JPS588706B2 - モノアゾ染料の製造法 - Google Patents

モノアゾ染料の製造法

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JPS588706B2
JPS588706B2 JP2046679A JP2046679A JPS588706B2 JP S588706 B2 JPS588706 B2 JP S588706B2 JP 2046679 A JP2046679 A JP 2046679A JP 2046679 A JP2046679 A JP 2046679A JP S588706 B2 JPS588706 B2 JP S588706B2
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JP
Japan
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sulfuric acid
lower alkyl
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JP2046679A
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JPS55112266A (en
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古賀新一郎
新谷利塩
伴釼三
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモノアゾ染料の製造法に関するものである。
下記一般式(1) (式中、Xは水素原子、低級アルキル基又はフエニル基
、Yぱ水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は低
級アルコキシ基、R1及びR2は低級ァルキル基、フエ
ニル基又はアラルキル基、R3は低級アルキル基又はフ
エニル基を示す)で表わされる化合物は合成繊維類の青
味染料として用いた場合、堅牢で鮮明に染色することが
できる優れたものであり、先に、本出願人はこのモノア
ゾ染料について特許出願を行なった。
(特願昭52−136447号) 通常、このモノアゾ染料を製造する場合には、下記一般
式(1) (式中、Xは前示一般式(I)と同じ意味を示す)で表
わされる2−アミノー5−ニトロチアゾール類のジアゾ
ニウム塩と下記一般式〔■〕 (式中、Y及びR1〜R3は前示一般式(3)と同じ意
味を示す)で表わされるアニリン類とを例えば、メタノ
ール又は硫酸溶媒中にてカップリング反応させるが、前
示一般式(I)のアニリン類が溶媒に難溶性のため良好
な反応を行なうことは難しい。
特に、硫酸溶媒の場合には、メタノールなどの有機溶媒
に較べ安価で溶媒回収の必要も少ないので好ましいが、
低濃度の硫酸を使用すると前記アニリン類があまり溶解
せず、反応が懸濁状態で進行し、反応率が高くならない
ばかりか得られる染料ケーキがハルッ状のものとなる。
一方、高濃度の硫酸を使用すると前記アニリン類は完溶
し反応率は上昇するが、生成する染料も溶解されること
となり、これを析出させると、やはり得られるケーキは
ハルツ状のものとなる欠点がある。
このように染料ケーキがハルツ状となると沢過操作が良
好にできないばかつか、装置内に染料ケーキが粘着する
ため装置の洗浄操作も面倒となる。
本発明者等は上記実情に鑑み、前示一般式(1)と(n
)の化合物を硫酸溶媒中にてカップリング反応させる方
法につき種々検討した結果、希薄硫酸を使用し、且つ、
ある特定の添加剤の存在下、アニリン類を微細な分散状
態として反応を行なうことにより、反応が良好に進行し
染料の収率も高く、しかも、P過性の良い取扱いの容易
な染料ケーキが得られることを見い出し本発明を完成し
た。
すなわち、本発明の要旨は、下記一般式〔■〕(式中,
Xは水素原子、低級アルキル基又はフエニル基を示す)
で表わされる2−アミノー5−ニトロチアゾール類のジ
アゾニウム塩と下記一般式(I) (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基
又は低級アルコキシ基、R1及びR2は低級アルキル基
、フエニル基又はアラルキル基、R3は低級アルキル基
又はフエニル基を示す)で表わされるアニリン類とをカ
ップリング反応させて下記一般式(I) (式中、X,Y及びR1〜R3は前示一般式〔■〕、〔
■〕と同じ意味を有する。
)で表わされるモノアゾ染料を製造するに当り、溶媒と
して1〜45重量%の硫酸水溶液を使用し、且つ、反応
系内にアルキルエステル型、アルキルエーテル型及びア
ルキルアリルエーテル型より選ばれた少なくとも一種の
非イオン界面活性剤を存在させることを特徴とするモノ
アゾ染料の製造法に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で対象となる前示一般式〔I〕の2−アミノー5
−ニトロチアゾール類としては、例えば,2−アミノー
5−ニトロチアゾール、2−アミノー4−メチル−5−
ニトロチアゾール、2−アミノー4−エチル−5−ニト
ロチアゾール、2−アミノー4−7エニルー5−ニトロ
チアゾールなどが挙げられる。
一方、前示一般式(IDのアニリン類の場合、通常、Y
で示されるハロゲン原子は塩素原子、臭素原子などであ
り、X,Y及びR1〜R3で示される低級アルキル基は
メチル基、エチル基、n−あるいはiso−プロビル基
、ブチル基、ペンチル基などであり、Yで示される低級
アルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
、ブトキシ基などであり、R1及びR2で示されるアラ
ルキル基としては、ベンジル基、β−フエネチル基など
が挙げられる。
これらの化合物の具体例としては、例えば、3−アセチ
ルアミノーN−N−ジ(β一n−ブトキシエチル)アニ
リン、3−アセチルアミノーN−(β−メトキシエチル
)アニリン、2一エトキシー5−グロピオニルアミノー
N−N−ジ(β−メトキシエチル)アニリン、2−クロ
ロー5−アセチルアミノ〜N−N−ジ(β一エトキシエ
チル)アニリン、2−エチル−5−アセチルアミノーN
−N−ジー(β−プロポキシエチル)アニリンなどが挙
げられる。
本発明では上述のような2−アミノー5−ニトロチアゾ
ール類のジアゾニウム塩とアニリン類とを硫酸水溶液中
にてカップリング反応させるが、その際の硫酸濃度は1
〜45重量%、好ましくは5〜40重量%である。
硫酸濃度があまり低いと反応が良好に行なわれず、また
、あまり高すぎると得られる染料ケーキがハルツ状とな
るので好まし《ない。
本発明の硫酸濃度では原料成分のアニリン類は約半分以
下しか溶解されず反応は分散状態で行なわれ、また、生
成する染料もほとんど溶解されない。
本発明では反応系内にアルキルエステル型、アルキルエ
ーテル型及びアルキルアリルエーテル型より選ばれた少
なくとも一種の非イオン界面活性剤を存在させることを
必須の要件とするものである。
本発明の添加剤であるアルキルエステル型の非イオン界
面活性剤は、 一般式 R’−CO+(OC2H4)nOH−(1)(式中、R
4は炭素数8〜18のアルキル基又はアルキレン基を示
しnは10〜30の数を示す)で表わされる化合物であ
り、具体的には例えば、ポリオキシエチレンラウレート
、ポリオキシエチレンオレエート、ポリオキシエチレン
ステアレートなどが挙げられる。
次に、アルキルエーテル型のものは 1 一般式 R4+(OC2H4)nOH・・・・・・・・・〔■〕
(式中、R4は前示一般式(V)と同じ意味を有し、n
は10〜30の数を示す)で表わされる化合物であり、
例えば、ポリオキシエチレンートリデシルエーテル、ポ
リオキシエチレンーセチルエーテル、ポリオキシエチレ
ンーステアリレエーテルなどが挙げられる。
また、アルキルアリルエーテル型のものは、一般式 (式中、R4は前示一般式(1)と同じ意味を有し、n
は10〜30の数を示す)で表わされる化合物であり、
例えば、ポリオキシエチレンーノニルフェノールエーテ
ル、ポリオキシエチレンーオクチルフエニルエーテル、
ポリオキシエチレンーラウリルエーテル、ポリオキシエ
チレンーオレイルエーテルなどが挙げられる。
これらの界面活性剤は例えば、第一工業製薬■、日本乳
化剤(1)なとより市販されているものが利用でき、本
発明の場合、HLBが14〜19のものを利用すると特
に好ましい。
上述のような界面活性剤の使用量は通常、前示一般式(
I)のアニリン類に対して2〜40重量%、好ましくは
5〜20重量%であり、使用量があまり少ないと得られ
るケーキの性状を十分、改善することができず、また、
逆にあまり多すぎると染料の結晶が微細となり沢過性が
低下するので好ましくない。
本発明の反応は通常、−10〜5℃の温度で1〜3時間
程度で行なわれ、前記ジアゾ成分に対するアニリン類の
割合は通常、0,7〜1.3モル倍である。
反応方式は通常、アニリン類を溶解分散させた硫酸水溶
液中に、ジアゾ成分を溶解した硫酸水溶液を攪拌下、滴
下混合する方法が考えられる。
なお、前示一般式CI)のニトロチアゾール類のジアゾ
化は常法に従い、例えば、希釈儲酸溶媒中にて亜硝酸ソ
ーダ又はニトロシル硫酸と−10〜5℃の範囲で反応さ
せることにより容易に処理することができる。
カップリング反応終了後は必要に応じて反応混合物を水
希釈して少量溶解する生成物を析出させ、次いで、常法
によりP過、洗浄、乾燥することにより染料ケーキを得
ることができる。
以上、本発明によればカップリング反応で得られる染料
ケーキがハルツ状でなく沢過性の良好なものである。
したがって、染料ケーキの沢過操作が容易で、また、ケ
ーキが装置内に粘着すると言うこどもない。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例 1 攪拌機を有する10l反応器に18重量%硫酸水溶液1
200g、3−アセチルアミノーN−N−ジ(β−ブト
キシエチル)アニリ7350g、氷1300g及びアル
キルエステル型非イオン界面活性剤(第一工業製薬■商
品名ノイゲンES一160)35g(アニリンに対して
10wt%)を仕込み、これに2−アミノー5−ニトロ
チアゾールのジアゾ化物160gを含有する75%硫酸
水溶液1870gを攪拌下、2時間かげて滴下混合し、
滴下終了後30分間攪拌を続け反応を行なった。
反応中の硫酸濃度は18〜35重量%の範囲であった。
反応終了後、染料ケーキをP過しケーキの性状を観察し
、更に、染料ケーキを洗浄、乾燥して収率を測定し第1
表に示す結果を得た。
実施例2〜9、参考例1〜3 実施例1の方法において、非イオン界面活性剤の種類、
添加量及び硫酸濃度を第1表に示すように代えて同様な
反応を行なった。
注(2)ケーキの性状

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1) (式中、Xは水素原子、低級アルキル基又はフエニル基
    を示す)で表わされる2−アミノー5−ニトロチアゾー
    ル類のジアゾニウム塩と下記一般式(I) (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基
    又は低級アルコキシ基、R1及びR2は低級アルキル基
    、フエニル基又はアラルキル基、R3は低級アルキル基
    又はフエニル基を示す)で表わされるアニリン類とをカ
    ップリング反応させて下記一般式(1) (式中、X,Y及びR1〜R3は前示一般式(I)、〔
    1〕と同じ意味を有する)で表わされるモノアゾ染料を
    製造するに当り、溶媒として、1〜45重量%の硫酸水
    溶液を使用し、且つ、反応系内にアルキルエステル型、
    アルキルエーテル型及びアルキルアリルエーテル型より
    選ばれた少なくとも一種の非イオン界面活性剤を存在さ
    せることを特徴とするモノアゾ染料の製造法。
JP2046679A 1979-02-23 1979-02-23 モノアゾ染料の製造法 Expired JPS588706B2 (ja)

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JPS55112266A JPS55112266A (en) 1980-08-29
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