JPH09121604A - 歩行型作業機用ミッションのブレザー構造 - Google Patents

歩行型作業機用ミッションのブレザー構造

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JPH09121604A
JPH09121604A JP28835095A JP28835095A JPH09121604A JP H09121604 A JPH09121604 A JP H09121604A JP 28835095 A JP28835095 A JP 28835095A JP 28835095 A JP28835095 A JP 28835095A JP H09121604 A JPH09121604 A JP H09121604A
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gear
transmission
shift
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Tokio Horikawa
時男 堀川
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H2063/3079Shift rod assembly, e.g. supporting, assembly or manufacturing of shift rails or rods; Special details thereof

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Agricultural Machines (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケースの前後長を短くしてさらに
マスの集中化を図り、より軽快に操縦できる歩行型作業
機を提供する。 【解決手段】 変速部を上部に、かつ、駆動車軸を下端
部に備え、変速部の出力軸と駆動車軸とをチェン連動す
る車軸伝動部を変速部の下方に配置した縦長ミッション
ケース2を、エンジンとヒッチとの間に配置し、変速部
を、ギヤ変速機構と変速操作機構とから構成し、変速操
作機構のシフト軸16をギヤ変速機構の上方に配設す
る。シフト軸16存在部分のケース内空間とケース上面
2aとを直通するブレザー路48を形成し、これのケー
ス内開口部分とギヤ変速機構との間を仕切る隔壁49
を、ケース内に突出したリブで構成して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーラー、管理
機、バインダーといった歩行型作業機に係り、詳しく
は、合理的なレイアウトでもって機体をコンパクト化さ
せることに寄与できるブレザー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型作業機を操縦し易くするには、耕
耘装置等の作業装置が機体後部のヒッチに連結された作
業状態において、ハンドルを極力重心に近い位置から
取り出すとともに、慣性質量を極力重心位置に近づけ
ること、所謂「マスの集中化」が重要である。そこで、
従来の歩行型作業機では、例えば、特開平7‐1004
8号公報に示されたもののように、機体前部のエンジン
と機体後部のヒッチ間に配置されたミッションケースに
ハンドルを取付け、作業装置の非装着時には前バランス
となるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、作業装置の装
着時にあっては、ハンドル支持部であるミッションケー
ス部分において前後バランスがほぼ取れるようにさせる
ものであり、前述したの構造を具現化してある。そこ
で、本発明はの課題に着目し、ミッションケースの前
後長を短くしてさらにマスの集中化を図り、より軽快に
操縦できる歩行型作業機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のための第1発明は、エンジン動
力の入力軸を含む変速部を上部に、かつ、駆動車軸を下
端部に備えるとともに、変速部の出力軸と駆動車軸とを
伝動する車軸伝動部を変速部の下方に配置して成る縦長
形状の走行用ミッションケースを、機体前部のエンジン
と機体後部のヒッチとの間に配置し、変速部を、ギヤ変
速機構とこれを切換操作する変速操作機構とから構成
し、かつ、この変速操作機構におけるシフト軸をギヤ変
速機構の上方に配設し、ミッションケースにおけるシフ
ト軸存在部分のケース内空間部分とミッションケース上
方のケース外部分とを連通させるブレザー路を形成する
とともに、このブレザー路におけるケース内開口部分と
ギヤ変速機構との間を仕切る隔壁を設けてあることを特
徴とする。
【0005】又、第2発明は、ブレザー路をシフト軸の
挿入用孔に開口させ、ミッションケース内空間とブレザ
ー路とを連通する連通路を設けるとともに、その連通路
を、挿入用孔に開口し、かつ、その挿入用孔の長手方向
に沿う状態の溝として形成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】〔作用〕請求項1の構成によると、歩行型
作業機のミッションとして必要な機能である、変速操作
部、変速部、及び車軸伝動部を上下に並べて配置される
ので、ミッションケースを前後に短い偏平形状に構成で
き、従来に比べてエンジンとヒッチとの前後間隔を短く
して前後方向でのマスの集中化を強化できるようにな
る。
【0007】しかしながら、その反面としてミッション
ケース高さが高くなるので、そのケース上部に装備され
るブレザー部とハンドル取付け部との処理が問題になっ
てくる。つまり、前述したようにハンドルの取付け部は
極力重心に近い方が良いから、高さ方向に関しては取付
け位置は低い方が良いことになるので、ハンドル取付け
部を低くすればブレザー部の構成が困難になり、又、従
来通りミッションケース上部にブレザー部を構成すれば
ハンドル取付け部が高くなってしまうのである。
【0008】そこで、シフト軸存在部分のケース内空間
部分とミッションケース上方のケース外部分とを直通さ
せるブレザー路を形成するとともに、このブレザー路に
おけるケース内開口部分とギヤ変速機構との間を仕切る
隔壁を設ける構造としたのである。つまり、直通経路の
ブレザー路とすることで、迷路形状のブレザー路による
従来のケース嵩張りを無くせてケース高さを抑制でき、
かつ、ギヤ変速機構から飛散する油がブレザー路入口に
及ぶのを隔壁によって防ぐことができる。つまり、変速
操作部が変速部の上方に配置される構造を利用すること
により、短絡状のブレザー路を設けてケースを嵩低くし
てハンドル取付け部を低くしながら、油の漏れ出し防止
作用を悪化させることがないのである。
【0009】請求項2の構成によれば、シフト軸に沿っ
たケースの溝を通してケース内空間とブレザー路とが連
通されるから、連通路とブレザー路とによって迷路構造
が構成されることになり、油の漏れだし防止作用が一層
強化されるとともに、そのシフト軸へ積極的に潤滑油が
供給されることにもなる。
【0010】〔効果〕その結果、請求項1又は2に記載
されたブレザー構造では、ハンドルのミッションケース
への取付け位置が高くなることに因る操縦性の劣化を招
くことなく、縦長形状として機体前後長のコンパクトを
図って操縦性をより良好なものにできる歩行型作業機を
提供できた。
【0011】請求項2の構成によるブレザー構造では、
油の漏れだし防止作用の強化、及びシフト軸潤滑作用の
強化が図れる利点が追加される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に歩行型作業機である2輪
型のテーラーが示され、1は駆動車輪、2はミッション
ケース、3は操縦ハンドル、4はヒッチ、5は作業装
置、6は副チェーンケースである。エンジンEが搭載さ
れる載置フレーム7と、ヒッチ4が取付けられた枠フレ
ーム8とは、共にミッションケース2にボルト止めされ
て一体化され、機体フレームを構成している。エンジン
Eからの動力は、ダブルベルト連動機構9でミッション
Mの入力軸10に伝わり、駆動車軸11と作業装置5の
双方を駆動するようにしてある。次に、ミッションMの
構造について説明する。
【0013】図2〜図5に示すように、ミッションケー
ス2の上部にギヤ変速部(走行変速部)Aを備え、この
ギヤ変速部Aの出力軸12と駆動車軸11とをチェーン
伝動する車軸伝動部Bを備えている。そして、出力軸1
2の回転軸心Qと駆動車軸11の回転軸心Pとの2点を
通る基準直線Lが、その下方ほど機体後方に寄るよう
に、ミッションケース2を前倒れ姿勢に設定してあると
ともに、基準直線Lに対する後側にギヤ変速部Aを配置
してある。その結果、ミッションケース2の左側面視形
状は略く字形状を呈しており、エンジンEとミッション
ケース2上部との間の空間にはエアクリーナ45等の補
機類が配置されている。
【0014】ギヤ変速部Aは、入力軸10、第1変速軸
13、第2変速軸14、出力軸12の4軸を備えるとと
もに、第1シフト軸15、第2シフト軸16、第3シフ
ト軸17とを備え、高低2段の副変速機構C、前進1速
と後進とを切換可能な正逆転変速機構D、及び前進2速
と前進3速とを切換可能な正転変速機構Fとを設けて、
前進6段・後進2段の変速が可能に構成されている。こ
こで、副変速機構C、正逆転変速機構D、正転変速機構
F等を総称してギヤ変速機構と称する。
【0015】副変速機構Cは、入力軸10に相対回転自
在に外嵌される伝動回転体18と、入力軸10にスプラ
イン外嵌される第1シフトギヤ19と、伝動回転体18
の従動ギヤ18Aと、第1変速軸13の受動ギヤ20と
駆動ギヤ21を備えて構成されている。第1シフトギヤ
19を図3中で右にシフトさせて従動ギヤ18Aの内歯
部18aに咬合させると高速段が現出され、図3中で左
にシフトさせて第1シフトギヤ19を受動ギヤ20に咬
合させると低速段が現出される。
【0016】正逆転変速機構Dは、伝動回転体18にス
プライン外嵌される第2シフトギヤ22と、第1変速軸
13にベアリング外嵌されるバックギヤ23と、第2変
速軸14に遊外嵌される三股ギヤ24とで構成されてい
る。バックギヤ23の小径ギヤ部23bと三股ギヤ24
の大径ギヤ部24aとは常時咬合しており、第2シフト
ギヤ22を図3中で右にシフトさせてそのギヤ部分をバ
ックギヤ23の大径ギヤ部23aに咬合させると後進状
態が現出され、第2シフトギヤ22を図3中で左にシフ
トさせると、第2シフトギヤ22のギヤ部分が直接大径
ギヤ部24aに咬合して前進状態が現出される。
【0017】正転変速機構Fは、伝動回転体18にスプ
ライン外嵌される第3シフトギヤ25と、第2変速軸1
4の三股ギヤ24とで構成されている。第3シフトギヤ
25を図3中で左にシフトしてその大径ギヤ部分を三股
ギヤ24の小径ギヤ部24cに咬合させると前進3速
(又は6速)が現出され、第3シフトギヤ25を図3中
で右にシフトしてその小径ギヤ部分を三股ギヤ24の中
径ギヤ部24bに咬合させると前進2速(又は5速)が
現出される。尚、第2変速軸14端にはブレーキ26と
左右一対のサイドクラッチ27,27が装備されてい
る。
【0018】次に、変速操作構造について説明する。図
3、図5に示すように、第1シフトギヤ19を操作する
第1シフター28は第1シフト軸15に、第2シフトギ
ヤ22を操作する第2シフター29は第2シフト軸16
に、そして第3シフトギヤ25を操作する第3シフター
30は第3シフト軸17に夫々嵌装されている。正逆転
変速機構Dと正転変速機構Fとは、第2及び第3シフト
軸16,17の軸方向への押し引き操作で切換える一般
的な操作構造であるに対し、副変速機構Cは第1シフト
軸15の回動によって切換える構造である。
【0019】すなわち、図3に示すように、第1シフタ
ー28の筒ボス部28aに展開状態で略Z型の傾斜溝3
1が軸対象位置に一対形成され、この傾斜溝31に嵌入
係合するピン32が第1シフト軸15に一対植設されて
おり、第1シフト軸15の回動によって第1シフター2
8をシフト(スライド操作)可能な傾斜カム機構Gが構
成されている。
【0020】図6〜図9に示すように、上記した第1〜
第3シフト軸15,16,17は1本の変速レバー33
で切換操作できるように構成されている。図2に示すよ
うに、入力軸10と第1及び第2変速軸13,14が3
角配置されるとともに、その上方に3個のシフト軸1
5,16,17も互いに接近する状態で三角配置されて
いる。変速レバー33の操作部33Aを、第1シフト軸
15の後方において左右軸心Xで揺動自在な操作体34
に上下軸心Y回りで揺動自在に支承してあり、結果、変
速レバー33は十字揺動操作自在にミッションケース2
に支持されている。
【0021】操作体34には、第1シフト軸15に装着
される従動ギヤ体35と咬合する駆動ギヤ体36が一体
形成されており、変速レバー33の上下揺動操作角度を
増幅して第1シフト軸15に伝達するギヤ増幅機構Hを
構成している。第2シフト軸16には第2被操作体16
Aが、第3シフト軸17には第3被操作体17Aが夫々
装備され、これらに係合可能な長ピン37と短ピン38
とが板状の操作部33Aの湾曲部分に取付けてある。こ
こで、各変速機構C,D,Fを変速するために、第1〜
第3シフト軸15,16,17等から成る変速操作用の
構造を総称して変速操作機構と称する。
【0022】次に、変速レバー33による変速操作手順
を説明する。先ず、変速レバー33を下方に揺動して、
レバーガイド39における高速域Hiに操作すると、ギ
ヤ増幅機構Hの作動によって副変速機構Cが高速段に切
換わり、さらに上方に揺動すると長ピン37が第2被操
作体16Aを選択し(このとき短ピン38はいずれの被
操作体16A,17Aにも位置していない)、その状態
(図6及び図9の状態)で変速レバー33を左右方向に
揺動操作すれば前進5速か又は前進6速が得られる。こ
の状態から変速レバー33を少し上昇揺動すると、長ピ
ン37が第3被操作体17Aを選択し(このときも短ピ
ン38はいずれの被操作体16A,17Aにも位置して
いない)、その状態で変速レバー33を左右方向に揺動
操作すれば後進2速か又は前進4速が得られる。
【0023】次に変速レバー33を大きく上昇揺動し
て、中立域Nを通り越して低速域Loに操作すると、ギ
ヤ増幅機構Hの作動によって副変速機構Cが低速段に切
換わるとともに、短ピン38が第2被操作体16Aを選
択し(このとき長ピン37はいずれの被操作体16A,
17Aにも位置していない)、それから変速レバー33
を左右揺動することで前進3速又は前進2速が得られ
る。そして、変速レバー33を上限まで揺動すると、短
ピン38が第3被操作体17Aを選択し(図7の状態で
あり、このときも長ピン37はいずれの被操作体16
A,17Aにも位置していない)、それから変速レバー
33を左右揺動することで、前進1速又は後進1速が得
られる。
【0024】第2被操作体16Aの上側と第3被操作体
17Aの下側の夫々には、短ピン38の通過は許容する
が、長ピン37は阻止する突起40,40が形成されて
おり、長ピン37と各突起40,40との接当によって
変速レバー33の上下方向のオバーストロークを規制し
てある。つまり、第2シフター29と第3シフター30
とを、変速レバー33の十字揺動操作によって各別に変
速操作可能に構成するとともに、変速レバー33をその
十字揺動操作の操作量以上の大きな上下方向への揺動操
作によって傾斜カム機構Gを切換操作可能に構成し、か
つ、その大きな揺動操作の両揺動端の夫々において第2
及び第3シフター29,30の選択操作を行う十字揺動
操作が可能となるように、変速レバー33と傾斜カム機
構Gと第2及び第3シフター29,30とを連係する変
速操作連係機構Iが構成されているのである。
【0025】図3に示すように、入力軸10の先端はミ
ッションケース2を貫通して外部に突出させてあり、そ
こにスプラインを形成して動力取出し部(PTO軸)4
4に兼用してある。図1に示す副チェーンケース6は、
この動力取出し部44を利用したものである。又、前述
したように、副変速機構Cにおける低速段を現出させる
ための迂回路(受動ギヤ20と駆動ギヤ21)を支持す
る第1変速軸13が、バックギヤ23を軸支するバック
軸を兼ねた構造としてあり、その結果、入力軸10と、
第1及び第2変速軸13,14との3軸という少ない伝
動軸数でありながら、前進6段・後進2段の多段変速が
可能に構成されている。
【0026】第3シフト軸17の端部には、図5におい
て第3シフター30が最も左側に寄ったシフト位置での
み作用するボール式のデテント機構54を設けてあり、
第3シフトギヤ25と三股ギヤ24の小径ギヤ部24c
との咬合が自然に解除される、所謂「自脱」現象が生じ
ないようにしてある。
【0027】図10、図11に示すように、このミッシ
ョンケース2では、その頂部にラビリンス構造を採らな
いブレザー部Jを設けてある。すなわち、第2シフト軸
16の第2挿入用孔46と、第3シフト軸17の第3挿
入用孔47とを連通し、かつ、ミッションケース上面2
aを貫通する一直線状のブレザー路48を形成してある
とともに、このブレザー路48部分とギヤ変速機構C,
D,Fとの間を仕切る隔壁49を設けてある。又、第2
挿入用孔46には、その軸方向に延びた溝を形成してあ
り、ミッションケース2内空間とブレザー路48とを連
通する連通路50を形成してある。
【0028】隔壁49は、連通路50を十分にカバーす
る程度に亘る縦長さを有したケースのリブ部で構成され
ており、ギヤ変速機構C,D,Fの攪拌作用によって飛
散する油が連通路50に直接及ぶのを防ぐようにしてあ
る。連通路50,50とブレザー路48とは90度直交
する方向に向いており、かつ、隔壁49の作用と相まっ
てラビリンス構造が形成されている。ブレザー路48の
上部は、ケース上面2aに螺着されたブレザーボルト5
1の内部通路で形成されており、ナット52との調節に
よってブレザー路48上端の高さ位置を上下に調節でき
るようにしてある。
【0029】又、第2、第3シフト軸16,17の間に
おけるブレザー路48には、複数のインターロックボー
ル53が配置されており、各シフト軸16,17に形成
された凹入部16a,17aとの共働により、シフト軸
16,17のいずれか一方が中立位置である時にのみ他
方のシフト操作が可能となる二重噛合い防止機構が構成
されている。尚、各凹入部16a,17aは、夫々第
2,第3シフト軸16,17の変速用3位置を決めるボ
ールデテント機構の一部を形成するものである(図5参
照)。
【0030】以上のブレザー構造により、上下方向でミ
ッションケース2の内外を直通する短絡的なブレザー路
48としながらも、油の漏れだしを効果的に防止でき、
かつ、シフト軸16,17の潤滑が行えるとともに、ブ
レザー部Jを設けてことによるケースの嵩張りを必要最
小限度のものとしてある。
【0031】〔別実施形態〕ブレザー路48の下端を、
図10における第2シフト軸16の軸方向で右側位置に
おいて、直接ミッションケース2の内部空間に臨むよう
に形成し、隔壁49と第2シフト軸16との双方によっ
て飛散する油の流入を阻止させる構造としても良い。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーラーの側面図
【図2】ミッションケース形状を示す側面図
【図3】走行変速部の構造を示すミッションの断面背面
【図4】車軸伝動部の構造を示すミッションの断面背面
【図5】変速操作部の構造を示す展開図
【図6】副変速機構の低速状態における変速操作連係機
構を示す側面図
【図7】副変速機構の高速状態における変速操作連係機
構を示す側面図
【図8】変速操作部の構造を示す平面図
【図9】レバーガイドを示す図
【図10】ブレザー路の構造を示す断面側面図
【図11】図10におけるZ−Z線断面図
【符号の説明】
2 ミッションケース 4 ヒッチ 10 入力軸 11 駆動車軸 16 シフト軸 46 挿入用孔 48 ブレザー路 49 隔壁 50 連通路 A 変速部 B 車軸伝動部 E エンジン F ギヤ変速機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動力の入力軸(10)を含む変
    速部(A)を上部に、かつ、駆動車軸(11)を下端部
    に備えるとともに、変速部(A)の出力軸(12)と前
    記駆動車軸(11)とを伝動する車軸伝動部(B)を前
    記変速部(A)の下方に配置して成る縦長形状の走行用
    ミッションケース(2)を、機体前部のエンジン(E)
    と機体後部のヒッチ(4)との間に配置し、 前記変速部(A)を、ギヤ変速機構(F)とこれを切換
    操作する変速操作機構とから構成し、かつ、この変速操
    作機構におけるシフト軸(16)を前記ギヤ変速機構
    (F)の上方に配設し、 前記ミッションケース(2)における前記前記シフト軸
    (16)存在部分のケース内空間部分と前記ミッション
    ケース(2)上方のケース外部分とを直通させるブレザ
    ー路(48)を形成するとともに、このブレザー路(4
    8)のケース内開口部分と前記ギヤ変速機構(F)との
    間を仕切る隔壁(49)を設けてある歩行型作業機用ミ
    ッションのブレザー構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレザー路(48)を前記シフト軸
    (16)の挿入用孔(46)に開口させるとともに、前
    記ミッションケース(2)内空間と前記ブレザー路(4
    8)とを連通する連通路(50)を設け、この連通路
    (50)を、前記挿入用孔(46)に開口し、かつ、そ
    の挿入用孔(46)の長手方向に沿う状態の溝として形
    成してある請求項1に記載の歩行型作業機用ミッション
    のブレザー構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495277B2 (ja) * 1999-09-20 2010-06-30 セイレイ工業株式会社 管理機の変速装置
CN105453745A (zh) * 2015-12-14 2016-04-06 威马农业机械有限公司 带有新型变速箱的微耕机

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