JPS5871363A - ステンレス鋼を用いた引抜管 - Google Patents

ステンレス鋼を用いた引抜管

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JPS5871363A
JPS5871363A JP16784381A JP16784381A JPS5871363A JP S5871363 A JPS5871363 A JP S5871363A JP 16784381 A JP16784381 A JP 16784381A JP 16784381 A JP16784381 A JP 16784381A JP S5871363 A JPS5871363 A JP S5871363A
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JP
Japan
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drawn tube
stainless steel
less
drawn
hardness
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JP16784381A
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Isao Tomizawa
富澤 勲
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加工性に優れ、時効処理によって硬さが高くな
り靭性に富む析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼
の引抜管に関する。
例えば注射針の引抜管はその機能上可撓性に富み薄肉に
形成する必要があシ、従前の耐食性のばね用ステンレス
鋼を使うと、圧延スピードを低下させ生産性か悪くなっ
たシ、冷間加工後の硬さが400〜480 Hvと高く
以後の成形が困難であり、好ましくない。しかし最近に
なって、冷間加工後の加工性に優れ時効処理による硬さ
上昇に優れたバネ用ステンレス鋼(特開昭5l−141
710)、及び成形加工性、製造性に優れ時効処理によ
る硬さ上昇に優れたばね用ステンレス鋼(特開昭53−
57114)が出願されるに至り、冷間加工後の引抜加
工を施しても硬さ上昇が低く成形加工に富み、時効処理
によってばね鋼本来の硬くて靭性に富む引抜管が可能と
なった。以上の知見に基づいて本発明は、加工性に優れ
弾性に富む引抜管を提供せんとするもので、その要旨と
する所は、重計チにおいて C’ : 0.05%以下 Si:0,5〜3.0% Mn:3.Q%以下 Ni:5.Q〜9゛O% Cr  : 14.0−18.0 % Cu  : 0.5〜3.0% T i: o、a 〜i、o% Ive:1.0%以下 N:0.03%以下 残部:鉄及び不可避的不純物よシなシがっ胤、Nis 
CrおよびCuについては下式に従うA値が43以下の
範囲になる加工性に優れ時効処理による硬さ上昇(C優
れたステンレス鋼を用いた引抜管A=0.70X(Mn
%)+IX(Ni%)+0.60X(Cr%)十〇、7
6X(Cu%)+20.871からなるものである。
各成分の範囲を限定した理由は次の如くである。
C:0.05  %以下について Cはこの含有量が増大すると冷間加工変形能をSi:0
.5〜3.0% Stは時効処理による析出硬化に寄与し、硬さを高める
作用がある。しかし3%を起えるとフェライトの形成の
助長により材質を脆化させ、0.5チ未満では充分な強
度が得られないことがら0.5%〜3.0%に限定した
Mn  : 3.0%以下 胤は多すぎると、母相をマルテンサイト相に変態させる
ことができず強度に影響を与えることから3・0%以下
に限定した。
Ni:5.Q〜9゜0% Ni は5%未満では完全焼入れマルテンサイト相が得
られず、多すぎるとマルテンサイト変態を起さないため
充分な−硬さが得られないので上限を9.0 %に限定
している。
Cr  : 14.0〜18.0 T。
Crは14%以上を含有′すると耐食性を得るが18.
0 %を起えるとフェライトの形成で強度が低下するの
で14.0〜18,0%に限定した。
Cu  : 0.5〜3.0%についてCuは析出硬化
作用があシ、0.5チ以上の含有により硬さ上昇に寄与
し、多量になると、熱間加工性を悪くすることがら3.
0%に限定シタ。
Ti:0.3〜1.0% Ti は0.3%以上の含有にょシNi  とともに金
属間化合物を形成して硬さを上昇させるが、1%を超え
ると表面欠陥が生ずることがあるので0.3〜1.0%
に限定した。
A#  : 1.0チ以下について A2は析出硬化能が大きく金属間化合物を形成し硬さを
上昇させるの1で必要であるが、1.0%を超えると材
料が脆化するので1.0%までとした。
N:O,Q3%以下について Nは含有量が増大すると、マルテンサイト相の変形能を
低下させるので0.03%以下に限定した。
A値:43以下について Mn、 Ni 、 CrおよびCu について上記範囲
内で含有させるが、母相が完全マルテンサイト組織か、
または冷間加工によってマルテンサイト組織になる範囲
はA値が43以下であり、それ以上になるとマルテンサ
イト相に変態させることが妨げられる。従って、本発明
のステンレス鋼どしての機能を保つにはA値が43以下
であることが好ましい。
第1図乃至第3図は本発明に用いられるステンレス鋼(
以下木調とする)と従来鋼(SUS631)(SUS3
01)の機械的特性を比較したもので、冷間加工率に対
する時効処理前後の引張強さ、伸び、硬さを示したもの
である、 図中Aは木調、Bは従来鋼I (SUS631)、Cは
従来鋼II(SUS301)でそれぞれ冷間加工のまま
のもの、A ab B a%C&はそれぞれA、B、C
に時効処理を施こしたもので、AAは480CX’1時
間の処理、Baは4751:X1時間の処理、Caは4
0QCX  1時間の処理を施こしたものである。
尚、表1に試料の化学成分を示す。
による加工硬化が小さく、引抜時の加工量が大きくとれ
加工がやり易いことを示す。また第2図、第3図による
と、時効処理後、本鋼は軽加工領域から高い硬さと高強
度を水上延性も従来鋼と差はない。しかし従来鋼は、強
加工を施した場合のみ硬さの上昇、強度が得られ、その
使用が困難である。即ち、引抜管は引抜抵抗を考慮に入
れるとあまり冷間加工率を高く設定するとダイスの負担
、引抜管への寸法精度の変動を伴なうので、本鋼のよう
な冷間加工率の低い状態で高強度・高硬度を有するのは
引抜管製造にとり好ましい。
しかして本発明の引抜管は、原材料にまず一次引抜加工
が施こされ寸法が整えられる。その上から1050t:
’前後のオーステナイト系ステンレス鋼と同程度の溶体
化処理される。次に二次引抜加工がKされ引抜管の口径
を正確に調整した後、480C×1時間の時効処理を施
こして靭性の優れたステンレス鋼製の引抜管を得る。尚
、完成途中に酸洗い、研摩等の処理が必要に応じて施こ
される。
本発明のステンレス鋼を使った引抜管は、冷間加工によ
る硬さ変化が小さいため引抜加工量を大きく取れ、素材
の種類が少なくなり在庫が少なくてすむ。また加工硬化
が小さいことは加工度の高い製品の製造時の焼鈍回数を
減少することが可能となり、従って工数も減る。また、
本発明の引抜管は、耐食性に優れた強靭な材料で作られ
るので、管の肉厚を薄くしても使用に差支えなく、注射
針に応用すれば管内の口径が大きくなシ液の流れが良好
となる。更に肉厚が薄いために先端の針先の切味が良好
で挿入感が小さく々す、しかも製品の材料が節約できて
経済的になる。
その他の用途として衝撃かがかシ軽量性を必要とするス
ポーツに用いられるラケットのシャフト、ゴルフクラブ
のシャフトにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に用いられるステンレス鋼(本鋼)と従来
鋼(SUS631.5US301)の冷間加工率に灼す
る機械的特性の比較を示し、第1図は時効処理前の本鋼
と従来鋼の硬さ特性曲線、第2図、第3図は時効処理後
の本鋼と従来鋼の硬さ、引張強さ及び伸び特性曲線を示
す。図中Aは本鋼、Bは従来鋼としての5US631、
Cは従来鋼としてのS U S 30 ’1で冷間加工
を施したま虜のもの、添字aはA、B、Cに時効処理を
施こしたものであるO 特許出願人 富 澤   勲 ”’G’y・ 第1図 0 20 40 60 諦肌以オ酬9 0    20    40    60片精g軸e)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重量%において C:0.05%以下 Si:0.5〜3.0% Mn  : 3.Oq6以下 Ni:5.0〜9.0% Cr:14.0〜18.0% Cu  : 0.5〜3.0% Ti:0.3〜1.0% A6  : 1.0%以下 N:0.03%以下 残部二鉄及び不可避的不純物よシなシかつMn 。 NIxCrおよびCu tcついては下式に従うA値が
    43以下の範囲になる加工性に優れ時効処理による硬さ
    上昇に優れたステンレス鋼を用いた引抜管 −A=O8
    70X(Mn%)+IX(Ni%)+0.60x(Cr
    %)+0.76 X (Cu%)+20.871
JP16784381A 1981-10-22 1981-10-22 ステンレス鋼を用いた引抜管 Pending JPS5871363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60152660A (ja) * 1984-01-23 1985-08-10 Nisshin Steel Co Ltd 高硬度マルテンサイト系析出硬化型ステンレス鋼材の製造方法
US4581067A (en) * 1982-11-01 1986-04-08 Hitachi, Ltd. High-strength austenitic steel
JPH06511287A (ja) * 1991-10-07 1994-12-15 サンドビック アクティエボラーグ 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼
JPH07119994A (ja) * 1993-10-28 1995-05-12 Nec Corp リサイクルダクトシステム

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