JPS5889196A - インタ−フエロンの精製法 - Google Patents

インタ−フエロンの精製法

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JPS5889196A
JPS5889196A JP56188898A JP18889881A JPS5889196A JP S5889196 A JPS5889196 A JP S5889196A JP 56188898 A JP56188898 A JP 56188898A JP 18889881 A JP18889881 A JP 18889881A JP S5889196 A JPS5889196 A JP S5889196A
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昭 永好
Shizuka Arakawa
荒川 静
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はインターフェロンの新規な精製法に関するも
のである。
この発明者等はインターフェロンの精製法について種々
研究の結果、高収率で高純度のインターフェロンの精製
法を見い出し、さらに鋭意研究の結果、この発明を完成
した。
この発明の方法は、粗製インターフェロン水溶液を強酸
性陽べ、オン交換体で処理し、次いで、得られたインタ
ーフェロン含有分画にトリクロル酢酸を加え、次いで得
られた沈でんをアルカリ水に溶解し、透析後、透析内液
をチオビアン酸カリウム塩析に付し、次いで、得られた
沈でんをアルカリ水に溶解し、ゲル濾過後、得られたイ
ンターフェロン含有分画を限外濾過に付し、次いで得ら
れた限外濾過残留液を多孔性ガラス粒子に接触させ、次
いで多孔性ガラス粒子に吸着したインターフェロンをチ
オシアン酸カリウム溶液で溶出し、次いで得られたイン
ターフェロン含有分画を弱酸性に調整し、生ずる沈でん
をアルカリ水に溶解し、ゲル許過後、得られたインター
フェロン含有分画を限外濾過に付し、次いで得られた限
外濾過残留液を酸エタノール分別法でん法に付し、得ら
れたインターフェロン含有分画を透析することからなる
インターフェロンの精製法である。
この発明の精製法の対象である粗製インターフェロン水
溶液としては、例えば白血球、リンパ芽球様細胞、その
他の樹立株細胞系等のヒトインターフェロン産生細胞の
培養液、マウスインターフェロン産生細胞の培養液、マ
ウスインターフェロン産生臓器のホモジネート、インタ
ーフェロン産生能を付与された微生物の培養液などの他
、これらから部分精製したインターフェロン含有水溶液
が挙げられる。
この発明の精製法で用いられる強酸性陽イオン交換体と
しては、例えばスルホ基、スルホエチル基、スルホプロ
ピル基等のスルホ基を官能基として有する架橋デキスト
ラン、アガロース、セルロースなどが含まれ、その代表
例としては、sp−セファデックスC−25(S P 
−5ephadex C−25、商標、ファルマシア社
製)等のスルホプロピル基を有する架橋デキストランが
挙げられる。−この発明の精製法では、まず粗製インタ
ーフェロン水溶液を上記の強酸性陽イオン交換体で処理
するが、処理に先立ち、粗製インターフェロン水溶液の
pHを弱酸性に、好ましく I/′ipH2〜4に調整
しておくの・が望ましく、次いでこの粗製インターフェ
ロン水溶液を強酸性陽イオン交換体にカラへ式またはパ
ッチ式で接触させ、インターフェロンを強酸性陽イオン
交換体に吸着させる。吸着されたインターフェロンを溶
出することは、該強酸性陽イオン交換体を中性ないしア
ルV71J性の水溶液、好ましくは弱アルカリ性の緩衝
液に接触させることにより行なわれる。
このようにして得られたインターフェロン含有分画にト
リクロル酢酸を加え、インターフェロンを沈でんさせる
。この際、トリクロル酢酸は約2〜5チ最終濃度となる
ように加えれば、インターフェロンは十分に沈でんする
次に生じた沈でんをアルカリ水に溶解する。この際、用
いられるアルカリ水としては水酸化ナトリクム水溶液、
炭酸水素す) IJクム水溶液が繁用される。このアル
カリ水を液性が約pH7〜8になる程度に加えれば、イ
ンターフェロンを含有スる尤ス社容易に溶解する。
次いで得られたイどターフェロン溶液を透析する。用い
られる透析チューブとしては通常の透析用セルロースチ
ューブでよく、透析外液としては約pH7,0〜8.0
程度の緩衝液が繁用され、必要ニ応じ、シュークロース
、マンニトール等の安定剤をこれに含有せしめてもよい
。透析時間は約2〜5チ最終濃度で十分である。
次いで得られた透析内液をチオシアン酸カリクム塩析に
付す。このチオシアン酸カリクム塩析はインターフェロ
ンを精製するためのチオジアジ酸カリウム塩析の通常の
方法と同様にして行なわれる。すなわち、該透析内液に
チオシアン酸カリクムを約0.5M最終濃度となるよう
に添加溶解し、次いで塩酸、硫酸等の鉱酸で液性を約p
H3〜4に調整すると、インターフェロンが沈でんして
くる。
次いで得られた沈でんにアルカリ水を加え、溶解する。
この際のアルカリ水としては水酸化ナトリクム水溶液、
炭酸水素ナトリクム水溶液等が繁用され、インターフェ
ロン含有法でんを溶解するためのアルカリ水の量は液性
が約pH7〜8程度になる程度で十分である。
次に、得られたインターフェロン溶液をゲル濾過に付す
。用いられるゲル一過却としては分子量約1万〜10万
の物質を精製できるゲルであればよく、ゲルの基材上し
ては架橋デキストラン、ポリアクリルアミド、アガロー
ス等か挙げられ、好ましいものとしては、例えば、セフ
ァクリルS −200(5ephacryl S−20
0,商標、ファルマシア社製)等のNI N’−メチレ
ンビスアクリルアミドとアリルデキス′トランの架橋体
が挙げられる。
ゲル涙過剤の平衡化およびゲル濾過剤からインターフェ
ロンの溶出のためには、pH4〜9、好ましくはpH7
〜Bの水溶液が用いられるが、その中でも、例えばシュ
ークロース等の糖類または糖アルコールなどの安定剤を
含有する緩衝液が繁用される。ゲル濾過は高分子物質の
精製に適用される通常のゲル濾過操作法により行なわれ
る。
ゲル濾過後、得られたインターフェロン含有分画を限外
濾過に付す、この際使用される限外濾過膜としては、分
画分子量約5千〜10万程度の多糖類を基材とするもの
が用いられ、その例としては、例えば、ダイアフローメ
ンブレンYM5.YMIO,YM30 (商標、アミコ
ン社製)等の限外濾過膜が繁用される。この限外濾過の
操作は高分子物質の精製に適用される限外濾過の常法に
より行なえばよい。
次いで得られた限外濾過残留液を多孔性ガラス粒子にカ
ラム式またはバッチ式で接触させる。ここで用いられる
多孔性ガラス粒子としては、例えばコンドロールド・ボ
ア・グラス(Controlledpore glas
s) CP G 10 (商標、エレクトロヌクレオニ
クス社製)等が繁用される。多孔性ガラス粒子に吸着し
たインターフェロンはチオシアン酸カリクム溶液により
、溶出される。溶離剤として使用されるチオシアン酸カ
リウム溶H/li pHs〜9、好ましくは約pH13
の液性で0.75 M以上の濃度のチオシアン酸カリク
ムを含有する緩衝液が繁用される。
次いで、得られたインターフェロン含有分画を弱酸性に
調整し、生ずる沈でんを上記と同様のアルカリ永に溶解
する。この溶液を次にゲル濾過に付す。ここで行なわれ
るゲル濾過は前記のゲル濾過と同様にして行なえばよい
ゲル濾過後、得られたインターフェロン含有分画一を限
外濾過に付す、ここで行なわれる限外濾過も前記の限外
濾過と同様にして行なえばよい。
次いで得られた限外濾過残留液を酸エタノ分別法分別沈
でん法に付す。この酸エフノー1分別法でん法とは、例
えば、ジャーナル・オプ・ゼネラル0ピロロジー(Jo
urnal of General Virology
;第39巻第541〜543頁(1978年)記載のケ
イ・カンチル(K、  Cantell )氏により創
案されたインターフ“エロンの部分精製法のことであり
、インターフェロン水溶液にチオジアジ酸力1ノウムを
添加溶解し、次に液性を約pH3,5に調整し、インタ
ーフェロンを沈でんせしめ(チオシアン酸カリウム塩析
)、この沈でんをエタノールに溶解し、得られたインタ
ーフェロンのチオシアン酸カリクム・エタノール溶液の
液性をpH5,5およびpH5,8に変化せしめ、それ
ぞれ生ずる不純物の沈でんを除去し、ついで該エタノー
ル溶液の液性をpH8,0に調整し、インターフェロン
を沈でんせしめ、部分精製インターフェロンを採取する
ことからなる。方法である。上記方法において、チオシ
アン酸カリウム塩析で生じたインターフェロンの沈でん
はかなりの量のチオシアン酸カリクムを含有し、これを
エタノールに溶解せしめることは、例えば、京都府赤十
字血液センター発行の技術情報第3巻第5Jj+(19
78年9月20日発)  行)第26頁右欄の「2.エ
タノールに溶解」の項第1〜第14行に、[あらかじめ
95%エタノールと組織破砕用ワーリングブレングーを
一20°Cのフリーザーで冷却しておく。ロダンカリ塩
析で得られた沈渣を一20℃エタノール4,000m1
!(粗インターフェロンの175量)に溶解する。容易
には溶解しないので沈渣をまず少量の一20℃エタノー
ルでほぐし、ブレンダー(冷却済)で5秒づつ4回計2
0秒程度撹拌し溶解せしめる。理由はさたかでないが、
この5秒4回が重要だと、係の女性はストップクオツチ
を見ながらプレンダのス、イッチを断続していた。」と
記載の通り、容易ではなく、所望のインターフェロンの
チオシアン酸カリクム・エタノール溶液を得るには、こ
の方法では特殊な操作と熟練を要し、インターフェロン
の工業的製造工程として適当ではない。そこで、この発
明者等は従来の酸エタノール分別法の改良について鋭意
研究の結果、上記め酸エタノール分別法でん法において
、チオシアン酸カリウム塩析を行ない、生じた沈でんを
エタノールに溶解させる工程に換え、直接、インターフ
ェロン水溶液を約pH3,5のチオシアン酸カリウム・
エタノ、 −ル溶液に加え(好ましくは滴下し)、イン
ターフェロンのチオシアン酸カリウム・エタノール溶液
を得、この溶液を用いて、上記と同様に分別比でん操作
を行なっても、インターフェロンが精製できることを見
い出した。この方法によれば、特殊な操作および熟練も
要せず、きわめて簡単にインターフ六ロンのチオシアン
酸カリウム・エタノール溶液を得ることができ、インタ
ーフェロンの工業的製造にとって好適な工程である。
酸エタノール分別法でん法により得られたインターフェ
ロン含有分画はさらに透析により精製される。この透析
の操作も上記で述べた透析の操作と同様にして行なわれ
る。
なお、この精製法の上述の全工程はインターフェロンの
失活を避けるため、低温、例えば、4℃で行なうのがよ
い。
次に実施例によりこの発明の詳細な説明する。
なお、実施例中のインターフェロンの活性は、水泡性口
炎ウィルス(Vesicular Stomatiti
sViru8 )と人のFL細胞を用い細胞変性効果(
CPE’)抑制法〔例えば、最新医学!@29巻4号(
1974年)第660〜664ページ参照1で測定した
実施例 (1)ヒトリンパ芽球様細胞[ナマルバ(&malva
)株]の培養液にセンダイウィルスをかけてインターフ
ェロンを産生させた後、pH2でセンダイウィルスを不
活化し、遠心分離して得た粗製インターフェロン水溶液
[蛋白質含量:37.1.i9.インターフェロン総活
性:54.6Xl心6IU、インターフェロン比活性:
 1.47X10”IU/q−蛋白質pH3,5)を4
℃でマクルパイン(Mcllvaine)クエン酸−リ
ン酸緩衝液(pH3,5)で平衡化したsp−セファデ
ックスC−253,6/中に入れ、−夜ゆ′っくりと撹
拌する。この混合液をグラスフィルクーにより4℃で吸
引濾過する。p液はすてる。濾過したsp−セファデッ
クスC−25を平衡化に用いた緩衝液1.8/で2回洗
浄する。p液はすてる。洗浄したsp−セファデックス
C−25にマクルパインクエン酸−リン酸緩衝液(pH
7,8)1.21!を加え、ゆっくりと撹拌する。4℃
で撹拌下、4N水酸化ナトリクム水溶液を滴下してpH
7,8に調整し、2時間ゆっくりと撹拌する。その後4
℃でグラスフィルターにより吸引濾過して、p液を得る
。さらに、濾過したsp−セファデックスC−2jヲマ
クルパインクエン酸−リン酸緩衝液(pH7,8) 1
.2 /を用いて上記き同様の操作で2回溶出し、濾過
する。pH7,8で溶出したP液(4,51りを合し、
これに4℃で撹拌下、70チドリクロロ酢酸346 f
nlを1時間で滴下し5チドリクロロ酢酸濃度となるよ
うにする。その後、1時間、4℃で撹拌し、次いで4℃
、7000 r。
p、 ni、で20分間遠心分離する。得られた沈でん
に4℃で水を加え撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液
を滴下してpH7,0〜7,5に調整して溶解するーこ
の溶解液348 mlをセルロースチューブに入れ、0
.015M塩化ナトリウム含有0. OI Mリン酸緩
衝液(pH7,0,) 30 /で一夜透析する。
透析後4℃+ 9000 r、p、mで20分間遠心分
離し、上清を得る。上清に4℃で水252 meを加え
、全量を600 meにする。4℃で撹拌下、チオシア
ン酸カリウム29.2 yを添加溶解し%0.5Mチオ
ンシアン酸カリクム濃度にする。その後4℃で撹拌下、
IN塩酸をゆっくりと滴下し、pH3,5に調整する。
4℃で1時間撹拌後、4℃、9000r、 p、 mで
10分間遠心分離する。沈でんに4℃で少量の水と飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、撹拌し、IN塩酸ま
たは、IN水酸化ナトリウムでpH7,0〜7.5に調
整する。4℃で1時間撹拌した後4℃、15000 r
、p、mで20分間遠心分゛離して沈でんを除去する。
上清液を、0.5チシュークロース、0.02M塩化ナ
トリクム含有の0.02 Mリン酸緩衝液(pH7,4
)で平衡化したセフアラクリルS−200スーパーフア
イン(5uperfine) 2500 meを2本の
カラム(カラムサイズ:5X=77cInおよび5×5
1 am )を塩化ビニールチューブで接続して作成し
たカラムに2.1me/分の流速でゲル濾過を行う。
通液開始後1549−〜2128−目の溶出液を集める
。これを限外p過膜、グイアフロ−メンブレンy、M1
0 (76M)を用いて4℃窒素加圧下(4Ky/ci
1以下)で限外濾過する。限外濾過残留液量は14.2
−でインターフェロン総活性44.7X 10’ I 
Uを含有し、インターフェロン比活性は1、07 X 
105工U/岬蛋白質、精製度は730倍、回収率は、
81.9%である(以下、この限外濾過残留液を“部分
精製インターフェロン溶液”と称する)。
(2)上記と同様にして精製したインターフェロン含衰
液の凍結(−80℃)試料を37℃の温水中で融解する
。これを10,000 r、p、mで15分間遠心分離
する。−上清液は、84rnlで蛋白質含量819tn
g、インターフェロン総活性2.0X10”工Uを含有
し、比活性(/f2.4X10’IU/■蛋白質である
。上清液を4℃で0. OI Mのリン酸緩衝液(pH
7,2)で平衡化した多孔性ガラス粒子、フントロール
ド・ボア・グラスCPG−10(3s。
A、200〜400メツーシュ+5X22cm)のカラ
ムに、0.5me/分で流す。平衡化に用いたのと同じ
緩衝液(2130d)を用いて、流速2.5−7分で洗
浄した後、0.1 M ) IJス酢酸緩衝液(pH8
,0,3520me)を用イテ流速1ffie/分で洗
浄する。次に0.75 Mのチオシアン酸カリウムを含
む0゜IM)リス酢酸緩衝液(pH8,0,1320m
e )を用いて、流速1me1分で溶出する。溶出開始
後630〜1100mt’の溶出液(470mt’)を
集−める。
これに、4℃撹拌下に、6N塩酸を加えpH3,5とし
た後、30分間撹拌する。ついで、4℃。
7000r、p、mで、30分間遠心分離する。沈でん
に、飽和炭酸水素す) IJクム溶液0.5 me及び
水4 meを4℃で加え、沈でんを溶解する。
この溶解液(4,5me)を、0.5%シュークロース
含有の0.02 Mリン酸緩衝液(pH7,4)で平衡
化シタセファクリルS−200スーパーフアイン(1,
6X90σ、180me)のカラムに、流速・0.15
 me1分で流し、4℃でゲル濾過を行なう。
通液開始後、90.3〜150.5−目の溶出液を集め
る。溶出液を限外濾過膜Y M 10 (43m)を用
いて、4℃で限外濾過して濃縮する。
−20℃でチオシアン酸カリウムを飽和し、IN塩酸で
pH3,5としたエタノール80m1!を、−20℃で
冷却下撹拌する。このチオシアン酸カリウム・エタノー
ル溶液に、限外p過残留液5m/にIN塩酸を加え、p
H3,5に調整した溶液を85分間要して徐々に滴下す
る。−20°Cで20分撹拌後、−10℃〜−5℃、3
000r、p、mで20分間遠心分離する。沈でんを除
き、上清液に、4℃撹拌下0.IN水酸化ナトリウム水
溶液を、115分かけて加えpH5,5とする。4℃で
20分撹拌した後、θ℃3000r、p、mで、20分
間遠心分−離する。沈でんを除いた後、上清液に、4℃
撹拌下0.IN水酸化ナトリクム水溶液を30分間を要
して加え1. pH5,,8とする。4°Cで20分間
撹拌した後、0℃、3000r、p、mで、20分間遠
心分離する。沈でんを除いた後、上清液に、4℃撹拌下
0.IN水酸化ナトリウム水溶液を40分を要して加え
pH8,0とする。4℃で20分間撹拌した後、0℃、
3000r、p、mで20分間遠心分離する。上清を除
いた後、沈でんに、0.5%マンニトールを含む0.0
1 Mリン酸緩衝液(pH7,4)50meを加え、沈
でんを、溶解する。溶解液を、−〇、5%マンニトール
を含む0. OI Mリン酸緩衝液(pH7,4,8j
’)を用いて、4℃で1夜透析する。透析した後の液量
は、52 meで蛋白質含量4、8 WIgインターフ
ェロン総活性13.5×107/工U// を含有し、インターフェロン比?lJ、s X 107
 IU/〜蛋白質であり、上記部分精製インターフェロ
ン溶液からの精製率は117倍で回収率は67.5係で
あり、粗製インターフェロン溶液からのインターフェロ
ンの精製率は19,000倍で、回収率は54.7%で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t+)  インターフェロンを酸エタノール分別性でん
    法で精製する操作において、インターフ1.エロン水溶
    液を、約pH3,5のチオシアン酸カリウム・エタノー
    ル溶液に加え、インターフェロンのチオシアン酸カリウ
    ム・エタノール溶液を得ることを特徴とするインターフ
    ェロンの精製法。 (2)  粗製インターフェロン水溶液を強酸性陽イオ
    ン交換体で処理し、次いで、得られたインターフェロン
    含有分画にトリクロル酢酸を加え、得られた沈でんをア
    ルカリ水に溶解し、透析後、透析−内液をチオシアン酸
    カリウム塩析に付し、次いで、得られた沈でんをアルカ
    リ水に溶解し、ゲレレ許過後、得られたインターフェロ
    ン含有分画を限外濾過に付し、次いで得られた限外p過
    残留液を多孔性ガラス粒子に接舶させ、次いで多孔性ガ
    ラス粒子に吸着したインターフェロンをチオシアン酸カ
    リウム溶液で溶出し、次いで得られたインターフェロン
    含有分画を弱酸性に調整し、生ずる沈でんをアルカリ水
    に溶解し、ゲル濾過後、得られたインターフェロン含有
    分画を限外濾過に付し、次いで得られた限外p過残留液
    を酸エタノール分別性でん法に付し、得らねだインター
    フェロン含有分画を透析することを特徴とするインター
    フェロンの精製法。
JP56188898A 1981-11-24 1981-11-24 インタ−フエロンの精製法 Granted JPS5889196A (ja)

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