に咬合させると前進3速
(又は6速)が現出される。尚、第2変速軸14端には
ブレーキ26と左右一対のサイドクラッチ27,27が
装備されている。
【0016】次に、変速操作構造について説明する。図
4〜図6に示すように、第1シフトギヤ19を操作する
第1シフター28は第1シフト軸15に、第2シフトギ
ヤ22を操作する第2シフター29は第2シフト軸16
に、そして第3シフト回転体25を操作する第3シフタ
ー30は第3シフト軸17に夫々嵌装されている。各変
速機構C,D,Fは、共にシフト軸方向の押し引きによ
って切換えられる一般的な構造であり、略コ字状の先端
操作部33Aを備え変速レバー33と、先端操作部33
Aに係合して連動移動する操作板35から成る変速操作
連係機構Iにより、変速レバー33の大きな上下揺動に
よって副変速機構Cが切換えられ、その大きな揺動操作
の両揺動端の夫々における十字揺動操作によって正逆転
変速機構Dと正転変速機構Fとを切換えるようにされて
いる。
【0017】詳述すると、第2シフター29の第2被操
作部29aと第3シフター30の第3被操作部30aと
が近接して上下に配置されるとともに、そこから少し下
がった位置に第1シフター28の第1被操作部28aが
配置されている。第1被操作部28aがピン状に形成さ
れるに対し、第2及び第3被操作部29a,30aは一
般的な二股状のものである。そして、第1被操作部28
aが係入される操作板35を第2及び第3被操作部29
a,30aの直後において上下スライド自在に配置する
とともに、先端操作部33Aが操作板35に係入される
状態に配置されている。
【0018】操作板35には2箇所の左右に長い長穴3
6,37と、傾斜溝部分を有した変形の傾斜穴38とが
形成されており、先端操作部33Aの上操作片33aは
上長穴36に、下操作片33bは下長穴37に夫々係入
可能であり、そして、傾斜穴38には第1被操作部28
aが常時係合されている。次に、変速操作の作用につい
て説明する。
【0019】先ず、変速レバー33を下方に大きく揺動
すると、先端操作部33Aが操作板35を上方移動さ
せ、傾斜穴38の下側傾斜辺38bが第1被操作部28
aに接触してこれを図6における右方へ横移動させ、副
変速機構Cが低速状態に切換わり、かつ、下操作片33
bが第2被操作部29aに入り込んだ状態となる。この
とき、上操作片33aはいずれの被操作片にも係合して
いない。それから変速レバー33の左右揺動によって第
2被操作部29aのみが操作され、左に揺動すれば後進
1速が現出され、右に揺動すれば前進1速が現出され
る。
【0020】次に、上記の状態から変速レバー33を少
しだけ上方に揺動すると、下操作片33bが第3被操作
片30aに係合する状態になるが、傾斜穴38左右端の
広い上下方向幅による融通により、第1被操作部28a
は低速状態を維持している。このときでも上操作片33
aはいずれの被操作片にも係合していない。それから変
速レバー33の左右揺動によって第3被操作部30aの
みが操作され、左に揺動すれば前進2速が現出され、右
に揺動すれば前進3速が現出される。
【0021】そして、変速レバー33を上方に大きく揺
動すると、先端操作部33Aが操作板35を下方移動さ
せ、傾斜穴38の上側傾斜辺38aが第1被操作部28
aに接触してこれを図6における左方へ横移動させ、副
変速機構Cが高速状態に切換わり、かつ、上操作片33
aが第2被操作部29aに入り込んだ状態となる。この
とき、下操作片33bはいずれの被操作片にも係合して
いない。それから変速レバー33の左右揺動によって第
2被操作部29aのみが操作され、左に揺動すれば後進
2速が現出され、右に揺動すれば前進4速が現出され
る。
【0022】次に、上記の状態から変速レバー33を少
しだけ上方に揺動すると、図4〜図6に示される状態と
なり、上操作片33aが第3被操作片30aに係合する
状態になるが、傾斜穴38左右端の広い上下方向幅によ
る融通により、第1被操作部28aは高速状態を維持し
ている。このときでも下操作片33bはいずれの被操作
片にも係合していない。それから変速レバー33の左右
揺動によって第3被操作部30aのみが操作され、左に
揺動すれば前進5速が現出され、右に揺動すれば前進6
速が現出される。
【0023】つまり、図5に示すレバーガイド43にお
ける上2箇所の横長シフト経路が副変速機構Cの高速域
Hiに、下2箇所の横長シフト経路が低速域Loに、か
つ、これらの間が中立域Nに夫々相当している。尚、上
述した3個のシフター28,29,30を傾斜穴38が
形成された操作板35を用いることにより、1本の変速
レバー33で合計8段の変速が行える技術は公知であ
る。本願ではその公知技術を、新構造によって所要スペ
ース幅が少なくて済む副変速機構Cを備えたミッション
に採用したものであり、機体幅がコンパクト化されて狭
い畝間での対地作業に好適でありながら、前進6段・後
進2段の変速が行える使いやすいものに構成されてい
る。
【0024】図1に示す副チェーンケース6は、伝動軸
31と兼用の動力取出し部42を利用したものである。
又、副変速機構Cを構成する伝動軸31は、正逆転変速
機構Dのバックギヤ23を支承する機能も兼ねた構造と
してあり、かつ、入力軸10と伝動軸31とは単に1段
減速してあるだけであり、その結果、実質的に伝動軸3
1と、第1及び第2変速軸13,14との3軸という少
ない伝動軸数でありながら、前進6段・後進2段の多段
変速が可能に構成されている。
【0025】図7(イ)に示すように、車軸11には、
畝間の走行に適したV型に車輪を取付け可能としてあ
る。すなわち、ミッションケース2における車軸11を
囲繞するボス部分2Aに、横に行くほど下にさがる状態
の傾斜軸心を有した傾斜筒軸39を回転自在に支承し、
この傾斜筒軸39と車軸11とをボール40を介して連
動回転する状態にしてある。そして、傾斜筒軸39のフ
ランジ41に対して車輪1をボルト連結可能に構成して
ある。従って、図7(ロ)に示すように、車輪1を車軸
11端にロールピンで取付けると通常の2輪仕様にな
り、傾斜筒軸39のフランジ41に取付けるとV輪仕様
になるのである。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーラーの側面図
【図2】走行変速部の構造を示すミッションの断面背面
【図3】車軸伝動部を示すミッションの断面背面図
【図4】ミッションケース形状、及び変速操作部の構造
を示す側面図
【図5】レバーガイドを示す図
【図6】変速操作連係機構の要部を示す図
【図7】車輪の取付け状態を示す作用図
【符号の説明】
2 ミッションケース 4 ヒッチ 11 駆動車軸 13 変速軸 14 変速軸 18 高速駆動ギヤ 18A 内歯ギヤ 19 低速駆動ギヤ 20 低速従動ギヤ 21 高速従動ギヤ 28 第1シフター 29 第2シフター 30 第3シフター 31 伝動軸 33 変速レバー 42 動力取出し部 C 副変速機構 D 正逆転切換機構 E エンジン F 正転変速機構 I 変速操作連係機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にエンジン動力を受ける伝動軸(3
    1)を、かつ、下端部に駆動車軸(11)を備えた縦長
    形状の走行用ミッションケース(2)を、機体前部のエ
    ンジン(E)と機体後部のヒッチ(4)との間に配置し
    てある歩行型作業機のミッション構造であって、入力軸(10)に減速用の小径ギヤのみを設けるととも
    に前記伝動軸(31)に前記入力軸(10)に設けた小
    径ギヤと噛み合う大径ギヤを設けることにより前記入力
    軸(10)と伝動軸(31)とに亘って減速機構を構成
    、前記伝動軸(31)近傍に複数の変速軸(13),
    (14)を配置し、これら伝動軸(31)と各変速軸
    (13),(14)とに亘って、高低2段に切換可能な
    副変速機構(C)と、第1正転と逆転とを切換可能な正
    逆転切換機構(D)と、第2正転と第3正転とを切換可
    能な正転変速機構(F)とを配置することにより、前進
    6段、かつ、後進2段の選択が可能な走行変速部(A)
    を構成し、 前記副変速機構(C)を、正逆転切換機構(D)及び前
    記正転変速機構(F)のいずれに対しても伝動上手側に
    配置し、 前記副変速機構(C)を構成するに、一体回転状態でシ
    フト可能な小径の低速駆動ギヤ(19)と、相対回転自
    在な大径の高速駆動ギヤ(18)とを前記伝動軸(3
    1)に外嵌し、前記低速駆動ギヤ(19)に咬合可能な
    大径の低速従動ギヤ(20)と、前記高速駆動ギヤ(1
    8)に常時咬合する小径の高速従動ギヤ(21)とを前
    記変速軸(13)に一体回転状態に外嵌するとともに、
    前記低速駆動ギヤ(19)のシフト操作によって該低速
    駆動ギヤ(19)を、前記高速駆動ギヤ(18)の径方
    向途中部分に形成された内歯ギヤ(18A)と前記低速
    従動ギヤ(20)とのいずれか一方に択一的に咬合可能
    としてある歩行型作業機のミッション構造。
  2. 【請求項2】 前記伝動軸(31)の先端を前記ミッシ
    ョンケース(2)から突出するとともに、その突出部分
    を作業装置駆動用の動力取出し部(42)に構成してあ
    る請求項1に記載の歩行型作業機のミッション構造。
  3. 【請求項3】 前記低速駆動ギヤ(19)のシフト操作
    が可能な第1シフター(28)と、前記正逆転切換機構
    (D)を切換操作可能な第2シフター(29)と、前記
    正転変速機構(F)を切換操作可能な第3シフター(3
    0)とを設け、前記第2シフター(29)と前記第3シ
    フター(30)とを、変速レバー(33)の十字揺動操
    作によって各別に変速操作可能に構成するとともに、変
    速レバー(33)を、前記十字揺動操作の操作量以上の
    大きな揺動操作によって前記第1シフター(28)を切
    換操作可能に構成し、かつ、その大きな揺動操作の両揺
    動端の夫々において前記十字揺動操作が可能となるよう
    に、前記変速レバー(33)と前記第1〜3シフター
    (28),(29),(30)とを連係する変速操作連
    係機構(I)を備えてある請求項1又は2に記載の歩行
    型作業機のミッション構造。
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